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「Games Japan Festa 2010」開催

KinectとPS Move対応タイトルに注目が集まる


11月13日、14日 開催

会場:ATCホール(アジア太平洋トレードセンター)

入場料:無料



 日本テレビゲーム商業組合(Games Japan)が主催する、新作ゲームソフトの試遊イベント「Games Japan Festa 2010」が、11月13日と14日に大阪・ATCホールにて開催された。入場は無料。会場には12ブース(うち物販、その他2ブース)が出展。若年層や親子連れを中心に、多くの人がゲームの試遊に訪れた。

 出展タイトルは発売直後のものから、年内・今冬と発売がごく近くに迫ったものが中心。タイトルラインナップは「東京ゲームショウ2010(以下、TGS)」と同じものがほとんどだったが、発売日が近づいているため、製品版やそれに近い感覚で試遊できた。イベントの目玉は発売直前のXbox 360用「Kinect」と、発売直後のプレイステーション 3用「PlayStation Move」という2つのモーションコントローラー。これらの対応タイトルのブースには、世代・性別問わず多くの人が立ち寄り、体全体を使う新たなゲームを体験していた。


会場外にまで連なる行列後方の様子。今年も開場直前には数百人規模の行列となった 先着200名限定で用意されたプレミアムグッズを受け取ったゲームファンたちは、足早にお目当てのブースに向かった



■ 発売直前のKinect専用10タイトルを出展したマイクロソフト

 マイクロソフト株式会社のブースでは、Xbox 360 Kinect専用の10タイトルをプレイアブル出展。各試遊台には遊び方を丁寧に教えてくれるスタッフが配置され、体全身を使う新しい操作体験を誰でも気軽に楽しめた。ブースの作りが体験プレイをしている様子を見物しやすい構造になっており、発売を間近に控えたKinectに興味津々のたくさんの来場者が、プレイ風景を眺めているのが特徴的だった。

 来場者の人気を集めたのが、ボードに乗って激流下りをしたり、自然の中で障害物コースにチャレンジしたりする「Kinect アドベンチャー!」と、サッカー、ビーチバレー、ボウリング、卓球、陸上競技、ボクシングの6種のスポーツを楽しめる「Kinect スポーツ」、体を動かしつつ脳力トレーニングができる株式会社バンダイナムコゲームスの「体で答える新しい脳トレ」、音楽&ダンスゲームに定評のある株式会社コナミデジタルエンタテインメントのダンスゲーム「DanceEvolution(ダンス・エボリューション)」。どちらかといえば、大きく体を動かして楽しむようなタイトルに注目が集まった。

 マイクロソフトの長谷川美樹氏は「Kinect専用タイトルには、体を激しく動かして遊ぶものだけでなく、『Kinect アニマルズ』や『ユアシェイプ フィットネス・エボルブ』のように落ち着いて遊ぶようなものもあります。どちらも体験していただくことで、Kinectが作り出す新しいゲーム体験を実感していただければと思います」とコメント。

 今回、初のプレイアブル出展となった「Kinect ジョイライド」は、ジャンプ台でトリックを決めたり、アイテムやブーストを使ったりしてダイナミックかつ軽快なレースを楽しめるレースアクションゲーム。見えないハンドルを左右に切る動作をすると、画面の車もそれにあわせて左右に動く。「エアハンドル」で車を操作するような感覚といえばいいだろうか。さらにハンドル自体を上下左右に振り回したり腰をひねったりすることで、空中回転やドリフトなどさまざまなアクションが可能。

 試遊台では武器と攻撃のある「バトルレース」モードでスタッフと対戦が行なわれていた。ハンドルもコントローラーも使用しない初体験の操作方法にも関わらず、違和感なくすぐに楽しみ方をマスターできた。また派手なアクションだけでなく、ショートカットやドリフト、ブーストなどのテクニックを駆使して、タイムアタックをするような遊び方もできる。なお製品版には立像を倒してハイスコアを目指す「スマッシュ」や、派手なスタントを繰り出して競う「スタント」など6種類のモードが搭載される。

【出展タイトル】

・マイクロソフト
「Kinect アドベンチャー!」(11月20日発売、「Xbox 360 4GB + Kinect」、「Xbox 360 250GB + Kinect (スペシャル エディション)」、「Xbox 360 Kinect センサー」に同梱)、
「Kinect スポーツ」(11月20日発売、5,880円)
「Kinect アニマルズ」(12月9日発売、5,880円)
「Kinect ジョイライド」(2011年1月20日発売予定、5,880円)

・バンダイナムコゲームス
「体で答える新しい脳トレ」(11月20日発売、6,279円)

・セガ
「ソニック フリーライダーズ」(11月20日発売、6,090円)

・コナミデジタルエンタテインメント
「DanceEvolution(ダンス・エボリューション)」(11月20日発売、5,980円)
「クロスボード7」(11月20日発売、5,980円)

・ハドソン
「DECA SPORTA FREEDOM(デカスポルタ フリーダム)」(12月16日発売、6,090円)

・ユービーアイソフト
「ユアシェイプ フィットネス・エボルブ」(12月9日発売、5,880円)


プレイしている姿も愉快な「Kinect ジョイライド」 ミュージックにのってポーズを決める「DanceEvolution」 体の動きや姿勢をチェックしてくれるフィットネスゲーム「ユアシェイプ フィットネス・エボルブ」
元日本代表主将のラグビー選手・箕内拓郎さんが、大きな手足を動かして「体で答える新しい脳トレ」をプレイ 「ソニック フリーライダーズ」の2人同時プレイ。2人で息を合わせて操作する場面もある



■ SCEはPlayStation Move専用の3タイトルと「グランツーリスモ5」を出展

 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントは、PlayStation Move専用の3タイトル「フリフリ! サルゲッチュ」(12月9日発売、3,980円)と「肉弾」(11月18日発売、3,980円)、「スポーツチャンピオン」(発売中)、そしてつい先日発売日が決定したPS3用オンラインカーライフシミュレーター「グランツーリスモ5」(11月25日発売、7,980円)を出展。それぞれ、製品版に近い状態のタイトルをじっくりプレイできた。

 「フリフリ!サルゲッチュ」は幅広い世代に人気がある「サルゲッチュ」シリーズの最新作。モーションコントローラーをアミやハリセンなどさまざまな道具に見立てて、襲いかかってくるピポサルたちを捕まえるアクションゲーム。これまでの3人称視点から1人称視点へ変化したが、シリーズの明るく楽しい雰囲気はしっかり受け継いでいる。

 「肉弾」は1人称視点の格闘アクションゲームだ。左右の手に持った2本のモーションコントローラを振る動きと速さが反映され、カメラによって頭の位置を感知するなど、PlayStation Moveの性能を活かした操作方法がポイントとなっている。

 人気のドライブシミュレーター最新作「グランツーリスモ5」は、発売日が直前に発表されたこともあって来場者の注目度が高く、真剣な表情で試遊している人が多かった。広報担当者は「お待たせした皆様にできるだけ早くお届けしたいという思いから、発売日の急きょ発表となりました。高いゲーム性や美しいグラフィックスはもちろんのことですが、“車”の楽しさを味わってもらえるゲームになっていると思います。オンラインでは対戦のほか、コミュニケーションの要素もあり、“カーライフ”を体験してほしいと思います。本作をきっかけに、本物のスポーツカーなどに興味を持ってもらえて、車業界が活性化したら嬉しいですね」と語った。


「フリフリ! サルゲッチュ」。これまでピポザルは逃げ回る立場だったが、本作ではプレーヤーに襲いかかってくる 「肉弾」のプレイ風景。プレーヤーが顔の前で腕を構えると画面内のキャラクターもガードの姿勢になっている
「スポーツチャンピオン」は「グラディエーター」を2人でプレイすることができ、家族やカップルで楽しんでいる人が多かった 「グランツーリスモ5」は、発売日が11月25日に決定。やはり本イベントでの注目度も高かった



■ EAにはダイナミックなカーチェイスが楽しめるレースゲームの最新作が登場

 PS3/Xbox 360用「EA SPORTS 総合格闘技」(11月18日発売、各7,665円)とPS3/Xbox 360用カーアクションゲーム「ニード・フォー・スピード・ホット・パースート」(12月9日発売、各7,665円)のほか、発売中のPS3/Xbox 360用サッカーゲーム「FIFA 11 ワールドクラスサッカー」と、現代のアフガニスタンを舞台にした1人称視点シューティングゲームのPS3/Xbox 360用「メダル オブ オナー」の試遊台を出展したエレクトロニック・アーツ株式会社。未発売の2タイトルも製品版を遊べた。

 「EA SPORTS 総合格闘技」は、同社初の総合格闘技を題材にした作品で、米国の総合格闘技団体「STRIKEFORCE」と契約し、吉田秀彦ら日本人ファイター7人を含む有名ファイターを60人収録している。本作は同社のボクシングゲーム「ファイトナイト ラウンド」シリーズのゲームエンジンを改良したものを採用しており、アナログスティックによる直観的な操作でパンチやキックを繰り出せるのが特徴だ。

 「ニード・フォー・スピード ホット・パースート」は、人気カーレースゲームのシリーズ最新作。前作はリアル寄りの路線だったが、本作は同社のアクションレーシングゲーム「バーンアウト」シリーズのスタッフと共同で開発されており、ド派手なクラッシュシーンがセールスポイントのひとつとなっている。スーパーマシンを操るレーサーとなってポリスカーやライバルをぶっちぎるのか、ポリスカーに乗り込んでレーサーを体当たりで捕まえるのか、どちらの立場でも公道を舞台にした派手なデッドヒートを体験できる。


「EA SPORTS 総合格闘技」には複数の総合格闘技団体の選手が収録されている 「ニード・フォー・スピード・ホット・パースート」。高級スポーツカーがポリスカーとして登場するのは、本作ならでは
「FIFA 11 ワールドクラスサッカー」 「メダル オブ オナー」



■ 「A.C.E.」シリーズ最新作がプレイアブル出展されたバンダイナムコ

 バンダイナムコゲームスは2作に絞っての出展。ブースではPSP用「Another Century's Episode Portable(アナザー・センチュリーズ・エピソード・ポータブル)」(2011年1月13日発売、6,279円)と、発売中のDS用アクションRPG「Solatorobo(ソラトロボ) それからCODAへ」をプレイできた。

 「Another Century's Episode Portable」は、さまざまなロボットアニメ作品から参戦した機体で、ハイスピードバトルを繰り広げるロボットアクションゲーム。シリーズ初となる携帯ゲーム機用のタイトルで、プレイできるのは今回のイベントが初となった。爽快かつスピード感あふれるアクションと、人気のロボットを自在に扱える楽しさを携帯ゲーム機で気軽に楽しめる。

 今までのシリーズでは、ストーリーにあわせてミッションを進める方式だったが、本作にはシナリオはなく、自由にミッションを選択して遊ぶスタイルとなった。ミッションをクリアすることで得られるポイントで操作できる機体を購入できる。フィーチャーされたロボットアニメ作品の数は計20タイトルで「機動戦士ガンダム00」、「VS騎士ラムネ&40炎」、「交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい」の3作品が新規に参戦する。

 今回の体験版は、全ての機体を選択できる仕様だったので、機体選択の画面でじっくりと登場ロボットを観察できた。基本的な操作性はシリーズ経験者ならすぐになじめるもので、武器は「弾数制」に変更され状況に応じて好きな武器を使用できる。弾数が減ったときはフィールド上にある「補給ポイント」で回復できるようになっている。


ロボットを操って戦う人気シリーズ「Another Century's Episode Portable」。初となる携帯ゲーム機での展開に、シリーズファンも興味津々 発売中の「Solatorobo(ソラトロボ) それからCODAへ」



■ D3パブリッシャーは人気シリーズが続々登場。“痛車”も注目の的に

 株式会社ディースリー・パブリッシャーは、Xbox 360用の恋愛シミュレーションゲーム「DREAM C CLUB ZERO(ドリームクラブゼロ)」(12月30日発売、7,140円)と、発売中のPSP用「DREAM C CLUB Portable(ドリームクラブ・ポータブル)」、PSP用パチンコシミュレーター「必勝パチンコパチスロ攻略シリーズPortable Vol.2 CRヱヴァンゲリヲン〜始まりの福音〜」(11月18日発売、6,090円)、PSP用歴史系恋愛アドベンチャーゲーム「維新恋華 竜馬外伝」(11月25日発売、5,040円)、人気シリーズのPSP用タイトル「お姉チャンバラSPECIAL(仮題)」(今冬発売予定、価格未定)を出展。

 ホストガールとの恋愛模様を楽しめる「DREAM C CLUB ZERO」は、前作「DREAM C CLUB」の5カ月前という設定で、完全新規のシナリオ、新登場の3人のホストガール、そしてミニゲームの追加など新要素が大幅に盛り込まれている。今回の試遊台はTGSに出展されたものと同じだが、同社の広報担当者は「バナナなどをあーんと口をあけているホストガールに食べさせるミニゲームはこれまで体験していただいた方にも好評です。バナナ以外に、フランクフルトなどもあるんですよ」と、新作のおススメポイントを熱く語ってくれた。

 「必勝パチンコパチスロ攻略シリーズPortable Vol.2 CRヱヴァンゲリヲン〜始まりの福音〜」は、人気のある「ヱヴァンゲリヲン」のパチンコ機種を携帯機で楽しめるタイトル。パチンコ台を研究する目的のほか、レアな演出をじっくり見たいというファンにも人気があるそうだ。

 セクシーな女性キャラクターを操作して襲いくるゾンビを次々と切り倒す剣劇アクションゲーム「お姉チャンバラSPECIAL(仮題)」は、シリーズ初の携帯ゲーム機でのリリースとなる。歴代の人気キャラクターである彩、咲、ミザリー、レイコ、アンナの5名がプレーヤーキャラクターとして使用できるなどなど、これまでのシリーズの集大成的な作品となるようだ。ステージをクリアしていく方式から、受託したミッションをクリアしていくシステムに変更された本作は、TGSと同じバージョンの体験版で、2つのミッションを楽しめた。

 「維新恋華 竜馬外伝」は女性向けの恋愛アドベンチャーゲームで、VRIDGE(株式会社ブリッジ)が開発を手掛けた「幕末恋華」シリーズの最新作。プレーヤーは土佐出身の少女となり、坂本龍馬や高杉晋作、新選組の沖田総司など、実在の歴史上の人物との会話や恋愛を楽しめる。「維新恋華」というタイトルには「明治維新」以外に、「大きく変革する」という意味も込められており、イラストや設定、声優などすべてを一新。今までのシリーズとは違う、濃密で大人向けの恋愛描写や表現が盛り込まれるという。坂本龍馬役に森川智之さん、高杉晋作役に鈴村健一さん、沖田総司には日野聡さんと人気声優が多数起用されており、熱心な女性ファンたちが試遊台のボイスに聞き入っていた。


「DREAM C CLUB ZERO」。「お口あ〜ん」のミニゲームは会場でも注目されていた 「DREAM C CLUB Portable」 「必勝パチンコパチスロ攻略シリーズPortable Vol.2 CRヱヴァンゲリヲン〜始まりの福音〜」。オープニングをじっくる見るプレーヤーも多かった
「お姉チャンバラSPECIAL(仮題)」は「武器の収集なども楽しめる作品になる」という 13日には会場で高杉晋作役の鈴村健一さんが出演するラジオ番組の公開収録があったこともあり、熱心なファンがゲームのボイスを利き逃すまいと耳を澄ませていた 「DREAM C CLUB ZERO」の痛車も展示。初めて痛車を見た人も多かったようで、足を止めて眺めていた



■ アイレムではお待ちかねの「絶体絶命都市4」。3D環境を整えるとよりリアルに

 アイレムソフトウェアエンジニアリング株式会社は、PS3用の2タイトル「絶体絶命都市4 -Summer Memories-」(2011年2月発売、7,140円)とパチンコシミュレーター「パチパラ16 〜ギンギラパラダイス2〜」(11月25日発売、5,040円)、さらに発売中のPSP用トレーディングカードゲーム+シミュレーションゲーム「戦国絵札遊戯 不如帰 大乱」をそれぞれ1台ずつのプレイアブル出展。

 「絶体絶命都市4 -Summer Memories-」は、TGSでは試遊台がオープンできず、最終日にようやく表に出されたものの100名ほどの人にしか遊んでもらえなかったのが心残りだったという。満を持して登場した今回は、3Dメガネをかけて遊ぶ、より臨場感が味わえる形での出展となった。遊べる主人公は4パターン。服装をスーツ、もしくはカジュアルウェアから選び、さらに男女が分かれる。10分間という短い時間でもゲームの楽しさが味わえる箇所を選んで準備した結果だ。同社の酒井氏は「今回は皆さんにしっかり遊んでもらいたいです」と前置きをし、「初のPS3ソフトということで、前作までよりも臨場感や、鬼気迫る感じを楽しんでいただけると思います」と話した。当然2Dでも遊べるが、3Dになるとさらに実感が増すので、「3DTVや5.1chサウンドも用意すると、作品世界がもっとリアルに体感できます。環境を整えて遊んでいただけると嬉しいです」と話してくれた。

 「パチパラ16 〜ギンギラパラダイス2〜」は人気のパチンコシミュレーターシリーズ最新作。PS3になって画面がさらに美しくなり、ホールの雰囲気が増したため、パチンコファンにはたまらない出来となっている。「今作はゲーム性を高くし、ユーザーがより広がるような工夫をこらしています」と酒井氏。2時間以内にどれだけ出玉が増やせるか競う実戦モードでは、攻略中に発生させた演出をカードとしてコレクションでき、得点にも加算される機能が追加されているなど、“パチンコを家で遊ぶ”のに加え、“パチンコのゲームを楽しむ”という点にも重きを置いている。「幅広い方に楽しんでいただける内容になりました。普段パチンコをしない人にもぜひ遊んで欲しいです」という。

 会場では「戦国絵札遊戯 不如帰 大乱」のユーザーがたくさん集まってくれたためか、ユーザーたちのトーナメント戦も開催された。手作り感満載のイベントを通じ、同じゲームファン同士の交流も生まれていたようだ。


「絶体絶命都市4 -Summer Memories-」は3Dテレビでの出展。写真では迫力が伝わらないのが残念だ パチンコをしない人にも遊んでほしいとの想いが詰まった「パチパラ16 〜ギンギラパラダイス2〜」。パチンコの攻略にも役立ちそうだ 発売中のトレーディングカードゲーム「戦国絵札遊戯 不如帰 大乱」



■ 話題作、超大作が続々登場のセガブースには長蛇の列

 株式会社セガのブースには、PSP用の3タイトル「ファンタシースターポータブル2 インフィニティ」(2011年2月24日発売予定、UMD版5,040円、ダウンロード版4,500円)、「シャイニング・ハーツ」(12月16日発売、UMD版6,279円、ダウンロード版5,600円)、「戦場のヴァルキュリア3」(1月27日発売、UMD版6,279円、ダウンロード版5,600円)と、Xbox 360用「電脳戦機バーチャロン フォース」(12月22日、限定版10,290円、通常版6,090円)の4タイトルのほか、株式会社アルヴィオン、株式会社チュンソフト、さらにTake-Two Interactive Japanの既発売タイトルであるPS3/Xbox 360用「MafiaII」も加えた計8タイトルが並んだ。完全新作や話題の続編も多く、試遊台には100分以上の待ち時間が発生するなど、各タイトルに行列ができた。

 王道のファンタジーRPGとコミュニケーションゲームが融合した、期待の新作「シャイニング・ハーツ」はTGSでの試遊版をさらにブラッシュアップ。イベントや村での生活が味わえるモードが追加されたバージョンを出展した。担当者は「Tonyさんのキャラクターも人気ですし、神谷浩史さんをはじめ豪華な声優さんが登場するのも魅力です。物語のカギとなるキャラクターとして水樹奈々さんにも出演していただきますのでお楽しみに」と話してくれた。

 「ファンタシースターポータブル2 インフィニティ」はTGSと同バージョンを出展。さまざまな種族・職業で構成された4人のパーティーで協力して冒険できる試遊台が2パーティー分の8台準備された。人気作の続編で、現在徐々に情報が出ているところだけに、90分を超える待ち時間ができた。エヴァンゲリオンやVOCALOIDなどとのコラボアイテムが既に発表されているが、今後もあっと驚くようなタイアップの発表が準備されているという。新作の魅力については、ロビー機能の強化によってよりコミュニケーションが楽しめるようになる点や新種族「デューマン」の追加、“転生システム”の搭載により自キャラを転生させて再度レベルアップが楽しめるようになる点など、その名の通り無限(インフィニティ)に遊べるような工夫がほどこされている。水樹奈々さんが声優をつとめる「ナギサ」など、NPCキャラにも期待して欲しいとのことだった。

 「戦場のヴァルキュリア3」は現在配信中の体験版と同内容での出展。「電脳戦機バーチャロン フォース」はほぼ製品版が出展され、ツインスティックを使ってのプレイが体験できた。

 アルヴィオンはDS用「プーペガールDS2 〜スウィートピンクスタイル/エレガントミントスタイル〜」(12月16日発売、限定版各6,400円、通常版各4,800円)を出展。好評だった前作を受け継いだ第2弾は、スウィートなコーデが楽しめるものと、スタイリッシュなスタイルのアイテムが多いものの2バージョンでの展開になる。アイテムが前作の2,000個から一気に3倍の6,000個となったほか、タイアップブランドが「JILLSTUART」など7社に増え、さらに辻希美さんなどの芸能人ショップも登場する。2つ用意された試遊台には女性を中心に多くの人が訪れ、真剣に着せ替えやコーディネートを楽しんでおり、60分程度の待ち時間が発生することもあった。

 Take-Two Interactive Japanが発売中のCEROレーティングZの「MafiaII」は、プレイ画面がカーテンで隠されたブースでの出展。発売直後の注目作にも関わらず、熱心なファンが集った。広報担当者は「海外にはいいゲームがたくさんあります。日本の市場にどんどん海外の面白いゲームを伝えてたいですね」と熱い想いを語ってくれた。

 チュンソフトはDS用ソフト2本「不思議のダンジョン 風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイス」(12月9日発売、6,090円)と「ぞんびだいすき」(2011年1月20日発売、5,040円)を各2台の試遊台で出展。

 “ぞんびぞろぞろアクション”と銘打った「ぞんびだいすき」は初のプレイアブル出展。大量のぞんびを操作して街を襲撃し、人間に奪われた“たいせつなもの”を取り返す。基本操作はタッチペンで行なう。画面上の大量のぞんびたちを操って、敵を襲ったり、宝物を回収したりとミッションを進めていく。アクションだけでなく、自分の牧場でぞんびを育成するモードも用意されている。

 試遊では、1つずつアクションを覚えながら遊び方をマスターし、襲ってくる敵(人間)を全滅させるところまでのアクションパートが体験できた。基本的にはぞんびたちは本能のままに物を壊し、人を襲うため、効果的に敵に対して誘導してやるのが当面の目標。ぞんびたちを○で囲んで誘導したり、特定のぞんびを移動させたり、素早いタッチペン操作でぞんびを走らせたりと命令を与えるほか、神の視点で戦闘の手助けも行なう。チュートリアルがしっかりしているので、基本操作はすぐにマスターできる。最初はゾンビが人を襲うという設定に違和感があったものの、次第にかわいらしく見えてくるぞんびに知らぬ間に感情移入し、攻撃する人間を殲滅したいような気になってしまうから不思議だ。

 チュンソフトの廣葉氏は「ぞんびを主人公に据えるという発想の転換で、面白いゲームができたと思います」と話す。かわいらしいぞんびと、わかりやすい操作、育成モードなどを通じて女性にも遊んでもらいたいとの思いもあるようだ。「前半は誰でも気軽に遊べますが、後半はかなり歯ごたえのある難易度になっていますので、しっかり遊びたい方にも満足していただけると思います」という。クスッと笑える小ネタなども随所に仕込まれているそうで、同社のファンの人にも満足してもらえる仕上がりになっているという。

 「不思議のダンジョン 風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイス」は、TGSとは違うバージョンでの出展。過去の塔、現在の塔に加え、未来の塔と呼ばれるダンジョンにも挑戦できるようになっていた。今作の魅力について廣葉氏に尋ねると「対戦協力プレイです」との答え。普段どおりじっくり1人でダンジョン探索を楽しむほかに、2人で同じダンジョンに入り、対戦や協力プレイができるという。注目タイトルだけに、多くの人が列をなし常時30分〜1時間の列ができていた。


豪華声優陣の起用も話題の新作「シャイニング・ハーツ」はヘッドホンで声を確認しながらプレイできた 「ファンタシースターポータブル2 インフィニティ」は4人パーティーでの協力プレイを体験 「戦場のヴァルキュリア3」は11月9日から配信開始された体験版と同じ内容が試遊できた
ツインスティックを使っての試遊台が設置された「電脳戦機バーチャロン フォース」。入手困難なツインスティックに触れられる貴重な機会でもあった 2バージョンで発売される「プーペガールDS2 〜スウィートピンクスタイル/エレガントミントスタイル〜」。小さな子供でも直感的に遊べる敷居の低さも魅力のひとつ 発売されたばかりの「MafiaII」はカーテンの中でのプレイ。発売中にもかかわらず60分待ちの列を形成

「不思議のダンジョン 風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイス」は4と同時進行で開発を進めていたため、準備も万端だという。「過去」、「現在」、「未来」の3つの塔にチャレンジできた ぞんびを操り人間を襲う「ぞんびだいすき」、シュールだけれど可愛らしい世界観は女性人気も高かったようだ



■ 完全新作のハイスピード推理アクションに注目が集まるスパイク

 株式会社スパイクはPSP用の2タイトル「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」(11月25日発売、5,229円)と「喧嘩番長5 〜漢の法則〜」(2011年1月27日、5,229円)を各2台の試遊台で出展。PS3/Xbox 360用「Dragon Age: Origins」(1月27日発売、各8,190円)とPS3用「侍道4」(今冬発売予定、価格未定)は映像のみの出展となった。

 推理アドベンチャーとアクション要素を掛け合わせたハイスピード推理アクション「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」は、既に配布されている体験版と同内容での出展だが、独自の世界観や個性的なキャラクタに注目してか、多くの人が足を止めていた。

 試遊では主人公が放り込まれることになる不思議な学園の概要と、1つ目の殺人事件の捜査パート、学級裁判が途中まで体験できた。作品の世界観や、推理とダンガンを使ったアクションがどのようなものかが味わえる設計だ。広報の畔上氏は、「久々のオリジナルタイトルですから気合が入っています。体験版も高評価をいただいています」と説明。体験版では推理とアクション要素の難易度はそれぞれEASYとHARDから選ぶようになっているが、製品版にはさらに難易度を落とした「VERY EASY」的なモードも追加されることも教えてくれた。推理、もしくはアクションが苦手な人でも安心して遊べそうだ。

アクションと推理ゲームが融合した「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」。物語のカギとなるキャラクター「モノクマ」の声は大山のぶ代さんが担当。声を聞いて、自然と足が止まる人も多かった 「喧嘩番長5 〜漢の法則〜」は小気味のいいタンカバトルはもちろん健在。過去シリーズをさらにパワーアップしての登場だ



■ ユーザー同士で楽しむ企画「みんなでポケモンを遊ぶオフ会」も

 そのほかの出展としては、株式会社レベルファイブがDS用「二ノ国 漆黒の魔導士」(12月9日発売、6,800円)をプレイアブル出展。注目度の高いタイトルだけに、9台と多くの試台があったにも関わらず長蛇の列ができていた。出展されたのはほぼ製品版。ゲームは魔法指南書「マジックマスター」を見ながら、「ルーン」と呼ばれる紋章をDSのタッチペンで描き様々な力を発動する。今回のバージョンはTGSに出展されたものに比べて、触り心地などの部分がより洗練された内容に進化したという。

 株式会社アスキー・メディアワークスは、PSP用対戦格闘アクション「とある魔術の禁書目録」(2011年1月27日発売、限定版9,429円、通常版6,279円)を試遊台2台で展開。また同社の人気アニメタイトルを多数映像で流した。

試遊台は9台あったが、長蛇の列ができたレベルファイブブース。「二ノ国 漆黒の魔導士」への期待の高さがうかがえる。プレゼントのトートバッグも人気 人気アニメを多数送り出しているアスキー・メディアワークス。ゲームの試遊台以外に、アニメの情報を流す映像出展も

 また本イベントで初めての試みとして、ユーザ主催のゲーム交流会「田下広夢のみんなでポケモンを遊ぶオフ会in大阪」のコーナーを会場に設置。DS用ソフト「ポケットモンスターブラック・ホワイト」をユーザーが持ち寄り、すれ違い通信や、交換・対戦など各自が思い思いに楽しめるスペースだ。

 主催の田下氏は「今回のポケモンは通信機能が優れているのが特徴です。個人で遊ぶのも面白いのですが、大人数で遊んだら面白いのではないかと思い、東京などで実際に場所を設定して実施している企画です」と話す。関西でも実施して欲しいというユーザーの声を受けた今回のイベントでも、30人ほどの人々が入れ替わり立ち替わりブースに座り、ソフトを通じての交流だけでなく会話を交わすなど、リアルな交流も楽しんでいた。田下氏は「ゲームを売って終わりではなく、ゲームを使ってどう楽しむかというのが今後大事になってくる気がします」とも語る。新たなコミュニケーションの形として、今後広まっていくのかもしれない。

ユーザーがDSとソフトを持ち寄って参加する、完全ユーザー参加型イベントを初実施 1人での参加以外にも、家族全員で参加する姿も。家族内の交流から外の世界へと、ゲームを通じてコミュニケーションの輪が広がっている



■ 関西でゲームファンが集う貴重な機会。規模や出展ブースの拡大に期待


 第9回を迎えたイベント「Games Japan Festa 2010」。どのブースも行列こそあれ10分程度はプレイでき、発売前後のゲームがしっかり体験できる関西では嬉しい機会として、しっかり定番化してきた。集客も上々で、大阪では当日さまざまな注目イベントが重なったにも関わらず、昨年と同程度の人が詰め掛けていた。列に並んでゲームを遊ぶだけでなく、「みんなでポケモンを遊ぶオフ会」や一部ブースで行なわれた参加型イベント、マイクロソフトの見ているだけで楽しめるような出展形態など、ファンが参加できるイベントや、同じゲームファンと交流できる機会が増えているのにも注目したい。今後この潮流が加速するような気もしている。

 発売間近のゲームを遊べるのは実際のゲーム選びという点では嬉しいのだが、イベントやリアルな情報が絶対的に不足している関西のファンにも、もっとさまざまなゲームや情報を見せて欲しいという思いもある。遊べるに越したことはないが、映像出展だけでも構わない。ゲームファンが多く集う機会はあまりないのだから、こんな時にこそもっと情報をと思ってしまうのだ。

 残念だったのは出展ブースとタイトル数の少なさ。昨年は出展していたカプコンやスクウェア・エニックスの姿もなく、パワーダウンの感は否めない。今年も十分に楽しめたとは思うが、来年はよりボリュームアップと、ユーザ参加型イベントの増加を期待したい。

(2010年 11月 15日)

[Reported by 山科明之進/南奈実]