カプコン、PSP「モンスターハンターポータブル 3rd」

「渓流」などゲームの舞台となるフィールドの情報を公開


12月1日 発売予定

価格:5,800円

CEROレーティング:C(15歳以上対象)



 株式会社カプコンは、12月1日発売予定のPSP用ハンティングアクション「モンスターハンターポータブル 3rd」の新情報を公開した。

 今回公開されたのは、狩りや採集の舞台となるフィールドとして「孤島」、「砂原」、「水没林」、「凍土」、「火山」、「渓流」の6カ所の特徴となっている。

■ 孤島

 起伏に富んだ森、海を見渡す切り立った崖、光の届かない暗い洞窟。穏やかで安定した気候で、島のほとんどが森林地帯。また豊富な水場もあることから作物が豊富に育つ環境下にある。これら豊かな自然の恵みが多種多様なモンスターが集まる場所となる。


起伏にとんだフィールド「孤島」のキャンプ地点獣人モンスターに遭遇。執拗にハンターを追いかけているようだが……ツタを使って断崖絶壁をよじ登るハンター。頂上では絶景が見られるかもしれない
孤島には、さまざまな種類の生物が生息しており、虫捕りや採掘などができる場所も多い。
【昼】【夜】
寒暖の変化はなく、狩猟しやすい。素材の採集にも適している場所と言えるだろう



■ 砂原

 気温が高く乾燥した地域にある狩り場。しかし、荒涼とした死の土地ばかりではなく、少ないながらも植物が根づき、多様な生態系を形成している。砂原に照りつける陽射しは厳しく、日中の狩りでは暑さに対する備えは欠かせないだろう。また、夜は気候が一変するフィールドでもある。


砂原の奥には、暑く乾燥した砂漠地帯がある。そこでは、「デルクス」が仲間と群れて砂の中を泳いでいる草原、オアシス、泥湿地などの水気のある場所と、砂漠や干ばつでひび割れた不毛の土地などの乾燥した場所が混在する環境への適応能力の高いジャギィの群れも、砂原を生息域としている
岩場にできた洞窟の中までは灼熱の陽光も届かない。一息つきながら採集に精を出すのもいいだろう。砂原特有のアイテムを入手できるかもしれない
【昼】【夜】
奥へ進むとたどり着く砂漠地帯は、日中は灼熱の場所と化すため暑さから身を守るクーラードリンクの準備が必要。しかし、夜になると凍えてしまうほど寒くなるためホットドリンクが必須となる



■ 水没林

 熱帯の湿地に広がる、複雑な生態系を持つ奥深い森林。大半の領域が浅い淡水に没しているが、上流から絶え間なく豊富な水が流れ込み続けるため、点在する川や湖が枯れることはない。高い気温と湿度が過酷な反面、モンスターや多種多様な菌類、植物たちにとっての大いなる楽園でもある。


降水量が多く、足元まで水が溜まっているエリアもある洞窟らしき場所の入り口を発見!?入ることはできないが、遺跡らしき建造物も見られる
高温多湿の環境が、豊富な菌類やキノコ類を生み出す。水没林でしか入手できない鉱石もあるようだ。
【昼】【夜】
雨が降っていることが多く、いつもじめじめとしているフィールド。夜になると雨は止み、幻想的な星空を見ることができる



■ 凍土

 吹雪の荒れ狂う極寒の地。1年を通じて土壌が凍りつき、植物にとっても動物にとっても非常に過酷な環境となっている。それゆえ、生息するモンスターも独自の進化を遂げたものが多く、希少な素材を求めるハンターたちからは有用な狩り場とみなされているようだ。

 崩れた氷を浮かべた大河や針葉樹の森が広がっているが、中でも特筆すべきは巨大な洞窟の数々である。豊富な鉱物資源のみならず、古いモンスターの死骸が凍結したまま残っている場所も発見されており、一部には“モンスターの墓場”などと呼ぶ者もいるらしい。


洞窟を抜けると白銀の世界が広がっている凍土には、数々の洞窟が存在する。洞窟の中には、モンスターの巣と思われる場所もある過酷な場所で生き抜くモンスターたち
モンスターの骨と思われる素材を採取できるほか、岩場ではさまざまな鉱石も採れる。凍土という厳しい環境が、貴重な素材を生み出しているのかもしれない
【昼】【夜】
大地が凍結しているため当然寒く、狩りや採集を行なうにはホットドリンクが必須。極めて凶暴なモンスターが巣を作っているエリアも隠されているという



■ 火山

 太古の昔より手つかずの森の中にそびえたつ、何者も寄せつけない炎の山。その活動は、今まさに最盛期を迎えており、絶え間なく噴火が観測されているという。

 生きて帰ることすら困難な危険地帯である一方、溶岩によって変成した希少鉱石の宝庫であり、またこの地方でしか出会えないモンスターたちの生息域でもある。そのため命知らずのハンターたちの中には、自ら火山での狩りを希望する者も多いらしい。


火口から噴き出るマグマの勢いは衰えることがない突然、地面から高熱ガスが噴き出してくることもある麓付近では、森や湖が確認されており、そこでは暑い気候が生み出す独特の素材が採集できるようだ
火山の火口付近では、豊富な鉱石を採掘可能。火山ならではの鉱石や古代の遺物などを入手できるだろう。また、麓の森では、アプトノスなどの草食モンスターも生息しているらしい
【昼】【夜】
暑さ対策としてクーラードリンクが必須。マグマの噴き出す場所の一部には、立っているだけでダメージを受けてしまう足場もある。ダメージを軽減できるスキルを身に付けることが重要となりそうだ



■ 渓流

 ユクモ村の近隣にあるフィールド。高地にあるキャンプから、美しい渓流が流れる谷を挟んで、向かい側の山地までを見渡せる。かつてはこの地にも集落があったが、現在は誰も住んでいない。今でも、平野部には住居跡や廃船が見られ、山間部には朽ちた吊り橋や社(やしろ)の跡などを見ることができる。

 緑が豊かで、水源も豊富なため、多くの動植物たちが生態系を構成している。植物の中では、木材が非常に良質な事で知られる。


色鮮やかな景色、豊富な水源が特徴的なフィールドジャギィの群れを避けつつ卵を運ぶハンター石柱が並ぶ鍾乳洞。緑が広がる渓流も場所によってさまざまな情景を見せてくれる
渓流の樹木は、長い年月をかけてしなやかで頑丈な木に育つと言われている。ここで入手できる「ユクモの木」は、素材としても価値が高い。ほかにも、渓流ならではのアイテムや特産物を採集できる

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※画面写真は開発中のものです。

(2010年 11月 12日)

[Reported by 中野信二]