スクエニ、PSP「タクティクスオウガ 運命の輪」
騎士団全体を1つの戦力としたユニット育成システムを導入


11月11日 発売予定

価格:5,980円(UMD版)
   4,980円(DL版)

CEROレーティング:B(12歳以上対象)


 株式会社スクウェア・エニックスは、11月11日発売予定のPSP用シミュレーションRPG「タクティクスオウガ 運命の輪」の新情報を公開した。

 今回公開されたのは、「ナイト」、「ルーンフェンサー&ヴァルキリー」、「ニンジャ&クノイチ」の3種類のクラスの特徴。さらに、騎士団全体を1つの戦力とした新たな育成システムやバトルで取得したスキルポイントを使って習得できる「スキル」の情報となっている。

■ ナイト(Knight)

 高い防御力と一部の回復魔法を武器に、アタックチームの盾として最前線で活躍できる花形クラス。敵の行く手を阻む壁としても、戦闘には欠かすことのできない頼れる存在だ。

■ ルーンフェンサー&ヴァルキリー(Rune Fencer&Valkyrie)

 いくつかの攻撃魔法や回復魔法を習得できる上に、槍や剣などの扱いにも長ける魔法戦士。前衛として積極的に攻撃を仕掛けることも、後衛として魔法で仲間をサポートすることもできる。男性をルーンフェンサー、女性をヴァルキリーと呼ぶ。

■ ニンジャ&クノイチ(Ninja&Kunoichi)

 素早さが非常に高く、その機動力を活かして前衛、後衛を問わず幅広く活躍できるクラス。彼らが使用する「忍術」は、さまざまな式鬼を操って離れた敵にも技を繰り出すことができる。男性をニンジャ、女性をクノイチと呼ぶ。



■ 騎士団の育成

 本作では、騎士団全体を1つの戦力としたユニット育成システムが構築されている。「ユニット個々の育成」という概念から「主人公(プレーヤー)の率いる騎士団全体の育成」へと視野を広げ、新たな育成システムとして生まれ変わっている。

各ユニットはバトルに勝利することで、騎士団としての経験値を獲得できる。経験値は、バトル終了時に生き残っているユニットのクラスへと割り振られる。各クラスは、経験値が一定の数値に達するとレベルアップする本作でのレベルは、騎士団内の各クラス単位での強さを示す。クラスのレベルが上がることにより騎士団全体が強化されていくクラス単位の育成システムにより、新たに雇用したユニットでもクラス次第では即戦力となる。これにより、出撃メンバーを固定することなく、幅広い戦術でバトルを楽しめる


■ スキル

 本作からの新要素となる「スキル」は、各ユニットがバトルで獲得したスキルポイントと引き換えに習得できるさまざまな特殊能力。1度習得したスキルは、ほかのクラスにクラスチェンジしても使えるものが存在する。同じクラスでも、セットするスキルによって各ユニットごとに異なる特徴を持たせることができる。

 スキルには、「サポートスキル」、「アクションスキル」、「コマンドスキル」、「スペシャルスキル」の4つのタイプが用意されている。

バトルに出撃させたユニットは、バトル終了時にスキルポイントを獲得できる。獲得したスキルポイントは、さまざまなスキルを習得する際に使用するスキルは、ユニットごとにセットすることで効果を発揮する。セットできるスキルの数には上限があるため、どれをセットするかでユニットに個性を出せる一部のスキルは、バトル中に使用すると熟練度が上がり「スキルランク」がアップする。片手剣、斧、弓などの武器学系のスキルについては、スキルランクが上がることで攻撃力が上がったり、各武器固有の「必殺技」を習得できる
【サポートスキル】
サポートスキルは、セットするだけで常に効果を発動。攻撃力の強化など、さまざまな支援効果を得られる。中には、攻撃を仕掛けられた際にカウンターを繰り出したり、弓の軌道を確認できるなど特殊な効果を持つものもある
【アクションスキル】
ユニットにセットすることにより、バトル中の「スキル」コマンドから実行可能となるスキル。このタイプに属するスキルは、TP(タクティカルポイント)を消費して発動する。次のAT時の攻撃を必ずクリティカルヒットにするスキルなどがある。TPは、バトル中の行動などによって徐々にたまっていくようだ
【コマンドスキル】
ユニットにセットすることで、バトル中の「行動」コマンドから実行できるサブコマンドが増える。コマンドスキルには、クレリックの「神聖魔法」やニンジャ&クノイチの「忍術」などがある
【スペシャルスキル】
一部の種族のみが身に付けることのできる特殊なスキルで、バトル中の「行動」コマンドから実行する。スペシャルスキルを習得できる種族については、今後改めて明らかにされる

(C)1995,2010 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
※画面は開発中のものです。

(2010年9月30日)

[Reported by 中野信二 ]