最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

スクエニ、「FF XIV」βテスト初日の様子をレポート!
クエストの新要素「ファクションリーヴ」などβテストからの追加点をチェック!


9月22日発売予定(コレクターズエディション)
9月30日発売予定(通常版)

価格:オープンプライス
(直販価格:通常版8,190円、コレクターズエディション10,290円)

CEROレーティング:B(12歳以上対象)


 株式会社スクウェア・エニックスは、Windows/PS3用MMORPG「ファイナルファンタジー XIV」のWindows版βテストを7月11日から開始した。

 今回のβテストに先立ち、7月1日に正式サービス開始日が9月30日と発表された。PS3版については2011年3月と先送りされてしまったが、9月という意外に早いスタートに驚いたゲームファンも多いのではないだろうか。正式サービスまで残された期間が2カ月と少し。この期間でどれだけゲームの完成度を高められるのかが注目されるところだ。

 今回のβテストでは、αテストと同じく日本、北米、欧州の3エリアで、それぞれ時間を区切って行なわれた。日本では夜19時から23時までの4時間、αテストに参加した人をメインに人数を絞ってのテストとなった。このレポートでは第1報として、テスト初日の様子や、βテストからの新要素についてお伝えしたい。β版で新たに加わったキャラクターメイキングシーンやバトルについては先行体験レポートで紹介しているのでそちらを参照頂きたい。


ますます美しくなった空気感たっぷりのエオルゼアで新たな冒険が始まる!




■ βテスト初日。1番の人気民族はやはり“ミコッテ”

ふと気付くと周りがミコッテまみれに。決して狙って撮ったわけではない
雨が降ると、周りにほかのプレーヤーがいない状態でもやや重くなった
画面のコンフィグはゲーム内からでも可能だが、クライアントのフォルダにある「ffxivconfig.exe」からも設定可能だ

 今回のβテストは、αテストからのテスターをそのまま引き継ぐ形で実施された。2回目以降のβテストについてはβテスターが大量増員され、クロスリージョンに移行する模様だ。テスト開始直後は、30分ほど入りにくい状態があったが、その後はすんなりとログインすることができ、αテストの際に頻発したコネクションロストや大幅な遅延といった問題はほとんど発生しなかった。

 βテストから、画面サイズやグラフィックの設定ができるようになった。他にもリアルな影を生成するためのアンビエントオクルージョンと、遠景をぼかす被写界深度のオンオフも可能になった。すべての効果をオンにして最高品質で動かすと、現状最もハイスペックなマシンでも快適に動かすことは厳しいようだ。

 参考までに筆者のマシン構成を書いておくと、CPUはCore2Duo E8400(3.0GHz)、ビデオカードはRadeon HD4850、OSはWindows XP SP3でメモリは2GBという“βテスト必要動作環境”ギリギリの水準で、ベンチマークテストでは2,700(普通)だった。

 環境設定は、画面サイズ1,280×720ドット、アンビエントオクルージョンと被写界深度はオン、描画バッファサイズ「ウインドウサイズ」、シャドウマップ品質「低品質」で臨んだ。この環境で、野外ではソロプレイしている分にはほとんどストレスなくプレイすることができた。

 ただ、途中で雨が降ってきた時にはさすがに少々処理が重くなってラグを感じることもあった。この処理の重さについては、βサイトで確認されている不具合として「AMD(ATI)社の一部グラフィックスカードにおいて、ゲーム動作が重くなる場合がある」と告知されているため、これが影響しているのかもしれない。

 βからの変更点で1番大きい部分は、やはりグラフィックス品質の向上だろう。その分重くなったとはいえ、現在あるMMOのなかでは間違いなくトップクラスの美しさを堪能できる。特に被写界深度シミュレーションが加わったことで、αテストでは多少ギラついてみえた風景が、かなり落ち着きのある色彩にまとまり、空気感がぐっと増している。反面、夜空の星や遠くを飛ぶ非空挺などがぼやけて見えてしまうという欠点もあるため好みの分かれるところ。

 船上でのイベントを終えてリムサ・ロミンサに降り立ったのは、βテスト開始から1時間ほど経ったころだが、すでに大勢のキャラクターが街にたむろしていた。テストスタートを喜ぶシャウトが聞こえたりと、βならではの賑わいがある一方で、今回からテストに参加したプレーヤーが右往左往している姿も目に付いた。街の地図が階層に分かれたことで、以前よりはわかりやすくなった。しかし街中は人が多いせいか、かなりラグがひどく、場所によってはコマ撮りアニメのように画像が飛んでしまうこともあった。

 プレーヤーキャラクターには、βテストから新たに実装されたミコッテや、ハイランダーの姿が目立った。特にミコッテが人気で、ふと気付くと周囲のキャラクターがすべてミコッテということもあった。


キャンプ・ビアデッドロックにあるエーテライト近辺。近くにいくと、使い方を説明する声も聞こえた。以前は青みが強すぎる印象だった夜景も、かなり落ち着いた雰囲気になった
リムサ・ロミンサの地図は、上下に2分割した形で表示されるようになり、階層がわかりやすくなった




■ クラスクエストにギルドリーヴが追加。新モンスター登場でより製品版に近い形に

靄の中に浮かぶリムサ・ロミンサ。幻想的な光景だ
クラスクエストの最初にエーテライトを訪ねることになる
クエストの詳細が書かれたジャーナルは、進行の度合いがよりわかりやすくなった

 街に1番近いキャンプ・ビアデッドロックのエーテライト付近では、エーテライトの使い方を説明する声が聞こえた。パーティーを組んで戦闘をテストしているプレーヤーもいたが、残り時間も限られることもあり、今回序盤のクラスクエストを1人でテストしてみることにした。

 クラスクエストは、「FF XIV」において一種のメインストーリーのような扱いになっている。オープニングの船上から始まり、リムサ・ロミンサを舞台にした一連のストーリーが続いていく。クラスクエスト自体はαテストにもあったが、今回内容が少し変わっていた。

 クラスクエストの序盤は、ゲームのチュートリアルを兼ねているので、街のあちこちにある施設を訪ねることになるのだが、βテストでは、その前にリーヴクエストを体験できる戦闘が追加された。港に着いたプレーヤーは「紺碧の宝」というクエストを受けて、キャンプ・ビアデッドロックで初心者向けのリーヴクエストをこなす。戦闘自体は、直接ストーリーに関わりがあるものではないが、ずっと街中をさまようよりもまずは戦闘を味わって欲しいということなのだろう。

 リーヴクエストをクリアした後は街に戻って、リムサ・ロミンサにある調理師ギルドや銃術士ギルドなどを巡る。その最中、今後のストーリーで重要な役割を果たすNPCキャラクターに遭遇する。「FF XI」でもミッションで壮大なストーリーを体験できたが、プレーヤーは傍観者になることが多かった。「FF XIV」のクラスクエストはさらに一歩踏み込んで、プレーヤー自身もストーリーに関係する登場人物として、物語に関わっていく。ストーリーには、リムサ・ロミンサを脅かしている海賊やサハギン族、そして現在冒険者の間で噂になっている宝物が関わっているようだ。その内容については、今後少しずつ紹介していきたい。

 クラスクエストで受けるリーヴクエストは直接エーテライトから受諾するが、通常は町で「ギルドリーヴ」というカードを受け取ることでリーヴクエストを受けることになる。リーヴクエストにはこの「ギルドリーヴ」以外に「ファクションリーヴ」とよばれるものがあり、その内容は戦闘、採集、生産の3系統に分かれている。戦闘と採集のリーヴクエストは「リージョナルリーヴ」と呼ばれ、その地域一体の様々な場所がクエストの目的地になる。生産のリーヴクエストは「ローカルリーヴ」と呼ばれ、都市の中にいるNPCを訪ねて依頼を受けて生産を行なう。

 戦闘の「リージョナルリーヴ」は、モンスターを一定数退治するものやモンスターのドロップアイテムを集めるといったものが多い。βテストにあわせ、リムサ・ロミンサ周辺のモンスター配置が一新され、ギルドリーヴの内容も新モンスターを標的にした新しいものが追加された。また、達成時には達成時間や獲得できた報酬が確認でき、クエストの遂行状況が把握しやすくなった。

 αテストの時には、クリアしたギルドリーヴを同じ種類のギルドリーヴに交換して、何度でも同じクエストを繰り返すことができたが、βからはそれができなくなった。ギルドリーヴは、ゲーム内時間で2日に1回更新されるようになり、新しいリーヴクエストが現われるまでは、持っているギルドリーヴを返却することができない。


新しく追加されたギルドリーヴと、討伐対象の新モンスター「ラム」。おっとりして見えるが、意外とすばしこい
バデロンが教えてくれる初心者向けのギルドリーヴは、キャンプ・ビアデッドロックで受けることができる。目的はラット退治だ




■ リーヴクエストの新要素「ファクションリーヴ」

ファクションの説明は、「溺れた海豚亭」にいるピラルノーから受けることができる
フィジカルレベルは「ステータス」と「属性」の2系統に分かれた

 ギルドリーヴと並ぶもう1つのリーヴクエスト「ファクションリーヴ」は、「ファクション」という組織がスポンサーになったリーヴクエストだ。ファクションは「ブロークンブレード中隊」、「アーゼマシールズ中隊」、「ハンズアイ小隊」というゲーム内に存在する組織の総称。これらの組織が街を守るために、冒険者に出資しているという設定だ。

 「ファクション」がスポンサーになっているリーヴクエストをクリアすると、報酬のほかに「ファクションクレジット」が手に入る。「ファクションクレジット」を貯めると、特別なリーヴクエストに参加できるようになり、それをコンプリートすると多額の報酬や豪華なアイテムが手に入る。

 また、クエストをクリアすると、そのクエストのスポンサーをしていたファクションの勢力があがって、獲得経験値が増える。逆に人気のないファクションはクエストを受けてもらうために報酬の額を上げてくる。早速試してみようとしたのだが、今回のテストでは、ファクションリーヴのリストにはまだクエストがセットされていなかった。変わりに、通常のギルドリーヴをクリアした時にも、ファクションからの報酬が入っていた。このあたりの関連性は次回以降にしっかりと検証したい。

 βテストからUIも大きく変更された。戦闘でフィジカルレベルが上がった時の画面も一新され、獲得するポイントは「フィジカルボーナス」と「エレメンタルボーナス」の2系統に分かれ、それぞれ「ステータス」と「属性」を上げるのに使う。レベルアップの時に獲得できるポイントはかなり少なくなったので、悩みながら成長させることになりそうだ。

 今回のテストでは、確かにαからの進化を各所に感じることができた。だが同時に、まだまだ物足りない部分も多々あった。発売まであと3カ月と、テストのために用意された期間は非常に短い。そのためβテストの最中にも、どんどん改善が行なわれていくことが予想される。レポートに書いたことが、次回のテストではすでに変わっていたということも十分あり得る。そんな変化の軌跡を記録する意味も含めて、今後もβテストの様子を随時届けていきたいと思うのでお楽しみに!


「ファクションリーヴ」の一覧。今回はまだクエストはセットされていなかった クエストを完了すると、獲得報酬などクエストの結果が一覧表示される
クエストポイントの近くにいた、新モンスター「シュアモール」 クラスクエストの最中、一時的にインスタンスを抜けるとたくさんのプレーヤーがいた
βテストから使えるようになるNPC「リテイナー」も紹介してもらった 今回雇った「リテイナー」。詳しい働きぶりは次回以降に紹介する
空には飛空艇らしきものの姿があった。どこかで乗る事ができるのだろうか? テスト終了直前、リムサ・ロミンサの美しい夜景を見ながらログアウト

2010 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.

(2010年 7月 14日)

[Reported by 石井聡]