コーエー、PS2/WIN「信長の野望 Online」

拡張パック第4弾「新星の章」の新情報を公開


3月24日 サービス開始予定

価格:8,190円(Windows版パッケージ)
   2,940円(アップグレードチケット)



 株式会社コーエーは、プレイステーション 2/Windows用MMORPG「信長の野望 Online」において、3月24日サービス開始予定の拡張パック第4弾「新星の章」の第1陣「天下への夜明け」の新情報を公開した。

 今回は、「一門所領(いちもんしょりょう)」、リニューアルされる「合戦・外交・献策」、「評定(ひょうじょう)システム」を紹介する。また、「新星の章」の導入にあわせて実施されるワールド合併の新しいワールド名も決定した。

■ 一門所領

一門所領

 本作におけるギルド的なシステム「一門」。この一門が成長し、勢力に貢献すると、大名から「所領」が与えられるようになる。所領には、一門の集まりの場となる「家屋」や、生産で活用できる「商業」、合戦が有利になる「軍事」といった施設を設置することで、さまざまなメリットを得ることができる。また、所領は、開拓して拡大したり、施設を改良して効果を高めることもできる。

 「一門所領」に欠かせない要素として「一門感状(いちもんかんじょう)」がある。これは、合戦や国政で一門が勢力に大きく貢献することで勢力から与えられるもので、一門筆頭がこれを使用して施設を獲得し、所領への設置を行なう。

 施設には「屋敷」、「材料工房」、「兵糧強化工房」などの種類があり、特殊な装備品の生産、合戦を利用する兵種の強化など、さまざまなメリットが得られる。施設を改良するには、「施設改良材」というアイテムを消費して行なう。施設改良材は、一門感状との交換や、ダンジョンのドロップで獲得可能で、その価値が高いほど「改良度」をアップさせることができる。改良度が一定以上になると、施設がレベルアップする。

 一門所領については、第2陣以降のアップデートでも、所領面積の拡大や新しい種類の施設の追加、施設改良レベルの上限開放などが予定されている。


大名から与えられたばかりの初期状態では屋敷のみが配置されている。ここから一門のメンバーで開拓したり、施設を設置していく
上位材料などと交換で所領専用の材料が獲得できる材料工房軍馬や火器を有料で上位の兵種アイテムに強化できる兵種強化工房施設改良材で施設をレベルアップすると効果もアップ

■ 一新される合戦と外交

 「新星の章」では、1週間の総戦果で勝敗を決定し、領土の争奪が行なわれるようになる。これにより、1つの合戦が終わるごとに、100以上にわたる領土のどこかで支配勢力の交代が発生する。また、「大決戦」に勝利すると、勢力の士気が大幅にアップし、その後の陣取戦の獲得戦果にボーナスが付くようになる。

 「水軍本拠地」を持つ領土を領有している状態で、軍事物資「軍用船」が100%に達していると、同盟勢力以外が持つ水軍本拠地がある領土に向けて、海路から進軍可能になる。これにより、領土争いに新たな展開が発生する。

 「遠征」で進軍する場合のルールも変更される。遠征を行なうには軍事物資「軍用馬」が100%に達していることと、同盟勢力の許可が必要で、もし遠征で大敗した場合には、足がかりとなった同盟勢力が領土を失ってしまう可能性が発生する。これにより、同盟勢力との協力関係がより重要になる。

大決戦の結果が、その後の陣取戦の獲得戦果に影響をおよぼす海路進軍や遠征によって、隣接していない領土の城砦にも攻め入ることができる

■ シンプルになる献策システム

 勢力の意思を反映する「献策」が、よりシンプルかつスピーディに進化する。従来の献策が「献策進言」と「献策決議」の2段階に分離され、同一週内で進言と投票を行ない、その結果が翌週に反映されるようになる。また、献策を行ないやすくするため、受付が各寄合所の寄合長から、掲示板付近のNPC「評定衆補佐(ひょうじょうしゅうほさ)」に変更される。

・献策進言
 「同盟外交」、「進軍目標」、「領土開発」についての案を進言できる。上げられた進言は献策決議にかけられる。献策進言は、投票で選ばれた「側衆筆頭(そばしゅうひっとう)」と手柄の貢献度が高い「評定衆」だけが行なえる。

・献策決議
 進言に投票し、勢力の方針を決定するシステム。投票数がもっとも多かった進言に基づいて翌週の外交行動が決定される。士官日数が30日以上であれば誰でも投票できる。

投票で選ばれた「側衆筆頭」と手柄の貢献度が高い「評定衆」が「献策進言」を行なう。その後「献策決議」の投票が行なわれる

■ 評定システム

 「新星の章」では、プレーヤーの献策をもとに、勢力の大名・軍師・四天王(NPC)が、その週の行動を決める「評定」を行なう。プレーヤーは、評定によって提案された戦略目標に従って発行されるさまざまな依頼(クエスト)に取り組むことになる。

 「評定依頼」は、「国政」、「合戦」、「拠点戦」に分類され、それぞれ評定の結果を受けて週ごとに内容が変化する。

・国政
 勢力の政(まつりごと)に関する依頼。他国との折衝や自国の巡察を行なう「内政」や、武具調達を行なう「納入」、領内の治安維持に努める「軍事」、敵国の妨害工作を行なう「調略」など多岐にわたる。

・合戦
 勢力で合戦が発生している週に発行される。合戦で手柄を立てると、大名から褒美が与えられる。

・拠点戦
 勢力で合戦が発生していない週に発行される。拠点戦で活躍すると大名から褒美が与えられる。

 プレーヤーは、評定依頼の達成報告時にNPC「評定衆補佐」を通じてどの四天王に報告するかを選ぶ。達成報告をすると、報告した四天王に対する信頼度がアップ。信頼度は報告者の所属一門ごとに集計され、各四天王からの信頼度がもっとも高い一門は、次週に「特別な隊列」を使用することができる。なお、四天王は評定において、今週注力したい政策(国政)を主張しており、それに合致した依頼を達成するとより高い信頼度が得られる。

評定が行なわれている場面は、NC「評定衆補佐」の「評定伝聞」から見ることができる
勢力の政に関する「国政」には、内政、納入、軍事、調略など、さまざまな依頼がある
勢力に対する報酬と個人に対する報酬も充実従来の寄合所の依頼は「評定依頼」に組み込まれる合戦に敗れ、勢力が滅亡してしまった場合は、お家再興戦を起こすための軍資金と兵糧を蓄えるものになる

■ 評定システムと天下人システム

 「信長の野望 Online」では、合戦に勝利し、天下人得点を増やすことが天下統一に近付くことになるが、「新星の章」では、評定システムの国政の評定依頼を達成することでも天下人得点を獲得することができる。

 また、「国政」の評定依頼「調略」の一部では、「敵視」もしくは「敵対」勢力の本城に対して調略を行なうと、本城の天下人得点を下げることができる。

 領土には「本城」、「属国本城」、「中核」、「外郭」の4種類があるが、“外郭=属国本城>中核>本城”の順で、天下人得点の上がりやすさが異なる。外郭や属国本城の場合、1週間で増やせる天下人得点の最大値は、本城の2倍になる。

■ 新ワールド名決定

 「新星の章」と同時に行なわれるワールド合併によって、従来の7ワールドが4つのワールドに生まれ変わる。これに伴い、ワールド名もすべて一新される。

【新ワールド名】
山吹(やまぶき)ワールド:天翔記ワールド
真紅(しんく)ワールド:将星録ワールド+烈風伝ワールド
紺碧(こんぺき)ワールド:群雄伝ワールド+嵐世記ワールド
萌黄(もえぎ)ワールド:風雲録ワールド+覇王伝ワールド


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(2010年 3月 18日)

[Reported by 滝沢修]