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コーエー、「信長の野望 Online 〜新星の章〜」開発者インタビュー
「天下人システム」や「一門」システム、「独眼竜の野望」など拡張パックの中身が見えて来た!


12月2日開催

コーエージェミニ



4つめの有料拡張パックとなる「新星の章」
今回のパックでは、奥州の伊達政宗ら人気の武将が登場する

 戦国時代の住人として狩りや合戦を楽しめる、コーエーのMMORPG「信長の野望Online(以下、『信On』)」。その新しい拡張パック「新星の章」が、先日発表された。同作品にはこれまで3つの拡張パックが出ており、「新星の章」は2年ぶり4つめの拡張パックとなる。

 「新星の章」では、天下統一が可能になる新しい合戦システム「天下人システム」や、ソロで参加しても楽しめる短時間のミニ合戦「拠点戦」、勢力の絆を深めるギルドシステム「一門」など、これまでになく抜本的なシステムの変更が行なわれる。また、伊達政宗の天下統一というストーリーを楽しめる「独眼竜の野望」は新しい侵攻型ダンジョンだ。他にも、「新星の章」と同時に、現在7つあるサーバーをいくつかに統合する事や、2010年のプレイステーション 3版(以下、PS3版)発売も発表された。「一門」は12月の大型アップデート「一門の刻」で先行実装される予定だ。

 今回の拡張パックではチャプター制が採用される点も見逃せない特徴だ。チャプター制は、一定期間ごとに大きな追加要素を加えていくというもので、「大航海時代 Online」にも採用されている。追加される要素は、どれも今までのゲーム環境をがらりと変える事になりそうな大きな変更だけに、詳細が気になっている人は多いだろう。編集部では、発表会の3日後に「信On」開発プロデューサーの渡辺知宏氏と、開発ディレクターの今村一太氏に話を聞いてきた。開発で忙しい中、1時間40分に及ぶロングインタビューに応じてもらい、新要素の詳細について質問をぶつけた。

 発表会直後ということもあり、詳しい情報がでてくるのはまだまだ、という部分もあるが、開発のスタッフが考えている新しい「信On」の姿がインタビューからぼんやりと見えて来たように思う。最も気になるサーバー統合については、1月中ごろには詳細が公開されるという事で今回は新情報が少ないが、開発が目指している方向性を聞く事ができた。続報は適宜お伝えしていくが、先ずは今回明らかになった情報から、新パックへの期待をふくらませて欲しい。



■ 群雄割拠のダイナミズムを体感。天下統一ができる新合戦「天下人システム」

コーエー、「信On」開発プロデューサーの渡辺知宏氏
コーエー、「信On」開発ディレクターの今村一太氏

――まずは「新星の章」というタイトルに込めた想いを、説明してもらえますか?

渡辺知宏氏: 7年目を迎えようとしている信Onですが、今回は変化を大きく打ち出していこうという思いがありました。長い間達成できなかった天下統一ができるようになるゲームとして、生まれ変わっていくという意味で「新星」と名付けました。新しい星が誕生するようなイメージです。「信On」がこれからも広がっていって、輝いていくという意志を込めました。

――更に発展していくという意味合いですか?

渡辺氏: これまでは今のシステムをさらによくしていこうと色々とブラッシュアップを図ってきました。それに対して、新星の章では根本から新しい軸を立て、その軸を中心として今までのコンテンツを活かしていこうという事です。今までは、既存のシステムの中で色々と手を加えたい事があったので、先ずはそちらから変えていたんです。それが一段落して、今やれる事はある程度良い状態まで持って行くことができたので、その次の段階として新たな軸を打ち立てることができた訳です。

今村一太氏: 「争覇の章」までで広げられる部分は、広げ終わったかなと感じています。次の方向性をどうしていくかについては、決めるまでにいろいろと調整を重ねていたので発表が遅れてしまいました。

渡辺氏: 早く発表したいという焦りはありました。だから発表できてとてもほっとしています。これでプレーヤーの皆さんのご期待に応えることができるのではないかと思っています。

――発表会で「新星の章」では「究極の戦国」を見せるという話でしたが、「究極の戦国」とはどのようなイメージですか?

渡辺氏: コーエーの仮想戦国時代はストラテジックなゲームから始まりました。そういう世界の中で実際に生きてみたら楽しいだろうなというのが「信On」のコンセプトです。「新星の章」では、激動する戦国をもっと突き詰められないかという考えがありました。現在は本当に実時間で国勢が動くような戦国になっていますので、もう少し圧縮して楽しめるようなゲームデザインにできないかと考えました。

――確かに実時間だと、天下統一に100年以上が必要になってしまいますね

渡辺氏: そうですね(笑)。それはリアルなんですが、少しリアルすぎたかなと。

――その統一を果たすために用意された「天下人システム」で、合戦はどう変わるのですか?

今村氏: 今までの合戦は国の境で行なわれてきま今したが、これからは城砦を奪い合う合戦と、城砦の合間にある拠点で戦う「拠点戦」が行なわれる事になります。基本的には城砦と城砦の間で「拠点戦」を戦いつつ、「陣取戦」、「大決戦」、「陣取大戦」で城砦の所有が変わるという形で、1週間の合戦の勝敗で必ず城砦の所有が切り替わっていくというデザインで調整しています。

――1回の合戦で変わるのですか?

今村氏: そうです。だから1カ月もすると随分勢力図が変わっていくような形にはできています。各城砦にどこの勢力に属しているかの印が付いていますが、その家紋が変わっていく形です。

――合戦の発生条件はどうなるのですか?

今村氏: 基本的には今と同じ形で、どこの城砦を攻めるかを勢力の話し合いで決めて頂いて、そこに宣戦布告をするような形で想定しています。

――従来の合戦のスケジュールは変わるのですか?

今村氏: 従来通り1週間続けるか、もう少し短くするかを現在調整中です。

――ユーザーの投票で決めると合戦の発生までに2週間必要ですが、このスケジュールは変わらないわけですか?

今村氏: そこも少し圧縮していく方向で考えています。「一門」や「評定」などを絡めて調整していこうと思っています。

――新しい合戦システムが入る事で、従来あった「小牧山」といったような合戦場はなくなるのですか?

渡辺氏:  いいえ、全ての合戦場はそのまま存在しています。城砦の近くのフィールドで戦うという感じです。

――合戦場マップの追加はありますか?

今村氏: 「拠点戦」のマップはいろいろと追加していく予定です。

ユーザーが今まで積み上げてきたものを、崩すような事はしたくないというのが開発の共通認識だ

――天下統一した勢力には、何かメリットがあるのでしょうか?

今村氏: それは当然用意する予定ですが、そこはお楽しみという事で。

――統一後は国勢がリセットされるとの事ですが

今村氏: 基本的にはリセットの方向で考えています。統一の後、次の戦いに向けて鍛え直してくださいねという期間をおいて、新たな戦いが始まります。

渡辺氏:  ただ、前回の戦いをどういう風に反映するのかを慎重に考えなければなりません。統一した勢力にまた集まって、同じ事をやり始めるような流れにはならないようにしたいです。

――滅亡の仕様はどうなるのですか?

今村氏: 各勢力に「本城」が用意されていまして、これが落ちると滅亡という事になります。ただ味方の「本城」から離れるごとに距離に応じたコストがかかるようにしたり、攻めるのが大変になるような調整を考えていますので、「本城」は中々落としにくいと思います。それでも負けてしまえば滅亡するのは従来通りです。復興戦も今まで通りにあります。

――復興するとどうなるのですか?

今村氏: 「本城」だけが戻る事になります。周りは敵の領地のままです。1つの強い勢力が、他勢力を叩きまくるという形になると面白くないので、そうならないような感じにしたいと思っています。1強ですと、攻めるにしても戦力が分散されますし、遠くを攻める場合リスクやコストがかかります。

渡辺氏: 遠征して負けると、遠征の本拠地となる同盟国の城砦にも、何らかの影響を与えるような事も考えています。

――「本城」の戦いは、復興戦の城攻めのようなマップになるのでしょうか?

今村氏: そこは…………今後の発表を楽しみにしておいてください。

――敵対できる国の数は現状の2国から増減はありますか?

今村氏: 今の所は変更しない予定ですが、2カ国という枠を外したらどうなるのかをシミュレートしていて、統制が取れそうであれば変える可能性はあります。ただ、あまりにも一気に変えてしまうと、プレーヤーの皆さんが戸惑われるのではないかと思うので、ひとまずは2カ国のままです。同盟国の仕様も変わりませんが、援軍に来てもらうためにはコストの面で問題が出てくる事があるかもしれません。

――今は少数のプレーヤーが国勢を左右して思わぬ同盟や敵対が結ばれる事がありますが、献策の仕様はどうなるのでしょうか?

今村氏: そういった部分は直していく予定です。

――新仕様が入る事で、今ある勢力図はリセットされるのですか?

渡辺氏: 現在行なわれている事は、新しいシステムになんらかの形で反映させていこうと考えています。今まで積み重ねてきたものを無駄にはしないようするつもりです。

――では、新合戦は全てのサーバーが同じ状態からスタートという形にはならないのですか?

渡辺氏: そうはなりません。ここは断言しておきます。



■ソロで好きな時間に参加できる、短時間勝負の新しい合戦「拠点戦」

「拠点戦」は従来の合戦場よりも狭いマップで戦われる短時間決戦だ

――「拠点戦」で奪い合う拠点はどういったものなのですか?

今村氏: 城砦と城砦の間には、必ず拠点があります。馬会所だったり田んぼだったりと種類はいくつかありますが、全て資源と直結するような形になっています。拠点を挟む2つの城砦を両方とも取るとそこの拠点は自勢力のものになります。

――どの拠点にでも攻め込めるのですか?

今村氏: 宣戦布告した場所を1週間攻める形にするか、条件を満たしている拠点は全て攻め込めるようにするか、そこは今、調整しているところです。

――「拠点戦」は合戦の勝敗に関わらないのですか?

今村氏: 直接合戦の勝敗に関わるものではありませんが、従来からある「大決戦」や「陣取大戦」を有利に進めるための準備となる戦いという位置づけです。城砦を取って、拠点から資源を得て開拓していくと天下統一に必要な「天下人ポイント」が貯まっていきます。城砦を取るために、しっかりと「拠点戦」を戦っていく流れになるシステムを検討しています。

渡辺氏: 「拠点戦」は常に繰り広げられている印象です。どちらかというとゲリラ戦的な戦いで、好きな時間に集まった人数で合戦が開始されるという形です。だから人数がいればその人数分だけ「拠点戦」が発生する事になります。

今村氏: 「拠点戦」は参加する事に意義を持たせようと思っていますので、参加する事で報酬とか、何かいいものをもらえるような形を考えています。いままで「大決戦」や「陣取大戦」には参加していなかった方も気軽に参加して頂いて、「拠点戦」で慣れたら「大決戦」などに参加して頂ければいいなと思います。

――「拠点戦」の合戦場はどのような雰囲気になるのですか?

今村氏: 割と小さめのゾーンを考えています。人数が30人対30人の上限を超えるとインスタンスが作られます。詳しいルールに関しては、今後お伝えしていきますが、基本的にはエリアをどれだけ取れるかという戦いにしようと思っています。

――片方の勢力だけ30人という偏りが出る心配はありませんか?

渡辺氏: 現状は、それではゲームにならないので、そこのマッチングシステムについてはまだ詳細を検討中です。

今村氏: ただ、ある程度は夜討ち朝駆けも作戦のうちかな、と捕らえてはいます。勢力ごとの人数差をどう考慮するかを検討している所です。

――発表会で紹介された「拠点戦」のスクリーンショットに、伊達政宗らと徒党を組んでいるようなものがありますね

今村氏: あれはイメージ画像です。「拠点戦」の中で自勢力の武将が登場するという意味です。

――周りのNPCやプレーヤーを巻き込んで戦闘が始まるという事ですが、どういった形になるのですか?

今村氏: 「拠点戦」には徒党を組むことができないゾーンもあります。全員がソロの形で入って、周囲を巻き込む形で戦闘を行なう事になります。

――巻き込まれる基準は何ですか?

今村氏: 純粋に距離の近い場所にいるNPCやプレーヤーから順番に巻き込む形です

――もし倒されたくないNPCが戦闘に入ってきたらどうなるのですか?

今村氏: 巻き込まれ戦闘の面白さは、各プレーヤーが位置取りを考えながらやるところです。ですから、その時は、頑張って戦って下さい(笑)

渡辺氏:  NPCは戦況によって自立的に動くようにしたいと考えています。今まで東西戦で導入した「武将突撃」など戦場の変化に応じて、NPCが色々な挙動を取れば合戦の面白さも広がるんじゃないかと思っています。

――1時間程度で勝敗が付くという事ですが、どういった形で勝ち負けが決まるのですか?

今村氏: 合戦場の中をいくつかのエリアに分けて、制限時間の間により広いエリアを取った方が勝つという形で考えています。詳しくはもう少し先に発表しますが、制限時間があるので、短い間に白熱すると思います。一発逆転の要素も入れていくつもりです。

――1時間の戦闘が終わったら、またすぐに次の「拠点戦」を始める事ができるのですか?

今村氏: できる形を想定しています。しかし延々攻め続けた方が強いという形になってしまうのは良くないので、バランスを検討中です基本的には戦いたい時に戦えるようにしたいと思っていますが、何らかの制限は入るでしょう。

全員で鉄砲を構えている画像。果たしてどんな意味があるのか?

――発表会で紹介された画像には、全員で鉄砲を構えているものもありましたね

今村氏: 気付かれましたか? 楽しみにしていてください。

――「拠点戦」には援軍も参加できますか?

渡辺氏: 自由に楽しんでもらうことがコンセプトなので、入れます。

――今はまだ調整中の部分が多いのですか?

渡辺氏: やはりプレイしていろいろと調整をしないと、やっぱりこれではダメだったという所がでてきてしまいますので、そこは慎重にやっていきたいと思います。それでも毎回構想と違う所がでてきてしまうのですが。外交にも内政にも、色々な状況をで考えて調整して行く予定です。

――今はテストプレイの段階ですか?

今村氏: 現在は少人数でテストしている段階です。この後、更に大人数で試すと共に、コンピュータのアルゴを使ってシミュレートを行なっていく予定です。



■ 成長要素もある新しいコミュニティ、待望のギルドシステム「一門」

「一門所領」は「一門ポイント」で成長させていく

――この段階でギルドシステムを入れようと思った理由について聞かせてください

渡辺氏: 「信On」には勢力というコミュニティが存在していますが、もう少し小さい規模でつながりやすいシステムが必要だと思っていましたくするために導入します。例えば天下統一のために力を合わせて下さいというと、それをまとめあげるリーダーが必要になりますが、そこをユーザー主導でやってくださいというのはもう時代に合っていないかなと思うのです。MMORPGは元々世界を作ったので後は好きにやってくださいという設計だった部分はあるのですが、それをもう少しシステマチックにして、皆様の活動やプレイを助けられるようにしていきたいという考えがスタート地点です。

――「一門」の最低人数は10人からという事ですが、この数字はどういう理由できめたのですか?

渡辺氏: 人数は1番の悩みどころでした。「一門」はそれ自身が成長するコミュニティなので、生まれたばかりの「一門」はそれほどの力はありません。ですので、最小構成として10人いれば、徒党が組めるコミュニティができあがるのではないかと考えました。もちろんもっと大きなものも作れますが、少ない人数で作りたいという要求に応えられるように、なるべく小さな単位から始めていきたいなと。人数がいなければ「一門」が作れないという仕様は避けて、最初は誰でも作れますよという所から始めることにしました。

今村氏: アカウントで区別するのか、キャラクターごとにするのかという部分はチーム内でも議論になったのですが、少人数でやりたいというプレーヤーの方がいらっしゃるのであれば、それを邪魔するような事はやめようと、今のキャラクター単位で10人という仕様になりました。

――成長するというのは、どういう事ですか?

渡辺氏: 「一門ポイント」を貯めて、レベルを上げていくという形です。

今村氏: レベルが上がると「一門所領」を持てて、そこでものを育てたり、「一門」用のショップでアイテムを買ったりする事ができるように考えています。「一門」は12月のアップデート「一門の刻」から入り、「一門所領」は「新星の章」からを予定しています。

渡辺氏: どんどん拡張していって、じゃあ次はこれを作ろうと「一門」の中で話し合って、みんなが作りたい「一門」を作っていって欲しいです。戦闘特化の「一門」や生産特化の「一門」など、バラエティ溢れる一門が作れたらいいなと考えています。

――「一門ポイント」はどのようにして貯めるのですか?

今村氏: 今まで通りゲームをプレイしていれば貯まる仕組みになっています。新しく入る「評定クエスト」をクリアすると、特にたくさん貯まるという形を今は想定しています。

――「一門」専用の倉庫はあるのですか?

今村氏: 将来的には用意する予定です。ただアカウント共有倉庫もありますので、そこの線引きを考えている所です。

――「一門」専用のチャットチャンネルはできますか?

今村氏: 入ります。そういった基本的な部分は押さえています。

渡辺氏: 「一門」で便利なのは、グループをまとめられる事です。全てのコンテンツでいちいちグループを設定しなくてもいいので、非常に便利になっていくと思います。

――参加できる人数の上限は何人くらいですか?

今村氏: レベルによって上限を上げていく形になります。1番最初の初期レベルでの上限を何人にするかは、現在検討中です。

――入会や脱退は簡単にできるのですか?

今村氏: 脱退は、本人が脱退の意志を持てばできる形です。出たり入ったりはフレキシブルにできるようにするつもりです。

――入会のレベル制限はいくつくらいになりそうですか?

今村氏: そこは今調整中です。基本的には勢力に属せるくらいの、隠れ里を出たくらいのタイミングを考えています。新しい人を「一門」に誘いたい場合には、隠れ里でスカウトして育成を手伝ってあげて、といったような流れが生まれるといいなと思っています。

――「一門所領」の生産や加工では何が作れるのですか?

今村氏: 基本的には「一門」のステータスにつながるようなものを考えています。将来的には武器や防具も考えてはいます。

――「知行」とは別ものなのですか?

今村氏: グッと敷居が下がる形になるとは思います。あとは「一門所領」を更に発展させるために使用するものも生産できるようになります。

渡辺氏: 基本的な考え方としては、「一門」の活動に使われるものを「一門」のコンテンツから手に入れるという形です。

――では、生産に必須の材料などは出ないのですか?

今村氏: 生産材料も入手できるようにはしたいなと考えています。ただ一門にはいらなければゲームができないという形にはしたくありませんから、当然、他の入手方法も用意します。いずれにしろ、一門所領を発展させることは、天下統一のための近道になると思います。

今村氏: これまでの遊び方があって、そこに「一門」という遊びが並行して加わるという感じですね。「一門」で遊びながら、今までの遊び方もすると、そこでも「一門ポイント」がもらえるという。「一門ポイント」はポイントカードのようなもので、欲しい人が集めていくものです。それで今までの遊び方ができなくなるというものではありません。

――「一門」の維持には、何か条件があるのでしょうか?

今村氏: 1人もいなくなれば当然解散ですが、それ以外での消滅は今の所考えていません。10人を切っても、1人でも残っている限り、システムで強制的に解散させるような事はなるべくしたくないなと思っています。

渡辺氏: 「一門」はコミュニティの基本になるので、なるべく解散はさせたくありません。ちょっと「信On」から離れていても、戻ってきたらあって欲しいですし。

――「一門」の中に用意される「筆頭奉行」、「寺社奉行」、「帰参奉行」という役職はそれぞれどういう役割なのでしょうか?

今村氏: 一門の中で何かをしなければならないという物ではなく、その役職に就いている人といっしょに遊ぶと、いい事があるよといった存在です。例えば「帰参奉行」は帰参してきたプレーヤーが就ける役職ですが、「帰参奉行」の人をもてなしたプレーヤに特典が付きます。「一門」内の帰参キャンペーンのような物です。

――ギルドマスター的な存在はいるのでしょうか?

今村氏: 結成するときに中心になる人はいます。所領を設置したり、掲示板を管理したりという役割は、ギルドマスターに与えようと思っています。



■大名や四天王が出すクエストをソロや「一門」でこなす「評定システム」

評定のイメージ。評定に参加する武将の数は大名、軍師、四天王の6人

――「評定システム」のクエストは、どのように受けるのですか?

今村氏: いちいち評定の場に行くのは面倒くさいと思いますので、発表会で紹介したような評定の場面が画面に出て、その中にいる武将のリストから選ぶことになります。今のところは、大名家ごとに、大名、軍師、四天王の6人から受けられるようにする予定で、それ以外の武将は現在検討中です。

――武将固有のクエストはあるのですか?

今村氏:  例えば柴田勝家は戦闘よりのクエストを出してくる、といった事は考えていますが、今のところその武将でしか発生しないクエストは考えていません。面白いアイデアなので、将来的には入れて行きたいと思いますが、何しろ数が多いので(笑)

――藤岡屋の「毎日クエスト」とはどう差別化されるのですか?

渡辺氏:  MMORPGなので、他人と競うといった部分が楽しめるようにしていきたいです。この時間内にこの敵を倒して来いとか、そういったクエストは、「一門」や徒党だけでなくソロでも受ける事ができます。「拠点戦」もそうですが、少人数で楽しめるような物になっていくと思います。

今村氏: 「一門」同士で競い合うランキング機能を入れます。同じお題を違う「一門」に出して、どの「一門」が先にクリアできるかを競う、ミニゲームのような要素が入れられれば面白いかなと考えています。

――戦闘以外のクエストもあるのですか?

今村氏: 生産であったり、合戦であったりと色々なバリエーションを用意していまたいと思います。

――クエストを受けられる頻度はどの程度になるのですか?

今村氏:  調整中ですが、期間がかかるものについては、ある程度時間をとらなければならないので、その間の期間を設けるか、それともとりあえず1日1回は受けられるようにするかを検討しています。



■ 多人数で攻略するチャプター制の侵攻型ダンジョン「独眼竜の野望」

時空を越えた場所で、伊達政宗の天下統一に力を貸すことになる
発表されている謎のボスキャラクター。第1章では敵としては登場しないらしい
伊達政宗と対峙している武将の名前はまだ発表されていないが、あの有名武将だろうか?

――今回の新型侵攻ダンジョンはチャプター制という事ですが

渡辺氏: 少しずつストーリーを展開させていくことで、プレイヤーの皆さんがその話題で1つにつながっていけるという部分が大きいと思います。

――どの程度のチャプターを考えていますか?

渡辺氏: それはまだお答えできませんが、今の大型アップデートに近い形で1つずつ出していく予定です。

――チャプターごとに新しいダンジョンが追加されていくのですか?

今村氏: 基本はその形です。新しいダンジョンで、新しいストーリーが進行していくという形です。

――発表会で紹介された、青色のボスキャラクターは1章で登場するのですか?

今村氏: もう少し先になりますね。正体はまだ謎です。

渡辺氏: あのボスキャクターに会うまでにも、色々な出会いがあるのでそれを楽しみに待っていて欲しいと思います。伊達政宗以外にも沢山武将は出ます。

――ダンジョンはインスタンスダンジョンになるのでしょうか?

渡辺氏: そうです。でも今までは徒党単位という形でしたが、もう少し広げて「一門」単位での攻略を考えています。今までのインスタンスダンジョンは少し区切りすぎている感があるのです。元々やりたいのは、もっと他人数で攻略するようなものなのです ね。1徒党だけだと、攻略は徒党レベルの話になってしまいますので、より多くのプレイヤーの方がいっしょに攻略できるような場所を考えたいと思っています。よりMMORPGっぽいダンジョンですね。

――雰囲気としては、大人数で攻略する、いわゆるレイドダンジョンのようなものですか?

渡辺氏: そうですね。なるべく同時に何かをやるというものではなく、ある程度時間のずれを許容するような攻略の仕方ができれば楽しいのではないかと思います。

――「高千穂」のようにはならないという事ですか?

渡辺氏: 「高千穂」は同時に何かを、という方向性でしたが、今回は、人数、時間の縛りがゆるいものを考えています。

今村氏: 今回は、なるべく多くの方に楽しんで頂きたいので、そういった縛りは入れない予定です。ただ、報酬的な部分で、「一門」でなければ解けないギミックから得られる「一門ポイント」のようなものは考えています。もちろん、ストーリーを進めるために必須なものにはしません。

――新しいダンジョンで新しい「神秘石」のような物は出るのでしょうか?

渡辺氏: 名前はまだ未定ですが、ある程度は装備を強化するための材料は出ます。でも経験値もお金も全てがそこだけで貯まるようにはしないように考えています。



■ 新装備は「光」と「闇」の2つのテーマで自分好みの雰囲気にドレスアップ

手前の武芸侍が装備しているのが「光」の装備だそうだ
「目録は複数の入手方法を用意します」と渡辺氏

――新しい装備箇所が増えるという事ですが、どのような物が入るのですか?

今村氏: そこは今後の発表にご期待頂きたい部分ですが、生生産品と言うよりは、どちらかというと「紋」に近いイメージになります。

――追加される目録は「上位目録」と「特化目録」の両方になるのでしょうか?

今村氏: 今はまだ調整中ですが、プレイヤーの皆様が最も気にされるところだと思いますので、ギリギリまでバランスを突き詰めたいと思います。そこについても、もう少し楽しみにお待ち頂きたいです。

――発表会では、目録の入手場所はダンジョンに限定しないという事でしたが、どこで入手する事になるのですか?

渡辺氏: 入手場所を複数用意する事で、そこに行けない人も手に入れられるようにします。入手のスピ―ドには差がありますが、別の場所でも蓄積していけばもらえるような形にします。

――新しい装備は性能が上がるのですか?

渡辺氏: もちろん上がります。ただ見た目と能力をある程度カスタマイズできるような事を、これからはさらに進めていきたいと思っています。

今村氏: 過去に人気があったけれど、能力的に使えないという装備を、新しく生産レシピに加えてアップグレードバージョンを出したいと思っています。みんなが同じ格好になるのを避けたいという気持ちはあります。パラメーターの制約から着たいものが着られないという問題は、フォローしていきたいとおもいます。

――新しい装備品は「光」と「闇」という2つのテーマに分かれているという事ですが、これはどのようなものですか?

今村氏: 名前の通り「光」と「闇」がテーマになった装備です。

渡辺氏: イメージとしては正義と悪のように、キャラクターのイメージを変えられるような物を用意しようと思っています。「光」は正義の味方っぽいもの、「闇」はアウトローっぽいもので、好みに応じて選んで頂きたいです。



■ サーバー統合は「新星の章」に合わせて。PS3版はグラフィックが向上?

――サーバー統合はどのタイミングで行なわれるのですか?

渡辺氏: 新章と合わせて行ないます。

今村氏: 1月中頃には詳細をお伝えできると思います。いま最終的な詰めを行なっている所です。

――屋敷などプレーヤーが作ったものは維持されるのでしょうか?

今村氏: プレーヤーの皆さんが行なっていたことはなるべく生かす形で考えています。

渡辺氏: 想像できる限りは、面倒な事が発生しないようにできると思います。ただどうしようもない事もありますので、そこだけはご勘弁下さいという事で。

――PS3版の詳細はいつ頃わかるでしょうか?

渡辺氏: 早くお伝えできるように、頑張っていますので、もう少しお待ち下さい。

――グラフィックスは綺麗になりますか?

渡辺氏: もちろん綺麗になりますよ

――最後にユーザーへのメッセージをお願いします

渡辺氏: 本当にお待たせしました。今回は「信On」の歴史の中でも1番大きな変化があると思います。楽しみにお待ち頂ければと思います。そしてこれからも愛される「信On」であるように頑張りたいとおもいますので、応援よろしくお願いします。

今村氏: 今回の発表会で初めてプレイヤーの皆さんの前で発表できたことで、しっかりしたものを届けたいという決意を新たにしました。今、鋭意制作中ですので、3月には皆様に満足していただける拡張パックを出していきます。どうぞご期待ください。

――ありがとうございました


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(2009年 12月 9日)

[Reported by 石井聡]



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