フロム・ソフトウェア、PSP「ARMORED CORE SILENT LINE Portable」

PS2版や前作からの新要素を公開


11月19日 発売予定

価格:3,990円

CEROレーティング:A(全年齢対象)



 株式会社フロム・ソフトウェアは、PSP用戦闘メカアクション「ARMORED CORE SILENT LINE Portable(アーマード・コア サイレントライン ポータブル)」の新情報を公開した。

 PSP「ARMORED CORE SILENT LINE Portable」は、プレイステーション 2用戦闘メカアクション「ARMORED CORE 3 SILENT LINE(アーマード・コア3 サイレントライン)」をベースに、PSP用としてリメイクした作品。アドホック通信による4人対戦や新パーツ、新機体など、多数の新要素が追加されている。

■ PSP「ARMORED CORE 3 Portable」からの進化

 7月30日に発売されたPSP「ARMORED CORE 3 Portable(AC3 Portable)」の続編となる本作では、システム面でさまざまな進化を果たしている。

 「AC」シリーズの魅力の1つである、多彩なパーツを組み合わせて自分だけのオリジナル機体をくみ上げる「アセンブリ」では、登場するパーツ数が前作の2倍近くとなる450種類に増加。パーツはミッションで得た報酬を元手にショップで購入するほか、戦闘勝利時の特別報酬として獲得したり、マップ上で拾うこともできる。

自身のプレイスタイルに合わせて、さまざまな性能のパーツを選択。部位ごとに異なるパーツを選べるため、組み合わせパターンは膨大
カラーリングやエンブレムを施し、見た目もより個性的にカスタマイズできる

 また、AIシステムによって自動で思い通りの戦いを実現するAI機体の育成や、武器の耐久値がなくなると壊れてしまう武器破壊システムといった要素も今作から導入されている。

自分のプレイスタイルをAIに覚え込ませる。育成したAI機体は僚機として共に出撃したり、アドホック通信で対戦させることもできる武器の耐久度がなくなると破壊となり使用不可になる。対戦ではON/OFFの設定が可能

 このほか、一部データをメモリースティックにインストールしてロード時間を短縮する「データインストールシステム」や、「AC3 Portable」からのセーブデータ引き継ぎ機能も搭載されている。

データインストール画面セーブデータ引き継ぎ画面

■ PS2版からもパワーアップ

 PSP「AC3 Portable」と同じく、最大4人によるアドホック通信対戦機能を搭載。1対1やチーム戦、バトルロイヤルなど、さまざまな戦い方やルールで対戦できる。


 ほかにも、過去の「AC」シリーズの人気パーツが、復刻パーツとして登場。「AC3 Portable」で復刻されたパーツもそのまま収録されている。また、PS2版にはない新しいACも追加され、その機体が装備する新しいパーツも新規パーツとして収録される。

プレーヤーはさまざまな勢力から依頼を受け、その任務をクリアしていくことでストーリーが進行する。ミッションを成功させると活動範囲が広がり、やがて世界情勢を左右するような任務も請け負えるようになる。ミッションの内容に合わせて機体を構築し、戦略を考えることが攻略のポイントとなる

【ストーリー】

 人類が大規模災害により死の世界と化した地上を逃れ、「管理者」と呼ばれる管理AIに支配された地下世界へと移り住み、数世紀。ある1人の「レイヴン」の手によって、管理者が破壊された。

 軛から解き放たれ、人類が再び地上に進出したこの時代――。

 地上は企業によって提唱された「Brigade Project(地上再生計画)」を進め、新しい世界の発見を急ぐと共に、地上の開発計画も活発化していた。

 そして数年後、地上の未踏査地区を調査中に、巨大なクレーターが発見される。

 <それは誰も超えたことのない領域――サイレントライン>

 巨大な軍事力を持つ企業でさえ、その領域を超えることはできず、いつしかそこはサイレントラインと呼ばれるようになっていた。

 その存在は資源の所有化、利権紛争など新たな争いの火種を生み、かつてない激戦区と化した。やがて企業主導によるこの世界において唯一の例外、報酬で雇われ、中立の立場を持つ傭兵「レイヴン」達の力が戦況を左右していく。

 いつ終わるとも知れない戦い。世界は混迷を深めつつあった。



(C)1997-2009 FromSoftware, Inc. All rights reserved.
※画面は開発中のものです。

(2009年 9月 3日)

[Reported by 滝沢修]