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【ワンフェス2017夏】「デスクトップアーミー」がかわいいメガハウスブース

会場では新たな製品計画も公開

7月30日 開催

料金:2,500円(税込、パンフレット)

 メガハウスブースでは、オリジナルのアクションフィギュアシリーズ「デスクトップアーミー」シリーズや「ONE PIECE」などの「ジャンプ」作品を立体化したフィギュアなどを展示していた。本稿では「デスクトップアーミー」に特化した情報を取り上げたい。

勢力の相関図
警察無線版の「クロム」。モノクロの配色に金髪が映える

 ブースの外側にケースを配置し、とても目立っていた「デスクトップアーミー」。突如として人類が姿を消した世界で、意思を持った携帯電話として生まれた「D-Phone」たちが集結し戦いを繰り広げる――という世界観のもと、様々な勢力に属するモデルが参戦していく。「デスクトップアーミー」はかわいらしいデザインと無骨な武器を持った約8cmのアクションフィギュアとして、「D-Phone」たちを立体化、商品展開を行なっているシリーズだ。

 今回公開されたのは、丈夫さに定評があるという「クロム」の「警察無線」版。かつて警察無線に使われていたアウトドア用D-Phone「クロム」がモノクロ配色を身にまとって警察としての業務に就く、そんなイメージでのカラーバリエーションだ。青紫の装甲をまとっていた通常のクロムとは違いパトカーそのままのカラーリングで、「モノクロム」と愛称がつけられた白黒のボディに赤いパトランプ風の塗装と金髪がバシッと差し色で決まっている。本製品はイベント会場限定商品として販売されていた。

 また会場先行販売として展示、販売されていた「ミレニア」α小隊、β小隊は1つの情報を共有し、決定された意思のもとに全体が動くという極めて統率性の高いD-Phoneという設定。共通の素体に近未来チックなデザインの大型武装をまとい、無機質さを感じさせる表情はどことなく戦闘マシンのような印象を受ける。

 だが「ヱヴァ」の綾波レイしかり、「涼宮ハルヒ」の長門有希しかり、こういった無機質さにこそ可愛らしさを感じさせる魅力がある。「ミレニア」にはそれが「一部のマイナス思考が全体に伝播し、小隊の作戦全体に支障を来す」という少々困った(かわいい)設定にみられるし、彩度を低く抑えたカラーリングが肌色を際立たせて美しく見える。

近未来チックでエリート風味の「ミレニア」。無機質かわいい

 さらに書籍などとのコラボ展開として、電撃ホビーウェブにて連載されている「電撃デスクトップアーミー通信」のマスコットでもある「フレア・ナビット」の製品化企画が始動。キャラクターデザインを担当した藤岡建機氏の設定画が公開されていたほか、ホビージャパンの書籍「フィギュアJapan」とコラボして登場が予定されている「デスクトップアーミー パラディン」の完成見本も公開された。

 また小説「デスクトップアーミー 長靴をはいた猫王」に登場する「シルフィー」のバリエーションモデル、「長靴小隊」の6機のモデルが展示されていた。通常の「シルフィー」と異なり鮮やかなカラーバリエーションと明確なキャラ付けが存在する彼女らは、発売時期は未定だが製品化へ向けて企画が進んでいるという。小説の中で描写されるシーンの数々を再現出来る日も近い。

それぞれのキャラクター性が明確に与えられた「長靴小隊」

 ブースではさらに「デスクトップアーミー」1周年を記念して「シルフィー」シリーズのデザインを担当したBLADE氏の描いた色紙も飾られていたほか、コトブキヤの展開するロボット美少女擬人化プラモデルシリーズ「フレームアームズ・ガール」とコラボした「デスクトップアーミー 轟雷」も展示されていた。手のひらサイズの小さな「デスクトップアーミー」たちが広げていく世界に、続けて注目していきたい。