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【ワンフェス2017夏】「フレームアームズ」、「メガミデバイス」……コトブキヤのプラモが熱い!

モデラー魂が大炎上する新製品ラッシュ

7月30日 開催

 ホビー関連のイベント「ワンダーフェスティバル」が開催された。コトブキヤブースでは発売予定のフィギュアなどに加え、「フレームアームズ」や「フレームアームズ・ガール(FAガール)」、「ヘキサギア」、そして「メガミデバイス」といったプラモデルシリーズの展示を行なっていた。

新作「FAガール」お披露目!

 ブースでまず目にとまったのは新作「FAガール」。「FAガール グライフェン」と「FAガール シルフィー」の原型、「FAガール 白虎」の彩色モデルが展示されていた。

 元の「フレームアームズ グライフェン」は水中型という設定だったが、この設定を活かした「FAガール グライフェン」は水着と潜水服を合わせたようなデザインとなっている。その上に無骨な装甲がパワードスーツのように素体を覆っている。また素体がレバーで操作する機械的なマニピュレータが外側に取り付けられていて、潜水艇の作業アームのようにも見える。このデザインは、元の「グライフェン」に存在した隠し腕をマニピュレータとして表現したのか、それともそれを操作するFAガール側の腕を隠し腕の要素としたのだろうか?

 「FAガール 白虎」は元の「白虎」の特徴的な頭部をそのままFAガールのヘルメットのように昇華している。顔をほとんど装甲に覆っているのに、ボディは装甲からきわどく肌が露出しており、コントラストとなっているのが素晴らしい。ツインテールや膝にあしらわれたリボンのワンポイントが女の子らしい一面を醸し出しているのも魅力だ。

 そしてメガハウスの「デスクトップアーミー」とのコラボによって生まれた「FAガール シルフィー」は、通常のFAガールより小さく「デスクトップアーミー」とほぼ同サイズ。

 今回展示されていたのはツインテールで羽のような装甲板と長銃身の武器を持った「インターセプター」と呼ばれるタイプ。足の付け根に球体状のパーツが追加されており、ここが新たな足の可動ポイントとなっているように見える。

エリートそうな表情に無骨な造形の装備のギャップがたまらない
特徴的な頭部がそのままモチーフになった「白虎」
ちまっとしたボディにハイスペックが見え隠れしそうな「シルフィー」

「メガミデバイス」新作+「アリス・ギア・アイギス」コラボ作品

 開場してまもなく撮影に長蛇の列が出来たのは「メガミデバイス」の展示。第5、6弾はNidy-2D-氏がキャラクターデザインを手がける「朱羅(アスラ) 忍者/弓兵」で、その名の通り朱をメインカラーに軽装甲そうな忍者と袴を履いたようなデザインとなっていて、しなやかな美しさと強かさを内に秘めたメガミといった印象。またこの2機の武装を合体させると、武人然とした「侍」へと換装が可能となっている。

 第7、8弾は「ウィッチ(仮)」と「マジカルガール(仮)」。キャラクターデザイナーは明かされていないが、こちらはそのまま魔法少女、魔女といった外装構成。メインカラーはピンクとなっており、シリアスな雰囲気をガラリと変えるようなメルヘンチックな見た目だ。これまで兵器や戦士のような印象のあった「メガミデバイス」シリーズ作品とはまた違った楽しみ方が生まれそうだ。

 また、コロプラが開発中のAndroid/iOS用ゲームアプリ「アリス・ギア・アイギス」とのコラボ作品「吾妻楓」の原型も公開された。ゲーム内に登場し、他「メガミデバイス」シリーズとも完全互換。キャラクターデザインは島田フミカネ氏が担当している。ゲームアプリの詳しい仕様はまだ明かされていないが、ライフルと刀を両手に構えて長銃身の武器を備える様はオールラウンダーといった風体だ。

朱羅 忍者(左)/弓兵(右)。合体させると侍に変化
ウィッチ(仮、左)とマジカルガール(仮、右)
吾妻楓

「ヘキサギア」、人型歩行メカ現わる

二足歩行ヘキサギア「バルクアームα」
異形のヘキサギア「ハイドストーム」

 「ヘキサギア」は、ユニット化されたパーツ群をユーザーが思い思いに組み替えて楽しめる新たなプラモデルシリーズ。発売されるモデルたちは人型の強化装甲服や、生物を思わせるデザインの兵器たち。8月にその第1弾が発売予定で、個人的に発売が待ちきれないシリーズとなっている。

 今回は、クモのような異形のヘキサギア「ハイドストーム」の完成品公開に加え、「ネクストヘキサギア(仮)」として登場を予告されていた「バルクアームα(アルパ)」の原型が公開された。「バルクアームα」は、戦車砲を搭載し「パラボーン」や「ガバナー」たちが乗り込んで操作するとっても「漢」なメカの印象。簡素ながら重厚な装甲、そして可動式のコックピットがたまらない。「ヘキサギア」向けに開発されたジョイント「ヘキサグラム」を差し込む穴も多めに開けられていて、拡張性が非常に高そうだ。

 また、本会場では「ヘキサギア」の醍醐味であるパーツの組み替えが楽しめる試遊が行なわれていた。小さなパーツ群を組み合わせてたいへんな情報量を有するこのシリーズでは、ユーザーが遊びやすいようにパーツ分割を増やしたり、パーツの穴の位置を検討しているという「ヘキサギア」開発秘話の一端も聞けた。

 また、「ヘキサギア」はフレームアームズやFAガールとの親和性も高い。試遊台には「FAガール フレズヴェルク」と「ハイドストーム」をほぼ無改造で合体させた作品の他にも様々な作例が多数展示されていて、これからの展開や拡張性の高さを予感させる。

「ヘキサギア」ならではの組み合わせを利用したミキシングビルド作品も多数展示されていた

新たな「FA」登場、「ヘヴィウェポンユニット」も

 オリジナルロボットプラモデルとして展開する「フレームアームズ」シリーズでは「玄武」の原型とデザイン画が公開された。メカデザイナーは公開されていないが、分厚そうな丸みのある外装と右に担いだロケットのような武器が異質のフォルムを持った重火力のFAといった印象。どのような設定とともに登場するのかが楽しみだ。

 「FA」シリーズのみならず様々なモデリングをサポートする「ヘヴィウェポンユニット」シリーズには、新たに空戦に特化しそうな2基の大型ブースター「レイジングブースター」と、小型戦闘機のような「ソリッドラプター」が登場。「レイジングブースター」はブースターを分離可能で、「ソリッドラプター」は主翼と胴体を分割できるなど豊富なパーツ分割が確認でき、空中戦を意識したモデリングに新たな選択肢が加わったように見える。

 作例では「レイジングブースター」を「フレームアームズ スティレット」の脚部パーツと換装されていたり、「ソリッドラプター」を「FAガール スティレット」のシールドのように運用されていた。

細身の「白虎」と太めの「玄武」、2機が並ぶと壮観
大型飛行ユニット「レイジングブースター」