ニュース
ゲーミングPC一色! 最新機種をアピールした「COMPUTEX 2017」のMSIブースレポート
2017年6月1日 21:33
5月30日より6月3日の期間で開催されている「COMPUTEX 2017」。これに合わせてMSIが行なった発表会についてはすでにお伝えしたが、展示会自体は台北市の中心部にある台北貿易センター展示ホール(TWTC)と、台北市東部にある台北南港国際展示場の2か所に分かれて開催されている。MSIのブースは南港展示場にあり、同じフロアにはMicrosoftやASUS、Acer、ECS、BenQといったIT系のメーカーが集められている。
MSIのブースだが、「TRUE GAMING」というスローガンのほか、先日の発表会のタイトルともなった「NEXT GAMING DIMENSION」がブースに書かれており、ゲーミングに力を入れているのがはっきりとわかる様子。このためほかのブースとは異なり、ゲーミング一色といったイメージであった。昨年のCOMPUTEX 2016でも同じようにゲーミングに力を入れた展示となっていたが、それがさらに“マシマシ”になった、と言ったらいいだろうか。
展示しているPCだが、これまで発売されてきたゲーミングノートPCのほか、最新鋭となる「GT75VR Titan」、「GE63VR/73VR Raider」、「GS63VR/73VR Stealth Pro」の5機種も展示されており、来場者の目を引いていた。
このほかゲーム関連の展示としては、昨年に引き続き、ウエアラブルPCである「VR One」のデモも行なわれていた。VRを楽しむためには、ゴーグルから出る何本ものコネクタをどう取り回すかが重要となるが、バックパックとしてPCを背負うことで、コードに引っかかることを解決する、というもの。昨年もデモプレイは人気だったが、今年も健在。今回は「DEAD PRISON」という、ゾンビを倒すゲームがプレイできた。しかもマシンガンのコントローラーはフォースフィードバックがかかっており、撃つと反動もあるという代物。なかなか楽しめる内容だ。
またもう1つの展示としては、VRでレースゲームを行なえる試遊機も置かれていた。シートに座って、アクセルとブレーキペダル、クラッチペダルを踏んで操作できるというもの。ステアリングはパドルシフトとなっており、マニュアルでの操作も可能だ。もちろん、座席は車の挙動に反応して動くし、ステアリングはフォースフィードバックだ。
このほかデスクトップマシンもいくつか展示されていた。「Infinite A」は変わった筐体を持つマシンで、上部後方に取っ手のようなものがついている。これはLANパーティーなどの時に持ち運びやすいようにするためとのこと。なかなか考えて作られている。
また面白いところでいうと、ゲーミングPC向けのストレージソリューションも紹介されており、M.2のカードをRAID 0の構成で作り上げ、PCIeに差して利用するというものも展示されていた。
あとはここで、小型の製品を1つご紹介。外見はなんとなくPS4というか、家庭用ゲームのような筐体を持つ「Trident 3/Trident 3 Arctic」。小さい筐体だが、GeForce GTX 10xシリーズが搭載可能となっている。
このほかだが、曲面ディスプレイを3つ合わせて使ったゲームのデモも展示されていた。また変わったところでは、ブースの中央にこっそり(?)ワークステーションも置かれていたのが印象的だった。