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【スマホアプリ今日の1本】「はねろ!コイキング」
悲しさも背負うこの生き様を見よ! 「はねる力」を鍛える世代交代ゲーム
2017年5月25日 07:00
「はねろ!コイキング」の3大ポイント
・最弱ポケモン「コイキング」が育成可能!
・ゲームサイクルはテンポもよくしっかりとした構成
・ピジョンにさらわれる!? 時々悲しい事件も発生
発動してもなんの効果もない「はねる」を得意技として持っており、その弱さとまったく珍しくない出現率から公式からも「最弱のポケモン」、「世界でいちばん弱くて情けないポケモン」などひどい言われようをしているさかなポケモンの「コイキング」。
そんなコイキングが主役のAndroid/iOS用育成ゲーム「はねろ!コイキング」が5月24日に配信された。ダウンロード、利用料金は無料で、ビジネスモデルはアイテム課金制。開発は「生きろ!マンボウ!」や「ハントクック」などで知られるSELECT BUTTON。
本作は、コイキングをこよなく愛する地域「ホップタウン」が舞台。コイキングたちの「はねる力」を鍛え、そのはねた高さを競うという独自のリーグが開催されており、プレーヤーはコイキングの育成とリーグの制覇を目指していくこととなる。
本作の特徴はなんといっても「コイキングを心ゆくまで愛でられる」という点にある。とにかくコイキングだけを見つめ続けるゲームプレイになるので、あのどこを見ているかわからない目つき、あんぐりと開いたままの口、そして地上ではピチピチとはねることしかできないあられもない姿、そうしたちょっぴりマヌケな感じが好みなら、間違いなく目尻を下げながらプレイできるはずだ。
ゲームとしては意外としっかりしていて、一定時間ごとにホーム画面に登場する「たべもの」を与えたり、サンドバッグなどの道具を使って「とっくん」を行なうことで、「はねる力」を高めながらコイキングを育成していくこととなる。
「はねる力」を高めたらリーグに挑戦して対戦を勝ち抜いていくこととなるのだが、ポイントとなるのは育てているコイキングには上限レベルがあり、上限に達したら「世代交代」をしなくてはならないということ。
「世代交代」とは、つまり今育成しているコイキングを引退させ、新しいコイキングを育てなくてはならないということだが、このシステムによって育成サイクルのテンポが良くなり、育成ゲームにありがちな冗長さを低減することに繋がっている。
世代交代にはデメリットは少なく、プレーヤー自身のレベル(ブリーダーランク)が上げるための経験値がもらえるほか、コイキングのレベル上限で世代交代となれば「はねる力」にボーナスが+10%ずつ上乗せされていく。
ブリーダーランクが上がればコイキングのレベル上限も徐々に開放されていくので、コイキングの育成と世代交代、そしてブリーダーランクの上昇を繰り返すことで、徐々にはねる力の高いコイキングが育成可能になっていく、という流れだ。
世代交代は育成上限による大団円だけでなく、ふとした拍子にピジョンに連れ去られたり、マルマインの爆破に巻き込まれたりと、アクシデントによって強制引退となる可能性もある。これは「とっくん」やリーグ戦時に起こるランダムイベントがキーとなっているのだが、いずれにしても突如として去っていく姿は物悲しい。こうした悲しさを伴う生き様も、コイキングの魅力の1つなのである。
ところでコイキングについては、「ポケモン」の公式情報サイト「ポケモンだいすきクラブ」にて、「I LOVE コイキングさん」なる特設サイトが公開されている。このサイトではコイキングの魅力がたっぷり紹介されており、性別の見分け方などのコイキングのトリビアから、コイキングだけでポケモンリーグに挑戦する方法、入門というには情報が詳しすぎる「つり入門」など、コイキングに関する情報がまるごと網羅されている。
さらにコイキングがテーマの楽曲「I LOVE コイキング」(下記動画)も制作されており、そのダンスバージョンもあるなど、とにかくここ最近のポケモン公式による“コイキング推し”がものすごいことになっている。
なお「I LOVE コイキング」については「はねろ!コイキング」内からもアクセス可能。「いよいよコイキングが気になってきた」、「より幸せなコイキングライフを送りたい」という方は、これら楽曲や特設サイトをぜひあわせてチェックいただきたい。