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PS4/Vita用「祝姫 -祀-(いわいひめ まつり)」、発売日決定

PC版「祝姫」に竜騎士07氏による追加シナリオが収録されたホラーアドベンチャー

7月20日 発売予定

価格:
PS4版 6,980円(税別)
PS Vita版 5,980円(税別)
CEROレーティング:審査中

プレイ人数:1人

 日本一ソフトウェアは、プレイステーション 4/PlayStation Vita用ホラーアドベンチャー「祝姫 -祀-(いわいひめ まつり)」を7月20日に発売する。価格はPS4版が6,980円(税別)。PS Vita版が5,980円(税別)。

 本タイトルは、「ひぐらしのなく頃に」など「なく頃に」シリーズを手がけた作家・竜騎士07氏が紡ぐ「呪い」をテーマにした和風伝奇ホラーアドベンチャー。悲しくもおぞましい物語を、イラストレーターの和遥キナ氏と背景作家のmocha氏による美しいビジュアルが彩る。

 「祝姫 -祀-」は、PC向けタイトルとしてリリースされた「祝姫」本編に加えて、竜騎士07氏による追加シナリオが収録されている。本作のストーリーや登場人物と物語の舞台となる「須々田(すすだ)」について物語のプロローグとともに紹介したい。

【プロローグ】

煤払(ススハラ)家の男子は代々、一定の歳を迎えると親元を離れて独り立ちする。
そして誰にも頼らずに心身を鍛え、それを以て1人前と認められたそうだ。
だからこの日に備え、1人で生活する為に様々なことを身に付けてきた。

県立須々田高校。そこが僕の新しい学校だ。
高校での毎日は、気楽なだけでなく、とても快適。
誰もが楽しげに過ごす2年A組。

しかし、彼女。黒神十重(クロカミトエ)。
彼女は、不思議、……という言葉だけでは説明のつかない少女だった。
胸には片時も離すことなく、日本人形のようなものを抱えている。
知らぬ間に髪の毛が伸びている呪いの人形に違いない、などと囁く者もいる。
そう言われても不思議のない、薄気味悪い人形だった。

 でも、そんな彼女との出会いは運命だったのかもしれない……。

 いや、これは運命だったのだ。

登場人物を紹介

煤払 涼(ススハラ スズム)

CV:古川 慎

「……僕は、見て見ぬふりができるほど、 器用じゃないんだ」

 この物語の主人公。親元を離れて心身を鍛えるべく、椿子の両親が大家を務めるアパートに引っ越してきた。

黒神 十重(クロカミ トエ)

CV:赤﨑 千夏

「10年遅い。いいや、100年遅いっ、1,000年遅いッ……、ううぅッうううぅぅぅッ…」

 須々田の町にある祝元神社の1人娘。焦点の合わない瞳でぼんやりとしていることが多く、教師やクラスメイトからは距離を置かれている。

春宮 椿子(ハルミヤ ツバキコ)

CV:本多 真梨子

「まぁ、私も女子やってるしっ。キュートキュートになるよう、毎日努力してるしねっ」

 「涼」とは遠い親戚であり同級生。将来の夢は素敵なお嫁さんになること。独特の口調は「女の子らしさ」を意識したものらしい。

美濃部 鼎(ミノベ カナエ)

CV:大坪 由佳

「あーあ、 どっかにいい儲け話とか転がってないかねぇ」

 上級生の自覚がまったくない先輩。面倒くさがり屋だが、苦労以上の対価が得られるなら積極的な行動をみせることも。

布川 莉里杏(ヌノカワ リリア)

CV:ブリドカットセーラ恵美

「学業も部活も両立できてこそ、女子高生アイドルだと思いますので」

 「涼」や「椿子」の後輩で、現役高校生アイドル。幼い頃から子役タレントとして芸能活動をしていた。大人びたしっかり者で、かなりの努力家。

雛形 真由(ヒナガタ マユ)

CV:田中 涼子

「シャチホコ部って素晴らしい!→顧問は一体誰かしら?→私、ちやほや!」

 「涼」たちが所属する部活の顧問。面倒見が良く、生徒たちに慕われている。恐るべき三段論法で自らの主張を押し通す口先の魔術師。

熱田 夏也(アツタ ナツヤ)

CV:泰 勇気

「さっすが、グレートな男だぜ!! 煤払ぁ!」

 「涼」の親友でクラスメイト。とある出来事がきっかけで、「涼」のことを尊敬している。些細なことでも感動する暑苦しい性格。

「白昼夢」について

 白昼夢。それは覚醒時に体験する、夢に類似した意識状態を指す。夢や空想よりも直接的で生々しい現実感を持ち、――時には快感や痛覚までも伴う。

 少女たちは、以前から奇妙な白昼夢に悩まされていた。口では説明しようのない、奇怪な夢。あるいは淫靡でおぞましい妄想。悪夢は少しずつ彼女たちの精神を摩耗させ、蝕んでいく。

【スクリーンショット】
それは、単なる悪夢でなければならなかった

いびつで凄惨な光景が広がる白昼夢

 「煤払涼」は4人の少女たちと交流を深めるうちに、それぞれが抱える悪夢や苦しみを共有することになる。生まれて初めて得た理解者に彼女たちの心は救われたかに見えた。――しかし、それはこの地に千年続く“呪い”を成就させるのと同義でもあった。

【スクリーンショット】
「死ぬことが許されたお前が、羨ましい。 無力さを呪いながら、去れ」

平和な地方都市「須々田」

 本作のストーリーは地方都市「須々田(すすだ)」を舞台に展開していく。

 そこに暮らす人々は新参者である「煤払涼」を優しく受け入れるが、彼はやがてこの地に隠された忌まわしい過去を目の当たりにする――。

須々田(すすだ)高校

 「涼」や「椿子」たちが通う県立高校。須々田は本作の舞台となる地域一帯の名称。以前は煤田とも呼ばれていたらしい。

【須々田高校】

シャチホコ部

 正式名称は「社会地域奉仕貢献部」で、ボランティアや地元の催し物の手伝いが主な活動。部員は「鼎」、「椿子」、「莉里杏」、「十重」、そして新たに入部した「涼」と「夏也」の全6名。「雛形」と部長の「鼎」がのんびりとした性格のため、正式名称の硬さに反して部内の雰囲気はゆるい。

【シャチホコ部】

祝元(いわいもと)神社

 黒神家が代々宮司を務める神社。歴史は古く、平安時代に建立されたと伝えられている。人形供養でも知られており、人形神社の異名も。

【祝元神社】

鹿神比古命(ろくがみひこのみこと)の伝承

 須々田に伝わる民話。その昔、土地神の鹿神比古命は飢饉に苦しむ人々を憐れみ、祝福の煤を撒いて「金の鹿」を遣わした。金の鹿がもたらした富のおかげで、この地は大いに栄えたと言われている。

【スクリーンショット】