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【特別企画】「ウォッチドッグス2」、“リアル”マーカス君にオレはなる!

ドローンからパルクールまで、現実世界でなりきりプレイ!

12月1日 発売

価格:
8,400円(税別/パッケージ版)
7,500円(税別/ダウンロード版)

 12月1日にユービーアイソフトより発売されたプレイステーション 4/Xbox One/Windows向けアクション「ウォッチドッグス2」。本作は、アナーキーで陽気なデジタル世代のハッキングアクションですが、その魅力は発売日掲載のレビュー記事でたっぷりとご紹介しました。

 打って変わって本稿ではゲーム画面を飛び出して、ライターのたてりょうた氏が主人公のマーカス・ホロウェイへの「リアルなりきり」に挑みます。ハッキングから機械操作まで軽々とこなし、パルクールで街を鮮やかに飛び回る、頭脳的にも身体能力的にも完璧超人なマーカス君になりきることはできるのか! たて氏の奮闘の軌跡をどうぞご覧ください。

「ウォッチドッグス2」オレ、マーカスになるんだってよ!(物理的に)

こちらがライター・たてりょうた変身前の御姿

 あるうららかな午後、久しぶりにGAME Watch編集部から電話がかかってきた。電話の相手は、編集部・安田。

 イベントやらなにやらでバタバタしているのを理解しての電話なのだから、よっぽど大事な内容なんだろう。ということは、「合コン」か、「街コン」か、「お見合い」あたりのお誘いかな?

安田:「たてさん、『ウォッチドッグス』って知ってます?」

たて:「うん。知ってるよ。あの、ハッカーになって遊ぶオープンワールドアクションゲームでしょ?」

 あれえ? この流れ。仕事の電話っぽい。

安田:「でね。今度続編の『ウォッチドッグス2』が国内で販売されるんですよ」

 ああ、この流れ、あれですわ。レビュー系ですわ。ゴリゴリプレイして、睡眠時間なくなるほどやって、原稿に何度も直しを入れられるアレですわ。

たて:「ああ、つまりプレイしてレビューをしろということね。いいよ。ゲームはいつ遊べば……」

安田:「やらなくていいっす」

たて:「は?」

安田:「そういうのは、たてさんに期待してないから、いいです

 やだ……。なにそれ? 怖い……。安田いわく、「ウォッチドッグス2」の主人公マーカス・ホロウェイに実世界でなる、という企画を考えたとのこと。何言ってんだコイツ。そんな企画がユービーアイソフトに通るわけないじゃん。

安田:「メーカーさんからはOKもらってますんで。じゃあよろしくお願いしますね」

 公式に了解とってるのかよ! ゲリラじゃねえのかよ! そんなふんわりした企画でよく通ったな!?

安田:「マーカスみたいにPCに強くて、アクロバティックな動きができる男って実際にいたらモテるでしょうね……」

 ん!? なるほど……本家マーカスは、画面から出てこないわけじゃない? そこで、オレがマーカスと同じようなスキルを発揮できれば、モテるってことじゃない!? むしろ、オレがマーカスということになるんじゃない!? さらにいえば、次回作の主人公が「たて りょうた」の可能性がすごく大きくなるんじゃないの!?

 やる! この企画、全力でやる! オレ、マーカスになる! ってあれ、どうやったらマーカスになれるの?

【これを目指します】
機械に強く、運動神経も抜群のマーカス・ホロウェイ。巨大インフラ企業ブルームを敵に回して、今日もサンフランシスコを駆け抜ける! 作品自体の魅力はレビュー記事でたっぷりお伝えしましたが、本企画で目指すのは現実世界で「彼になること」です

手元にある衣装で、マーカス君になってみました! ファッションチェックお願いします!

自前でそろえられたのはココまで。自前にしては持っていた方か……

 さて、まずは見た目からマーカスになっていくとしよう。参考のために送られてきたマーカス君のビジュアルをもとに、ごそごそと引き出しから衣装を探します。

 ……あれ? ダーク系の服、オレ持ってない。個人的な趣味ですが、常に「ボクをもっと見て!」という目立ちたがり屋な性分からか、もっている服はビビットな色使いなものばかり!

 マジかよ! これ、衣装一から探さなきゃだめなヤツだ!

 うーん。手軽にマーカス君になって、はい終了。かと思ってたのに。ファッションセンターし○○○とか、密林.comとか覗くしかないなあ。

 あらゆる手を使って衣装を集め、着替えるたびに妹に写真を撮ってもらい安田に送ります。そのたび、「キャップがだめ」、「マスクがヒドイ」、「上半身のコーデをなんとかして」、「もう存在がゆるせない」など、ピー○さん以上のコメントが返ってくる。

 なんなの? 心にダイレクトアタックしてくるの? この子。

 その後も何度かアップデートを繰り返し、少しずつ少しずつマーカス君に近づいていっているものの、どうしてもキャップとマスクの違和感でマーカス君らしさが出ません。

安田:「キャップとマスクはどうにかしたいですねえ。ちょっと聞いてみます」

 え? 誰に? 誰に聞くの? おす○? GENKIN○?

 数日後、安田から用意ができたと連絡が入る。

たて:「おお。すごいじゃん。キャップとマスク、まんまじゃん。よく用意できたね」

安田:「これユービーアイソフトの公式グッズです」

たて:「は?」

安田:「公式グッズの使用許可ももちろんもらっています!」

【マーカスの「衣装」完成!】
帽子とマスクでそれっぽくなるもんだ……

 全力か! 全力なのか!? この企画にメーカー全力サポートしてくれてるのか!? いいのか!? 本当にいいのか!?

 いろんな、いろんな意味で、ユービーアイソフトすげえ……。

オープンワールドだから、コスプレして外にでる

 衣装もほぼ完ぺきになったので外に出て撮影したくなってきた。でも、ひとりで出ると確実に嫌なこと(職務なんとか等)しか想像ができないので、安田に連絡し、一緒に撮影会を開催。

 周りにいる人の目がブスブス刺さるのに耐えつつ、ゲーム内シチュエーションっぽいポーズで撮影してもらいます。

「ウォッチドッグス2」の代名詞、あぐらコンピューティング
引いて見た感じ。どこからどう見ても完全に怪しい
「やや高い位置でのあぐら」も「ウォッチドッグス2」あるある
ベンチに座るとただの怪しい人
気分がノッてきて段々と謎のポーズを取り出す
日本のマーカスはきっとこんな感じ。いや、これが日本のマーカスだ!

安田:「いい! いいですね!(笑)」

 そんな感じで撮影を続けると、グラビアタレントの気持ちがわかってきたような気がしてきます。あのね。気持ちいい! ほめられながら撮られるのって気持ちいい!その気にすごくなる!

 でもなあ、表でノートPC開くだけで「マーカスです」っていうの、説得力なくない?「ウォッチドッグス2」っぽくなくない?

 確かに、PCでのハッキングするゲームだけど、撮影で別にハッキングしてないし。開いているだけだし。

たて:「なんかさあ。もっとポイことしたいんだけどさあ」

安田:「うーん。ちょっと調べてみます」

 というわけで、安田のリサーチで訪れたお店が「ライオンズファシリティ」。このお店、東京都23区内初となるドローンフライト練習場なんです!

【ライオンズファシリティ】
こちらが「ライオンズファシリティ」正面
「ウォッチドッグス2」らしさを出すため壁からチラ見。すっかりなりきっている

 初めての体験でもお店に用意されているドローンを体験できるし、スタッフさんからレクチャーもしてもらえます。さらに、初回の30分は無料で体験可能!

「ライオンズファシリティ」詳細

 ライオンズフィルムが展開する、ドローンフライト練習場と体験型ショールーム・カフェバーを一体化した複合施設(関連記事)。東京都23区内の場合、ドローンには飛行制限がかかっているが、本施設は屋内のため安心して飛ばせるほか、ドローンメーカーのDJIと代理店契約も結んでおり、その場でDJIの商品を購入できる。料金は30分の施設利用料が2,160円(税込、会員料金)からとなっているが、初回の30分は無料でドローンの体験が可能。

ライオンズファシリティの公式サイト:
http://www.lionsfilm.co.jp/facility/

カフェスペースでドローンの教科書を読み出すマーカス
今回使用することとなったDJIの「PHANTOM 4」
ドローン初操作にあたり、しっかり講習を受けるマーカス。初回利用でも操作方法を教えてもらえる
左から「Inspire 1」、「PHANTOM 4」。DJIの機体がその場で購入もできる

PCではないが、タブレット付きリモコンで操作する
マーカススタイルでドローン発進!

 そう! まさにコレ! ハッキングは実際にやると社会的にNGだけど(そんな技術もないし……)、「ウォッチドッグス2」でマーカスがガンガン使うドローンならできる!

 今回操作させてもらったドローンは、機械制御され映画の空撮などでも利用されるDJIの機体「PHANTOM 4」。スタッフさんから操作の説明を受けたらあぐらでPCなどを操作するマーカススタイルでリフトオフ!

ドローン:「ブオオオオオオオオン!」

 なにこれ!? 音スゴイ! プロペラ音が半端ない! 室内だと反響して、近所で何か工事してるくらいの音の大きさだな……ってこれ、隠密用に向かないな!

ドローン操作によってマーカス度上昇中
神秘的ですらあるドローンとマーカスの2ショット

 「PHANTOM 4」はラジコン風のリモコンに加えて、リモコンに装着したタブレットにも接続されていて、空中で姿勢制御されるようにプログラムが組まれているものを操作させてもらったので、非常に簡単に動かせます。面白い!

 自分の真上に機体を浮かせると、プロペラの風でマスクがバタバタはためく風圧が。

 スニーキングしながらでは利用できないけど、スニーキングをしない生活が通常の諸兄は、ぜひ1回体験することオススメ! ホントに面白いから! 来てるな、21世紀!

【マーカスがPHANTOM 4を操作!】
【マーカスがPHANTOM 4を操作!(発着陸)】
リモコン手元の画面。タブレットにはドローン付属のカメラからの映像が届く。発着陸はワンタッチでできるようにプログラムされている

安田:「あと、こんなものも持ってきましたよ」

 ごそごそと安田がバックから取り出したのは、Parrotのミニドローン「Jumping Night」。これは、スマホと連動して動く地上ドローン! ゲームでも良く使われるやつだ!

【Jumping Night】
地上を走るミニドローン。ちょこまかと動き回り、ジャンプもする ※「ライオンズファシリティ」では扱っておりません

こちらもあぐらで操作。「PHANTOM 4」に比べてかわいいが、実力はかなりのもの

 なんだよ! 安田! おまえ、できる男だな! これだよ! オレが望んでいたのはコレなんだよ!

 「PHANTOM 4」に引き続き、持参した「Jumping Night」を特別に許可をもらって操作。ドローンの後だから、さすがにインパクトに欠けるかな、と思っていたけどこれまたスゴイ。

 こちらは、自分のスマホに専用アプリを入れることで操作できるドローン。フリックで90度、180度と切れのいい動きで方向転換でき、移動しながらスマホを傾けると左右に旋回。さらに、ジャンプやスピン、写真撮影といった機能も。やっぱりきてるぞ! 未来! コスプレ衣装も相まって、気分はすっかりマーカス君。オレはいま、マーカスになってるぜ……(恍惚)。

【マーカスがJumping Nightを操作!】