インタビュー

「Master of Orion」を生み出したWG LABSインタビュー

他社の優秀なタイトルを支援。今後は日本のデベロッパー支援も視野に

8月17日~21日開催

会場:Koln Messe

 「World of Tanks」や「World of Warships」など、ミリタリーゲームの担い手として知られるWargaming.netだが、昨年、WG LABSを立ち上げ、サードパーティーの支援活動をスタートさせた。その第1弾となるのが、いよいよグローバルで8月にリリースされるストラテジーゲーム「Master of Orion」となる。開発はアルゼンチンのNGD Studiosが担当し、過去のシリーズの開発を担当したオリジナルメンバーも加わり、シリーズの大ファンだったというWargaming.net CEO Victor Kyslyi氏の意向を汲む形で開発が進められている。

 今回のgamescomインタビューでは、WG LABSを担当しているAlberto Delgado氏に、WG LABSの設立経緯や、「Master of Orion」を含めた担当タイトルについて話を伺った。

Victor Kyslyi氏の門前払いの過去がWG LABS設立のきっかけに

Wargaming EuropeでWG LABSを担当するAlberto Delgado氏
8月25日に発売される「Master of Orion」

――まずDelgadoさんの担当業務を教えて下さい。

Alberto Delgado氏:WG LABSに所属しておりまして、「Master of Orion」、「Hybrid Wars」、また、WG LABSとは別に「World of Warplane」のパブリッシングプロデューサーとして仕事をしております。具体的に何をしているかというと、ゲームに関してテスト中のものも含めてヨーロッパ全体、またグローバルからも多くの意見が来ますので、そういった意見などをとりまとめて、開発やパブリッシングなどいろんな方面に情報を共有していくのがメインの業務となっております。

――WG LABSという名称は私はまだ聞き慣れないのですが、どういった組織なんでしょうか?

Alberto Delgado氏:WG LABS自体はすごくシンプルに説明してしまうと、他企業のサポートをする部署です。何をしているかといいますと、私たちは主にパブリッシングをしている部署なんですが、ほかのゲーム開発者さんからプロトタイプをお送りいただいて、我々の審査に通ったものに関して様々なサポートをさせていただいております。それは、資金関係のサポートであったり、技術関係のサポート、または開発はあるけれどもパブリッシングができないところもありますので、そういったところのパブリッシングのサポート、そういったものをすべて担当している部署です。

――Wargamingさんは、「World of Tanks」シリーズが代表作としてミリタリーゲームを扱っていますが、そのビジネスとWG LABSのビジネスとはちょっと距離がある印象がありますが、なぜそのような取り組みをやっているんでしょうか?

Alberto Delgado氏:確かに、私たちは今まで「World of War」シリーズを出しておりました。ただ、それだけですとやはりひとつのジャンルに固執する形になってしまいますので、今回このWG LABSでは、今まで私たちが手掛けたことのないジャンル、またまったく違うプラットフォームだったり、業界だったりを、私たち自身が経験するために立ち上げた新しい部署になります。

――もともと「World of Tanks」を開発した会社だけに、開発力はありますよね。自社で開発すればいいのに、なぜ、他社のタイトルを手助けする回りくどいことを?

Alberto Delgado氏:まず、わかりやすいところから説明させていただきますと、私たちは確かに開発力を持っておりまして、様々なゲームを出していますが、それはやはりある特定のゲームジャンルで、私たちが手を出していない市場というのもあるわけです。こういった形でサポートすることで、より多くの今まで調べたことのない市場にも関わることができます。

 またそれとは別の話として、弊社はもともとVictor(Wargaming CEO Victor Kyslyi氏)が立ち上げた小さな会社でした。「World of Tanks」がヒットして大きくなりましたが、それがヒットする間はVictor本人が手売りしたりまた自分で企画したり、持ち込んだりしたわけです。その時に、やはり大きくない会社の場合は門前払いされることがありましたし、そもそも正しくパブリッシングできなかった経験がたくさんあります。私たちにもそういった過去があるので、小さい会社、まだ成長できていない会社を手助けをしてより、お互いに支えあってゲーム業界というものを育てていきたいと思っています。

――WG LABSの拠点はどこにあるんですか?

Alberto Delgado氏:特にヘッドクウォーター的なものはなくて、それぞれの地域のオフィスにWG LABSは存在しております。なので、ある特定地域はないです。なぜかといいますと、各地域でヒットするものはぜんぜん違います。ロシアで流行っているものが、ヨーロッパ全体で流行るとは限らないし、ヨーロッパで流行ったからと言ってそれがアメリカや日本で流行るとは限らないのです。それらを正しく分析するため、そして各地域からくるタイトルを正しく審査するためにも、各地域ごとにWG LABSという部署が存在しております。

――設立はいつで、これまでに何タイトル手がけたのですか?

Alberto Delgado氏:まず、正しい正式にこちらの部署が設立された日というのは、ちょっと私の頭からすぐに出てこないんですが、2015年の時点で立ち上がっておりまして、今まで手掛けたタイトルしては「Master of Orion」がそうですし、それ以外に「Gods and Glory」、「Hybrid Wars」なども今回発表いたしました。

――なるほど。その一番最初のタイトルが「Master of Orion」ということなんですが、これは取り扱おうと思ったきっかけは?

Alberto Delgado氏:私たちが「Master of Orion」を手掛けることになったきっかけは、Victorがこのゲーム自体のすごいファンでして、一番最初のシリーズが93年に出まして、そのあと続編が少しづつ出たんですが、最終的に2003年で続編の開発が止まってしまいました。

 実際もう10何年以上、こちらの作品が世に出ることがなくなってしまって。そして、それは残念なことだったのですが、最終的にはIPが販売される形になりました。そのときにVictorは、彼の中で懐かしい名作でしてので、IPを買い取って今の現代のプレーヤーたちにぜひ提供したいと思い、WG LABSという全く別の部署を立ち上げて、作り直すことになりました。

 もともと「World of Tanks」や「World of Warships」では基本無料でやっていますが、こちらの「Master of Orion」は有料のものとなっております。Steamで購入するという、今までに私たちが全く出したことのないジャンルのゲームなので、そういった意味で新しいWG LABSという部署を立ち上げて、今後は今までの基本無料とは違うスタイルでゲームを取り扱うようにしております。

ようやく完成した「Master of Orion」。日本でも8月25日より発売開始

【Master of Orion Announcement Trailer】

――今回Wargamingから発売される「Master of Orion」というのは、1993年から2003年まで存在したものとどういう関係性があるんでしょうか?

Alberto Delgado氏:基本的にはリマスターなんですが新しい要素などを組み込んでいます。

――それは初代のリマスターなんですか?

Alberto Delgado氏:単純にどれかであてはめるんであれば、やはり一番最初のものが最も皆さんに愛されたものでしたので、その一番最初の作品のリマスターにはなります。ただ、その要素自体はその後に出た続編などのものを入れておりますので、ベースが一番最初でも様々なゲーム内要素は、続編のものも含んでおります。

――「Master of Orion」は発表から発売まで少し時間がかかった感じがしますが、実際完成してみて感想はいかがですか?

Alberto Delgado氏:確かにおっしゃるとおり結構長い時間かけて開発しております。2月からアーリーアクセスやベータテストなども行なってきました。実はリリースの3カ月ほど前にテストをして、そこからリリースしようと思った時に、プレイをされたコミュニティ、いわゆるプレーヤーの方々、ベータテストに参加された方から、またいろいろなご意見をいただいて、その時にまだゲームに改良の余地があるというご意見をたくさんいただいたので、それをさらに取り入れるために当初予定していたよりも長い時間がかかったのです。今は、そのご意見なども含んで、プレーヤーの方々も満足できる作品になったと思います。

――ようやくヨーロッパで発売が開始されるわけですけれども、マーケットの反応はいかがですか?

Alberto Delgado氏:ヨーロッパの方々は、まずやはりこのゲームが止まっていたので、その新作が出るということで、非常に楽しみにしておられますし、またベータテストやアーリーアクセステストに参加された方々も、非常に良いフィードバックを今現在いただいております。Steamを使って今配信して、テストなどを行なってきましたが、Steamの方でもだいたい73~74%の方々がポジティブなご意見や評価をいただいておりますので、完成度はだいぶ上がっていると思います。

【「Master of Orion」スクリーンショット】

――ちなみに、日本ではあまり知名度が高くないタイトルですが、どういったところが魅力なのか、改めて教えてもらえますか?

Alberto Delgado氏:まず、このゲームは4X(eXplore、eXpand、eXploit、eXterminate)といわれるジャンルとして最初に出てきたゲームですので、ぜひ始まりがどういったものなのかを、プレイして実際に試していただきたいです。また、このゲームは自由度が高い。何が凄いかというと、普通に戦闘もあればそれ以外に経済関係のコマンドなどもありますし、開発などもありますし、開拓ももあります。様々なことがこのゲームひとつでできるのです。また同じ宇宙を何度も探索するタイプのゲームなんですが、プレイするたびに違う経験ができて、同じような形には絶対にならず、遊ぶたびになにかしら新しい発見があります。また、何度プレイしてもおもしろいという新しい体験が得られるゲームなうえに、非常に底が深いゲームなので、やりこめばやりこむほど新しい発見ができます。そういった形でも飽きのこないゲームなので、ぜひ一度触っていただきたいです。

――その話を伺っていると、「シヴィライゼーション」の特徴に非常に近いような印象を受けたのですが、「シヴィライゼーション」のようなストラテジーゲームのファンだったら楽しめますか?

Alberto Delgado氏:もちろん、この「Master of Orion」というフォーエックスのジャンルは、「シヴィライゼーション」のようなストラテジーが大好きな方にも絶対に楽しんでいただけるタイトルです。基本的な部分としては、そういった先を読んだり自分でコントロールして開発や開拓を進めていくというのは「シヴィライゼーション」と似たようなシステムになりますのでもちろん「シヴィライゼーション」が大好きな方はこれを楽しむポテンシャルをしっかり持っていると思います。

――このゲームの特徴は、Wargamingさんが得意としているフリー・トゥー・プレイ(F2P)ではなくて、パッケージ販売を行なうというのがひとつの特徴ですね。なぜ、得意なF2Pではなくて、あえてパッケージという、比較的レガシーで慣れない道を選だのか。そこを聞かせてもらえますか。

Alberto Delgado氏:まずこの「Master of Orion」というゲーム自体がF2Pに適しているタイトルではないのです。そのために、無理やりそれをF2Pにするよりは、元々パッケージゲームでしたので、昔のファンの方々もそれを理解しておりますし、そういったところは大事にしたいと思っております。そのため今回は、今までやってきたF2Pではなくオリジナルのパッケージ販売という形をとらせていただいております。

 また、弊社のいままで作ってきたゲームなんですが、やはり有名なところは「World of Tanks」というのがあります。ただ、ゲームの開発自体は「World of Tanks」が作られたずっと前からやっておりまして、その時のVictorが非常好んで作っておりましたのがストラテジーゲームなんです。そういったところもありまして「Master of Orion」というのは、私たちが手を出すきっかけとしては十分すぎる可能性を秘めたタイトルなんです。

――「Master of Orion」には「World of Tanks」みたいなプレミアムサービスというのはないんでしょうか?

Alberto Delgado氏:もちろん、プレミアムアカウントといったものはないのですが、代わりにプレミアムなパッケージは用意させていただいております。通常版以外にコレクターズエディションというのがありまして、そちらではいままで過去に出てきた、設定資料集だったり、BGMだったり、特別な一番最初の方に出ていたピクセル状のものだったり、そういった様々な特典が一緒になったようなものになります。

【Master of Orion Collector's Edition Trailer】

――このシリーズは今後の展開はどういうものになりますか。例えば「Master of Orion 2」といった続編を考えているのか、ダウンロードコンテンツを少しづつ出して世界を広げていくのか。

Alberto Delgado氏:もちろん今後もいろんなことをやっていく予定があります。パッケージとはいえ、出して終わりというわけではありません。実はすでにアップデート関係の話は出ております。例えばですが、新しい種族が使えるようになったり、違う惑星が存在したりとか、種類の違う惑星を追加したり、そういったものは今後のアップデートで増やしていきます。また、DLCも将来的には全くない話ではないのですが、まだ私たち中で話はそこまで進んでいませんので、その話についてはお答えできません。

――日本発売はいつになりますか?

Alberto Delgado氏:ちゃんとグローバルリリースになりますので、こちらのゲームが正式にリリースされた際には日本も含め全世界の方々が購入可能になっております。また、ゲーム自体もちゃんと日本語に翻訳されておりますので、そういった意味では言葉の壁などもないので、日本の方々にも不自由なく遊べるようになっております。

――それはいつですか?

Alberto Delgado氏:8月25日に正式発表、同時に正式リリースが始まります。8月25日ですから、もう来週ですね。

最新作はクォータービュー視点で楽しむアクションゲーム「Hybrid Wars」

【Hybrid Wars from WG Labs—Official Announcement Teaser】

――今回、Gamescomに合わせて「Hybrid Wars」という作品を発表しましたよね。これはどういったゲームなんでしょうか?

Alberto Delgado氏:ちょっと映像がありますので、そちら見ていただきましょう。

――これ、昔でいうところのメックシリーズ、今でいうところの「Halo Wars」みたいな、そういうSFステラテジーゲームという印象を受けました。

Alberto Delgado氏:このゲーム自体はいわゆるトップダウンシューターという上の視点から操作するものでして、アクション性の非常に高いゲームとなっております。

――ジャンルとしてはRTSみたいな理解の仕方でいいんでしょうか?

Alberto Delgado氏:あまりストラテジーとは関係ない感じです。キャラクター自体は自分で操作するものですので、あれを操作して、ジャンプしたり、攻撃をしたり、また乗り物もいろいろ用意されていて、あの視点のままアクションをこなすタイプ的なものとなります。

――なるほど、複数のユニットで構成された部隊を指揮するゲームではないんですね。

Alberto Delgado氏:はい、自分個人がキャラクターを直接操作しながら進めていくゲームです。

――自分は何を操作するのですか?

Alberto Delgado氏:操作できるものとしては、様々な兵士がおりまして、まず最初はそれを使ってプレイするんですが、ゲームプレイ中に他にも巨大なロボットだったり戦車だったりヘリコプターだったり、様々な乗り物も用意されています。

――ゲームの舞台設定は?

Alberto Delgado氏:ゲームの舞台設定としては、世界観は2060年の未来になっております。多くの国が戦争をして資源を取り合っている中、こちらの主人公となるキャラクターたちが、戦争に巻き込まれて戦いをしていくという感じになっています。

――ゲームのモードは、シングルキャンペーンを遊ぶゲームなのか、それともマルチプレーを楽しむものなんですか?

Alberto Delgado氏:モード自体はすごくたくさんあります。ひとりでプレイするためのストーリーモードだったり、coopモード、マルチプレイをするモードもありますし、それ以外にもPvPなど対戦ができるモードもあります。

――マルチプレイは最大で何人で遊べますか?

Alberto Delgado氏:マルチプレイモードは最大で今4人までで考えております。また、プラットフォームもWindows、Mac、Linuxなどで、多くの方々がプレイできるようにする予定です。

【Hybrid Wars】

――これは「World of Tanks」のようにe-Sportsを意識したタイトルなんでしょうか?

Alberto Delgado氏:e-Sportsのポテンシャルも十分持っていると思います。ゲーム自体は非常にハイスピードで、皆さんの興奮とアドレナリンをいっぱい上げていくようなゲームになっております。

――e-Sportsで競う場合には、例えば2対2で戦うのですか?

Alberto Delgado氏:まだ、ゲームが正式サービスになっていないので、それを決めるのは難しいところですが、ゲームが出て多くの方々の意見をいただいてPvPになるのか、タイムアタックになるのか、キャンペーンになるのかそれはまだわからないです。そういった意味では逆にいろいろな可能性があります。

――ちなみにこのゲームの発売時期とビジネスモデルは?

Alberto Delgado氏:こちらのゲームは基本無料ではなく、「Master of Orion」のような形のパッケージ販売になります。なので一度購入してもらえれば、ずっと遊べる形になります。発売時期に関しては、まだちょっと発表されたばかりですので、ちょっと見通しがついておりません。

――例えば、ホリデーシーズンにはあそべるのか、2017年以降になるのかその辺りのニュアンスが知りたいです。

Alberto Delgado氏:本当にそれに関しては言えないので。ただ、そんなにお待たせすることはないと思います。

――日本を含むグローバル展開についてはいかがですか?

Alberto Delgado氏:まず、最初は英語でご提供する形で話を進めておりますので、日本の方々にも人気が出そうであれば、ローカライゼーションの話も出るかもしれませんが、今現在日本語化の話は出ておりません。

――今回、「Master of Orion」、「Hybrid Wars」、2つのPC向けのAAAタイトルをご紹介いただきましたが、今後どのようなタイトルを提供していきたいと思っていますか。具体的な話があれば教えてください。

Alberto Delgado氏:もちろん、私たちWG LABSでは様々なゲームのプロトタイプを開発者の方からご提供していただいておりますので、そこから私たちから見て、ユーザーを楽しませることが可能というポテンシャルを秘めたゲームがあれば、どんどんそれらをサポートしていって、パブリッシングして行きたいと考えております。

【モバイルタイトル】
Wargamingブースではサービス中のモバイルタイトルも出展されていた

――先ほどの話では「World of Warplane」も担当されているということでしたが?

Alberto Delgado氏:元々は「World of Warplane」の担当しておりまして、そこで昨年WG LABS立ち上げの時に声がかかり、そのままWG LABSに移行はしたものの、私はもともと「World of Warplane」をやっておりましたのでそれを引き続き担当しているというだけです。

――「World of Warplane」は日本ではサービスされていないので、まだ遊べないのが残念なんですが、「World of Warplane」のプロジェクトは今後どうなるんでしょうか?

Alberto Delgado氏:「World of Warplane」は弊社の出した2作目のタイトルということもあり、「World of Tanks」の大ヒットの後で、ユーザーさんの期待値が非常に高くなってしまったため、今現在ですと、ユーザー数をみた場合「World of Tanks」にとおく及ばないという形で、あまり良い成果を出していない感じにはなっております。しかし、別に悪いゲームではないので、今後それらを皆様の期待値に届くようにアップデートをどんどん積み重ねていってゲームを改良していきたいと考えております。ただ、具体的にどういう改良を施すかとなどの話は、今日はできるようなものはありません。

――最終的には日本を含むグローバルに展開していくという考えですか?

Alberto Delgado氏:もちろんです。

【World of Warplanes: Trailer】
日本未展開の「World of Warplane」だが、アップデートを行ない、最終的に日本展開を行なう意思はあるという

――わかりました。最後になりますが、日本のゲームファンにメッセージをお願いします。

Alberto Delgado氏:まず、最初にゲーム開発者の方にメッセージがあります。日本のゲーム開発をされている方にもしパブリッシングや様々な支援、サポートが必要な場合は私たちWG LABSはいつでも皆様のご連絡をお待ちしておりますので、WG LABSのサイトにきて書き込みをして、私たちに素晴らしいプロトタイプをぜひ見せていただけたらと思います。

 そして、ゲームが大好きなゲームファンの方に、私たちは今までWargamingが出してきたものと全く違うものを出しております。ストラテジーが好きな方には「Master of Orion」があります。アクションが好きな方には「Hybrid Wars」があります。ぜひ様々なジャンルに挑戦していただき、遊んでいただき楽しんでいただけたらと思います。

――ありがとうございました。