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ゲーマーも家族もみんな楽しい!LG 4K有機ELテレビを“次の1台”に選ぶ理由

「鬼武者」がここまで映える。AI機能も充実のゲーミングTV「LG OLED evo AI C6」

【LG OLED evo AI C6】
6月25日 発売
価格:258,000円(公式ストア価格)

 一定の年代以上の人ならば、リビングのテレビ前に友達が集まってワイワイと家庭用ゲームで遊んだ共通体験を持っているのではないだろうか。だがいつの頃からか、「最新のゲームはゲーミングモニターで遊ぶ方が良い」というのがここ最近のトレンドとなっている。

 かつてのテレビは動画や映像を美しく見せることに注力するあまり、応答速度の優先度は低い傾向があった。また、リフレッシュレートよりも高解像度が求められてきたため、最大リフレッシュレートが60Hzで高止まりする、という時代が長く続いてきたように思う。

 しかし、現在のテレビは大きく進化している。今や家庭用テレビは、ゲーミングモニターに引けを取らない高リフレッシュレートと応答速度を有し、さらに大画面、テレビ放送、動画配信サービス、AIによる画質・音質調整など、ゲーミングモニターにはないリビング向けの機能も充実している。

 そこで本稿では、LGの48V型4K有機ELテレビ「LG OLED evo AI C6」をぜひご紹介したい。本機種は、有機ELならではの深い黒と高コントラストによる映像美と応答速度0.1ms以下の高速なレスポンス、最大165HzのリフレッシュレートとVRRなどゲーミングモニターとして十分な性能を有している。もちろんテレビなので、スピーカーの性能も折り紙付きだ。さらにAIによって映像や音を最適化する機能を搭載している。ゲーマーも、その家族も全員が楽しめるような現代のゲーミングテレビ、といったところだ。

 今回は、そんな「LG OLED evo AI C6」の様々な機能を紹介しつつ、「鬼武者」シリーズの最新作「鬼武者 Way of the Sword」を使って実際にテストしてみたので、インプレッションをお届けしたい。

「C9」は性能十分、価格も抑えたバランス型のモデル

 まずは「LG OLED evo AI C6」の基本的なスペックを紹介したい。本製品は、長年有機ELのトップランナーとして業界をけん引しているLGのハイグレードモデルにラインナップする一台。同じシリーズには42V型、55V型、65V型もあるが、48V型は一番人気の商品となっており、本稿ではこの48V型を例に紹介を進めていく。

 上位モデルである「G6」シリーズと同じ「Alpha 11 AI Processor 4K Gen3」を搭載し、4K・最大165Hzや充実したAI機能に対応しながらも、必要十分な機能に絞ることで価格を抑え、性能とコストパフォーマンスを両立したバランス型のモデルだ。

【LG OLED evo AI C6】
画面サイズ(解像度)48V型/4K(3,840×2,160)
パネル4K OLED(有機EL)
アスペクト比16:9
調光方式ピクセル自発光
色再現性Perfect Color/100% Color Fidelity/100% Color Volume
映像エンジンデュアルエンジン搭載α11 AI Processor 4K Gen3
HDRDolby Vision、HDR10、HLG
リフレッシュレート120Hz(VRR使用時最大165Hz)
ハイフレームレート4K/120fps(HDMI、USB)
応答速度0.1ms以下
可変リフレッシュレート最大165Hz、NVIDIA G-SYNC Compatible、AMD FreeSync Premium
ゲーム機能HGiG、ALLM、VRR、ゲームオプティマイザ、Dolby Vision for Gaming(4K/120Hz)、QFT、QMS
スピーカー2.2ch、ダウンファイアリング方式
音声出力40W
サラウンドDolby Atmos、α11 AIサウンドプロ(11.1.2chバーチャルサウンド)
OSwebOS 26
入力端子HDMI×4、USB 2.0×2、アンテナ入力×2
出力端子光デジタル音声出力×1、ヘッドホン出力×1
HDMI機能4K/120Hz、eARC、VRR、ALLM、QMS、QFT、CEC
ネットワーク有線LAN×1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3
外形寸法(スタンド付き)幅1,071mm×高さ675mm×奥行230mm
外形寸法(スタンドなし)幅1,071mm×高さ620mm×奥行46.9mm
スタンド寸法幅470mm×奥行230mm
質量(スタンド付き)16.7kg
質量(スタンドなし)14.9kg
VESA対応300×200mm
テレビチューナー地上デジタル、BS・110度CSデジタル/3チューナー
待機時消費電力0.5W
価格オープン価格(LG公式オンラインショップ価格:297,000円)

□「LG OLED evo AI C6 48V型」の製品ページ

 本体を横から見ると、有機ELパネルにはバックライトが必要ないため、パネル部分は約4mm程度と非常に薄い。パネルの背面はマーブル模様がプリントされており、高級感のあるデザインになっている。また、300mm×200mmのVESA規格に対応しており、ブラケットを使用すれば壁掛けテレビとしても設置が可能だ。中央にある横長のスタンドでパネルを支える構造なので、テレビボードのサイズに気を遣う必要がないのは好感が持てる。

スタンドを正面から見たところ
サイドから見たところ
スタンド背面にはケーブルオーガナイザーが設置できる

 正面の電源ランプの下部付近には「ワンキーボタン」があり、リモコンを使わなくても電源のオンオフや操作メニュー表示ができる。正面から見て左側サイドと背面にはHDMIが3つと背面に1つ、USB 2.0 Type-Aが左サイドと背面に各1つずつ、ヘッドホンジャック、光デジタル音声出力、LAN、IRブラスター(赤外線送信機)用のポートなどが配置されている。

背面と側面の出入力ポート

 テレビチューナーの入力ポートは、地上デジタルと衛星放送(BS、110度CSデジタル及びBS4K・110度CS4K)の2つ。HDMIのうち1つはeARC/ARCに対応しており、サウンドバーやホームシアター用のアンプなどを接続することができる。

 付属のマジックリモコンは、通常の利用のほかポインターを表示し、上下左右に振って操作できるのが便利。さらに「AIボタン」を押しながら話すことで、アカウントを切り替えたり、Geminiなどを呼び出して質問することができる。また、音声入力にも対応しており、スマートスピーカーのようにテレビに向かって「Hi LG」と呼びかけることで入力や操作が可能になる。

マジックリモコン

有機ELの「本物の黒」が作り出す鮮烈な色彩美に魅了される

 有機ELパネルのテレビは、よく「黒が美しい」「高精細」と言われる。液晶パネルはLEDバックライトの白い光をカラーフィルタで分光することで画面を映しているため、構造上、黒い部分であってもバックライトの影響でわずかにグレーがかってしまう。また、外部入力画面のまま部屋の電気を消すと、画面は黒いが周りがふわっと白く光っている状態にもなる。

 有機ELはピクセルが直接発光するため、光っている場所と暗い場所をクッキリと分けることができる。そのため光の輪郭が際立ち、映像全体がシャープになり、ハッとするような鮮烈な印象の画面を作り出す。

 ピクセルが発光することで、高速な応答速度を実現できるのも有機ELの利点だ。本機の応答速度はカタログスペックで0.1ms以下となっており、FPSのようなゲーム用にも十分な性能を有している。

 さらに本機種には有機ELパネルの特徴をブーストするLG独自の「Brightness Booster」という機能も搭載されている。光の表現などがより強調され、闇の中で輝く光が際立って見える。

 また、動きの明瞭さを示すVESAの「ClearMR 10000」認証も取得しているため、アクションやレースゲームはもちろん、スポーツの試合など動きの激しい映像でも残像感の少ない映像を楽しめる。

「Alpha 11 AI Processor 4K Gen3」が映像と音を最適化

 本機の映像美を生み出しているのは有機ELパネルだけではない。自社開発の第3世代AI映像・音声プロセッサー「Alpha 11 AI Processor 4K Gen3」が映像をシーンや被写体ごとにリアルタイムで解析し、ディテールを強調したり、奥行や質感の最適化を自動で行なっている。

 「AI HDR Remastering」は、通常のSDR映像を解析してHDRのような鮮やかな映像として映し出す機能。例えばYouTubeなどにある古い映像の明るさや暗さ、色彩の鮮やかさなどを強調することで非常に見やすい映像となる。これは少し明度の足りない夕方や暗い室内の映像で、かなりはっきりとその効果を実感することができる。

 「α11 AIアップスケーリング4K」は4K解像度がない映像を4Kで自然に映し出す技術。例えばフルHD画質の映像を単純に4Kの画面に映すと、細部や輪郭がぼやけてしまうが、輪郭の補正や質感の調整、ノイズやぼやけを軽減するなどの処理を行なうことで、より自然に視聴できる。こちらは例えば地上波やBS、CSの番組や古い動画などを高精細な画面に引き上げてくれる。

 サウンドにもAIが活用されている。「AIサウンドプロ」はリアルタイムに音声を解析して、適切に調整する機能。オンにすると、前に向かって音が飛び出してくるような印象を受けた。

AIパーソナルウィザードの映像ウィザード

 筆者が感動したのは、AIを使っていくつかの質問に答えることで、個人的に好きな画質や音質をAIが作ってくれる「AIパーソナルウィザード」だ。

 映像のウィザードは、画面に表示される6枚の画像から鮮明度や色味、シャープネスや彩度などで気に入った画像を選ぶことで、自分に合った画質を作ってくれる。最終的に分析前と分析後の画像が並んで表示されるが、筆者の場合は彩度とシャープネスを少し押さえた、鮮明過ぎないバランス型の画像に調整された。設定は映像モードの「パーソナルピクチャーモード」として選択できるようになる。

 サウンドのウィザードでは複数の音を実際に聴き比べて、その中から好みの音を選ぶことでユーザーの好みに合わせた音質プロファイルをAIが作成してくれる。

 ウィザードで設定した音と映像はアカウントに紐づいて保存される。マジックリモコンのAIボタンを押しながら話しかけると、声でユーザーを判別してアカウントを切り替え、自動的にその人に合った音と映像を設定してくれる。誰かが変えた設定を、いちいち自分の好みに設定し直さなくても良いのはとても便利だ。

画面がまるで違う雰囲気になる多彩な映像モード

 上記のパーソナルピクチャーモードの他にも、本機には様々な映像モードが用意されている。例えば「FILMMAKER MODE」は、作品本来の雰囲気を楽しめるようにこれまでに説明してきた画像調整を逆に抑制する機能、などとなっている。

 「鬼武者 Way of the Sword」をこのモードでプレイすると、黒澤映画のような渋みが加わった。一見すると画面全体が暗みがかって視認性が下がるように思うが、空気感という点ではむしろ魅力がぐんと上がっていると感じる。この雰囲気が好きでたまらないという人もいるのではないかと思えるような絵作りとなった。

 他にも「標準」、「あざやか」、「省エネ」、「シネマホーム」と、次節で解説するゲーム専用の詳細設定モード「ゲームオプティマイザ」などを選択できる。

【映像モード】
標準
あざやか
省エネ
シアターホーム
ゲームオプティマイザ
FILMMAKER MODE
パーソナルピクチャーモード

ゲーム設定を集約した「ゲームオプティマイザ」

 LGは「UltraGear」というブランド名でゲーミングモニターを発売しているが、「LG OLED evo AI C6」の「ゲームオプティマイザ」は「UltraGear」を感じさせるデザインとなっている。中央にプリセット設定があり、その周辺に様々な設定の数値やショートカットが配置されている。

ゲームオプティマイザ時のOSDは専用のダッシュボードとなる
ゲームダッシュボードの表示内容はカスタマイズが可能

 使用するには、映像モードを「ゲームオプティマイザ」に設定。主な機能はプリセットの映像モード「標準/FPS/RPG/RTS/スポーツ/ユーザー設定」で、暗部を見やすくする「ブラックスタビライザー」、明るい部分の見え方を調整する「ホワイトスタビライザー」、コントラスト調整や音声設定、VRRの設定など、ゲーミングモニターと同様にゲームのジャンルに合わせて設定をカスタムすることができる。

【ゲーム用映像モード】
スタンダード
FPS
RPG
RTS
スポーツ

有機ELと相性抜群の「鬼武者 Way of the Sword」をプレイ

 各種設定を終えた後「鬼武者 Way of the Sword」をプレイした。本作は20年ぶりの「鬼武者」シリーズ最新作。「幻魔」がはびこる江戸時代初期の京都を舞台に、鬼の力を得た宮本武蔵が異形の幻魔と戦う剣戟アクション。

 冒頭に地獄を垣間見るような場面があるが、闇の中で炎が燃え盛るシーンは有機ELの美しさがもっとも際立つ瞬間だ。炎の鮮やかさや眩しさと闇の深さの対比が印象的で心を打つ。

冒頭に出てくる印象的な地獄の描写

 瞬間を見極めてジャストガードで反撃を狙う激しい剣戟の立ち回りも、PS5の120fps出力モードで快適なプレイが可能だ。4Kの高精細な大画面で武蔵のごく細かい顔の演技まで余すことなく楽しむことができる。

 本作には、意図的に彩度を抑えて不気味な過去の記憶を垣間見る「黒魂」や、逆に不自然なくらいに彩度と明度が引き上げられた異界の雰囲気、鬼や霊的な存在が纏う光のオーラ、剣戟の最中に飛び散る火花など、様々な色彩と光の表現が使用されている。

 そしてこれらは、いずれも有機ELが得意とする表現だ。そのため、バトルの楽しさだけではなく、ちょっとした光の表現もプレイ後に強く印象に残った。

クラウドゲームサービスも利用可能。webOSの多彩な機能

 その他のゲームが関連する機能にもぜひ触れておきたい。本テレビにはwebOSという独自のスマートテレビOSが組み込まれており、インターネット接続さえ確立できれば外付けのFire TV StickやApple TVなどを使用しなくても主要な動画配信サービスを利用することができる。

起動時の画面

 初回起動時の画面には「YouTube」、「Netflix」、「Prime Video」など主要な動画配信アプリが並んでいた。利用にはLGアカウントが必要で、スマートフォン連携でその場で簡単に作ることもできる。有料のサービスについては、別途サービスごとに契約が必要だ。

 LGゲーミングポータルでは、クラウドゲームサービス「Xbox Cloud Gaming」と「NVIDIA GeForce NOW」などにも対応している。それぞれのサービスと契約しておけば後はテレビとコントローラーを接続してゲームを遊ぶことができる。接続には有線のほか、Bluetooth接続にも対応している。

 他にも、SpotifyやApple Musicなどの音楽系アプリの再生や、ギャラリー機能だけではなく、テレビを使っていない時にも画像やBGMを再生できる有料サービス「LG Gallery+」などにも対応している。

 さらに、本機種にはwebOS専用のセキュリティシステム「LG Shield」が搭載されており、テレビに保存されるデータを保護、管理して異常を検知、対応してくれる。多数のアカウントをテレビに登録する場合でも、安心して使用できる。

ゲームも映画もスポーツも! 家族の「楽しい」が詰まったテレビ

 普段使用しているゲーミングモニターは、映像を表示するための機器としての性能のみを評価しがちだが、今回試した「LG OLED evo AI C6」は「さすがは家庭用テレビ!」と感動してしまうくらい楽しさが詰まった製品だった。

 映像の綺麗さはもはや当然という感じで、その上で「LG OLED evo AI C6」を起点として多様な「楽しさ」にアクセスできる。各種映像コンテンツやコンシューマゲームはもちろん、クラウドゲームやゲームアプリもあり、このテレビとインターネットがあれば、ずっと楽しんでいられそうな、そんな気持ちになった。

 リビングに1台あれば、ここから会話が生まれ、家族や友達とのコミュニケーションが広がっていく。ゲーマーも満足できるだろうし、もしそうではない家族も、それぞれに合った設定で映像コンテンツをリッチに楽しめるだろう。

 もしこれからリビングに置くテレビを買い替えようと思っている、あるいはそろそろ替えようかと思っている方は、ぜひ本製品を候補のひとつに入れていただきたい。テレビを購入するというよりも、おもちゃ箱を手に入れるような、そんなワクワク感がある製品だ。