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「キズナアイ」の世界観に浸れる! 細部までこだわったAkkoのゲーミングキーボード「FUN60/FUN87」コラボモデルを試す

【Akko FUN60 KizunaAI Special Edition】
12月23日 予約開始
3月31日 発売予定
価格:9,980円
【Akko FUN87 KizunaAI Premium Edition】
12月23日 予約開始
3月31日 発売予定
価格:19,980円

 2025年2月に活動を再開したキズナアイ。バーチャルYouTuberの先駆者で、現在はアーティスト「KizunaAI」として活動しており、9月にはアルバム「Homecoming」をリリースするなど、3年の休止期間を感じさせない精力的な活動でファンを沸かせている。

 そんなキズナアイと新進気鋭のキーボードメーカー「Akko」がコラボレーション。Akkoはキズナアイのデビュー年である2016年に設立され、両者は2026年で10周年を迎える。今回は「テクノロジー×デジタルカルチャー」をテーマに、ゲーミングキーボードとして一級品のスペックを備えつつ、ファン歓喜の特別なデザインが施された2製品がラインナップされる。

 本稿では「Akko FUN60 KizunaAI Special Edition」および「Akko FUN87 KizunaAI Premium Edition」のレビューをお届け。キズナアイの世界観を再現した可愛らしいデザインを中心に、“5面昇華印刷”を採用した特別なキーキャップ、ラピッドトリガーやSOCDをはじめとするゲーマーのニーズに応えた機能など、コラボモデルの魅力をお伝えしていく。

□kitcut+「Akko × キズナアイ コラボモデル」のページ

FPSに最適な60%サイズ! 「Akko KizunaAI Special Edition」をチェック

 まずは「Akko FUN60 KizunaAI Special Edition」からチェックしていこう。本製品はAkkoの姉妹ブランド「MonsGeek」にてラインナップされている「FUN60」をベースに、筐体やキーキャップをキズナアイ仕様にカスタマイズした特別デザインの60%サイズゲーミングキーボードだ。

 パッケージにはキズナアイの配信環境をイメージしたオリジナルアートワークがプリントされており、飾っておきたくなるデザインだ。箱の中にはキーボード本体、USBケーブル、交換用キーキャップ、説明書が同梱されている。

【パッケージ・付属品】
パッケージ正面にはオリジナルアートワークをプリント
ほんわかとした雰囲気のキズナアイ
オシャレな配信環境だ
パッケージ背面には「Akko FUN60 KizunaAI Special Edition」本体の写真
中箱にはキズナアイのロゴがプリントされている
付属品はUSBケーブル、交換用キーキャップ、説明書の3点

 キーボード本体はホワイトのケースに、ホワイト/ライトピンク/ピンクのキーキャップで構成されており、キズナアイを彷彿とさせるカラーリングになっている。ケースの下側面には「KizunaAI」とプリントされ、キーキャップは「A」と「I」がピンク色で、エンターキーには「ぴょこぴょこ」があしらわれるなど、隅々までこだわり抜かれたデザインだ。

【キーボード本体】
キズナアイを彷彿とさせるカラーリングのキーボード本体
ケースはホワイトを採用
キーキャップはホワイト、ライトピンク、ピンクの3色で構成されている
「A」と「I」はピンクのキーキャップで強調
エンターキーには「ぴょこぴょこ」をデザイン
スペースキーにはキラキラとした星が描かれている
Winキーや左シフトキーもカスタマイズ
ESCキーにはハートマーク
ケースの下側面には「KizunaAI」の文字がプリントされている

 キースイッチは、独自開発のホールエフェクトマグネティックスイッチ「Akko Glare Magnetic Switch」を採用しており、0.01mm精度の「ラピッドトリガー」のほか、反対方向の同時入力時の挙動を変更できる「Snap Keys(通称:SOCD)」、キースイッチを交換可能な「ホットスワップ」に対応。接続方法はUSB有線のみだが、最大8,000Hzのポーリングレートに対応するなど、ゲーミングキーボードとして一級品の性能を備えている。

【キースイッチ/USBポート】
独自開発の「Akko Glare Magnetic Switch」を採用。0.01mm精度のラピッドトリガー、SOCDに対応する
キースイッチはホットスワップに対応しており、Akkoや一部の他社製磁気式スイッチを装着できる
筐体内には打鍵音を整えるための吸音材が内蔵されている
上側面の左側にはUSB Type-Cポートを搭載
付属のUSBケーブルは面一になるようデザインされている
USB端子を左側に設置することで、キーボードを斜め置きしてもマウス操作の邪魔にならない

 交換用キーキャップは、ESCキー用の1Uサイズを1つ、Altキーやかなキーなどの1.5Uサイズを1つ、スペースキー用を2つ、計4つが同梱されている。それぞれデフォルメされたキズナアイやぴょこぴょこ、ロゴなどがプリントされており、特別感のあるデザインなのだが、中でも注目なのが「5面昇華印刷」を採用したスペースキー用のキーキャップだ。

 「熱昇華印刷」はインクを高温でプラスチックに浸透させることで、文字が摩耗しにくく、キーボードマニアに愛されているキーキャップのプリント技術の一種だ。その中でも「5面昇華印刷」は難易度が高く、キーキャップの5面全てに「熱昇華印刷」を施さなければならない。そのかわり、通常のプリントキーキャップとは異なり、長期間使っても印刷が剥がれにくく、耐久性は圧倒的に高くなる。

 今回のスペースキー用のキーキャップには、パッケージにも使われているオリジナルアートワークが「5面昇華印刷」でプリントされている。立体的に見えて、どの角度から見ても楽しめるキーキャップだ。また、コラボモデルでありがちな「使っていくうちにプリントが剥がれたらどうしよう……」といった心配もいらない。

【「5面昇華印刷」を採用したスペースキー用のキーキャップ】
難易度の高い「5面昇華印刷」を採用したスペースキー用の交換用キーキャップ
パッケージにも使われているオリジナルアートワークをプリント
5面全てにプリントされていることで立体的に見える
断面を見ると、インクが浸透していることがわかる
実際にキーボードに装着
キーキャップ一つで印象がかなり変わる
どの角度から見ても楽しめるキーキャップだ
【そのほかの交換用キーキャップ】
最上段で使用可能な1Uサイズのキーキャップ。デフォルメされたキズナアイが可愛い
ESCキーのほか……
数字キーやDeleteキーにも装着できる
最下段で使用可能な1.5Uサイズのキーキャップ。キズナアイの“ぴょこぴょこ”がデザインされている
Altキーやかなキーに装着できる
もう一つの交換用スペースキーキャップ。キズナアイのロゴがプリントされている
3種のスペースキー用のキーキャップが同梱されているため、気分に応じて付け替えられる

 打鍵音は「カタカタ」と軽めで心地よく、軸ブレも少ないためストンと真っ直ぐ沈みこみ、打鍵感は良好だ。また、2段階のチルトスタンドを内蔵しており、好みの角度に調整できる。今回は「Apex Legends」をプレイしてみたが、正確なキャラクターコントロールが可能で、60%サイズとコンパクトなため、マウスの操作範囲を広げられる。FPSやアクションゲームにぴったりなゲーミングキーボードだ。

「カタカタ」とした打鍵音で打鍵感は良好
こちらはチルトスタンド未使用時
1段階目のチルトスタンドを展開したとき
2段階目のチルトスタンドを展開したとき。好みの角度に調整できる
「Apex」では正確なキャラコンが可能。コンパクトでマウスの操作範囲も広げられるため、FPSと相性のいいキーボードだ

仕事も快適なテンキーレスサイズ! 「FUN87 KizunaAI Premium Edition」をチェック

 続いては「Akko FUN87 KizunaAI Premium Edition」をチェックしていこう。「FUN87」は今回のキズナアイとのコラボモデルが初出となり、先ほどの「FUN60」からレイアウト(60%サイズ→テンキーレス)やキースイッチ(Glare→AstroAim)が変更されている。さらに本製品では、筐体やキーキャップをキズナアイ仕様へとカスタマイズしているほか、限定のノベルティも付属する特別仕様だ。

 パッケージは「Akko FUN60 KizunaAI Special Edition」とは異なり、ピンク色のビビッドなデザインとなっている。実は今回のオリジナルアートワークに登場しているキーボードは、現在紹介している「FUN87」のコラボモデルだ。箱の中にはキーボード本体、USBケーブル、交換用キーキャップ、説明書が同梱されている。

【パッケージ】
オリジナルアートワークを使った「Akko FUN87 KizunaAI Premium Edition」のパッケージ
実はアートワークに登場しているキーボードは「FUN87」だ
ピンク色のビビッドなデザイン
「KizunaAI Premium Edition」の文字が特別感を際立たせている
付属品はUSBケーブル、交換用キーキャップ、説明書の3点だ

 キーボードはホワイトのケースに、ホワイト/ライトピンク/ピンクのキーキャップで構成されている。だが、矢印キーの上にキズナアイのロゴがプリントされているのは、テンキーレスサイズの「FUN87」だけの要素だ。

【キーボード本体】
「Akko FUN87 KizunaAI Premium Edition」の外観
ケースのカラーはホワイト
キーキャップはホワイト/ライトピンク/ピンクの3色で構成。「A」と「I」はピンクで強調されている
「Akko FUN60 KizunaAI Special Edition」と同様に特別デザインのキーキャップも登場
ハートマークのESCキー
キラキラとしたデザインのスペースキー
ぴょこぴょこがプリントされたエンターキー
矢印キーの上にはキズナアイのロゴをプリント。テンキーレスサイズの「FUN87」だけの特別仕様だ

 先述のように、キースイッチは独自開発の「Akko AstroAim Magnetic Switch」を採用。0.01mm精度のラピッドトリガー、SOCD、ホットスワップ、最大8,000Hzのポーリングレートなど、主要機能は「FUN60」と共通しており、ゲーミングキーボードとして一級品のスペックを備えている。

 接続方法はUSB有線のみ。USB Type-Cポートは裏面の中央に搭載されており、左端・中央・右端のいずれかにUSBケーブルを取り回せるようになっている。

【キースイッチ/USBポート】
キースイッチは「Akko AstroAim Magnetic Switch」を採用
キースイッチのホットスワップも可能で、Akkoや一部の他社製磁気式スイッチを装着できる
トッププレートと基板の間には吸音材が内蔵されている
ケースの下側面には「KizunaAI」の文字
ケース裏面の中央にUSB Type-Cポートを搭載
左端、中央、右端の好きな方向にケーブルを取り回せる

 交換用キーキャップは「Akko FUN60 KizunaAI Special Edition」と共通で、ESCキー用の1Uサイズを1つ、Altキーやかなキー用の1.5Uサイズを1つ、スペースキー用を2つ、計4つが同梱されている。もちろん「5面昇華印刷」を採用したスペースキーもあるため、好みのキーキャップを装着して、自分だけのキズナアイコラボ仕様に仕上げよう。

【交換用キーキャップ】
「FUN60 KizunaAI Special Edition」と共通の交換用キーキャップが付属
もちろんオリジナルアートワークを「5面昇華印刷」でプリントしたスペースキーもある
好みのキーキャップを装着して、自分だけのコラボ仕様に仕上げよう

 「FUN87」のAstroAimキースイッチは「コトコト」とした落ち着いた打鍵音かつ、ソフトで上質な打鍵感となっており、先ほどの「FUN60」のGlareキースイッチとはまた異なるタイピング体験を楽しめる。また、こちらも2段階のチルトスタンドを内蔵しており、好みの角度に調整可能だ。

 「FUN87」でも「Apex Legends」をプレイしてみたが、磁気式キースイッチによるラピッドトリガーやSnap Keysによって、正確なキャラクターコントロールが可能。FPSやアクションゲームを快適に楽しめるほか、Fnキーや矢印キーを多用する仕事用途でも活躍してくれるゲーミングキーボードだ。

キースイッチ「AstroAim」はコトコトとした落ち着いた打鍵音で「FUN60」と異なる感触を楽しめる
チルトスタンドを内蔵。こちらは未使用時
1段階目のチルトスタンドを展開したとき
2段階目のチルトスタンドを展開したとき
「Apex」を始めとするゲームはもちろん、Fnキーや矢印キーを多用する仕事用途でも活躍してくれるキーボードだ

 さらに、期間中に「Akko FUN87 KizunaAI Premium Edition」を予約すると、限定特典として「キーホルダー型スイッチテスター」をプレゼント。こちらもハートマークのキーキャップが装着されており、いつでもどこでもカチカチと押して楽しめる嬉しい特典だ。

【限定特典】
こちらがキーホルダー型スイッチテスター。期間中に「FUN87 KizunaAI Premium Edition」を予約すると手に入る

12月23日より予約開始! 飾ってもよし、使ってもよしなキズナアイコラボモデル

 ここまで「FUN60 KizunaAI Special Edition」および「Akko FUN87 KizunaAI Premium Edition」のレビューをお届けしてきた。2つのコラボモデルは、一目でキズナアイらしさを感じさせるデザイン、特別感のあるキーキャップ、本格的なゲームプレイにも応えてくれる豊富な機能を備えている。飾ってもよし、使ってもよしなゲーミングキーボードだ。

 Akkoとキズナアイのコラボゲーミングキーボードは、12月23日より通販サイト「kitcut+」などで予約開始。お手元に届くのは3月末と少し先だが、キズナアイファンの方はぜひ予約して到着を心待ちにしてほしい。

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