トピック
これからのFPSは“映像美”で勝つ! GRAPHTのゲーミングモニター「GR2532DML-BK」を試す
WQHD×QD-miniLEDで5万円台。新しい残像低減機能「MPCS」に注目
- 提供:
- 提供:MSY
2025年7月31日 00:00
- 【GR2532DML-BK】
- 7月31日 発売
- 価格:54,980円
FPSゲーマーはゲームのグラフィックス設定を「最低」でプレイするという話をよく耳にする。これは、FPSでは画質よりもフレームレートが重要となるため、少しでもフレームレートを稼ぐために画質を落とすというのが、FPSゲーマーの一般的な考えだからだ。
だが、現代の高スペックなゲーミングPCを持ってすれば、すでに高いフレームレートと高画質を両立することは可能になっている。後はその環境を実現できる性能を有したゲーミングモニターを用意するだけだ。
今回紹介するGRAPHTの「GR2532DML-BK」は、量子ドットパネルとミニLEDバックライトを組み合わせた「QD-MiniLEDパネル」が生み出す高精細でハイコントラストな映像美、そしてリフレッシュレートは最大320Hzという滑らかさを併せ持ったWQHD解像度のゲーミングモニターだ。
まだまだフルHDのゲーミングモニターが多い中で「せっかくならもっと綺麗な画面で遊びたい!でも高いしな……」と諦めていた人も、本製品は同スペックのゲーミングモニターと比較して価格を抑えており、なおかつ高いフレームレートと高画質を一挙に手に入れられる。今回は「GR2532DML-BK」をレビューし、新しい残像低減技術「MPCS」をはじめとする独自機能や使い心地をテストしていく。
□GRAPHT OFFICIAL STORE「GR2532DML-BK」の商品ページ
- 画面サイズ:24.5インチ(アスペクト比 16:9)
- パネル:QD-MiniLED/Fast IPS
- 表面加工:アンチグレア
- バックライト:1152ゾーン ローカルディミング
- 解像度:2,560×1,440ドット(WQHD)
- 輝度:SDR時 450cd/m2(Typ)/HDR時 最大1,000cd/m2
- 視野角:178度/178度(水平・垂直)
- 応答速度:5ms(GtG)、1ms(オーバードライブ時)
- コントラスト比:1,000:1
- 色再現性:sRGB 100%、AdobeRGB 99.5%、DCI-P3 99%
- リフレッシュレート:最大320Hz
- 可変リフレッシュレート:Adaptive-Sync 対応
- HDR:HDR1000
- 映像入力端子:HDMI×2、DisplayPort×1
- その他の端子:オーディオジャック
- 発売日:2025年7月31日
- 価格:54,980円
ナローベゼル×ロゴは控えめ。スッキリしたデザインの外観
まずは外観から見ていこう。パネルのサイズは24.5インチ。上部と左右がナローベゼルになっており、下部には目立ち過ぎないデザインで「GRAPHT」のロゴが刻印されている。正面は画面に集中できるよう、できるだけ無駄を排除したスッキリしたデザインになっている。
逆に背面は本機ならではの個性を発揮する。背面の両側に並ぶ四角ドットは電源を入れるとLEDが点灯する。デフォルトではレインボーだが、設定画面から光らせ方やカラーをカスタマイズすることができる。
スタンドは底面が細いブーメラン型になっており、ツールレスで支柱を接続して組み立て可能。高さ調整だけでなく、チルトやピボット、スイーベルに対応している。もちろん、モニターの背面は100×100のVESAマウントに対応しているので、モニターアームなどに装着することも可能だ。
モニターの下部にはDisplayPortが1基、HDMIが2基、オーディオジャック、電源の差し込み口がある。ゲーミングモニターの中にはどのポートがどこにあるのかわかりにくく、下から覗き込んで探すような製品も珍しくないが、本製品は背面から見えやすい位置にカラーで位置を示す表示があり、非常にわかりやすい。
モニターの各種設定をコントロールするボタンは正面右下に並んでいる。また、付属品としてHDMIケーブルやDisplayPortケーブル、ACアダプタ、取扱説明書が付属している。
Fast IPS、ミニLED、量子ドットが作り出す高画質
次に「GR2532DML-BK」の高画質を支えている3つのテクノロジーについて解説していきたい。
1つ目はパネル。台湾のパネル製造メーカーAU Optronics(AUO)が製造している次世代型のIPSパネル「Fast IPS」を採用し、視野角の広さや色再現度の高さというIPSの強みを生かしつつ、高速なリフレッシュレートも可能にしており、本製品も320Hzという高いリフレッシュレートを実現している。
今回は「UFOテスト」で60Hz、144Hz、240Hz、320Hzでの画面の見え方を比較してみた。60Hzでは残像が大きくぶれており、下のドットの間隔も広いが、320Hzでは残像がほとんど見えず、下のドットも密な間隔になっていることがわかる。
2つ目はバックライト。「GR2532DML-BK」は直径がおおむね100~200マイクロメートルの小さなLEDを全面に敷き詰めた「ミニLED」を採用している。多くのLEDを搭載しているだけに輝度は、HDR時で最大1,000cd/m2と極めて高輝度だ。一方で素子が自発光する有機ELパネルと違い、液晶パネルはバックライトの光が黒い箇所にも漏れてしまうため、完全な黒を表現するのが苦手だ。
だが、細かいLEDを敷き詰めたミニLEDでは、LEDをいくつかの区画に分けて、画面が明るい場所と暗い場所でLEDの光量をそれぞれ調節することで、高いコントラスト比を実現できる。この制御方式を「ローカルディミング」といい、家庭用テレビでは価格帯によって数百~数千のエリアに区分けされている。「GR2532DML-BK」は1,152エリアと、高級テレビにも引けを取らないスペックを誇っているのだ。
続いて3つ目、色彩の鮮やかさ、色再現度の高さには、量子ドット(QD)が威力を発揮している。液晶モニターは青色を元に他の色を作るので、青に比べて赤と緑の波長ピークが低く、これらの色が混じり合う部分では、光の純度が低下するという問題がある。これを解決してくれるのが量子ドットだ。
青色を微小な量子ドットに当てると、蛍光発光によって赤と緑に発光する。これによって、すべての色で波長のピークを高く保ち、かつ純度の高い色を作り出せるため、非常に再現度の高い色を作り出すことができるのだ。「GR2532DML-BK」ではsRGB 100%、AdobeRGB 99.5%、DCI-P3 99%と高い色表現を実現しており、画像処理から動画の編集まで、クリエイティブな用途にも力を発揮する。
これは電源を入れると、すぐにその輝度の高さと発色の良さを体感することができる。HDRで彩度が高くなっても、特定の色がぎらついて見えることはなく、高精細でありながらナチュラルな色彩をしっかりと再現できている。
コントラスト比と色再現度が高いということは、ほんの小さな人影と背景との差を視認しやすくなる。「Apex Legends」で遠くの草むらの中をちらっと動いている人影に素早く気づいて、先制することもできた。高画質が強みとなってプレイを後押ししてくれている。
新しい残像低減機能「MPCS TECH」搭載。輝度を維持しつつ残像を低減
先ほどの3つのテクノロジーに加えて、本製品ならではの大きな特徴となっているのが、新しい残像低減機能「MPCS(Motion Picture Clear & Smooth) 」だ。
従来の残像低減機能には、ピクセルへの電圧を一時的に引き上げることで中間色の切り替え速度を速める「オーバードライブ」のほか、フレーム間に黒フレームを挿入して視覚的に残像を減少させる「黒挿入(モーションブラーリダクション)」などがある。この中でも「黒挿入」は残像をかなり減少させられるが、画面が暗くなったように見えるのがデメリットだった。
だが「GR2532DML-BK」が搭載する「MPCS」は、ミニLEDバックライトによる輝度とローカルディミングを活用。1,152エリアの中で、動いているものがあるエリアにだけ黒挿入を行なうことで、ミニLED本来の輝度を維持したまま、ブレを防止する新しい残像低減機能なのだ。
先ほど行なった「UFOテスト」の中にある「GtG Versus MPRT」モードを使うと、「MPCS TECH」をオンオフした時の残像感の違いを確認できる。オフの時は白黒の縞模様が残像でぼやけて灰色一色に見えるのだが、「MPCS」の段階を低・中・高と上げていくほど縞模様がはっきりしていき、「高」では白黒の差を鮮明に認識することができた。
残像はモニターの性能だけではなく、網膜への刺激や脳の処理も関係してくる。掲載している画像では少しわかりにくいが、実際に自分の目で見た時には明確な違いがあるため、ぜひ実際の製品で体験してみてほしい。
カスタマイズ可能な多彩なモードで自分の欲しい環境を作る
ここからは「GR2532DML-BK」に搭載されたゲームモードなどを検証していく。本製品にはデフォルトを含め15個のプリセットモードが用意されており、すべてのモードはカスタマイズ可能で、自分のゲーム環境に最適な設定を追求できる。
今回はそのうち、ゲームに関係する6つのモードの見え方を「PUBG」と「オーバーウォッチ」で試した。MPCSモードは暗部が引き上げられ、全体的に明るい画面になる。一方でRTS/RPGモードでは没入感を高めるために、黒が締まった画面になるほか、MOBAモードは全体的に明るく、明度も高くなるなど、ゲームジャンルに応じた最適な画質を用意している。
先ほど紹介した「MPCS」は、設定から「MPCS/ULL FPS」や「MPCS/LD」といったプリセットを選択でき、カスタマイズ設定からレベルを調整することができる。また「超低遅延」を選択するとローカルディミングがオフとなり、コントラスト比は犠牲になるが、そのぶんモニターのデータ処理時間を軽減し、画面の迅速な切り替えを行っている。コントラスト比を重視したいRPGのようなゲームではオフにしておき、FPSでは最大効果でといった使い分けをすることで、それぞれのゲームで最適な画面を作り出すことが可能だ。
また「GR2532DML-BK」には「ナイトビジョンモード」と「超解像度モード」が用意されている。ナイトビジョンモードは、暗いシーンでの視認性を向上させるFPSで役立つ機能。アナログ設定のほか、環境や映像内容に応じて自動で補正を行う「オートモード」にも対応している。実際に「Valorant」でテストしてみたところ、レベルが上がるにつれて暗い部分が見えやすくなっているのが一目瞭然だった。
「超解像度モード」は映像の輪郭やディテールを際立たせるモード。映像全体のシャープネスを高め、細部をくっきり表示する。映像がシャープになると、FPSなどで、遠くでチラチラと動く敵を発見しやすくなる。「Apex Legends」や「PUBG」などフォトリアルなゲームでは特に、遠くの岩や建物のテクスチャがはっきり見えるようになり、そこに潜んでいる敵を発見しやすくなる。
スタイリッシュで高機能、コスパも抜群のオススメモニター
ここまでデザイン、ハードウェア、ソフトウェアに分けて「GR2532DML-BK」を紹介してきた。本製品はFast IPS、ミニLED、量子ドットを採用し、新しい残像低減機能を搭載するなど、妥協のない機能を有しながら、5万円台という高いコストパフォーマンスを実現している。高画質化につれて高価格化が進むゲーミングモニターの中で、コストを抑えながらも高画質なモデルを選びたいゲーマーには「GR2532DML-BK」が筆頭に挙がる。
勝つために最低設定にするのは過去となり、ハイクオリティな画面が勝利へとつながる時代となったが、どんなに良いゲーミングPCでもそれを表現するモニターの性能が悪ければ、パフォーマンスを十分に発揮できない。ぜひ「GR2532DML-BK」を使って、“映像美で勝つ”というゲーム体験を手に入れてほしい。
□GRAPHT OFFICIAL STORE「GR2532DML-BK」の商品ページ
(C)GRAPHT All Rights Reserved.






























































































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