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ゲーミングノートPC「GALLERIA ZL9C-R47-6B」レビュー
Core i9-14900HXとRTX 4070 Laptop GPUで「Once Human」を最高設定で快適プレイ!
- 提供:
- GALLERIA OnceHuman
2024年8月30日 00:00
ゲーミングPCの購入を検討する際、デスクトップにするかノートにするかは迷い所だろう。ディスプレイを別に購入する必要がなく、持ち運びしやすいのはノートPC。だがノートでは、リッチなゲームを高い設定で動かした時の負荷や発熱が気になる。
そんな悩みをふっとばしてくれるのが、サードウェーブのゲーミングブランドGALLERIA(ガレリア)から発売されている、ゲーミングデスクトップに引けを取らないスペックと性能を誇る高性能ゲーミングノートPC「GALLERIA ZL9C-R47-6B」だ。
今回は、Intel Core i9-14900HX、NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載した、16型240HzディスプレイのゲーミングノートPC「GALLERIA ZL9C-R47-6B」を紹介したい。
ハイスペックかつ高性能なゲーミングノート「GALLERIA ZL9C-R47-6B」
【GALLERIA ZL9C-R47-6B】
CPU:Intel Core i9-14900HX(24コア/32スレッド、最大5.8GHz)
GPU:NVIDIA GeForce RTX 4070 8GB Laptop GPU+Intel UHDグラフィックス
メインメモリ:32GB DDR5-4800MHz SO-DIMM(16GB×2)
ストレージ:1TB Gen4 NVMe SSD / HDDなし
液晶ディスプレイ:2,560×1,600ドット(WQXGA)、16型240Hz 非光沢液晶
光学ドライブ:なし
OS:Windows 11 Home
電源:240W ACアダプター
本体サイズ:357×255×27mm(幅×奥行×高さ)
本体重量:約2.3㎏
価格:30万5,980円(税込)
□製品ページ
https://www.dospara.co.jp/TC143/MC14905.html
「GALLERIA ZL9C-R47-6B」は高性能なスペックでスタイリッシュなゲーミングノートPCだ。サイズはB4の紙よりも一回り小さいくらい。厚さは27mmと最近のノートPCの感覚だと少し分厚い印象だが、大型の通気口で強力な冷却性能を実現している。デスクトップのように基本は家での使用を想定しており、なおかつ長時間ゲームでがっつり遊ぶようなプレイスタイルの人に向いているノートだといえるだろう。
天板には、GALLERIAのブランドロゴが刻まれている。正面はなにもないすっきりしたデザイン。ディスプレイ上部のカメラがある部分にわずかな段差があり、ノートを開けやすい構造になっている。底面は、約半分が大型の吸気口になっており、背面と両サイドに排気口がある。
右側面にはSD カードリーダー(SD/SDHC/SDXC、UHS-I対応)とUSB 3.2(Gen1)Type Aが2ポート。左側面にはUSB 3.2(Gen1)Type AとType C (データのみ)が各1ポート、3.5mm (CTIA) の音声入出力ジャックがある。
背面には、AC電源の差し込み口と、Power Deliveryも可能なThunderbolt4 Type C、HDMI2.1ポート、1.0Gb Ethernet対応LANポート x1 (マザーボードオンボード)が並んでいる。LANケーブルやHDMIなどが背面にまとめられているのも、据え置きで使うことを想定した配置だと言える。
CPUにはRaptor Lakeと呼ばれている第14世代Intel Coreのモバイル用ハイエンドIntel Core i9-14900HXが採用されている。Pコア8、Eコア16の24コア32スレッド。ハイパワーだが、モバイル用なので消費電力は55wと控えめになっている。ただし、最大ターボパワー時には157wになる。
GPUにはNVIDIA GeForce RTX 4070 8GB Laptop GPUのラップトップ用モデルが使われている。DLSSの最新バージョンであるDLSS 3に対応しているので、対応するゲームがあれば深層学習AIを活用した超解像技術で、負荷の高いゲームをより快適に遊ぶことができる。
メモリは、最新のDDR5メモリが32GBと余裕のあるサイズで積まれている。メモリは購入時のカスタマイズで64GBまで拡張することができる。ストレージも1TB NVMe搭載で、昨今の大容量なゲームも容量不足に悩まされることなくインストールできる。動画編集などで、1TBでも少ないという人には、こちらもカスタマイズで2TB、4TBに増設することができる。
ディスプレイはハイスペックにふさわしい240HzのWQXGA液晶。画面の縦横比率は流行りの16:10。応答速度については記載がなかったので、参考までに「UFO TEST」で我が家にある60Hzと144Hzのモニターとの比較を撮影してみた。60Hzモニターでははっきりと残像が見えるが、144Hzでは残像との幅が小さくなり、240Hzではほぼ重なって見える。G-Syncに対応しており、ちらつきや遅延を抑えることができる。
ディスプレイの開閉はほぼ180度。本体の上にディスプレイが載るような構造になっているので、開いた時に安定感がある。また、モニター正面にあるカメラには、物理的に開閉できるカバーが付いている。プライバシーが気になる人も安心できる。
キーボードは、テンキー付きのフルキーボード。キーピッチは約19mm程度で、手の大きな人でも打ちやすいサイズ。ゲームでよく使う矢印キーが、下に少しはみ出す形で大きめに作られているのが特徴だ。タッチパッドは横が約120mm、縦が約75mmと標準的な大きさ。
キーボードの右上には電源スイッチと、本体のモード切り替えスイッチがある。切り替えスイッチは省電力で静かな「オフィス」、システムが自動的にファンの回転数を調整する「スタンダード」、ゲームに最適なパフォーマンスを選択する「ターボ」の3つのモードが用意されている。
キーボードの上部には、スピ―カーの穴がある。ノートPCでは、低音が弱く軽い音になりがちで、筆者もノートでプレイするときにはヘッドフォンを使うことが多い。だが、本機はヘッドフォンなしでも、重低音がしっかり響く迫力あるサウンドを楽しむことができた。
ACアダプタは約127mm×約70mm×約25mm。重さは約597gと、持ち歩くには少々大きめ。ただPDに対応しているので、家ではAC電源、外出先ではPDと使い分けることができる。
「FFXIV: 黄金のレガシー」と「STREET FIGHTER 6 」ベンチマークでテスト
最初にゲームベンチマークで性能をテストしてみた。まずは「ファイナルファンタジー: 黄金のレガシー ベンチマーク」の結果を紹介したい。
設定は画質が「最高品質」、2,560×1,600のフルスクリーン。結果は、「11877」の「とても快適」だった。以下の画像の通り、「FFXIV」ベンチマークでは、6,000辺りが快適プレイの下限で、10,000以上なら非常に負荷の高いシーンでもサクサクプレイが可能になるという印象だ。そう考えると、11877という数字は、ノートとしてはかなりの好成績だと言える。
「STREET FIGHTER 6」では、解像度2,560×1,440、クオリティは「CUSTOM」、クオリティの詳細設定はすべて上限の設定でテストを行なった。
ベンチマークは大きく3つのパートに分かれている。最初の「FIGHTING GROUND」が終わり、多くのキャラクターが集うホールに入る「BATTLE HUB」のからモードが「ターボ」モードに切り替わり、最後の「WORLD TOUR」までずっとファンの音がかなり大きめになった。
結果は100点中100点で文句なしに快適プレイができるレベル。FPSのアベレージもほぼ60fpsではりついていた。
最新サバイバルゲーム「Once Human」でフレームレートを比較検証
今回比較検証に使用したのは、2024年7月10日からSteamでサービスがスタートしたばかりの最新マルチプレイヤーサバイバルゲーム「Once Human」だ。Starry Studioが開発、NetEaseが運営している基本無料のゲームだが、現在はまだスタート直後ということもあり、課金を気にせずかなり遊び込める。
あらゆるものが異形の生物「スターダスト」に浸食され、文明が崩壊した未来社会で、世界の謎を追及するメインクエストをこなしながら、生き残るために資源を集めて武器や装備、家を作っていく。ゾンビ化した住民や、機械と人間が融合したような姿のモンスターが登場し、ゴア表現もあるホラー要素の多いゲームだが、プレイヤーを助けてくれるデビエーションという可愛い生命体を集めたり、家具を作って自由に家をカスタマイズしたりと、楽しい要素も多い。
最新のゲームだけあって、グラフィックスは非常に美しく、自由も高いが、そのぶん求められるスペックも、ここ最近のゲームの中ではずば抜けて高い。フィールドのどこにでも自由に家を建てることができ、クラフトやキャラクター育成にもかなりの幅がある。ゲーム内には他のプレイヤーが残したメッセージがあちこちにアイコンとして表示されており、そこを調べるとそのプレイヤーの幻影が挨拶してくれる。
今回はこの「Once Human」で、「GALLERIA ZL9C-R47-6B」のパフォーマンスを検証してみた。非常に自由度の高いゲームであるため、同じコンテンツを繰り返し遊ぶというより、その時の状況に合わせたプレイをすることが多い。そのためフレームレートを無制限に設定したうえで、様々なプレイをしながら、10分ずつフレームレートを計測し、その平均値を測ってみた。
選択できるサーバーは現在、PvPが可能なサーバーが1つと、協力プレイのみのサーバーが2つある。今回はマニブスという協力プレイ専用のサーバーでテストしてみた。
参考までに、筆者の手持ちノートでも同様の設定でフレームレートを計測してみた。比較に使ったのは、以下のスペックのゲーミングノートPC。まだまだ筆者がメインで使用しており、そこそこのゲームであれば問題なくプレイすることができる機種だ。
【比較用ノートPC】
CPU:AMD Ryzen 5 4600HS
GPU: NVIDIA GeForce GTX 1650 Mobile
メモリ:24GB(DDR4-3200)
ディスプレイ:フルHD(1,920×1,090)
フレームレートが最も落ちるのは、バイクで高速移動するときと、高い場所から滑空する時だった。バイクはかなり速度があり、遅延で3D酔いしないか心配だったが、それはなかった。5時間以上連続プレイをした中での計測だが、大きくフレームレートが落ちることはなく、おおむね安定しているのを見ていただけるのではないかと思う。
ただし、ファンはずっとターボモードで回り続けていたので、エアフロ―がきっちり確保された環境を用意する必要があると感じられた。比較用のノートPCでは、ゲームを始めた直後から、ファンが最高速度で回っていたが、それでもエアフロ―がおいつかず、5分もしないうちにキーボードが触れないレベルに熱くなってしまった。
2台の結果を比較すれば、その差ははっきり表れている。何とか動いているという雰囲気の比較用ノートに比べて、「GALLERIA ZL9C-R47-6B」は最低設定では性能を持て余しているのがよくわかっていただけるのではないかと思う。
ちなみに比較用のノートPCはいまでも現役で、様々な作業をするのにほとんど問題はない。それでもこれだけの差がつくのだから「GALLERIA ZL9C-R47-6B」の性能の高さに驚嘆させられる。
16型WQXGAの大画面で、美麗なグラフィックを細部まで楽しめる
ゲーミングノートPCをメインマシンで使うなら、絶対に15型以上がいい、と常々思っているが、今回プレイをしてみて、またその信念が強くなった。16型WQXGAは、デスクトップモニターに比べると小さく感じるかもしれないが、同じくらい強くゲームに没入するには十分なサイズ感である。
大きめの16型でなければ実現できないフルサイズキーボードも、広いキーピッチもノートPCという制限を感じさせない余裕がある。もちろん、安くはない買い物だが、240Hzのゲーミングノート、ゲーミングキーボードを別に揃えていればゲーミングデスクトップへの投資額と大きくは変わらなくなる。それならば、持ち運び安く、遊び場所を選ばないゲーミングノートを選択するのは、なかなかに賢い決断ではないかと思ってしまう。
いまメインPCを、ノートかデスクトップかのどちらにするか迷っているなら、ぜひ少し大きめのゲーミングノートPCも検討してみてはどうだろうか。
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