「GTA Online」大満喫連載 急がば奪え!

「GTA Online」大満喫連載 急がば奪え!

まだ使ってない? 便利機能がそろった「ソーシャルクラブ」に入ろうぜ!

 ロックスターのWebサービス「ソーシャルクラブ」を活用しているだろうか? PSNやXbox Liveのアカウントを連動させておけば、「GTA V」はもちろん、「レッドデッドリデンプション」や、「LAノワール」といったロックスターの過去のタイトルの実績なども見ることができる。ロックスターファン注目のサービスだ。

 特に「GTA Online」では様々な特典がある。イベントなどの最新情報が入手できるだけでなく、登録しておくと、スポーツカー「エレジーRH8」が無料でもらえる。他にもコミュニティ機能が充実しており、さらに今回紹介するゲームをさらに楽しくさせてくれる「ジョブ検索」がある。今回はジョブ検索を中心に、ソーシャルクラブを活用した「GTA Online」ライフを紹介していきたい。

【著者近影】
IKE 田舎の警察は警備もゆるいな。手配も付くことなく、あっさりと特殊車両を貸してもらえたぜ。武装ヘリも置いてあったが、さすがにヘリは警備が厳しくて、操作をミスってる隙にヤラれちまったので、記念写真は車とだ
RIAIKEを家に招待した時の1枚。ちなみにテレビは複数の番組をやっていて、しかも内容は字幕で和訳されているので、英語が苦手でも楽しめる。皮肉が効いた番組が多くてオススメ

「GTA Online」ライフをさらに楽しくしてくれるWebサービス「ソーシャルクラブ」

 ロックスターが運営する会員向けWebサイト「ソーシャルクラブ」は特に「GTA Online」をプレイしているならば登録しておきたいサイトだ。フレンドを含めプレーヤー達がゲーム内で撮影したユニークなスナップショットを見ることができるし、自分の写真を他のSNSで共有することもできる。連載でいつも掲載している「著者近影」の写真はここから使っているのだ。

ソーシャルクラブのホームページ上ではこのようにレースだけを抽出してジョブの一覧を眺めたりできる。レースだけでも17,000以上ある。評価の高い順にソートしていけば、面白いジョブに出会いやすい

 「ソーシャルクラブ」ではゲームを立ち上げずにフレンドを検索できるし、メッセージを送れる。「お、君も『GTA V』持ってるの?」という話になった友人を「GTA Online」に誘うのにもぴったりのツールだ。評判の良いクルー(ギルド)を調べて参加要請を送る、といった使い方も可能だ。「GTA Online」の最新情報が入手できるのもうれしいところ。職場や学校のPCはもちろん、スマートフォンからでも「GTA Online」の様々な情報が得られるのは便利だ。

 そして、今回オススメしたい「ジョブ検索」がある。「GTA Online」はレースやデスマッチなどのジョブをユーザー自身が作れるのだ。現在、レースだけでも17,000以上のユーザー作成ジョブが登録されており、ジャンプ台でビルの頂上まで登ったり、空中に作られたバイクコースなどヘンテコで面白いモノもある。

 「ソーシャルクラブ」の良いところは、ゲームを立ち上げずにこれらのジョブを検索し、ブックマークできるところだ。仕事の休憩時間や、通勤時間などでおもしろジョブを検索し、家に帰ったら“ダチ”と遊んでみる。実際に面白く楽しめるモノもあれば、不具合でゲームとして成立しないジョブもある。効率の良いミッションや、殺し合いだけが「GTA Online」じゃない。ヘンテコレースを見つけて、仲間と持ち寄り、わいわい遊ぶのもこのゲームの楽しみ方だ。

 ジョブはまさに“星の数”ほどある。検索の目安になるのは“高評価”が多いところ、そして「ロックスター認定ジョブ」は、ロックスタースタッフが評価の高いレースの中から、特に選んで認定したものなので、安定して遊べるものとなっているところだ。今回はこれらを起点にオススメレースをピックアップしてみた。もちろん俺たちのオススメは今回だけで終わらない。今後もおもしろジョブを探していくし、いつかは自分たちで作ってみせるぜ!

【ソーシャルクラブ】
検索結果をクリックすると、下部にジョブの詳細が表示される。ここで黄色の「ゲームに追加」ボタンを押すことで、実際の「GTA Online」のブックマークにジョブの情報が反映される

ジャンプが勝負を決める! 「跳んで跳んで跳んで」

 1発目に紹介するのはロックスター公認のジョブの中でも人気が高いスポーツカーレース「跳んで跳んで跳んで」だ。コースは直線のみの非常にシンプルな作りだが、途中途中にジャンプ台が置かれていて、このジャンプの結果が勝負を決めるというシンプルながら熱い戦いが楽しめるコースとなっている。

このコースではスピードのステータスが最も高い「トリュファード アダー」が1番のおススメ

 このゲームの最大の難関となるのが1番最初のジャンプ台というところが面白い。ジャンプした先には何台ものバスの残骸が並んでいて、これを1発で越えられるかが勝負のカギとなる。ここをスムーズに越えられないと障害物の隙間に挟まって出られなくなったり、脇のガードレールに引っかかって大きなタイムロスになるからだ。

 その後は小ジャンプを何度か繰り返す。ジャンプ中はスティックで車体の姿勢を変えられる。うまくバランスをとって着地を決めたいところだ。そして最後のジャンプ台がこのコースでの2番目の難所だ。ここでは大ジャンプで、高速道路をまたぐ陸橋を越えなければならない。うまくスピードに乗っていないと、陸橋にぶつかってしまったり、陸橋の上に着地してしまう。

 こうなると大きなタイムロスになってしまう。状況によっては前のチェックポイントに戻った方が良いかもしれない。ジャンプ台でスピードダウンして、陸橋の下をくぐるという方法もありだろう。ぶっちゃけてしまえば、最初の車選びも勝負のポイントだ。選択可能な車種の中で最もスピードのパラメータが高い車「トリュファード アダー」を選択すると最初のジャンプや最後の陸橋を越えるジャンプは、進入角さえ間違えなければクリアできるし、とにかく勝ちを狙いたいならアダーがおススメだ。

 このコースは「スーパーカー」で走ることを前提に設計されている。最高のパフォーマンスを目指すには自分でスーパーカーを買い、カリカリにチューンして、最高のスピード、加速、そして安定したジャンプができる車体バランスを追求したいところだ。かなりの資金が必要ではあるが、いつかは自分の車で挑戦したいコースだ。

【ジャンプを制して勝利せよ! 「跳んで跳んで跳んで」】
最初と最後のジャンプの難易度が高い。最適な車を準備したいところだ

【跳んで跳んで跳んで】
最初のジャンプでは、バスの残骸を並べた障害物を飛び越えていく。かなりのスピードが必要だ。今回は進入角をミスったので、飛び越えきれなかったが右端に着地ができたのでレースを続行できた
最後の難関は陸橋だ。こちらは高さが確保できないと、ジャンプで飛び越せずに陸橋の上に着地してしまう。そうなると、回り道するかリスタートが必要になる。かなり厄介な難所だぜ

ミサイル連打で大暴走! GTAレース「RACE TO RANK UP FAST!!!!!」

 「GTA Online」のレースの中でも特に「GTA」ならではのレースと感じられるのが、武器を自由に使える「GTAレース」だ。手持ちの武器を自由にぶっ放せるのに加えて、コース上に加速アイテム「ブースト」と、拾えば手持ちの武器とは関係なく、誰でも前方に発射できる「ミサイル」が設置可能でなので、かなりハチャメチャなレースが作成できるのが魅力だ。ユーザー作成のレースの中でもGTAレースの割合は高い。

 その中で、これぞGTAレース! と感じられたのが、「RACE TO RANK UP FAST!!!!!」だ。このゲームのミソは“手配度”にある。敵車を排除しようとして、他の車に当ててしまったら、警察が出てきてバンバン邪魔されてしまうのだ。プレイ次第では銃弾が飛び交い、大パニックの阿鼻叫喚レースと化すのである。

 俺は特に最初からマシンガンを周囲にぶっ放し、ミサイルをゲットする前に手配度を上げて警察を呼び寄せておいたところで、パトカーめがけてミサイルをお見舞いしてやるのが好きだ。すると手配度がみるみる上昇し、ヘリもガンガン攻撃してくるし、特別な装甲を施した特殊パトカーまで大量に発生する。パトカーの台数も10台近くになり、非常にカオスなレースが楽しめる。

 もちろん警察を刺激せず冷静に走るという方法もあるが、それでは俺はつまらない。できるだけ早めにトップを撮って後続の奴らを俺が巻き起こすカオスな世界に引きずり込みたい。その想いを胸に、今日も俺はこのコースを練習し続けている。

【警察と激しい攻防戦「RACE TO RANK UP FAST!!!!!」】
警察が激しい妨害する中を、走っていくレース

【RACE TO RANK UP FAST!!!!!】
車の前方から発射するロケットミサイルでパトカーを撃破! これがもう気分爽快! もちろんコースの初期設定の段階で手配度をオフにしたり、コース上の一般車両をオフにすることもできるが、それじゃGTAレースらしくないよな。やっぱり手配度が付いてこそのGTAレースだぜ!
手配度が4にもなると特殊車両がコースを塞ぎ、後ろから容赦なくパトカーが突撃してくる。無理矢理突破しようとすると、この有り様だが、無理矢理にでも道を切り開いて前に進むのがGTAレースの真骨頂だよな
警察車両が増えすぎると前がふさがれ前にすすのもままならなくなる。リタイアしてしまうことも

難易度低めの正統派ジャンプコース! 「Air Control」

 今回、30近くのコースをプレイしてみたが、ユーザー作成のコースは難易度が高すぎる傾向があるように感じた。ジャンプのタイミングがシビアでそれを失敗すると最初からやり直し、みたいなコースが多いのだ。同じコースを何度もリトライし、体でタイミングを覚えるのも楽しいのだが、初心者にもオススメで、爽快感の強いコースを見つけた。それがバイクレースの「Air Control」だ。

 空港の敷地内に障害物やジャンプ台を設置したコースで、一見すると連続ジャンプが必要な難易度の高いコースとなっている。初見は確かに難しく感じるのだが、ジャンプに失敗した後の復帰場所が次に繋がりやすい場所に設定されており、途中で諦めることなく前に進めるように作られているところに感心させられた。そして、コースに慣れてくれば、ジャンプをポンポンと決められるようになる、とても気持ちがいいコースなのだ。

 俺自身、初見で何とかリタイアすることなくクリアでき、その後2回ほどトライするだけでコースを熟知できて、ノーミスでクリアできた。そこでRIAたちを誘ってプレイしてみたら、最初の2回ほどはトップでゴールできて気分爽快!……だったのだが、みんな2回でコースを覚えてしまい、3回目には逆に油断した自分がミスを連発し、最下位に落ちるというていたらくとなってしまった……。すぐに慣れて、熱い戦いができるコースだ。ぜひプレイリストに加えて欲しい。

【連続ジャンプのバイクレース「Air Control」】
一見難易度が高そうだが、慣れると楽しいレースだ

【Air Control】
奇妙なジャンプ台が多く設置されたコースだが、見た目の奇妙さの割にコースの作りはしっかりしていて、ジャンプに失敗してもその下に復帰できる道が用意されていたり、リスタートがわかりやすい位置になっている
2段ジャンプの先に青い壁があるが、あの壁にうまく当たればその先に落下せずにレースを続行できる。コースを走りやすくしやすくなる仕掛けだ。こういった工夫が、俺好みだ
おっと……このまま飛んでも明らかに落下確定だな……こういう時は△ボタンを長押しすれば、直前のチェックポイントからリスタートできるんだ

山道を駆け下りるスリル満点の自転車レース「最高パフォーマンス」

 最後に紹介するのは、ロックスター自身が作成したコースだ。ロックスター作成のコースはおとなしめの内容が多いが、「最高パフォーマンス」は一気に山を駆け下りるという過激なコースだ。それでいながら、クリアできる程度の難易度に抑えられているのが好感触だ。

 スタート直後からしばらく続く山道はさえぎるものが何もないため、高所恐怖症の人には思わず怖くなってしまうレベルのスリリングさがたまらない。さらに右へ左へと下る方向が変わり、その曲がり角の先にはガードレールもないため、曲がりきれないとそのまま落っこちてしまう。ブレーキもあるが、急には止まれないので、ほどよい速度で落ちないことを心がけて進むのが勝利への第1歩だ。

 このコースは何より眼下に広がる絶景がすばらしい。現実では大けがしてしまいそうな過激なレースを、リアルな感触で楽しめるオススメなコースである。慣れてくればノンストップで山を駆け下りることができる。自転車をこぐにはボタンを連打しなくてはならない。他の選手としのぎを削りながら、連打で進んでいくこの感触は、車やバイクでは味わえない独特のものだ。こちらもプレイリストに加えると楽しいコースである。

 以上、4本のレースジョブを紹介したが、ユーザー作成の物の中にはまだあまり知られていない優良コースが多く眠っているのは間違いない。これから色々なコースに挑戦したいという場合は、まずはロックスター制作のコースで楽しんで、それからユーザー作成の変り種コースをあれこれ巡ってみるのが面白いと思う。この辺見て回ってると、色々検討しながらレースを試すのは実はすごく楽しい。時間がいくらあっても足らなくて困るぜ!

【スリル満点! 「最高パフォーマンス」】
山から一気に駆け下りる、激しい自転車レース

【最高パフォーマンス】
自転車レースでも自転車選びはかなり重要だ。何も考えず、名前がなんとなくいいかなと「クルーザー」なんて選んでしまったが、よく見ると、「BMX」と「クルーザー」のスピードはかなり低かった……これがレースにどう影響するのか……
遮るものが何もない山道をひたすら自転車で下るこのコースは、スピードが出るのでかなりの迫力だ! ブレーキのタイミングを誤るとそのまま谷底へ滑落するので、慎重かつ大胆に進めたいところだが、命知らずのメンバーたちは容赦ないスピードで自転車を転がしている……タフすぎるぜ!
下るだけじゃなく、上り坂も随所に配置されているのがこのコースの厳しいところだ。スタミナは十分あるんだが、ここにきて最初に選んだ自転車のノロさに激しく後悔することになった……、こうした遅れが積み重なり、最終的にビリを取ることになろうとは……悔しいぜ!
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(勝田哲也/池紀彦)