プラット フォーム	タイトル	メーカー	ジャンル	価格	その他
4月1日
DSiウェア	ニンテンドーDSi時計 ファミコンマリオタイプ/どうぶつの森タイプ	任天堂	時計	各200 DSiポイント	オリジナル
DSiウェア	ちょっとマジック大全 スキ・キライ発見器	任天堂	マジック実演ソフト	200 DSiポイント	オリジナル
DSiウェア	囲んで消して ワクグミの時間	任天堂	パズル	500 DSiポイント	オリジナル
DSiウェア	がんばる私のおさいふ応援団	任天堂	ちょっと家計簿	500 DSiポイント	オリジナル
DSiウェア	くるくるアクション くるパチ6	任天堂	アクションパズル	500 DSiポイント	オリジナル
DSiウェア	フォトスタンド付き バンブラDXラジオ	任天堂	音楽ソフト	500 DSiポイント	オリジナル
XBLA	The Dishwasher: Dead Samurai	マイクロソフト	アクション	800 マイクロソフトポイント	オリジナル
4月7日
Wiiウェア	危険空域	トライファースト	スペースアクション	1,000 Wiiポイント	オリジナル
Wiiウェア	高橋名人の冒険島Wii	ハドソン	アクション	1,000 Wiiポイント	移植
Wiiウェア	PUZZLE BOBBLE Wii	タイトー	パズル	800 Wiiポイント	オリジナル
Wiiウェア	みんなで対戦パズル　上海Wii	サン電子	対戦パズル	800 Wiiポイント	オリジナル
VC	ゼルダの伝説 ムジュラの仮面	任天堂	アクションRPG	1,200 Wiiポイント	移植[N64]
VCA	コズモギャング・ザ・パズル	バンダイナムコゲームス	パズル	800 Wiiポイント	移植
VCA	SPACE INVADERS（スペースインベーダー）	タイトー	シューティング	500 Wiiポイント	移植
4月14日
Wiiウェア	Out of Galaxy 銀のコーシカ ～松本零士～	サンソフトブックス	デジタルコミック	500(初回配信) 200(追加配信) Wiiポイント	オリジナル
4月予定
Wiiウェア	牧場物語シリーズ まきばのおみせ	マーベラスエンターテイメント	ドキドキお店ゲーム	1,500 Wiiポイント	オリジナル
VC	悪魔城伝説	コナミ	アクション	500 Wiiポイント	移植[FC]
VC	デア　ラングリッサー	ハドソン	シミュレーションRPG	800 Wiiポイント	移植[SFC]
VC	星のカービィ3	任天堂	アクション	800 Wiiポイント	移植[SFC]
VC	ファンタシースター	セガ	RPG	600 Wiiポイント	移植[MS]
VC	忍者龍剣伝	テクモ	アクション	600 Wiiポイント	移植[PCE]

　※表中の「VC」はバーチャルコンソール、「VCA」はバーチャルコンソール アーケード、「FC」はファミコン、「SFC」はスーパーファミコン、「MS」はマスターシステム、「MD」はメガドライブ、「PCE」はPCエンジンを指します。「XLA」はXbox LIVE アーケードを指します。
　この表は毎週、配信タイトルを追加し、月単位で更新していきます。配信タイトルは当日まで配信が明らかにならないこともあるため、過去に遡って更新することもあります。

Wiiリモコンを使って宇宙船を誘導する「危険空域」 (C)2009 TRYFIRST

　今週は、Wiiウェア、そして「バーチャルコンソール」のタイトルが7日に大量にリリースされた。まず、Wiiウェアが4タイトル配信を開始。Wiiリモコンで宇宙船を誘導するスペースアクション「危険空域」、対戦可能なミニゲームを追加し、大幅なリニューアルをした「高橋名人の冒険島Wii」、パズルゲームとして定評のある「PUZZLE BOBBLE Wii」、最大4人での対戦を可能にした「みんなで対戦パズル　上海Wii」のラインナップとなっている。

　また、「バーチャルコンソール」では、「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」、「バーチャルコンソールアーケード」では、「コズモギャング・ザ・パズル」、「SPACE INVADERS（スペースインベーダー）」の配信も7日に始まっている。「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」は、1月以来の久々のニンテンドウ64タイトル。「コズモ～」は、先行してVCでスーパーファミコン版の同タイトルが配信されているので、比較してみるのも面白そうだ。

　PS3では、「RESISTANCE2」の追加コンテンツ「マップパック」(600円)、「スキンパック」(400円)、「リトルビッグプラネット（LBP)」の「STREET FIGHTER コスチュームパック」(600円)など、「Mr.PAIN」の追加キャラクター「マフィー」、「ジンジャー」(各100円)、「ヴィライゼーション レボリューション」の「勝利パック」(150円)などが配信中。また、無料体験版として、ハルク・ホーガンなどWWEの名レスラーたちが登場する「WWE Legends of WrestleMania」の配信が始まっている。

　PSPでは、「真・三國無双 MULTI RAID」の「追加コンテンツ Version 6」(無料)の配信が始まった。また、無料体験版として、イギリス・ロンドンを舞台とした恋愛アドベンチャー「ウィル・オ・ウィスプ ポータブル」が配信中だ。

　Xbox 360では、Xbox LIVE ゴールドメンバーシップ限定の割引サービス「Deal of the Week (ディール オブ ザ ウィーク)」を実施している。4月7日まではXbox LIVE アーケード「Alien Hominid HD」が半額（通常800マイクロソフトポイントが、400マイクロソフトポイント）で販売されている。4月7日午前1時から14日の午前0時49分まではXbox LIVE アーケード「Penny Arcade Adventures」が1,600→800マイクロソフトポイントで販売される。

●今週の注目タイトル
高橋名人の冒険島Wii Wiiウェア ジャンル　アクション メーカー　ハドソン 価格　1,000 Wiiポイント 公式サイト　http://www.hudson.co.jp/ww/boukenjima/jpn/j/ 　横スクロールアクションとして人気を博した高橋名人の冒険島がWiiウェアとしてリニューアル。ガケのぼりなどの新アクションや強化ブーメランなどの武器が追加され、対戦が可能な4種類のミニゲームが遊べるExtra Gameというニューモードも追加された。また、名人アクションという規定のアクションを行なうことで称号が手に入るシステムを導入。武器を持たずに1ステージをクリアなど条件は様々で、これら名人アクションを集めるとカラー変更ができるようになる。 ●(C)2009 HUDSON SOFT

ギャプラス

● 驚異のスピード感を実現させた、名作中の名作シューティング

ブラスターヘッドを持ったクィーンを倒すことで自機をパワーアップさせることができる。ブラスターヘッドは全部で6種類存在する

　1984年にナムコからアーケード用として発売された「ギャプラス」は、8方向に移動できる自機を操作して、画面内にいる昆虫型エイリアンを全滅させればクリアとなる縦画面シューティング。シンプルな内容ながら、自機のパワーアップアイテムや隠れキャラなどの要素を豊富に盛り込み、敵をお手玉のように撃って高得点を狙うユニークなチャレンジングステージが楽しめるなど、奥深いゲーム内容で人気を博した作品である。また、前作にあたる「ギャラガ」から、自機の移動範囲が画面最下部だけでなく、画面中央部まで可能になっている。

　最大の見どころは、敵キャラたちのバリエーション豊かな攻撃パターンと、その移動スピードの速さにある。とりわけスピードは同時期に発売された作品の中でも群を抜いており、特に31、41、51面では目にも止まらぬほどの超高速で動き回る。その圧倒的な迫力には、当時のプレーヤーは誰もが腰を抜かさんばかりに驚いたものだ。

　また、5面以降になると自機の目前で破裂して4発の弾をバラまく「スターフラッシュ」が出現する。自機の逃げ場を狭めると同時に、プレーヤーの危機感を大いにあおる絶妙の効果音が流れるため、このうえないスリル感が楽しめるのも「ギャプラス」の大きな魅力の1つである。

　自機をパワーアップさせるためには、各ステージごとに1体だけ出現する「クィーン」と呼ばれる敵を倒し、この敵が持つブラスターヘッドを回収することが必要。特にショットの威力と移動速度がアップする「ハイパー」や、ビームを発射して捕まえた敵を捕虜にする効果のある「ファランクス」を装着すると、攻撃力が大幅に強化されてさらに爽快感が増す。ミスするとこれらの効果は消えてしまうが、パワーアップを維持した状態でチャレンジングステージを迎えることができれば、比較的簡単に得点を稼げるので、よりゲームを優位に進められるようになる。

【スクリーンショット】
「ファランクス」で敵を捕まえて捕虜にすると攻撃力が大幅にアップする。ちなみに、一度に捕虜にできる数は最高6匹まで	敵をお手玉の要領で撃ちながら得点を稼ぐチャレンジングステージでは、高速かつリズミカルなボタン操作が要求される
メニュー画面ではアーケード版のディップスイッチと同様の設定変更ができるのもファンには嬉しいところ	ナムコ作品ではおなじみの隠れキャラ、「スペシャルフラッグ」が出現する裏技もこのとおりバッチリ再現されている

● 移植再現度やいかに?

　筆者が個人的に保有しているアーケード用基板と比較検証してみたところ、サウンド、グラフィックスともオリジナル版と何ら遜色がなく、敵の出現位置や飛行パターンについても大きな違いは見受けられなかった。さらに当時のプレーヤー間では有名だった、自機が変身して性能がアップしたり、取ると1UPする隠れキャラ「スペシャルフラッグ」が出現する裏技もバッチリ再現されていた。

　あくまで筆者の体感であるが、敵の移動スピードは若干アーケード版より遅く、また敵や敵弾が画面内に数多く出たときに発生する、いわゆる「処理落ち」が起きる頻度は低くなっているようだ。異なるハード間で移植をしている以上、これらの内容が100%再現できないのはしかたがないところだろう。ただ、ゲームの進行上にはまったく問題はないので心配はご無用だ。

　メニュー画面に切り替えると、ゲーム開始時の自機のストック数とエクステンド（得点による自機の増加設定）を自由に変更できるようになっている。これらの設定はアーケード版とまったく同じであり、Wii版でもオリジナル版の内容を忠実に再現しようという開発サイドのこだわりが伺える。さらに、使用するモニタに合わせて4:3と16:9の2種類の画面表示が選択可能で、表示位置の微調整もできるようになっているのが嬉しいところだ。（※モニタ自体を縦置きにする必要は一切ない。また、縦置き用の画面設定は用意されていない）

　唯一気になったのは、ショット発射ボタンのレスポンスがほんのわずかだけ遅くなっているように感じられたこと。序盤のステージこそ影響はないものの、先のステージに進むとスピードの速い敵を狙い撃つのがより難しくなっていると感じられた。

　とはいえ、ほぼ完璧にアーケード版の内容を再現している完成度の高さには、十分合格点がつけられる。価格も800円と非常にお手頃なので、本作品の存在を今まで知らなかったという人も、この機会にぜひ一度プレイしてみていただきたい。その圧倒的なスピード感には、必ずや魅了されることだろう。