コメディアンBJ Foxの脱サラゲームブログ
連載第29弾
今回はNintendo Switch Online! “ゲーム渋滞”に陥っている時に遊ぶ「パイロットウィングス」の爽やかさは格別だね
2019年11月14日 06:00
僕はこの連載でよく趣味のコメディやアメコミや、もちろんゲームスを取り上げているが、実は僕の宇多田ヒカル的なFIRST LOVEが、フットボールだ。(アメリカ英語風の「サッカー」を意図的に使わないよ)。常にプレミアリーグやチャンピオンズリーグ、それからたまにJリーグにでも観戦に行っているし、でも朝に起きてまず第一やるのは、時間差で遅れている昨日のイギリスサッカーニュースをチェックすることだ(そして嫁に「Good Morning」と挨拶する。やっぱり、FIRST LOVEなんだ)。
ちなみに僕は、日本のみんなとともに、ちょっとFIRST LOVEを裏切ってラグビーに少し浮気していたね! 情熱的で、涙いっぱいで、痛かっただろうという思いもありながら、叫び声いっぱいの浮気! しかも時間差無しでエンジョイできるなんて嬉しかった。
フットボールの母国といわれるイギリスでもラグビーは、マイナーとまではいかないけどフットボールに比べたら随分下に位置するスポーツだ。やっぱりイギリスではフットボールが圧倒的なんだよね。でも、ラグビーも、やっぱりワールドカップクラスの規模の大会ともなると国全体が盛り上がり、彼らの熱い戦いに涙してしまう! ちなみに、僕が唯一チケットを取れた試合は台風で中止となったんだけど、日本でラグビーの盛り上がりを感じられてよかった! でも決勝戦で負けたので、FIRST LOVEと仲直りするよ。
さて、今週は、あるイギリスのフットボールニュースを見てすごく同感した出来事があった。チャンピオンズリーグの現役チャンピオンであるイングランドのリヴァプールは、12月開催のFIFAクラブワールドカップに出場し、国内のカップにも残っているため、仕方なく2日間に2試合もプレイすることとなっている。まずはイギリスのカップ戦、そしてカタールへ移動し、クラブW杯戦に出るという無理なスケジュール。いわゆる「試合渋滞」というものだ。
僕はあれを見て「僕と一緒だ」と感じたんだよね。僕も「ゲーム渋滞」に陥っているからだ。最後の連載をプレイした「ゼルダの伝説」から、「ボーダランズ3」そして、せっかくSpike Chunsoftさんが日本語へローカライズしてくれたので前からでも気になっていた「ディヴィニティ:オリジナル・シン II」にも同時に挑戦してみた。もう手が回らない! どっちもコンテンツ満載、しかも終わらない。家は「BL3」で、電車は、「D:OSII」だ。
どちらもいくら遊んでも終わらないから、もう少しぼ〜っとプレイしたくて、ある日、最近Nintendo Switch Onlineで配信開始したスーパーファミコンソフト集へ飛び込み、プチ休憩した。
まずは、(母国がラグビーの決勝戦でやられたかのように)FIRST LOVEであるサッカーに戻ろうと思って、「スーパーフォーメーションサッカー」をプレイしてみた。
「スーパーフォーメーションサッカー」で、時代のギャップを感じたのは、グラフィックスやゲームプレイよりも、このところW杯に出場できていない「ユーゴスラビア」でプレイできること! なかなか昔のスポーツゲームを今プレイするときついね!
やっぱりいくらフットボールがFIRST LOVEでも元の彼女へ戻るのが良いアイディアではない時もあると思って、これ以上「スーパーフォーメーションサッカー」を述べない。やっぱり、現代の若い子である「FIFA」などを体験したら前に戻るのが辛いことだね、という結論に至った。
確かにクラッシくのゲームがあるが、今求めてたのは、「プチプレイ」だから「パイロットウィングス」がいいカモと思ったら、ハマった。
今振り返ってみると、「パイロットウィングス」は紛れもなく「スーパーファミコン」の代表作だった。もちろん中には「スーパーマリオワールド」や「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」などもあるが、ハードの発売当時に「ゲームの未来が到来してきた」とここまでできるよ!、のショックなどのアピールしたのは、この「パイロットウィングス」が見せてくれた“3Dっぽさ”だった。
プレイしていたら、当時、弟と交代にプレイしながら、ミッションやミニゲームをこなして、楽しくプレイしていた思い出がよみがえってきた。
そしてこのグラフィックスにも驚いたけど、別の意味のショックとして、難易度の急激な変化にもショックを受けた!
もう言うまでもないんだけど、38歳にもなった僕はプロサッカー選手になる夢を捨てないといけないし、このゲームの自分のスキルをみるとパイロットとなる夢も無理だ。「パイロットウィングス」のゲームとしての難しさにショックを受けた。
そういえば、「グランドセフトオート」で一番難しかったのはヘリの操作だった。僕がロックスターの人間だった頃、メディア向けのデモミッションのなかにヘリのパートが含まれていると、そのあまりのヘタさに周りのPRスタッフが嘆いていた! 確かに「バラッド・オブ・ゲイ・トニー」のヘリで船を壊していくミッションのデモは大失敗だったね!
でも、救いはある! Nintendo Switch Onlineの「パイロットウィングス」は、難易度が高くてミスをしても、「巻き戻し機能」でミス以前に戻すことができる。これはありがたい! ミッションによっては、自分が援助隊となるが、この機能はまさに援助隊の援助隊だ。
「パイロットウィングス」はとにかく難易度が高くて、「巻き戻し」無しでよく子供の僕がこのゲームをクリアしたなぁと思うぐらい。もしかしてその若いときにも苦労したかもしれないけど、よく考えたら僕はこのゲームのエンディングを覚えていない。クリアしてないのか、それともエンディングなんてなかったんだっけ?
それはともかく今回はミッションやミニゲームなどで十分楽しめてから、急にスパイ的な極秘指令の展開が始まり、またショックだった! もちろん「パイロットウィングス」を遊んだ頃の記憶を甦らせることもできたし、Nintendo Switch Onlineのおかげで少しだけリラックスすることができたかな。
ではではプチ休憩が終わり、秋と冬のゲームラッシュへまた飛び込みましょう!