レビュー
「葬送のフリーレン」第2期放送直前! 29・30話レビュー
悠久の時を感じさせる雰囲気とド迫力戦闘シーン健在。声優さんたちの演技も魅力
2026年1月16日 19:00
- 【「葬送のフリーレン」第2期】
- 放送開始日:1月16日より毎週金曜23時~
- 放送局:日本テレビ系全国30局ネット“FRIDAY ANIME NIGHT”
- 最速配信:1月17日0時00分より各配信プラットフォームにて
フリーレンたちの、時には緩く、時には迫力のある戦いを繰り広げながら旅をしていく様が魅力の「葬送のフリーレン」。今回は、遂に放送開始となるアニメの第2期冒頭の第29・30話を試写にて一足先に見ることができたので、そのレビューを、あらすじ以上のネタバレは無しでお届けしていく。
アニメ「葬送のフリーレン」は、2023年10月から2024年3月にかけて放映されたアニメ第1期が大好評で、SNS公式アカウントなども人気を博している。原作・原案を山田鐘人氏、作画をアベツカサ氏が担当したマンガが原作で、続編となるアニメ第2期が、2025年1月16日より日本テレビ系列金曜23時からの「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)枠」ほかにて放送開始となる。
それでは早速レビューに入る。
「葬送のフリーレン」とは
アニメ「葬送のフリーレン」の原作は、2020年から小学館「週刊少年サンデー」にて連載されているマンガ。“魔王を倒した後の勇者たちなどの後日譚”というのが大筋。勇者パーティの1人で「悠久の時を生きているのでは」と思われる長命のエルフ族で魔法使いのフリーレンが、“人の心を知る”物語が描かれている。
物語は、フリーレンの「魔王を倒すための冒険で勇者ヒンメルのことを知ろうとしないまま過ごしてしまったことへの後悔」から始まる。「永くを生きるエルフと異なり、寿命の短い人間のことをなぜもっと知ろうとしなかったのか」という後悔から勇者パーティーが歩んだ道を再び辿りながら旅をしていくこととなる。
道中、勇者パーティの1人である僧侶・ハイターが助けた戦災孤児のフェルンと、同じく勇者パーティの戦士・アイゼンの弟子・シュタルクと出会い、2人をパーティメンバーとして旅が進んでいく。
勇者ヒンメルたちと共に、10年に及ぶ冒険の末に魔王を打ち倒し、世界に平和をもたらした魔法使いフリーレン。
千年以上生きるエルフである彼女は、ヒンメルたちと再会の約束をし、独り旅に出る。
それから50年後、フリーレンはヒンメルのもとを訪ねるが、50年前と変わらぬ彼女に対し、ヒンメルは老い、人生は残りわずかだった。
その後、死を迎えたヒンメルを目の当たりにし、これまで“人を知る”ことをしてこなかった自分を痛感し、それを悔いるフリーレンは、“人を知るため”の旅に出る。
その旅路には、さまざまな人との出会い、さまざまな出来事が待っていた―。
「葬送のフリーレン」第2期冒頭あらすじ
第1期では、フリーレンたちが目指している大陸最北端へ行くために、人の往来が制限されている場所を通過すべく、フェルンが一級魔法使いの資格を取るまでの旅路が描かれていた。第2期はその直後からのスタートとなる。
第2期の初回となる第29話「じゃあ行こうか」では、緩んだ地盤に穴が空いて魔法を無効化する石・封魔鉱だらけの洞窟に落ちてしまう場面が描かれる。地上に続く道を探すも、フリーレンとフェルンが魔法を使えない中、魔物が現われてしまい……。という内容となっている。
第30話はネタバレになるので語れないものの、全体として第1期と同様にあらゆる面でハイクオリティなアニメとなっていた。以降は、試写の感想を紹介していく。
繰り返し堪能したくなる出来映えに感心しきり
今回の試写では、原作コミックスでいうところの第7巻61話~64話までの範囲を見ることができた。マンガでは、フリーレンが感じている“時間”というものをセリフやコマごとの雰囲気などで上手に表しているのだが、アニメでも同じように彼女の時間軸を自分の事のように受け取れるような描き方がされている。原作マンガの雰囲気を損なわず、うまくアニメに落とし込んでいると思う。
その雰囲気を支えているのが、ゆったりとした中にも透明感を感じさせてくれるBGMではないだろうか。シーンごとに管楽器などが奏でる楽曲が、耳に心地よく流れてくる。その音楽は、目を閉じるとそよ風が吹く大草原に1人寝転がり、まるで無限の時間の中を過ごしているような感覚を味わわせてくれる。この劇中伴奏音楽、いわゆる劇伴を担当しているのは「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」などでも知られるEvan Call氏と聞いて、納得の出来栄えだった。
とはいえ、楽曲に関しては人によって合う合わないがあるので難しいところではある。しかし、筆者的には自分の感性に見事にマッチしたので大満足となった。仕事中に作業用BGMとして流しておきたいと思える、そんな名曲に久しぶりに出会った気がする。
また、各キャラクターの表情についても「ユニークな表現方法だな」とマンガでは見ていた、時々コミカルに描かれる表情も本作の魅力だろう。例えば起きたばかりの眠たそうなフリーレンや、露骨にイヤそうなフェルン、落ち込んだシュタルクといったデフォルメしたような顔についても、アニメではどのように表現されているのかも気になっていた。
こちらもショボショボの目や拗ねた口といった部分も原作の雰囲気に合わせて描かれており、見ていて感心しきりだった。「葬送のフリーレン」全編にわたって、こういったお茶目な要素がさりげなく盛り込まれているのも本作の特徴だと思うし、それがアニメでも良い息抜きポイントになっているというのも、また面白い所だと感じた。
加えて、独特のファンタジーな世界観についても紹介したい。本作はおおよそ原作2話分を1話にまとめつつもセリフを減らすどころか、追加シーンなどと合わせて増やしている場面もある。独特の世界観を表現するために工夫を凝らしているのが見ていて伝わってきたのも印象深かった。舞台が現代世界ではなくファンタジー世界なので、世界観が重要になってくるというのも一因かもしれない。説明が足りなければ視聴者は置いてきぼりにされてしまうので、そういう人を出さないための配慮はありがたいものといえるだろう。
そんなファンタジー世界を旅する物語のため、主人公たちが訪ねる場所も多彩だ。もちろん架空の地ではあるものの、各シーンを丁寧に描写しなければ雰囲気も盛り上がらないというもの。その点でも本作は、各種背景がしっかりと描き込まれているため、視聴していて情景が頭に違和感なく入ってくる。おかげでフリーレンたちの状況が脳内で即座に把握できるため、ストーリーも違和感なく理解できる。
さらに、コミックス派として、試写を見ていて驚かされたのが戦闘シーン。バトル部分は、原作の場合サラリと終わってしまう場面が意外にも多い。そのため、読んでいて個人的には「フリーレンはやはり戦闘よりも、人と人とのドラマがメイン」と思い、少ないことに対して特に思うことはなかった。しかし、アニメではバトルシーンにも非常に気合が入っており、迫力満点で描かれている。すっかり戦闘シーンの虜になってしまったほど。何度も見返して、演出の凄さなどにも感心させられた。
各キャラクターを演じる声優さんの声も、何となく想像していたイメージどおりで良かったのも嬉しい点。フリーレン(CV:種﨑敦美さん)の「気合の入らないちょっと投げやりな、でもどこか重みのある話し方」も、フェルン(CV:市ノ瀬加那さん)の「圧をかけるときの言い方」も、シュタルク(CV:小林千晃さん)の「少し情けない場面の話し方」なども、聞いていてしっくりきたので、原作派の人にも安心してオススメしたい。
今後の放映分にも期待したい
試写を見て、映像クオリティという面でもまったく不安がないことを確信した「葬送のフリーレン」第2期。コミックスでの今後の展開を知っている身としては、今期では筆者お気に入りの町が登場するので、そこの映像表現がどのようなものになるのかも楽しみにしている部分の一つだ。もちろん、そこに至るまでに何度か戦いも行われるので、その戦闘シーンでの盛り上がりにも正直胸を高鳴らせている。
それ以外にも、旅路の途中に随所で見せてくれるフリーレンたちのションボリとした表情や、「むふー」といったお馴染みのセリフを、アニメで声として聞けるのが今から楽しみでしょうがないほど視聴後には心が躍った。かなり期待感が高い。
なお、アニメ第1期は2クールだったが今回は1クールということで、コミックス9巻くらいまでの物語が描かれると思われる。「もっと放映してほしい」と思う人もいるかもしれないが、個人的にはフリーレンのように焦らずのんびりと待つのも楽しみの一つだと思う。これからも永く、この心に染み入る物語をジックリと楽しむために。
(C) 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会









































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