PS3ゲームレビュー
龍が如く5 夢、叶えし者
シリーズに欠かせない数多くのプレイスポットとキャバクラもパワーアップ!様々なタイアップも!
(2012/12/14 15:00)
シリーズに欠かせない数多くのプレイスポットとキャバクラもパワーアップ!様々なタイアップも!
新たなプレイスポットやミニゲームが追加されている。クラブセガで遊ぶことのできるバンダイナムコゲームスの「太鼓の達人」、バージョン2.0と2.1が用意され、DLCで通信対戦も可能になるという「バーチャファイター2」、雪球をぶつけあう「雪上の格闘技」、ボケに対し、適切なツッコミをタイミング良く入れる「ツッコミ職人」、次々と押し寄せるお客さんの要望にそった硬さに麺を茹でてラーメンを出す「めん処 龍屋」、コーチンたちのレース「コーチンズカップ・クラシック」といったご当地ミニゲーム、「エアホッケー」などだ。
他にも新曲が多数追加された「カラオケ」、「パチンコ」、「パチスロ」、「麻雀」、「将棋」、「花札」、「ポーカー」、「ゴルフ打ちっ放し」、「ダーツ」、「ビリヤード」などなど、山ほどのミニゲームが収録されている。ご当地ゲームでは「めん処 龍屋」、「ツッコミ職人」がオススメ。特に「めん処 龍屋」はシンプルながらも素早い判断が要求される、やりがいのあるゲームになっている。
キャバクラは5大都市に合わせ、地方それぞれ方言を再現。一方的に話を聞くだけではなく、プレーヤーから女の子に向けてアクションできるようになったり、アフターでは好きな場所に連れて歩くことができるようにもなっている。
最後に
物語の主人公 元東城会四代目 桐生一馬、迫力ある風貌を持ち、男気溢れる東城会直系冴島組組長 冴島大河、歳を重ね成長し、トップアイドルを目指す澤村遥、シリーズ4に登場して以来、圧倒的な存在感を見せ付ける秋山駿、元野球選手で現風俗ライターという変り種の品田辰雄はもちろんのこと、主人公以外の登場人物たちを含め、皆とにかく魅力的。それら登場人物たちによる、メインの物語は衝撃の連続! クリアまでには長時間かかるが、寝る間を惜しんでプレイしてしまった。メインの物語に引けをとらないサブストーリーも必見である。
ケンカバトルには新要素が加えられ、戦いに深みが増している。レベルアップ/天啓/師匠からの能力習得、武器毎の熟練度と成長させる楽しみもたっぷりある。また、主人公たちに用意されたケンカバトルとは異なる遊びも見事。ちょっとしたミニゲームといったレベルではなく、1つのゲームとしてしっかり作り込まれている。
筆者のクリアまでのプレイタイムは53時間ほど。アナザードラマは全てクリアしたが、一部のサブストーリーを残してのクリアタイムとなっている。プレイスポット、レベルや武器熟練度上げ、能力習得、残りのサブストーリー、クリア後に追加される要素など、遊べる要素はまだまだ残っている。
また、無料配信の追加要素「エクストラコンテンツ」も2013年2月までのラインナップが発表されている。「太鼓の達人」や「バーチャファイター2」のオフライン対戦やキャラクターの衣装、バトルで役立つアイテムのセット「喧嘩救援物資」、プレイスポットで役立つアイテムのセット「神室町エンジョイパック」などが提供されるので、配信されたらダウンロードを忘れないようにしたい。
2005年からリリースを続け、とうとう5大都市までが舞台になった、7作目となるシリーズ最新作。新作を作る際には過去最高のものを目指して開発していると名越総合監督はいつもコメントしている。開発者としてはそうあって当然ではあるだろうが、まさに本作は内容、ボリュームなど、あらゆる面でこれまでのシリーズで最高の仕上がり。間違いなく“買い”である。
PlayStation Storeでは、福岡・永洲街の一部がプレイできる体験版が配信されている。興味があれば、まずは体験版をプレイしてもらうのがいいだろう。また、本作はこれまでのシリーズをプレイしなくても充分に楽しめるが、これまでにあった物語や人物像を知っておけがより楽しめることは間違いない。11月1日に「龍が如く 1&2 HD EDITION」が発売されたことで、今は全ての龍が如くシリーズがPS3で遊べるようになっている。過去作をプレイしておきたい人も安心だ。
※配信スケジュールは予告なく変更される場合があります。予めご了承下さい。
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