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シリーズ40周年記念ゲーム音楽アルバム「がんばれゴエモン音楽集 紅」「白」最速試聴レポート

収録曲は何と1,000曲以上!

10月14日発売予定
【がんばれゴエモン音楽集・紅/白/紅白セット】
価格: 紅 12,650円
白 12,650円
紅白セット 25,300円
コナミスタイル限定「がんばれゴエモン音楽集・紅白セット」

 コナミデジタルエンタテインメントは、ゲーム音楽アルバム「がんばれゴエモン音楽集 紅」と「がんばれゴエモン音楽集 白」を10月14日に発売する。

 「紅」、「白」両アルバムには、1986年にファミコン用アクションゲームとして第1弾が発売された「がんばれゴエモン! からくり道中」をはじめ、歴代の「がんばれゴエモン」シリーズ作品の楽曲が収録されている。

 「紅」、「白」それぞれ11枚のCDに500曲以上、つまり収録曲数は全部で1,000曲を超える超大ボリュームを誇り、さらにKONAMIの公式ショッピングサイト「コナミスタイル」限定の「紅」と「白」のセットを購入すると、特典CD「ミュージック フロム 冒険時代活劇ゴエモン」も付いてくる。本シリーズの誕生40周年を祝うにふさわしい、その歴史がぎっしりと詰まったとてつもない逸品だ。

 以下、本稿では元祖「がんばれゴエモン! からくり道中」からプレイ経験を持つ筆者が、「紅」、「白」全収録曲をチェックしたうえでまとめた聴きどころをたっぷりとご紹介しよう。

□コナミスタイル「がんばれゴエモン音楽集・紅白セット」のページ

「紅」編:元祖「からくり道中」ほか初期シリーズの楽曲を多数収録

 DISC1と2では、NINTENDO64用アクションアドベンチャーゲーム「がんばれゴエモン ネオ桃山幕府のおどり」の楽曲が収録。最初のトラック「がんばれゴエモンのテーマ」では巨匠、影山ヒロノブ氏の熱唱を堪能できるのをはじめ、「おれはインパクト」(インストゥルメンタル)ほかシリーズ名物の巨大ロボットの関連曲は、まるで昭和時代のロボットアニメや特撮番組の主題歌のようなハイテンションの曲ばかり。純和風だけでなくボサノバやマーチ、マンボなどの要素も取り入れた曲もあって実に楽しい。ブックレットには「がんばれゴエモンのテーマ」と「ゴージャス・マイ・ステージ」の歌詞が記載されているのも嬉しいところだ。

 ファミコンブーム期を知る人は、元祖「がんばれゴエモン!からくり道中」と「がんばれゴエモン!からくり道中2」、MSX2版「がんばれゴエモン!からくり道中」の曲が収録されたDISC3から聴くのがオススメ。さらにボーナストラックとして、懐かしのファミコン用アクションアドベンチャーゲーム「コナミワイワイワールド」と「ワイワイワールド2 SOS!!パセリ城」、GBA用レースゲーム「コナミ ワイワイレーシング アドバンス」のゴエモンおよびゴエモンステージの曲と、アーケード用アクションゲーム「Mr.五右衛門」の全13曲が収録されているのも聴き逃せないポイントだ。

 DISC4には、シリーズ初のRPGとなったファミコン版「がんばれゴエモン外伝 きえた黄金キセル」の曲が、DISC5にはその続編にあたる「がんばれゴエモン外伝2 天下の財宝」の曲がそれぞれ収録されている。いずれもファミコンとは思えない、ドラムやベースなど和洋織り交ぜた重厚で迫力のある音色が楽しめる。

 加えてDISC4には、ボーナストラックとしてPS用アクションアドベンチャーゲーム「がんばれゴエモン 大江戸大回転」から「ジャンケンけんちゃん」、「絵合わせサブちゃん」の2曲と、今年7月に発売された 「がんばれゴエモン大集合!」から、エムツーのchibi-tech氏アレンジによる「全員集合ではじまりはじまり(メニュー画面)」と「がんばれゴエモン大集合! スタッフクレジット」の2曲も収録されている。特に「がんばれゴエモン大集合! スタッフクレジット」は、「がんばれゴエモン! からくり道中」のBGMやSE(効果音)のメドレーであり、本シリーズに対する愛情とリスペクトが存分に詰め込まれた大作だ。

 DISC6と7に収録された、PS用アクションアドベンチャーゲーム「がんばれゴエモン 宇宙海賊アコギング」の各楽曲は、意外にも今回が初の音源化。プラットフォームが当時の「次世代機」であるPSへと移行したこともあり、最初のトラック「オープニング0」をはじめ、まるで本物のオーケストラ楽団や和楽器の奏者が演奏しているかのような曲がズラリとそろっているのが聴きどころだ。

 DISC8と9には、こちらも今回が初の音源化となったニンテンドーDS用アクションアドベンチャーゲーム「がんばれゴエモン 東海道中 大江戸天狗り返しの巻」の曲が収録されている。笛や尺八がメロディを奏でる純和風だけでなく、フュージョン調の曲も用意されるなど、全104トラックにも及ぶそのバリエーションは実に多彩。レトロゲーム好きを自称する人は、本作のミニゲームで流れる、懐かしの作品「クォース」と「スペースマンボウ」のBGMをモチーフにした各楽曲にもぜひご注目を。

 DISC10は、ゲームボーイ用アクションアドベンチャーゲーム「がんばれゴエモン さらわれたエビス丸」と「がんばれゴエモン 天狗党の逆襲」の2タイトルを収録。「さらわれたエビス丸」の曲は、純和風というよりはロック調の軽快な曲が多い印象で、「天狗党の逆襲」は曲数のバリエーションこそ他のタイトルに比べると少ないが、「戦闘1」などバトル中に流れる曲がとにかくカッコイイ。両タイトルとも、すべての楽曲が実機と同様にステレオで収録されているのも嬉しい。

 最後のDISC11は、ゲームボーイ用アクションRPG「がんばれゴエモン 黒船党の謎」と、初の音源化が実現したアクションゲーム「がんばれゴエモン 星空士ダイナマイッツあらわる!!」の二本立て。筆者は両タイトルの曲を今回初めて聴いたが、「黒船党の謎」の「ミニゲーム」や「BGM4(その他)」、「星空士ダイナマイッツあらわる!!」の「ボス戦」など、「まさかゲームボーイ用ソフトに、こんな超ハイテンポな曲があったとは!」とびっくりさせられた。ほかの楽曲も和とポップが融合した、聴いているだけで楽しい気分になれる、いかにも本シリーズらしい曲が満載だ。

「がんばれゴエモン音楽集 紅」:収録タイトル

  • がんばれゴエモン ネオ桃山幕府のおどり
  • がんばれゴエモン! からくり道中 (FC)
  • がんばれゴエモン! からくり道中 (MSX2)
  • がんばれゴエモン2
  • がんばれゴエモン外伝 きえた黄金キセル
  • がんばれゴエモン外伝2 天下の財宝
  • がんばれゴエモン 宇宙海賊アコギング
  • がんばれゴエモン 東海道中 大江戸天狗り返しの巻
  • がんばれゴエモン さらわれたエビス丸
  • がんばれゴエモン 天狗党の逆襲
  • がんばれゴエモン 黒船党の謎
  • がんばれゴエモン 星空士ダイナマイッツあらわる!!

「がんばれゴエモン音楽集 紅」:ボーナストラック

  • アラカルト
  • Mr.五右衛門
  • がんばれゴエモン 大江戸大回転
  • がんばれゴエモン大集合!
「がんばれゴエモン音楽集 紅」

「白」編:鳴き声あり、掛け声あり、懐かしの名作のアレンジ曲あり。個性あふれまくりな意欲作が満載

 DISC1とDISC2に収録されたNINTENDO64用アクションゲーム「がんばれゴエモン でろでろ道中 オバケてんこ盛り」の聴きどころはズバリ、一部ステージで時間経過に合わせて変化するBGMと、その遷移までも収録していること。収録音源にはセミやコオロギなどの虫や犬、カエルの鳴き声も含まれており、これらの環境音を巧みに取り込むことで、日本伝統の四季折々の情景を表現しているのが非常に面白い。

 「SMILE AGAIN」は影山ヒロノブ氏が、「ダブルインパクトのテーマ」は水木一郎氏が歌った曲で、両曲はかつて1999年にシングルCDにも収録された(※後者は、本アルバムではカラオケバージョンのみ収録)。また前者はブックレットに歌詞が載っているので、一緒に歌いつつ楽しみたいところ。

 DISC3の収録タイトルは、スーパーファミコン用アクションゲーム「がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻」。「お化け出現!お化け出現〜ボス」のイントロでは「ヒュードロドロドロ……」と、笛や太鼓による純和風の物の怪を演出したかと思えば、「どっこいからくりアイランド」はワルツを、「お江戸でSWING (9st.)」はスウィングを取り入れるなど、そのバリエーションは実に多彩だ。からくりアイランドで遊べるミニゲーム「グラディウス」をプレイ中に流れる、よりコミカルにアレンジされた各BGMは、元祖「グラディウス」のファンは必聴である。

 DISC4は「でろでろ道中 オバケてんこ盛り」の続編である「がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス」の各楽曲が収録されている。

 「だぁーれ(セレクト)」は、曲中に「ハイ、そ〜れ!」など民謡のような掛け声があり、「仕掛けられたバカンス(オープニング1)」の曲は序盤がサンバ、後半から和風に転じるなど楽しい曲が満載だ。「仕掛けられたバカンス(オープニング2)」ほか「七転八起(全国マップ)」、「サスケのテーマ」などの曲で流れる、リアルな尺八や笛の音色も本作の聴きどころ。ミニゲームには「ゼクセクス」、とあるボスBGMは「悪魔城ドラキュラ」が元ネタなので、自称コナミおよびレトロゲーム好きは、こちらもまさに大歓喜のラインナップだろう。

 DISC5に収録されているのも、同じくスーパーファミコン用アクションゲーム「がんばれゴエモン3 獅子重禄兵衛のからくり卍固め」の楽曲だ。作中には江戸(現代)と未来の世界が登場することもあり、「フィールド」、「宿屋」、「占い屋」など、それぞれの世界で流れる曲を聴き比べて楽しみたいところ。また未来の世界の曲は、SFに寄ったりコミカル路線に寄ったりなど、さまざまなバリエーションが用意されているのも面白いところだ。

 DISC6〜7の前半に収録されている楽曲は、スーパーファミコン用アクションゲーム「がんばれゴエモン きらきら道中 僕がダンサーになった理由」のもの。その名のとおり、ゴエモン一行がさまざまな惑星を冒険するゲームということもあり、本作は従来のシリーズとは一風変わった曲が多い印象。ちなみに本作では懐かしのアーケード用シューティングゲーム「タイムパイロット」が隠しサブゲームとなっていてそのBGMも収録されている。

 DISC7の後半に収録された「それ行けエビス丸 からくり迷路 消えたゴエモンの謎!!」は、能天気な性格のエビス丸が主人公のためなのか、どの曲も明るいコミカル路線で、過激さとはまったく無縁であることが特徴と言えるだろう。何しろ、クライマックスの場面で流れる「対決! からくりメカ」と「対決! おおボスメカ」の両曲も「プレイヤー対戦」の曲すらも、殺伐としたイメージをまるで想起させないのだから。

 DISC8と9に収録された、NINTENDO64用ボードゲーム「ゴエモン もののけ双六」の楽曲も、今回初めて音源化が実現した。笛の音のメロディが実にカッコよく、テンションが上がりまくる「大江戸戦闘」をはじめ、バトル中のBGMでありながら、とてもポップな「いんちき寺戦闘」、逆にいかにも不利な状況に追い込まれたことを想起させる「ピンチテーマ」。そして、明るく快活でポンポンという心地良い鼓の音が鳴り響く「竜宮城ステージ」も、これまた素晴らしい曲だ。

 DISC9の途中から聴くことができる、ゲームボーイ(カラー)用RPG「がんばれゴエモン もののけ道中飛び出せ鍋奉行!」の楽曲は、「三人衆のテーマ」など、盗賊妖怪の三人衆が登場するときの曲が、いずれも切ないメロディかつカッコよくて特にオススメ。「戦闘1」をはじめ、同じく「2」、「3」、「4」、「5」のバトル中に流れる各BGMも、聴いているだけ軽快でテンションが上がるものばかりだ。

 なお、これは筆者の推測になるが、 DISC8と9で両タイトルを並べた理由は、おそらく「もののけ双六」で入手したパスワードが、「もののけ道中飛び出せ鍋奉行!」に利用できる連動機能が搭載されていたからだろう。原作を知る人であれば、思わずニヤリとしてしまうであろう心憎い配慮だ。

 DISC10と11に収録された、PS用3Dアクションアドベンチャーゲーム「がんばれゴエモン 来るなら恋!綾繁一家の黒い影」の楽曲も本アルバムで初の音源化が実現した。

 「オープニングムービー」の曲は、まるで笛や琴、三味線の生演奏を聴いているかのような凄い迫力で、4人の主人公キャラクターごとに「インパクト」のテーマ曲が用意されているのも本作の聴きどころだ。「ゴエモンインパクト」は4分53秒の長尺で、「サスケインパクト」と「ヤエインパクト」とともにハードロック調である一方、「エビス丸インパクト」だけはジャズ調になっているのが面白い。さらにクライマックスの場面で流れる「ゴージャスインパクト」は、実に6分2秒にも及ぶ超長尺でエレキギターやベース、ドラムなどがド派手に鳴り響く迫力満点の一曲だ。

「がんばれゴエモン音楽集 白」:収録タイトル

  • がんばれゴエモン でろでろ道中 オバケてんこ盛り
  • がんばれゴエモン ゆき姫救出絵巻
  • がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス
  • がんばれゴエモン3 獅子重禄兵衛のからくり卍固め
  • がんばれゴエモン きらきら道中 僕がダンサーになった理由
  • それ行け♥エビス丸 からくり迷路 消えたゴエモンの謎!!
  • ゴエモン もののけ双六
  • がんばれゴエモン もののけ道中飛び出せ鍋奉行!
  • がんばれゴエモン 来るなら恋!綾繁一家の黒い影
「がんばれゴエモン音楽集 白」

特典CD「ミュージック フロム 冒険時代活劇ゴエモン」も超オススメ!

 前述したように、「紅」と「白」をコナミスタイルでセットで購入すると付いてくる特典CD「ミュージック フロム 冒険時代活劇ゴエモン」には、PS2用アクションRPG「冒険時代活劇ゴエモン」の楽曲が収録されている。

 本作の各曲も筆者は今回初めて聴いたが、本作は歴代のシリーズとは大きく異なる、ファンタジックな世界が舞台となることもあり、各楽曲の作風もほかの作品とはかなり違っている印象。「大和の国」をはじめ「古代遺跡」、「出雲の国」、クライマックスの場面で流れる「決戦」、「エピローグ」などの曲は、まさにファンタジーRPGを彷彿とさせる。

 その一方で「エビス丸」、「西の都」、「城下町」などのように、いかにも「がんばれゴエモン」シリーズらしい、和風ののんびりとした曲も楽しめる素晴らしい一枚だ。

 筆者が特に衝撃を受けたのが、最終トラックに収められた「悠久神話」。その名のとおり、雄大な古代の国を想起させる美しいメロディには大いに感動した。極端な言い方かもしれないが、この曲を聴けただけでも「紅」、「白」セットを「買って良かった!」と思えるほどの名曲であるように思われる。特典CDの収録タイトルに本作を、そして大トリに本曲を選んだ制作スタッフの演出は心憎いばかりだ。

特典CD「ミュージック フロム 冒険時代活劇ゴエモン」

 「紅」、「白」合わせて1,000曲を超えるボリュームゆえ値段も相応となるが、和と洋あるいは他ジャンルの曲を融合した、バラエティ豊かな曲がそろった本アルバムは、筆者のように全シリーズ作品をプレイしていなくても十二分に楽しめることだろう。

 7月にNintendo Switchなどで発売された、歴代の13タイトルがまとめて遊べる「がんばれゴエモン大集合!」をきっかけに本シリーズに興味を持った人も、ぜひ本アルバムの購入をご検討あれ!