先行レビュー

「マビノギモバイル」を先行体験! 懐かしくも新しい「ティルコネイル」から始まる、再構成された「マビノギ」の世界

【マビノギモバイル】
8月24日より事前登録開始

 8月24日より事前登録が開始となるPC/スマートフォン用オンラインRPG「マビノギモバイル」。本稿では、ネクソンにて8月19日に開催されたメディア説明会・体験会において、「マビノギモバイル」をキャラクタークリエイトから序盤までをプレイした体験レポートをお伝えしたい。

 「マビノギモバイル」はPC用MMORPG「マビノギ」を再構築した作品である。明るい雰囲気、カートゥーン風のキャラクターデザイン、「生活感」を大事にしたゲームシステム、スピーディーでアクション性の高い戦闘、そしてケルト神話をベースにした世界観を持っている。

 筆者は「マビノギ」を10年以上プレイし、特に愛着を持っている。だからこそ「マビノギモバイル」が何を受け継ぎ、どこを新しくしているかも体験できたと思う。「マビノギモバイル」の序盤から見えてきたゲームの感触をお伝えしたい。

「マビノギ」プレーヤーの故郷と言える「ティルコネイル」。「マビノギモバイル」では基本的なデザインはそのままで、新しくなった姿を見ることができる

プレイしやすく、直感的になったゲームシステム

 まずはキャラクタークリエイトから行っていこう。「マビノギモバイル」では「戦士」、「弓使い」、「魔法使い」、「ヒーラー」、「吟遊詩人」、「盗賊」というクラス(職業)が設定されている。最初はここから職業を選び戦闘スタイルを決めていく。

【クラス】
クラス選択画面では男女のキャラクターが表示される。クリックすることで彼らがどう戦うか、アニメーションで見ることができる

 クラス選択シーンはショートアニメになっておりどんな活躍、どんなスキルがあるかがわかりやすい。弓使いや魔法使いにも近接用スキルがあり、ソロプレイもできるように工夫がされているのが分かる。

 クラスは上級職が設定されており、その職業を極めていくことでより個性を追求した職業になれるようだ。一方で武器を切り替えることでキャラクターは別のスキルを選択できる。弓使いでスタートしても、剣に切り替えてそちらを極めるといったプレイも可能だという。違う職業で遊ぶために新しくキャラクターを作るといった必要はないようだ。今回は「弓使い」でプレイした。

 職業選択の次はキャラクター作成だ。「マビノギモバイル」は作風も「マビノギ」を受け継ぎ、シンプルなイラストのようなキャラクターデザインだ。ただキャラクターの仕草、身体の描き方など、アクションすることで「計算された緻密さ」も見えてくる。最新の描画エンジンで、あえて「シンプルに見える」キャラクターを表現している、というのが分かってくる。

 本作はキャラクターの外見を非常に細かく決められる。年齢を変えれば身長だけでなく体の線が変化するし、体型そのものも華奢だったり、筋肉質だったり、太っていたりと変えられる。目や口でキャラクターの性格を演出できるだけでなく、傷やチーク、さらには入れ墨なども入れられる。肌の色、髪の色、その組み合わせの多さは非常に多彩だ。

【キャラクタービルド】
体型や身長、肌の色など細かく設定できる。年齢が設定できるのは「マビノギ」ならでは
目や髪型、顔の形、傷やチーク、入れ墨まで設定できる

 実はこれら自由度の高いキャラクターデザインは「マビノギ」でも実現していたが、「マビノギモバイル」は最新の描画エンジンにより、より細かく、キャラクターのモーションや体型表現の細かさで進化していると感じた。

 キャラクターを作成したらチュートリアルとなる。奇妙な空間で基本操作を覚える。「マビノギモバイル」ではPCではWASDキーでキャラクターを操作。マウスでアイコンをクリックすることで様々なスキルを使う。

 「マビノギモバイル」では戦闘にアクション要素が盛り込まれている。弓使いの場合、的との距離を意識しながら通常攻撃、そしてスキル攻撃を行っていく。スキルはディレイタイムが設定されていたり、範囲攻撃といった特性がある。より効果的にスキルを使う戦い方。敵に合わせた戦い方を楽しめるシステムだと感じた。

【チュートリアル】
基本操作を学べるチュートリアル
スキルを使った戦い方だけでなく、凝った演出も楽しめる

ナオに導かれティルコネイルへ! 「マビノギ」と似て非なる世界

 プレーヤーは謎の空間から「白い竜」に助けられる。その瞬間意識を失うのだが、目覚めるとたき火の前。そして不思議な雰囲気をまとう少女「ナオ」に連れられて「ティルコネイル」に向かう。ここからプレーヤーの本格的な冒険が始まるのだ。

【ティルコネイルへ】
怪物に囲まれたとき、謎のドラゴンが登場し、プレーヤーキャラクターは意識を失う
目覚めたプレーヤーキャラクターの前には謎の少女ナオがいる
彼女に連れられ小さな村・ティルコネイルに。ここから冒険が始まるのだ

 「マビノギモバイル」では「羅針盤」というシステムが設定されており、これをクリックするだけで次のクエストの場所までキャラクターが移動する。今回はこの羅針盤で冒険を続けていったが、もちろん自由に移動することも可能だ。

 「マビノギ」プレーヤーにとってはティルコネイルは見慣れた街だ。ここを“故郷”と感じる人も多いのではないか。「マビノギモバイル」でもティルコネイルの位置、デザインは受け継がれている。巨大な木が目印の石畳の広場、様々なキャラクター。新しい描画エンジンで表現されたティルコネイルは懐かしくて、新しい。

 ここから羅針盤システムでゲームの基礎を学んでいく。今回は戦闘とダンジョン攻略に夢中になってしまったが、生産システムや、NPCとの関わりなど様々なことを学んでいける。印象的なのが「演出」である。武器を手に入れたときに武器を掲げたり、キャラクターの周囲にエフェクトが入ったり、様々な演出で臨場感を盛り上げてくれる。

【羅針盤でクエストを進める】
羅針盤システムでクリックするだけでクエストの場所まで移動できる
「マビノギ」とは異なる姿で登場するキャラクター達
今回深掘りできなかったが、生産もきちんと用意されている
オリジナルNPCも登場
ティルコネイルのマップ

 NPCを助けることでアイテムの使い方を学んだり、食事をすることで体力ゲージが増えるなど基礎的な要素を学んでいける。お気に入りは風車小屋の少女「アリサ」を助ける場面。アリサを抱えて進むシーンがあるのだ。NPCとの関わり方でこのようなシーンが今後出てくるのか、ゲームシステムの可能性を感じた。

 「マビノギ」ファンにとってはやはりキャラクター達との出会いが楽しい。まるで旧友に会ったような気分だ。「マビノギ」の案内役として活躍する少女「ロナ」と黒い羊「パン」にも出会える。村人には「マビノギ」にいたキャラクターだけでなく新キャラクターも登場する。冒険を離れ、探索するのも楽しいだろう。

演出も楽しい
レベルアップ時はキャラクターのビルドを考えられる
生産の基礎である採取を学ぶ
食べ物でステータスアップ
クエストを進めキャラクター達と出会っていく
「マビノギ」のナビゲーター、ロナとパンも登場

 そして「ダンジョン」である。「マビノギ」と同じ最初のダンジョン「アルビダンジョン」が「マビノギモバイル」の最初のダンジョンだ。ここでも女神像が入り口となり、女神が封印したダンジョンに挑戦していくこととなる。

 「マビノギモバイル」のダンジョンは構造がシンプルだ。部屋に待ち受ける敵を倒すことで進み、ボスのいる部屋で勝利すると報酬がもらえる。戦い方に応じて報酬はグレードアップしていく。

 「アルビダンジョン」は、1Fがエリア1、エリア2,エリア3と3回挑戦することでクリアとなる。エリア3ではNPCエルダと共に戦うことができた。エルダは前衛のため弓使いの筆者のキャラクターと相性が良く、パーティープレイの楽しさが感じられた。

女神像からダンジョンへ
部屋に潜む敵を倒していく
ボスが待ち構えている
ボスを倒すと報酬が。戦い方で報酬が変わる
エリア2は敵が強く
エリア3ではキャラクターと共に冒険。パーティープレイは楽しい
たき火の前で食べ物を食べてパワーアップ。パーティーで効果を共有できる
アルビダンジョン1Fのボスと戦う。今回のクライマックスだ

 ちなみに「マビノギモバイル」には「偶然の出会い」というプレーヤーが繋がるシステムがある。今回は体験できなかったが、同じダンジョンを攻略しているときに他のプレーヤーがいると一緒に冒険できるという。複数のプレーヤーが参加することで報酬が上がるそうだ。

タブレット/スマホではスムーズに縦画面、横画面に変換

 もう1つ。タブレットでも「マビノギモバイル」を見ることができた。タブレットではキャラクターの周囲で指を動かす「バーチャルスティック」で進行方向を操作することができる。スキルなどは画面をタップする。

 タブレットでの注目ポイントは縦画面、横画面のスムーズな移行だ。ハードを動かすと瞬時に画面比率が変わる。ここにはこだわりがあるとのこと。今後スマホでもぜひプレイしてみたい。

【タブレットでプレイ】
タブレットでの「マビノギモバイル」。縦画面から横画面にタブレットを動かすだけでスムーズに対応

 今回、「マビノギモバイル」をプレイしてみて一番感じたのは「懐かしさ」だ。筆者が遊んできた「マビノギ」の世界がその姿を新しく、しかし大事なところは変わらず目の前にある。しかも本作の開発を主導しているのは「マビノギ」の根本を作ったDevCAT代表のキム・ドンゴン氏である。今回別稿でインタビューを行い、本作への思いも聞いているので、そちらもぜひ参照してほしい。