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「バイオハザード」の「t-ウィルス」を展示するアート展が2月14日一般公開

最新のDNA合成技術で作られたリアルウィルス

【THE AUTHENTIC OFFICE ジ・オーセンティック・オフィス】
会場:渋谷PARCO [PBOX]
日程:2月14日11時~18時

 バイオアート集団「LOM BABY」は2月14日、カプコン「バイオハザード」シリーズの「t-ウィルス」をアート展「THE AUTHENTIC OFFICE」にて一般展示する。場所は渋谷PARCO [PBOX]。入場は無料。

 今回展示される「t-ウィルス」は、LOM BABYとカプコンのコラボレーションによって実現された展示となる。「t-ウィルス」の作成には最新のDNA合成技術が用いられており、実在の病原体を参考に「t-ウィルス」のモデルとなるウィルスをシミュレーション上で構成。これを非病原性・不活化した状態にして作成、展示している。

 展示では、「t-ウィルス」は専用カプセルに保管されており、さらにそれを囲うように空調管理された安全キャビネットが設置されている。あくまで美術展のため、安全キャビネットは観賞用にデザインされたものとなっているが、隙間をしっかり覆えば実際の安全キャビネットと同じ安全性を保てるような設計となっている。

展示されている「t-ウィルス」
安全キャビネットに入って展示されている
「t-ウィルス」のモデル

 展示のポイントは、「t-ウィルス」というフィクション上の病原体を、生物学的、科学的に限りなく実際に近い「あるもの」として再現しているところだろう。カプセルのなかを覗き込むだけでは何もわからないが、LOM BABYとカプコンが想像する「t-ウィルス」らしきものがそのなかに再現されている。カプセルをじっと見つめていると、ファンタジーだと思っていた「バイオハザード」の恐怖の世界は、ふとすればあっさりと現実になってしまうような、そんな不安を呼び起こすような作品だ。

 展示会場ではこのほか、「ペガサスのDNA」を合成した“翼が生える成分”配合のエナジードリンク、複数の動物のDNAから作り出した「龍肉」など、最新のバイオテクノロジーを用いたアートの数々を見ることができる。

会場の様子
“翼が生える成分”配合のエナジードリンクの展示

展示詳細

展示名

THE AUTHENTIC OFFICE
ジ・オーセンティック・オフィス

会場

渋谷PARCO [PBOX]
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町15−1 渋谷PARCO 10F