先行レビュー
レオンパートは“痛快”体験だった! 「バイオ レクイエム」試遊版レポート
グレースの「恐怖」との対比がすごい。チェーンソーや斧アクションもプレイ
2026年1月27日 00:00
- 【バイオハザード レクイエム】
- 2月27日 発売予定
- 価格:8,990円~
カプコンは、サバイバルホラーゲーム「バイオハザード レクイエム」をプレイステーション 5/Xbox Series X|S/Nintendo Switch 2/PCで2月27日の発売を予定している。
3rdトレイラーにて、もう1人の主人公であるレオンが発表され、先日の“BIOHAZARD Showcase”では、グレースとレオンとで全く異なるゲーム体験になっていることが明らかになった。
今回弊誌では、本作の試遊版でグレースパートとレオンパートの両方をプレイする機会を得られたので、どのようなゲーム性となっているのかプレイフィールをお届けしよう。
乏しい物資で地獄を生き抜くグレースパート
まずは新主人公のグレースパートから紹介していこう。以前プレイした試遊版と同様の館が舞台となるが今回のプレイでは行動できる範囲が広がっており、「バイオハザード(以下、バイオ)」の醍醐味である探索をじっくり楽しむことができた。
プレイしていると、シリーズの本質となる“恐怖”という部分にしっかりフォーカスしていることを感じる。ゾンビたちがうごめく薄暗い館の中を探索していくという視覚的な恐怖に加えて、グレースはとにかく装備が乏しく、心理的な恐怖感も同時に押し寄せてくる。
初期の装備は護身用のハンドガンとレオンから渡された“レクイエム”というリボルバー式の拳銃のみ。レクイエムはこれまでのシリーズのマグナムに相当する銃で、火力は恐ろしく高いが込められている弾薬は1発のみという、まさに困ったときのお守りといった存在だ。そんな大事な物とはつゆ知らず、最初に遭遇したザコのゾンビにぶっ放してしまい、直撃したときのゾンビの砕け具合から“これは気軽に使ってはいけなかったやつだ”とすぐに察した。
昨今のシリーズでは見ないことも多くなってきたゾンビだが、本作のゾンビは“生前の残滓が残っている”というこれまでには無い特徴を持っている。調理場で肉を切っているゾンビや文句を言いながら通路の電気を消しているゾンビなど、“まるで人間の様な行動”を見せる。
過去作のような両腕を前に伸ばして唸りながらゆっくり近づき噛みついてくるというような古典的なゾンビではなく、「バイオハザード4」のガナードに近い人間的な動きで襲い掛かってくる。料理人のゾンビは包丁を武器にし、入院患者のゾンビは輸血パックを吊るしたスタンドを振り回してくるといった、非常にやっかいな敵になっている。
こうしたゾンビたちは、最初の敵でありながらも過去のゾンビ同様のタフさを持っている。護身用のハンドガンにそれほどの威力はなく、道中で拾えるハンドガンの弾の数にも限りがある。そのため、全て倒しながら進むとすぐに弾薬が底をつく。「バイオ」の正攻法である、敵は無視して進んでいくスタイルでプレイを進めていった。
これまでのゾンビだと割と強引に脇をすり抜けて逃げられたイメージであったが、今作では迂闊に近づこうものなら素早い動きでガッチリ掴んでくる。なので細い通路などにいるゾンビを完全に無視するのは難しく、足を撃って体制が崩れたところを体術でダウンさせてそのまま逃げるといったような、敵の数や状況に応じた対処法が必要になりそうだ。
クラフト要素も新しくなっており、本作ではアイテムをクラフトするのに“ゾンビの血”が必要になる。バケツに入った血液や輸血パックのほかに、倒したゾンビからも回収することができる。
クラフトでは弾薬や、敵を一撃で仕留める破血アンプルといった頼りになるアイテムが作れるので、常に物資が不足しているグレースの生命線になるシステムのように感じた。
グレースパートは、アイテムの数が少なく常に不安が付きまとい、ゾンビから逃げまどいながら館を探索しなければならないという恐怖感の強い内容であった。
だだっ広い館を手探りで探索していく感覚はホラー色の強かった過去の「バイオ」の空気感が強く、新作なのにどこか懐かしさ感じた。
試遊版の2時間程度の内容の中にも難解な謎解きも数多くあり、道中で拾ったメモなどを頼りに解読していくというゲーム性はまさに“古き良き「バイオ」”である。
圧倒的な物理でクリーチャーを破壊する、爽快なレオンパート
続いてレオンパートの試遊内容だが、探索中心のグレースパートよりも短く、クリーチャーとの戦闘部分にスポットを当てた内容となっていた。
試遊では館を訪問するや否や、大量のゾンビがレオンを出迎える。ゾンビの中にはチェーンソーを持った殺意高めの敵もいて、「バイオハザード4」で村人が襲い掛かってくるシーンを彷彿させる展開だ。
グレースパートと比べて敵の量と強さは桁違いだが、そんな多勢に無勢をものともしない戦闘力がレオンにはあった。体力の高さや火力の高いハンドガンやグレネードなどを所持しているほか、強力な体術を持ち合わせている。
グレースの体術はただ敵を突き飛ばしてダウンさせるだけであったが、レオンはゾンビを蹴り飛ばしたり、頭部をつぶすなどの強力かつダイナミックなアクションが繰り出せる。多彩な体術を駆使してスタイリッシュな戦い方ができるのもレオンの魅力である。
今作のレオンの近接武器はナイフではなく新たな武器となるトマホークを装備している。これがかなり頼りになる相棒で、ナイフよりも攻撃力が高いので弾薬の節約ができたり、敵に掴まれた際にはトマホークの一撃をお見舞いして振りほどくこともできる。
「バイオハザード RE:4」から実装された“パリィ”も健在で、危険なチェーンソーの一撃もタイミングよく近接武器を構えればトマホークで受け止めてダメージを0にできる。このアクションは強敵との戦いで重要になりそうだ。
これまでのシリーズでも散々苦しめられてきた凶悪な武器であるチェーンソーだが、なんと今作では敵から奪い取って武器として使用することができる。アクションは重めだがゾンビをまとめてぶった斬れるのは非常に爽快だ。敵から奪えるような特殊武器がチェーンソーの他にもあるのか、気になるところである。
グレースでは逃げるしかなかった巨大なクリーチャーとの戦闘も体験できた。ショットガンとハンドガンという武装で迎え撃つのだが、やはりボス級のクリーチャーだけあって体力が高く簡単には倒れない。
これは苦戦を強いられるかと思ったが、ボスと同じくレオンもタフで、多少の攻撃程度ではビクともしない。危なげなく巨大クリーチャーを撃破することができ、こんなヤバい相手にも軽口を叩きながら戦う姿はまさにプロフェッショナルといった感じでシビレた。
じっくり探索を楽しめたグレースパートとは違いこちらは数十分程度の短い内容だったが、グレースとは明確に違う、大量の敵を相手にするスリリングな緊張感と束になった敵を蹴散らせる爽快感を存分に味わうことができた。
試遊版ではまだ詳細が明かされていない謎の人物なども登場しており、先の展開が非常に気になるものになっていた。別稿にて今回プレイをして気になったポイントなどは本作の開発者にお話を伺ってきたので、そちらもチェックしてもらいたい。
(C)CAPCOM


































































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