先行レビュー
メガネ美少女と歩む新作メトロイドヴァニア! 「少女と学園城」先行プレイレポート
ヒロインたちのメガネ着脱オプション搭載。ボス戦は歯ごたえ十分
2026年1月15日 11:00
- 【少女と学園城】
- 1月15日 発売
- 価格:2,300円
今回は1月15日に2PGamesより発売されるPC用アクションRPG「少女と学園城」を先行プレイできたので紹介していこう。
本作はAtomstring Gamesが開発を手掛けるメトロイドヴァニア系の2DアクションRPG。プレーヤーは可愛らしい主人公の女の子「タマ」を操作して舞台となる不思議な学園「カーメル」を探索しながら様々なアクション要素を楽しむ事ができる。
メトロイドヴァニアらしいフィールド探索&キャラクタービルド要素に加え、本作では主人公独自の攻撃スタイルやバトルシステム、物語を構築するフィールド設定やキャラクターデザイン等が特徴的な作品となっていた。
「カーメルスター」を目指す少女「タマ」の冒険
本作は交換留学生として不思議な学園「カーメル」に訪れた主人公「タマ」が全校生徒から指示され頂点に立つ者「カーメルスター」を目指しながら、多くの個性的なキャラクターと出会い、学園の危機を救う事が大きなストーリーラインとなっている。
舞台となる「カーメル」は”時空の歪み”により時間の停止や不気味な敵が生まれるなど中々にピンチな場所となっており、「タマ」自身の情報も秘匿された状態でスタートするため多くの謎がプレーヤーを惹きつける存在になっている。自身と学園に隠された様々な真実を解き明かしながら、迷宮のように広大な学園を冒険し困っている生徒たちを助けて支持率を獲得していくのが本作の本筋と言えるだろう。
作中では抽象的な表現も含まれているので大枠の世界観を理解するには少し時間を必要だったが、プレイ中は目先の目標と「困っている生徒を助けながら生徒の支持を集めてカーメルスターになる」という主題のゴールがわかりやすい。そのため、物語をふんわりとわかっていればゲームを進めるのに支障は感じなかった印象だ。
また大事な特徴として登場するキャラクターはもれなく全員美少女となっている。恐らく「カーメル」は女学園なのだろう。本作では主人公の「タマ」を筆頭に様々な美少女が登場するため、無骨なイメージのタイトルが多いメトロイドヴァニア系作品の中でもゲーム全体が非常に華やかな雰囲気だ。
対して敵キャラクターに関してはデフォルメされながらも独特の不気味さスタイリッシュさを感じるデザインも多いため緩急のとれた世界観が構築されていた。
ゲームの大まかな流れとしては従来のメトロイドヴァニア作品と同じように敵を倒しながらマップを探索していく。物語の進行に合わせてマップの各種エリア(ステージ)が解放され、ボスの討伐やギミックの攻略を行なう事で新たなアクションを入手。新アクションで探索範囲が広がるなどメトロイドヴァニアとしての面白さはしっかり踏襲されていた。
今作の場合は冒険する舞台が学園という事もあり、ステージの区分けとして「学部」という形式で区分されていたのが印象的だ。
「カーメルスター」を目指す上で全校生徒の支持が必要な「タマ」が各学部を回り事件を解決する事で、キャラクターと交流し支持率を高めていくという物語の流れと、従来のメトロイドヴァニアの形式が上手く噛み合っていたように感じる。
ステージ毎の特徴に関しても「芸術学部」であれば劇や絵画などをモチーフとした敵やギミックを登場させたり、「生物学部」であれば実験から連想される毒のギミックや実験生物を登場させるなど、各エリアで上手く特色を持たせていたのは面白いポイントだった。
また本作は各ステージの寄り道要素として隠しエリアやジャンプチャンレジステージがかなり多く用意されている印象だ。
本筋のストーリーラインとは関係ない場所でも新たなアクションを覚えないと先に進めない場所や、純粋に難しいアクションが求められるため難易度の高いジャンプチャレンジがあったりなど探索の満足感はかなり高い。
新たなアクションを覚えたら今まで攻略した場所を再訪するのがメトロイドヴァニアのセオリーではあるが、今作はその際の発見がかなり多いタイプのタイトルとなっていた。
他に類を見ない武器による華麗なアクションの数々!
プレーヤーが操作する「タマ」は3種類の武器を用いて様々なアクションが可能なのだが、これらの武器は非常にユニークな特徴を持っているのでこの中から2つを紹介したい。
最初に入手するのが「パラソルランス」という「タマ」を代表する武器で、傘と槍の2つの性質を併せ持った武器となっている。
通常攻撃は他作品でいう「剣」のようなリーチで攻撃を行なう。加えて大ダメージを狙える「フローバースト」で攻撃する際にはリーチが伸びて槍のように変化するのが特徴だ。
また本作は相手の攻撃をタイミングよくガードするとリターンが得られる「パリィ」のシステムがあるのだが、「パラソルランス」はカウンター攻撃に関連したスキルを多く所持しているように感じた。
パリィをする際には傘を開いてひらりとかわすアクションになっているので、バトルが非常に華やかに映えるのだ。
また移動時には空中で傘を開く事によってゆっくりと宙を漂う滑空が可能なので探索面においても非常に優秀な武器となっている。
単純に踏んではいけないフィールドトラップを回避できるだけでなく、「タマ」は水が苦手なので意外と足場の狭いフィールドが多く「パラソルランス」による滑空が役立つ場面が数多く用意されているのだ。
ジャンプチャレンジステージにおいてもパラソルランスで空中待機時間を使用して突破可能な場所が存在しているため、一番シンプルな性能ながら本作のアクションを楽しむ上で非常に重要な武器となっているのだ。
2つ目の武器が「フレイル」となり、こちらは鞭とハンマーの2つの性質を持つ武器となっている。
全体的に「パラソルランス」よりも攻撃のモーションが遅い代わりに通常攻撃が鞭による広範囲かつ長距離に届き、「フローバースト」がハンマーによる痛烈な一撃といった感じで強力な一撃を叩き込める武器なのだ。
ステージギミックの攻略の際にも、鞭による攻撃で遠くのボタンを起動できたり、ハンマーは一定以上の高さから攻撃をすると一部ギミックが破壊できたりと役割が与えられる箇所は数多く存在している。攻撃モーションも「パラソルランス」とはまた違った華やかで重たい攻撃を演出しているので、ぜひ注目してみてほしい。
ゲーム全体ではこれ以外にも武器が存在し、3つの武器を瞬時に切り替えながらアクションを行なうのだが、全ての武器に独自の役割が与えられるように設計されている。フィールドを探索しているうちに自然と使い分けを覚えられるデザインとなっていた。
序盤のボス戦を通して本作のバトルを紹介!
ここからはバトルの要素に関して今回の先行プレイで紹介可能な序盤のボス戦を踏まえながら紹介していきたい
本作のバトルアクションのキモとなるのが通常攻撃を当て続ける事で発生する「フローカバー状態」と、その状態の敵に叩き込む事で大ダメージを狙える「フローバースト」だ。
「フローバースト」を発生させると「タマ」の体力にあたる「時性流殻」を回復できる。そのため、マップ内の敵でもボス戦でも基本的には「フローバースト」を狙いながら戦うのが基本となる。
先ほどチラッと紹介した「パリィ」も相手に隙を作りながら「フローカバー状態」にできるアクションの1つなので、華麗に戦う事を意識すれば自然とこの戦い方が身につくよう設計されていた。
最初のボスとして登場するのが剣を用いたスタイリッシュなアクションを用いる「シャークロン」だ。ストーリー上では「タマ」の前に現われてはなにかと邪魔をしてくるキャラクターとなっている。
最初のボスらしくストレートな斬撃攻撃を繰り返すのでバトルの基本を学べる良い相手となっているのだが、体力が半分以下になると本気を出して攻撃が苛烈になる。
特徴的なギミックが無い分ストレートな殴り合いとなるので、このボスを突破する頃にはある程度本作のアクションをマスターできているボスとなっていた。
2人目のボスが「芸術学部」で戦う事となる「舞台装置&クララ」だ。
名前から察する通り第二形態があるボス戦となっており、最初は緩やかに攻撃を仕掛けてくる舞台装置とバトルするのだが第二形態として本体が出てくるタイプのボスとなっている。
「シャークロン」よりも軌道を読むのが難しい攻撃を繰り返すだけでなく、終盤からは舞台装置とクララによる二重の攻撃が行なわれるのでカウンターを狙うには慣れが必要となっていた。
攻略の鍵となるのが「芸術学部」で覚えられる新たなアクション「壁ジャンプ」を利用した回避となる。
ステージの端には「壁ジャンプ」が可能なエリアが設けられているので、「パリィ」が不可能な攻撃に関しては壁ジャンプを用いて上手く避ける事が重要となるのだ。
一部の攻撃は「パラソルランス」の滑空などで空中に待機していれば避けることも可能なので、上手く隙を突いて戦う俊敏性がこのボス戦では培われる。
3体目のボスが「ディコンポーザー」で、「生物学部」で開発された蟹ロボットが暴走した姿となる。
今までよりも巨大な体躯による攻撃範囲の広さが凶悪で、プレーヤーの移動範囲もかなり絞られるのが厄介な相手だ。
また後半の本気モードに入ると通常の攻撃に加えて火の玉を同時に飛ばしてきたり、攻撃した範囲の床にスリップダメージを与える熱状態を付与したり等かなりハチャメチャな攻撃を仕掛けてくる相手だ。
攻略の鍵となるのがやはりこの学部で入手できる新たなアクション「引っ張る」だ。
これはマップ上に特定のリングが存在する時にそこへ向かって素早く飛べるアクション。ボスステージにはしっかりそのリングが用意されており、特定の攻撃はこのリングを用いたジャンプでないと回避できないようになっている。
また「引っ張る」を用いた大ジャンプからの「パラソルランス」による滑空である程度相手の攻撃を安全に回避できるため、安全地帯としても非常に役立つアクションとなっていた。
加えてこのボス戦ではもう1つの武器となる「フレイル」も大活躍した。
下手に近づくと一撃で大ダメージを与えてくるボスなので遠距離から攻撃が可能な「フレイル」で安全に「フローカバー状態」を狙う事ができ、加えて相手が隙を見せた際にはかなり硬直時間が長いため大ダメージを狙えるハンマーも相性の良い相手となっていたのだ。
後半戦の忙しさは今までのボス以上となり、順当に難易度が向上しているのを感じられる。
今回紹介できる範囲は以上となるのだが全体的に非常にメトロイドヴァニアらしいゲームプレイでありながら、本作らしい華麗で独自性の強いアクションも楽しめる作品となっていた。
ゲーム難易度も4つの中から選択できるため腕に自信のない人や、完全攻略や高難易度も求めるユーザーもしっかり楽しめる選択肢が用意されている。
また他のメトロイドヴァニア系列の作品に比べてゲーム内の通貨を消費するだけで常に体力を回復できる点や、ストーリーを追うだけならサクッと攻略できるステージギミックになっているなど、難易度選択と合わせてライト層も遊びやすい作りになっているように感じた。
様々なタイプのゲーマーに刺さる要素の多い作品となっているので、気になるプレーヤーはぜひプレイしてみてほしい。
































































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