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ラムちゃんの等身大立体フィギュアも!「TVアニメ『うる星やつら展』」内覧会で作品世界を堪能
声優の上坂すみれさんと、公式サポーターのよゐこ・有野晋哉さんも駆けつけた!
2024年10月2日 13:40
- 【TVアニメ「うる星やつら展」】
- 会期:10月2日~10月14日
- 会場:松屋銀座8階イベントスクエア
- 入場料:一般1,800円/高校生1,300円/小中学生800円/グッズ付きチケット4,500円
漫画家・高橋留美子先生原作の「うる星やつら」は、1978年に週刊少年サンデーで連載が開始され、1981年からはフジテレビ系列他にてアニメも放映された、日本を代表するSFラブコメディとして世代を超えた人気を誇っている作品だ。そのTVアニメ「うる星やつら」が令和の時代に再度アニメ化されたことを受けて、今回その魅力を余すところなく立体的に紹介する展覧会として開催されるのが今回の「TVアニメ「うる星やつら展」」となる。
開催前日、10月1日に行なわれた内覧会では制作に関わったクリエイター陣からのQ&Aや各キャラクターを担当した声優さんからのコメント、等身大フィギュアの展示など見所たっぷりの現地の様子と、ラム役・上坂すみれさんとよゐこ・有野晋哉さんが登場し展示会の魅力についてトークしたオープニングセレモニーに参加できた。ここでその模様をお伝えしよう。
展示会場は「うる星やつら」らしいカラーリングと擬音で満たされた空間に
展示会場は、入口部分のプロローグエリアや映像が流れるプレショーエリア、主な登場キャラクターごとの展示エリア、そしてフォトスポットや物販スペースなどに分かれている。プロローグエリアではラムとあたるの紹介のほか、高橋留美子先生からのコメントや、TVアニメ「うる星やつら」の製作に関わったクリエイターの方々のQ&Aを見ることもできる。
続いて出迎えてくれるのは、物語を賑わす登場キャラクターたちが、それぞれ活躍したエピソードからのカットと共に紹介されているエリア。各キャラクターの設定資料と映像も展示されているので、これまで以上に「うる星やつら」の登場人物たちに詳しくなることができるだろう。また、どのエリアにもTVアニメに登場していた懐かしのダイアル式電話がおかれており、そこからはあたるの音声が流れていた。どんなボイスかは、聞いてのお楽しみだ。
これらの展示エリアには、「うる星やつら」でお馴染みの「ばき」や「ちゅどーん」といった擬音が大きく飾られており、TVアニメだけでなく原作読者にとっても“そうそう、「うる星やつら」といえばコレだよね!”と共感できる展示になっているのがユニークなところだ。
なお、エリアで紹介されているのは面堂、しのぶ、ラン、おユキ、弁天、サクラ、竜之介だが、それ以外のすべてのキャラクターたちは通路側にて展示・解説されているので、ぜひくまなくチェックして欲しい。
キャラクターのエリアが終わると、トリとして用意されているラムエリアへと突入する。ここには、ラムのさまざまな表情を抑えたカットが各エピソードごとに飾られているだけでなく、各話でカギとなったアイテムも実際に展示されている。また、等身大の立体ラムちゃんフィギュアも配置されているので、ぜひ撮影しておきたい。
ラムエリアの終わりには、TVアニメの最終エピソード「ボーイ・ミーツ・ガール」のカットやセリフと共に、印象的な“あの”シーンなどが展示されている。本展示会のコンセプトが「あたると一緒にガールハント!!」なのだが、最終的にはやっぱりラムと……という形で終わるようにまとめられているのだ。なお、この先には声優さんやクリエイターの方々が書いた色紙も展示されているので、そちらも見逃さずにチェックしたい。
オープニングセレモニーでは、ラム役の上坂すみれさんと、公式サポーターのよゐこ・有野さんが熱いトークを披露
内覧会の後半では、オープニングセレモニーと題して司会進行にフジテレビアナウンサーの上垣皓太朗さんを迎え、ゲストとして本展示会公式サポーターのよゐこ・有野晋哉さんと、TVアニメ「うる星やつら」のヒロイン・ラムの声優を務める上坂すみれさんが登壇。本展示会についてのさまざまなトークが披露された。
2人が最初に聞かれたのは、今回の展示会の感想について。有野さんは「入ってすぐにある「うる星やつら」のヒストリー、そこに書かれているあたるの紹介文が“女好きの高校生、ガールハント好き高校生”で、もう今ではなかなか言わないですよね。こういう肉食男子がほしいよね、と思いながら見始めるのが楽しいです」と述べ、続けて「黒電話の音が鳴っているのは40歳以上の人にとっては懐かしいし、没入感が凄いです」とコメント。上坂さんは「とにかく豪華な展示で、設定資料や高橋先生のコメント、監督のこだわりポイントやキャストのコメントなどを見てほしいです。何といっても一番の見所は、ドキッとするほどの可愛さでお出迎えしてくれるラムちゃんです。早く、たくさんの方に見ていただきたいなと思いました」と熱く語ってくれた。
続いてオススメポイントを問われると「本展示用に録り下ろしているボイスがあるのが楽しめるし、キャラ設定のところにスタッフのこぼれ話がたくさん書かれているのも面白かったです。各キャラごとに声優さんのコメントが入っているんですが、面堂の宮野さんのところだけもの凄く長くて、凄く愛を感じました」と有野さん。
上坂さんも「キャラクターごとの出会いが楽しくて、とにかく情報量も多いです。そして、“ちゅどーん”や“バリバリバリバリ”とかのうる星やつら擬音も見所です。令和の「うる星やつら」では、それぞれの声優さんが頑張って演じてました」と、見学の予定時間を押すほどに夢中になってしまったことと共に教えてくれた。
「うる星やつら」という作品の魅力を尋ねられた有野さんは「電話は昔のままだしドアノブも昔ママで、こうやったというのを子供に教えながら見られたりするのも楽しく魅力的でした」と説明。上坂さんは「再放送で見て夢中になったんですが、そのトキメキを新しい技術と原作愛を詰め込んでアニメ化されているのが魅力です」と語り、さらに「収録が始まる前に、高橋留美子先生を交えてのお食事会も開いていただいたんですが緊張しすぎて、酔ったらしゃべれるかと思いワイン1本半ほど飲んだんですが、緊張したままでした」と、意外な事実も明かしてくれた。しかし、「そこで高橋留美子先生は「うる星やつら」楽しみにしています、とおっしゃってくれたので、あたる役の神谷さんと私とで「よし、頑張るぞ」となりました」と、気合を入れ直したとのこと。
ここで、ラムちゃんに会えたら一緒にしてみたいことを聞かれると、有野さんは「電撃を喰らわせてほしい。どれだけのビリビリかを知りたい」と発言。上坂さんは「ラムちゃんの故郷の国の食べ物がメチャクチャ辛いという設定があるので、あれを食べたい。どれくらいの辛さなのかな?」と、二人ともチャレンジングな回答をしていた。
また、今日は上坂さんがゲストということで、有野さんにラムに言ってほしいセリフは? という質問も飛びだした。すると、「ダーリン、浮気は許さないっちゃ!」をお願いしますとの返答に、その場で熱演してくれることに。
最後に、展示会を楽しみにしているファンの皆様へのメッセージを聞かれると、有野さんは「来れば非常に元気が出るアニメなので、その裏側を知るためにも見に来てください」と、上坂さんは「『うる星やつら』のテレビシリーズの魅力がこれでもかと詰まってます。『うる星やつら』は本当に楽しいので、ぜひ多くの方に見ていただきたいです」とコメントし、オープニングセレモニーは終了となった。
(C)高橋留美子・小学館/アニメ「うる星やつら」製作委員会