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タミヤ、プラモデル「1/35 アメリカ自走カノン砲 M107 "ベトナム戦"」発売

刮目せよ!当時最大射程32kmを誇った175mmの"美"砲身!

2月20日発売予定

価格:3,888円(税込)

 タミヤは、プラモデル「1/35 アメリカ自走カノン砲 M107 "ベトナム戦"」を2月20日に発売する。価格は3,888円(税込)。

 「1/35 アメリカ自走カノン砲 M107 "ベトナム戦"」は、1956年に開発がスタートしたアメリカ陸軍の自走カノン砲。自走砲とは、軽戦車、重戦車などとは異なり、戦場の後方から支援射撃を行なうことを目的に作られた戦車。移動式で破壊力の高い大砲として運用することを主眼に置かれているため、射撃時には移動を行なわず、遠方からしっかりと照準をとる。乗員が車外に居り、装甲も薄いなど、向き合っての戦闘を想定していないのはそのためだ。使用される砲弾も、前線の戦車が貫通力を目的に使用する"徹甲弾"ではなく、広範囲に火薬の爆発力で攻撃を行なう"榴弾"が使用される。

 車体には、長砲身175mmカノン砲をオープントップで搭載。最大射程は約32kmと、車載砲としては当時最大の射程を誇った。車体後部には発砲時の安定性を確保するため、大型の油圧スペードを装備している。乗員は車長と操縦手、そして砲手は3名。一般的な戦車だと砲手が1名であることからも、自走砲がいかに大きな砲塔を採用しているかがわかる。

 プラモデルは、最大長375mm、全幅91mmで、自走カノン砲の威圧感ある車体を表現している。ジェリカンホルダーや主砲油圧パイプの接続基部、ボルト類など細部までディテールアップされているのが嬉しい。油圧パイプはビニールパイプを採用。ベルト式履帯は接着、塗装可能な材質で作り手の工夫も凝らしやすい仕様。乗員の人形3体に加え、M16A1ライフルやアウトドアキット等のアクセサリー、ベトナム戦線のデカール2種も付属しており様々なシーンに対応可能だ。

【1/35 アメリカ自走カノン砲 M107 "ベトナム戦"】
勝利をもたらす"美"砲身
砲身は昇降可能
後部油圧スペード
展開状態と収納状態を再現可能
様々なシーンに対応可能
充実したアクセサリー類

(三宮一二三)