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「ニード・フォー・スピード」ジャパンメディアイベントが開催

“アウトローのカリスマ”諸星伸一氏がランボルギーニと共に登場!

11月12日発売予定



価格:8,424円(税込)

 エレクトロニック・アーツは10月26日、東京目黒にて11月12日に発売を予定しているPS4/Xbox One用レースゲーム「ニード・フォー・スピード」のメディアイベントを開催した。

【諸星伸一氏所有ランボルギーニ アヴェンタドール】
アヴェンタドールは美女が似合う!?
「ニード・フォー・スピード」のステッカーは諸星氏発案でイベント直前に貼ったものだという
意外なところにピカチュウをはじめとしたフィギュアが飾られている。下部には地表を照らすLEDが配置されているのがわかる

ゲストとして登壇した「ニード・フォー・スピード」アートディレクターの中村雄太氏(右)と、ランボルギーニオーナーの諸星伸一氏
「ニード・フォー・スピード」のリブート作品として“完成形”であることをアピール
ゲームエンジンはEA謹製Frostbite 3を採用。物理ベースのライティング技法を採用し、闇夜のライティングに新次元のキレを魅せている
PS4/Xbox One版は当初の予定通り、11月12日発売だが、PC版は来春に延期となった。新たに60FPS表示に対応するという
ゲームに登場する実在のカリスマたち。中央がビルドのカリスマ中井啓氏、左端が諸星氏と、かなり日本人が前面に出た作品となっている
イタリアの伝説を語る諸星氏

 「ニード・フォー・スピード」ジャパンメディアイベントでは、開発元Ghost Gamesで「ニード・フォー・スピード」のアートディレクターを務める中村雄太氏と、「ニード・フォー・スピード」にアウトローのカリスマとしてゲーム内に登場する実業家諸星伸一氏の2人がゲストとして登壇し、デモを交えながら、“原点回帰・リブート”を掲げる新生「ニード・フォー・スピード」の魅力が紹介された。

 「ニード・フォー・スピード」は1994年の「オーバードライビン」を原点とする、EAを代表するレースゲームシリーズの最新作。これまでに1億5,000万本を売ったというメガヒットシリーズだが、近年は複数の開発元を立てて1年に複数タイトルをマルチプラットフォーム展開するという粗製濫造ぶりと、作品によって開発元が異なる影響から、タイトルによってゲーム性や挙動が異なるという軸足のぶれたフランチャイズ展開により、シリーズが崩壊。ついに2014年は新作のリリースを控え、開発元をGhost Gamesに一本化した上で、復活を目指した第1作が今回発売される「ニード・フォー・スピード」となる。

 原点回帰したのはタイトルだけではなく、そのすべてだ。過去の作品の良さを吟味し、ファンの声に改めて耳を傾けた上で、リブートを目指していく。説明を担当した中村氏は、具体例として「アンダーグラウンド」の世界観、「モーストウォンテッド」のストーリー、「カーボン」のカーカスタマイズ要素、「ライバルズ」のグラフィックステクノロジーなどを挙げ、これらをすべて取り入れたことで「NFSの完成形」になったと自信たっぷりに語ってくれた。

 新生「NFS」でとりわけ注力しているのがカーカルチャーへの無限大のリスペクトだ。中村氏は“ハコスカ”こと、スカイライン2000GT-Rを映像で見せながら、EAがゲーム化へのライセンスを保有し、「NFS」のシンボルカーとして採用されているポルシェや、今回諸星氏が乗ってきたランボルギーニ アヴェンタドールのようなスーパーカーばかりを揃えるのでは無く、「180」や「GTR R32」など、カーカルチャーを彩ってきた新旧の名車、旧車を50車種以上揃え、その一方、BMW M2のような新型モデルも採用するなどして、日本のクルマファンにも満足して貰えるラインナップを整えたと語った。

 また、さらにリアリティを追求するため、「ロケットバニー」や「ラウヴェルト」、「リバティーウォーク」といった実在するアフターマーケット(カスタムチューニングパーツ業者)とコラボレーションも実施し、共同でカスタムパーツをゲーム内に盛り込んだという。中村氏もコラボ実現のためGhost Gamesから京都や名古屋まで取材に訪れたということだ。

 こうしたこだわりによって実現したカーカスタマイズシステムは、「NFS」シリーズとしてはもちろん、他のレースゲームと比較しても群を抜いて奥行きと広がりのあるものとなっている。クルマ全体に数十カ所のカスタマイズポイントを設け、色、パーツ、サイズなどを資金の続く限りカスタマイズすることができる。フェンダー、スカート、大きなスポイラーなど、オプションパーツも充実しており、こだわりの改造がゲーム内で楽しめるようだ。

 挙動に関しては、これまでの「NFS」シリーズと同様、ハンドルを切ればぐんぐん曲がり、アクセルをふかせばまっすぐ走ってくれるというカジュアルな内容だが、カーカスタマイズでは、ハンドリングをグリップ寄りか、ドリフト寄りかのチューニングも可能。

 そしてもっとも大きなアピールポイントとなるのがストーリーだ。今回ゲストとして登壇した諸星氏をはじめ、カーカルチャーに影響を与えた5人の実在する人物を、“カリスマ”としてゲーム世界に登場させている。ゲームには「スピード」、「スタイル」、「ビルド」、「クルー」、「アウトロー」の5つのプレイスタイルを用意しており、好みのスタイルでストーリーを進めていくことができる。

 「スピード」のカリスマには、ハイスピード運転で知られるマグナス・ウォーカー氏、「スタイル」のカリスマには、アグレッシブなプロドライバーとして知られるケン・ブロック氏、「ビルド」のカリスマには、ポルシェチューナーとして世界的に著名な中井啓氏、「クルー」のカリスマにはドリフトチームを率いるリスキー・デビル氏、そしてアウトローのカリスマには「諸星伸一、職業は不良」の名台詞が印象的な映像作品「Underground Hero」で一躍その名を知られるようになった諸星氏となる。

 イベント後半では、諸星氏を交え、トークイベントとなった。まず、アウトローのカリスマに諸星氏を選んだ理由は、中村氏が「Underground Hero」を見て衝撃を受け、世界観にぴったりのキャラクターだと感じたからだという。「一目見てこれは凄いなと、こういった形でカスタマイズしているのは諸星さんしかいない。現実でも賛否両論があって、それでも自分のスタイルを貫いているところが、『NFS』がアクションドライビングゲームとして他のレースゲームと一線を画している点と似ていると思った」と絶賛。

 オファーが来たとき、ゲームに登場するということの意味がわからず、「ピンとこなかった」という諸星氏は、高級車の代表格であるランボルギーニのオーナーであるだけでなく、そのド派手なカスタマイズが話題を集めている。高級車にわざわざカスタマイズを施す理由は、昔から改造が好きで、小学生の頃から自転車などを改造して乗っていたということで、その延長でランボルギーニもカスタマイズしちゃおうかなという軽いノリで始めたことだという。

 トークイベントでは、諸星氏が伝説を作った2013年のイタリアでのランボルギーニ50周年イベントの逸話についても語られた。このイベントでは日本代表としてピンクのディアブロで参加したものの、パレードでゴッドファーザーのテーマで登場するなどして悪目立ちが過ぎ、ランボルギーニの社長に怒られてしまったという。さらに、「Underground Hero」を公開したことで、せっかく購入権を獲得したアヴェンタドールの販売禁止命令が出たものの、紆余曲折を経て諸星氏は購入に成功する。しかし、ランボルギーニの覚えはめでたくないようで、日本1号車であるにもかかわらず、ランボルギーニ公式イベントには出られないようだ。

 今回はその実車が、「ニード・フォー・スピード」のステッカーが貼られた状態で場内に展示され、その細部にまでこだわったカスタマイズをじっくり眺めることができた。このアヴェンタドールは、そのもののデザインではゲームには登場しないものの、カスタマイズすることによりほぼ同様のデザインにすることができるという。また、イタリアで悪名を馳せた諸星氏謹製“ピンクのディアブロ”は、発売後DLCとして配布予定としている。なお、諸星氏のカスタマイズの特徴である車の下部に設置し、地表を照らすLEDまで再現しているという。どのような仕上がりになるのか楽しみだ。

 最後に、諸星氏は「リアルなゲーム。実際に自分もプレイしたが、今までのゲームの常識を変えるぐらい素晴らしいゲームなので挑戦してみて下さい」と語ると、中村氏は「今回の『NFS』は原点回帰で、『NFS』新時代の幕開けとなるタイトル。11月12日オンラインのストリートで会いましょう」と呼びかけた。「NFS」シリーズのファン、元ファン、「NFS」シリーズ未体験者も、要注目のレースゲームだ。

【スクリーンショット】
ゲームには、カーカルチャーに即し、5つのプレイスタイルを用意
プレイスタイルそれぞれ実在のカリスマが登場する
諸星氏はアウトローのカリスマ
そのほかにも実在のアクターによる実写カットシーンが魅力となっている
人物以外は実はCGで構成されているため、自らカスタマイズしたクルマが左手に表示される
CGであることを示すワイヤーフレーム画面

【カスタマイズ要素】
デモンストレーションでは中村氏がPS4版の日本語版ファイナルバージョンを操作し、カスタマイズを実演してくれた

(中村聖司)