ニュース

G-STAR 2014で大型ブースを構える「HUNGRYAPP」とは何か?

ニュース、動画、クーポン活用で盛り上がるのが韓国のトレンド!? 新作タイトルも出展

11月20日~23日開催



会場:韓国釜山BEXCO

「HUNGRYAPP」のホームページ
ブース内にはメーカーのための新作紹介コーナーも設置されていた

 G-STAR 2014では、韓国の大手ゲームコミュニティサイト「HUNGRYAPP」が大きなブースを出展していた。

 「HUNGRYAPP」はゲームデベロッパーでもパブリッシャーでもないのだが、ゲームを取り扱うコミュニティサイトとして市場の95%を独占するという驚異の数字を誇っている。

 ホームページを覗いていみると、アプリ個別に関するユーザーからの投稿による情報がズラリと並んでいるほか、日々動画やニュースが更新されて非常に賑わっている様子がわかる。

 また本サイトに登録すれば、ゲームで使用できるクーポンがもらえるほか、コミュニティへの投稿などを行なうことでサイト内通貨がもらえ、これを溜めれば実際の商品とも引き換えられるというメリットが数々用意されている。

 こうしたメディアとしての機能とコミュニティ活性化の施策が上手く合致し、1日につき110万人が訪れる大型サイトへと発展したのが「HUNGRYAPP」というわけだ。

 G-STARのブースでは、大きなステージでのイベントに加え、ゲームメーカーに新作アプリを紹介するスペースを提供していた。ゲームメーカーにはNEOWIZ、NHN、エレクトロニック・アーツなど有名どころが集まっており、「HUNGRYAPP」側としても単にスペースを明け渡すだけでなく、プレイすることでくじ引きができたり、ゲームに使えるクーポンを来場者に渡すなど、現場ではとにかくゲームに触れてもらう機会を作ろうとする「HUNGRYAPP」らしい施策が目を引いていた。

 「HUNGRYAPP」自体がゲームを生み出しているわけではないのだが、ブースでは動画のライブ撮影も行なわれていて、人気出演者目当てにファンが集まるなど、他のブースとはまた違った雰囲気となっていた。こうした動きも韓国ゲーム市場の1つのトレンドとなっていることが良くわかるので、今後も注目しておきたい。

【SimCity BuildIt】
EAが出展していた「シムシティ」のモバイル版。材料を作り、住居を建設し、住民を増やしていくシミュレーションタイトルとなっていた。Free to Playで、12月に世界配信予定
【プロモーションムービー】
【Idol Dream Girls】
韓国のアイドルグループをテーマとしたゲームタイトル。アイドルのカードを集め、ミニゲームをこなしながらより魅力的なアイドルグループを目指していく。日本でも知名度の高い「少女時代」、「AFTERSCHOOL」といったグループも参加している。日本での配信は未定
【プロモーションムービー】

(安田俊亮)