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タミヤ、「1/32 零戦52型 リアルサウンド・アクションセット」を再販決定!
映画「風立ちぬ」に合わせた再販。プロペラの回転やエンジン音など各種ギミックも搭載
(2013/8/7 13:08)
タミヤは、プラモデル「1/32 零戦52型 リアルサウンド・アクションセット」を8月10日に発売する。この製品は2004年に販売されたものの再版となる。全長28.5cm、幅34.4cmで、専用の展示台が付属している。ギミックを動かすのに別売りの単2形アルカリ乾電池を4本使用する。価格は35,490円。
「零戦」は第二次世界大戦期における大日本帝国海軍の主力戦闘機として活躍した艦上戦闘機。三菱重工業が堀越二郎を設計主任として開発を行ない、太平洋戦争初期には多大な戦果を挙げ、世界に名をとどろかせた。52型はそれまでのタイプから翼を短くし、排気管を改良することで急降下の速度や、運動性を増した。零戦各型のうち最も多く生産された。
現在、埼玉の所沢航空発祥記念館で開かれている「日本の航空技術100年展」では、アメリカのプレーンズ・オブ・フェイム航空博物館が所蔵する零戦52型が出展されている。世界で唯一現存する飛行可能な零戦として、エンジンを始動しタキシング(地上走行)を行なうイベントも開催されている。
プラモデルは組み立てて飾るだけでなく、プロペラを回転させエンジンの音も楽しめるものとなっている。サウンドギミックは展示台に内蔵されており、台のスイッチを入れると慣性起動機の回転音とスターター連結音に始まり、エンジンが始動。アイドリング、暖気運転、試運転という形でエンジン音が速度を上げていき、高速回転となる。スイッチをオフにすると余韻を残しながら停止する。
このエンジン音は今回来日しているプレーンズ・オブ・フェイム航空博物館所有の零戦のもので、博物館のあるロサンジェルス郊外で収録された。プラモデルではサウンドだけでなく、プロペラの回転もサウンドに連動し回転数を変化する。さらに翼端灯と編隊灯、尾灯、そして計器盤灯といった各部の発光ギミックも搭載している。
零戦は2013年7月より公開されている宮崎駿監督による映画「風立ちぬ」の主人公堀越二郎が設計した戦闘機としても注目が高まっている。コナミは2012年3月に第二次世界大戦を舞台としたXbox 360/プレイステーション 3用フライトシミュレーター「蒼の英雄 -Birds of Steel-」を発売している。零戦をはじめ様々な兵器が登場し、空の戦いが楽しめる。