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任天堂「Nintendo Direct 2013.5.17」を配信
「マリオ&ソニック」最新作や「ソニック ロストワールド(仮称)」発表
(2013/5/18 01:27)
任天堂は、岩田聡代表取締役社長がプレゼンテーションするインターネット放送「Nintendo Direct 2013.5.17」を配信した。任天堂のホームページから見ることができる。前回の配信から1カ月。今回の「Nintendo Direct」は、この夏に発売予定の自社Wii Uタイトルを中心に語られた。
名越稔洋氏をゲストに迎え「SEGA Direct」からスタート
今回は、セガの名越稔洋氏をゲストに迎え、「SEGA Direct」としてスタート。ゲームキューブ版「F-ZERO」以来という顔合わせの2人がまず、セガのWii Uタイトル第1弾として8月8日に発売される「龍が如く1&2 HD for Wii U」の紹介に入った。
岩田氏が名越氏に当時の思い出や本作のコンセプトなどを語ってもらいながら紹介されたWii U版は、基本的には他機種で発売された「龍が如く1&2 HD EDITION」に準じているようだが、TV画面だけでなく、Wii U GamePadのみでのプレイも可能。TVでプレイする際はMAP画面がWii U GamePadに表示される。
続いて紹介されたのは2013年配信予定の「運命の洞窟 THE CAVE」。Wii U向けダウンロード専用タイトル。3人のキャラクターを協力させながら、謎解きと冒険に満ちた地下世界へと降りていく、洞窟探検パズルアドベンチャーゲームとなっている。
さらに、ニンテンドー3DS「初音ミク Project mirai2(仮)」も紹介。「2」では、リズムゲームは新たなタッチパネル操作が追加。ボタン操作とは別の譜面がプレイできる。新規収録曲のボリュームは前作以上。クリエイターによるコスチュームも充実。難易度はEASY~HARDの3段階が公開された。
「マイルーム」では、ロボット掃除機に乗ったミクさんの姿が見られるなど、豊富な仕掛けとイベントによりキャラクターの生活感がアップしているという。「ねんどろいど」をモデルにしているので、フィギュア的な楽しみも用意されるとのこと。2013年秋に発売を予定。
セガと任天堂の共同開発が続いている「マリオ&ソニック」シリーズの最新作は、Wii U向けにリリースされる。2014年2月に開催されるソチオリンピックを舞台にし、シリーズで初めてWiiリモコンプラスに対応。「カーリング」、「バイアスロン」などではWii U GamePadの機能を活かして遊べる。オリンピックの正式競技に「フィギュアスケート」、「スノーボード」など新種目が追加されるほか、シリーズおなじみの「ドリーム競技」も登場する。
「SEGA Direct」の最後に発表されたのが、「ソニック ロストワールド(仮称)」。Wii Uと3DS向けに2013年秋に発売されるという完全新作アクションゲーム。ビジュアル1枚が公開されたが、続報は今月中に発表されるとのこと。
「Nintendo Direct」では今夏発売タイトルをプレゼン
ここからは、通常の「Nintendo Direct」に戻され、今夏発売予定タイトルの紹介が行なわれた。まず最初は7月25日発売予定の「レゴ シティ アンダーカバー」。価格は5,985円。任天堂によるローカライズが行なわれており、日本では任天堂の販売となる。
様々なものがレゴブロックでできた街「レゴシティ」を舞台に、主人公の警察官チェイス・マケインが、脱獄し、大きな犯罪を企む悪党レックス・フューリーを探し出すため、捜査を進める。多くのものがレゴブロックで作られており、それらを壊したり組み立て、使い道を変え、仕掛けや謎を解いていく。主人公は「盗賊」や「鉱山職員」などさまざまな職業に変身し、職業に応じた特殊能力を捜査に活用できる。
Wii U GamePadを活用し、犯人を捜し出す、写真を撮る、仲間と通信する、マップで次の目的地を確認するといったことができる。また、捜査を離れて、広いマップを散策し、広大な街を満喫することもできる。
次はカプコンの「バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション」。5月23日、4,990円で発売される。新難易度「INFANAL(インファーナル)」は、敵やアイテムの配置が一新され、「地獄のような」難易度として新鮮な気持ちでプレイできる。レイドモードでは「レイチェル」、「ハンク」が使用可能。
Wii U GamePadにマップを表示したり、タッチでアイテムを切り替えることができる。Wii U GamePadのみでのプレイや、Wii U PROコントローラーにも対応。「Miiverse」にも対応しており、ダイイングメッセージを残すこともできる。
「New スーパーマリオブラザーズ U」の追加コンテンツ「New スーパールイージ U」は、ディスク版の発売も決定した。ダウンロードコンテンツが6月19日に2,100円で、ディスク版(2013年限定発売)が7月13日に3,885円で発売される。ディスク版は単体で「New スーパールイージ U」のみが遊べる。
多人数プレイ時のプレーヤーキャラクターとして、新たに「トッテン」が登場。トッテンはパワーアップができないが、敵に当たってもダメージを受けない。82のコースはすべて一新されたものになっている。
プラチナゲームズが開発を手掛けるWii U「The Wonderful 101」に関しては、8月24日に発売されることが決まり、今後Nintendo Directなどを通じて詳細が紹介される。
最後に紹介されたのが、7月13日に5,985円で発売されるWii U「ピクミン3」。本作の主人公はアルフ、ブリトニー、チャーリーの3人。食料不足に陥ったコッパイ星を救うために旅立った調査隊のメンバーで、不時着した惑星で出会ったピクミンたちの力を借りてフルーツを集め、母星にその種を持ち帰ることを目指すというストーリーモードについてがまず紹介された。
3人の主人公それぞれがピクミンたちを率いて、手分けして効率的な惑星探索を行なうことができる。作業ができる夜明けから夕暮れまでの間、色ごとに異なるピクミンたちの能力を活かしながら、仕事を与えていく。集めたフルーツの種を採取したら、残りはジュースにして3人の活動の糧とすることができる。
本作では、Wii U GamePadは単体でもプレイできるだけでなく、情報端末「GPAD」として機能し、画面のMAPで主人公やピクミンの位置を把握したり、画面を指でスクロールし、プレーヤーを指定の場所に自動で移動させられる。1日の終わりには、その日のリプレイも表示される。「3」では同じエリアをやり直したり、過去の日付にさかのぼってプレイしなおすことが可能。日数制限がなく、プレイを重ねて自分の経験を活かしてより効率よくメンバーやピクミンを動かしたりとやり込むことができる。
なお、「レゴ シティ アンダーカバー」、「The Wonderful 101」、「ピクミン3」以降は、継続的に任天堂のWii Uタイトルをリリースしていくという。次回の「Nintendo Direct」は、今年秋以降のWii Uの展開について、6月に開催されるE3の期間中に配信されるという。