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フリーターゲティングアクション「RaiderZ」発表会を開催

スキル割り振り、戦闘アクションが自由で多彩。グラビアアイドルの階戸瑠李さんも登場!

3月7日 発表

WeMade Online代表取締役社長のチェ・ジョング氏

  Wemade Onlineは3月7日、今春サービス予定のWindwos用ハンティングアクションMMORPG「レイダーズ(RaiderZ)」のプレスカンファレンスを秋葉原UDXシアターにて開催した。

 「RaiderZ」は、フリーターゲティング方式のMMORPG。ターゲティングに縛られない自由な戦闘と多彩なアクションが特徴で、のけぞり攻撃、ダウン攻撃、吹き飛ばし、回避攻撃、ガード、回避などを組合わせながら戦っていく。

 発表会の挨拶には、WeMade Online代表取締役社長のチェ・ジョング氏が登壇した。チェ氏は開発を担当する韓国MAIET entertainmentを「日本市場に対する熱意が高い」と紹介すると、「打ち合わせを綿密に重ねているが、日本展開に向けてこちらからお願いした内容をほとんど実現してくれた」と日本展開に向けて積極的かつ協力的であったことを明かした。

 チェ氏は「本作をプレイしている人を見ていると、みんなが楽しく笑顔でいて、モンスターを倒す臨場感みたいなものも感じる。近日予定している体験会で、より詳しく実感してもらいたい」と話した。

スキル割り振りは自由。育成、戦闘共に自由度の高いアクション性

RaiderZ運営チーム長の税所邦彦氏
「クレリック」姿のRaiderZ運営チームの横山遼氏
「RaiderZ」は、MAIETの「GunZ」の次作という意味を込めるため、侵略者たちという意味の「Raiders」の語尾を「Z」にしているという

 続いて、ゲームの内容が紹介された。登壇したのは、RaiderZ運営チーム長の税所邦彦氏とRaiderZ運営チームの横山遼氏。横山氏はクラスの1つ「クレリック」のコスプレで登場した。

 「RaiderZ」で用意されたクラスは4種類。タンカー役の「ディフェンダー」、攻撃主体の「バーサーカー」、回復役の「クレリック」と魔法攻撃を得意とする「ソーサラー」がある。

 本作はクラスの成長方法にも特徴があり、それぞれのクラス分けはあるものの、スキルの取得に特に制限が設けられていない。例えば、剣と盾を持った「ディフェンダー」でありながら攻撃魔法を積極的に使っていく「ソーサラー」とのハイブリッドな育て方、というのも十分に可能で、クラスによる役割の壁が取り払われ、弱点を補ったり、長所をさらに伸ばしたりと痒いところに手が届く育成が可能だ。

 そして「RaiderZ」は、フリーターゲティングであることに加えて、狙ったモンスターを攻略していく「ハンティングアクション」に醍醐味があるという。キーとなるのは「エピックモンスター」と呼ばれるボスモンスターで、「エピックモンスター」を倒すことで様々なアイテムを取得することができる。

 モンスターからは武器はドロップせず、装備、料理、乗り物などの制作に使えるアイテムをドロップする。プレーヤーは「エピックモンスター」を倒してレアな素材を集め、より強い装備や乗り物を制作していく、というのが大まかな流れになるようだ。

 「エピックモンスター」はそれぞれが特徴的で、草がモンスター化したものや、巨大な雪男のようなモンスターなど造形もさることながら、両手で掴むような攻撃、モノを投げつけてくる攻撃、そして時にはプレーヤーを食べて攻撃することもあるという。

 また「エピックモンスター」は部位破壊が可能(ブレイカブルシステム)で、部位を破壊することで戦闘が有利になるだけでなく、破壊した部位を拾うとプレーヤーのステータスが上昇したり、武器として再利用できることもある。「エピックモンスター」との対峙は戦闘の駆け引きだけでなく、部位破壊までを含めた戦略的な戦術がプレーヤーに求められるようだ。

フリーターゲティング、ハンティンアクションというキーワードが並ぶ「RaiderZ」。韓国で実装されたばかりの新クラス「アサシン」も日本では早々に実装される予定だという
ディフェンダー
バーサーカー
クレリック
ソーサラー

諍いを防止するプレーヤー個別のアイテムドロップ。日本独自展開情報も

デモプレイの様子。回復スキルは魔法陣の場所を指定して発動させる様子や、エピックモンスター討伐などがプレイされていった
MAIET entertainment「RaiderZ」プロデューサーのナム・ギリョン氏

 横山氏は、2人プレイによるデモプレイも行なった。プレイしたのは「汚染された庭園」というインスタンスダンジョン。廃墟と化した植物園のような場所で、毒に犯された花の中を通るとダメージを受けるというギミックもある場所だ。

 横山氏が操るのは「クレリック」と「ソーサラー」のハイブリッドで、味方を回復する役目を負いながら、攻撃にも参加できる万能型のキャラクターだった。ステージには中ボスが待ち構えているだけでなく、地面から棘がドンと出現してくる罠のようなギミックもあり、これらをくぐり抜けるアクション性もプレーヤーには求められていた。

 ステージの最後には「ガーデンマスター」というエピックモンスターが待ち構えていた。「ガーデンマスター」は植物がモンスター化した造形をしており、尻尾を地面に刺して自身の体力を回復する。尻尾を破壊することで体力回復を封じられるほか、破壊した尻尾を拾えばプレーヤーの体力が回復する。部位破壊は頭部の花びらも可能で、落ちた花びらを拾えば尻尾と同じように体力が回復する。

 横山氏は魔法を使って味方の体力を回復させながら、チャンスが来れば積極的に攻撃を行なっていった。「ガーデンマスター」の体力を順調に削っていくと、討伐は見事成功してアイテムを獲得できた。なおアイテムドロップは各プレーヤー個別に対して行なわれるので、レアアイテムドロップによるユーザー同士の諍いは避けられるように設計されている。

 またインスタンスダンジョンには「ワイルドドック」と呼ばれるエピックモンスターだけが出現するコンテンツもある。ボスモンスター専用の対戦部屋といったところで、いつでもエピックモンスターに挑戦できる。「ワイルドドック」で登場するエピックモンスターは、特別なアイテムをドロップする場合があるという。

 このほか、「RaiderZ」ではPvPコンテンツも準備されている。PvPはメインのストーリーとは別に存在するものになるようで、レベル20以上で赤、もしくは青の陣営に所属し、陣営戦が実施されるという。陣営戦に挑戦すれば特別なアイテムが取得でき、PvP専用の装備が作れるようになる。

 横山氏は、PvPでの駆け引きが他のゲームよりも奥深くなっていることを強調した。これはスキルの割り振りがクラス選択に余り関わっていないことによるもので、例えば見た目が剣と盾であっても、何が飛んでくるかわからない緊張感があるという。見た目とスキル構成にはズレがあるため、実際に対峙してみないと対処方などがわからない状態が面白いそうだ。

 最後に税所氏は日本でのサービスについて、ゲームパッドでの操作に対応すること、日本プレーヤーのプレイに合わせて、陣営PvPなどメインコンテンツ以外の強化や、「ハンティングアクション」を意識したコンテンツ作りを目指すと語った。

 その後、MAIET entertainment「RaiderZ」プロデューサーのナム・ギリョン氏も登壇した。ナム氏は「日本でのサービスを展開できて嬉しい。オンラインゲームはユーザーと一緒に作っていくものなので、どう提供していくかが大事だと思う。少しでも多く楽しんでもらえるようにしたい」と述べた。日本展開については、コスチュームやかわいいものを多く用意しつつ、サービス展開の中で徐々に要望に応えていきたい、と語った。

「ワイルドドック」の様子。登場したモンスター「ディアゴ」は、今後実施予定のCBTで最強のモンスターになるという
PvP要素や日本独自展開の予定も話された。個人的にはゲームパッドへの親和性に注目

スペシャルゲストに階戸瑠李さんが登場!

グラビアタレントの階戸瑠李さん

 会場にはスペシャルゲストとして、ミスFLASH2013グランプリとして知られるグラビアタレントの階戸瑠李さんが「ソーサラー」のコスプレ姿で登場した。階戸さんは「コスプレはよくするが、ここまで作り込まれているのは初めて」とコスチュームの完成度の高さに笑顔を見せていた。

 階戸さんは、3月24日に実施予定の「RaiderZ」体験会にも登場する予定。場所は東京都のALIEN WARE ARENA in アイ・カフェ AKIBA PLACE店。募集人数は20名で、応募多数の場合は抽選。参加特典として、オリジナルポスター、オリジナルTシャツ(Lサイズ)、オリジナルUSBメモリがプレゼントされる。応募方法などの詳細は公式ティザーサイトをご覧いただきたい。

フリフリの「ソーサラー」の完成度に要注目。「クレリック」の横山氏のコスチュームも、改めて見るとよく作りこまれている

(安田俊亮)