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「AngelLoveOnline」1月21日に「Season13~鏡の国の女王~」を実装

一面の雪景色が広がる新マップや、新システム「PD融合システム」を体験レポート

1月21日 実装予定

「Season13~鏡の国の女王~」イメージイラスト
「AngelLoveOnline」運営ディレクターの吉住竜一氏

 キューエンタテインメントは、プレイステーション 3/Windows用MMORPG「AngelLoveOnline(エンジェルラブオンライン)」にて、大型アップデート「Season13~鏡の国の女王~」を1月21日に実装する。

 「AngelLoveOnline」は台湾UserJoy Technologyが開発した2DのMMORPG。今回の大型アップデート「鏡の国の女王」は約8カ月ぶりの大型アップデートで、常に雪に覆われている氷鏡王国を舞台に展開される40以上の新クエストが追加される。

 また好きなマップに移動できる新システム「エンジェルワープシステム」や、ペーパードールの分解・融合を行ない、好みのペーパードールを強化できる「PD融合」システムなども追加となる。

 今回はアップデートに先立って、新要素の詳細を運営ディレクターの吉住竜一氏から伺うことができたのでご紹介する。

国全体が雪に覆われている「氷鏡王国」を舞台にした新たな物語

「氷晶女王ナティス」のイラスト

 今回のストーリーは、氷鏡王国という常に雪におおわれている国が舞台になる。国は氷晶女王ナティスによって統括されており、ナティスは悪魔が封印された「真実の鏡」という鏡を持っている。この鏡は王国で起きたすべての出来事を映し出すことができ、女王はその力を使って国を統治していた。

 しかしある日謎の男が国を訪れると、城へ移動するためのロープウェイを使用禁止にするなど女王の様子に変化が現われた。女王は次第にエスカレートし、ついには悪魔が封印された真実の鏡を割ってしまう。鏡の破片は国中に飛び散り、破片の影響を受けた生き物が魔物に変じてしまった。

 そんな祖国を救うため、少女フェルカはエンジェル学園長ミカエルのもとを訪れる。ミカエルは事件に悪魔学園が関与していると断言し、エンジェルたちを氷鏡王国へ派遣する……。

 新たなエリアには、「フェザーフォレスト」、「雪玉村」、「鏡の迷宮」、「オーロラ洞窟」、「氷流湖」、「零下市場」、「銀翼ゴンドラ」の7つのフィールドマップと、「氷獄の城」というインスタンスダンジョンが追加される。新エリアには、既存マップの「忘却の墓場」からフェザーフォレストへと移動できる。

 今回登場するマップはどれも雪に覆われていて、雪や氷をモチーフにしたモンスターが多く登場する。例えば「フェザーフォレスト」には雪でできた民家があったり、「鏡の迷宮」には水晶でできた扉が配置されていたりと、同じ雪国でも様々なバリエーションがある。また「銀翼ゴンドラ」にはストーリーにも関連するロープウェイのゴンドラなども見られる。

 全体的に青をベースとした寒々としたエリアが広がっていて、ところどころに積雪が見られる雪国といった印象だが、パフェの様なモンスターが配置されていたりとコミカルな印象も感じる。かと思えば鏡の迷宮にはクリスタルでできた雪の結晶風の門も配置されていて、美麗に感じるシーンもあり、新エリアを探検するだけでも楽しめそうだ。

 ダンジョンでは、氷獄の城がLv195以上のフルパーティを対象にした高難易度なものとなっており、3体のボスキャラクターが出現する。それぞれのボスは氷を利用してキャラクターのスピードや体力を削る特殊なスキルを持っており、正面から突っ込んでも攻略は難しい。

 正面切っての攻略が無理であれば、ボスへの攻撃を一旦止めるなどしてみて、パーティで協力しながら攻略方法を見つけていきたい。吉住氏は「NPCと会話すると何かヒントがあるかもしれません」と攻略のポイントを話してくれた。

【氷鏡王国のスクリーンショット】
一面雪に覆われており、水晶を使ったオブジェクトが配置されている。ところどころ民家が見られるが多くのマップは魔物の影響で住民はいなくなっており、雪玉村以外にショップNPCなどはいない

【氷鏡王国の登場モンスターのイメージイラスト】
雪や水晶をイメージしたモンスターが登場する。中にはパフェの姿をしたユニークなモンスターも……

行きたい場所に瞬時に移動できる!「エンジェルワープシステム」が実装

 新システムとして行きたい場所に瞬時に移動できる「エンジェルワープシステム」が実装される。

 これは「テレポーションフェザー」というアイテムを消費することで、あらかじめシステムで用意された様々なフィールドに瞬時に移動できるシステムだ。

 これまでゲーム内で瞬時に移動するにはモールアイテムの「マークストーン」、「テレポスクロール」を使う方法もあったが、マークストーンはキャラクターのいる場所を記録するのに対し、エンジェルワープシステムはあらかじめ様々なポイントが用意されているので、利便性はこちらの方が高そうだ。

 テレポーションフェザーの入手方法は今のところ2つで、「毎日イベント」で入手できるブロンズコイン60枚と交換するか、エンブレムウォーで「最上級秘境」を獲得し秘境に配置されているNPCに話しかけると1日1個入手できる。

 現時点ではかなり入手方法は限られているが、吉住氏によると「今後は他の入手手段が実装される可能性もあります」ということだ。

【スクリーンショット】
あらかじめシステムで用意されているポイントに瞬時に移動できる。かなり利便性の高いシステムだ
テレポーションフェザーの入手方法は少ないが、今後増える可能性もあるという

お気に入りのペーパードールのステータスが強化可能に。「PD融合システム」が実装

 もう1つ実装される新システムが、「PD融合システム」だ。このシステムは不要になったペーパードールを分解し、自分の好きなペーパードールのステータスを強化できるというシステムとなっている。

 ペーパードールを強化するためには各ステータスに対応した「ステータスの結晶値」が必要になる。「ステータスの結晶値」はペーパードールを分解することで入手できるが、どのステータスの種類が入手できるかはランダムになっており、好みのステータスの結晶値を入手するには何度も分解する必要がある。なおモールアイテムの「分解の秘薬」を使用すると、25%の確率で入手できる結晶値が2倍になる。

 「ステータスの結晶値」を使用すると、1つのペーパードールにつき最大5種類のステータスを強化できる。ただし、ペーパードールに使用できる結晶値の上限は決まっているので、全てのステータスを限界まで強化することはできない。また同じステータスを強化していくと必要な結晶値もその分増えていくので、この点も留意して強化していきたい。

 このほか、今回のアップデートのタイミングで、エンブレムウォーのレベル制限・マップごとの秘境の割り振りが変更される。これはゲーム序盤のレベルアップスピードが上がり、低レベル帯のキャラクターが少なくなったという理由によるもの。他にも生産資源の最大スタック数が1,000に拡大したり、毎日イベントで獲得できる経験値が増えるという。

 そしてこの大型アップデートにあわせて、氷をイメージした杖、剣、弓のペーパードールが入手できるイベントも開催されるという。このイベントでは、新エリアに登場するNPCに話しかけていくと1日1個ランダムでアイテムが入手でき、そこから一定の確率で各ペーパードールが入手できる。新マップのモンスターはほとんどがノンアクティブになっているので、レベルが低めのキャラクターでも挑戦できるイベントになっている。

【スクリーンショット】
どのステータスの結晶値が入手できるかはランダム。好みのパラメーターで強化するためには何度もペーパードールを分解する必要があるだろう

【新スキルのスクリーンショット】
戦闘系、魔法系技法に新スキルが15種類以上実装される。習得にはかなりの努力が必要だが、それに見合った効果が保証されているという

【新装備のイメージイラスト】
Lv195~Lv200が対象の新装備が追加される

(八橋亜機)