【東京ゲームショウ 2012レポート】

バンダイナムコイベントレポートその3
「スーパーロボット大戦Card Chronicle」、「機動戦士ガンダム バトルオペレーション」のステージイベントをレポート!


9月20日~9月23日 開催(20日、21日はビジネスデー)

会場:幕張メッセ1~8ホール

入場料:1,000円(一般/前売り)、1,200円(一般/当日)、小学生以下は入場無料


 東京ゲームショウ2012 ビジネスデーの2日目となる9月21日、バンダイナムコゲームスはブース内のステージにて「スーパーロボット大戦Card Chronicle」&イベント告知ステージ、「機動戦士ガンダム バトルオペレーション」ロードマップ発表会 ~業界初!家庭用据置機におけるFree to Playモデルへの挑戦~を実施。本稿では、この2つのイベントをレポートする。




■ 「スーパーロボット大戦 Card Chronicle」&イベント告知ステージ

 サービス提供中のMobage「スーパーロボット大戦 Card Chronicle」ステージには、スーパーロボット大戦シリーズ チーフプロデューサー 寺田 貴信氏、スーパーロボット大戦 Card Chronicle プロデューサー 國政 修氏が登壇。

 スパロボをソーシャル化するにあたり、“みんなで遊べるスパロボ”を目指して開発したと、コンセプト説明から始まり、PVや資料を使ったゲーム紹介が行なわれた。



 続いて本作とも連動しているPS3「第2次スーパーロボット大戦OG」の発売記念キャンペーンの説明に。本キャンペーンは、10月1日から10月14日までの期間、東京メトロ8駅(新宿、新宿3丁目、赤坂見附、銀座、茅場町、秋葉原、上野、浅草駅)、9か所(秋葉原駅のみ2か所)に「第2次スーパーロボット大戦OG」のポスターが掲示され、ポスターにあるQRコードを読み取り、限定壁紙を入手することで様々なキャンペーンに参加できるイベント。


 キャンペーンのプレゼント紹介の前には、グラビアアイドルの佐山 彩香さんに着てもらいたい、「スーパーロボット大戦OG」シリーズみのキャラクターが着ている水着をユーザー投票で決める発売記念キャンペーンの投票結果が明らかに。1位はゼオラ・シュバイツァー。ステージにはゼオラの水着を着た佐山さんが登場。会場を盛り上げていた。


 ポスター9種すべてチェックすれば、本革ジャケットやロゴワッペンなどの限定グッズプレゼントに応募できる。「スーパーロボット大戦 Card Chronicle」関連では、ポスター3種チェックすれば「サイバスター」のシリアルコードがゲットできる。この限定シリアルは、「スーパーロボット大戦Card Chronicle」PV「第2次スーパーロボット大戦OG」PVの2本を見ることでも入手できるようになっている。都内に出ていくのが難しい人も安心だ。これは限定グッズプレゼントへの応募に関しても同様で、ポスターをチェックする以外の何かしらの方法を現在検討中で、決まり次第、公式サイトにて発表するとのこと。本キャンペーンについての詳細はこちら


(C)AIC・EMOTION
(C)サンライズ
(C)SUNRISE/PROJECT GEASS・MBS Character Design (C)2006 CLAMP
(C)ジーベック/ナデシコ製作委員会
(C)創通・サンライズ
(C)創通・サンライズ・MBS
(C)ちみもりを・AIC
(C)東映
(C)東北新社
(C)1998 永井豪・石川賢/ダイナミック企画・「真ゲッターロボ」製作委員会
(C)2001 永井豪/ダイナミック企画・光子力研究所




■ 「機動戦士ガンダム バトルオペレーション」ロードマップ発表会 ~業界初!家庭用据置機におけるFree to Playモデルへの挑戦~

 このステージには、バンダイナムコゲームス 桑原 顕プロデューサー、B.B.スタジオ 大野 聡プロデューサー、徳島 雅彦 ゲーム監督が登場。家庭用据え置き機では初となる基本プレイ無料タイトルの本作が、どのように生まれたのか、どのように練り上げられてきたのか、今後どのように展開していくのかを語ってくれた。

 3カ月で60万ダウンロードを突破という本作。元々はパッケージ売り、オンライン多人数プレイを想定し、開発が進められていたが、急遽基本プレイ無料に決まり、課金方式に合わせてゲームを調整していった。調整に関してはユーザーからの意見や要望も多く取り入れらている。例えば、出撃前のコミュニケーション要素を色々用意していたが、ユーザーからとにかく早く出撃したいという要望が多く、コミュニケーションを含め、機能として用意してあった出撃前にできることをあえて制限しているとのこと。また、ゲームスピードについては、ロボットらしさを表現するため、意図的にいわゆる“もっさり”とした動きにしたかったが、ユーザーの要望に応えて、早めの調整にしたという。ベータスタートからの3カ月で別のゲームになった程だそうだ。



 続いて、発表された今後の展開について紹介していく。

 1:新ルール追加 <制圧戦>
 2:新マップ追加 <採掘所>
 3:初心者用モード追加 <新兵実戦訓練>
 4:新モビルスーツ追加 <アッガイ / ジム・スナイパーII / ブルーディスティニー 他>

 「制圧戦」は、これまでのスコア重視の戦闘とは異なり、戦力ゲージを減らすことが目的。戦力ゲージは撃破でも減るが、制圧点の数が重要。このため、歩兵でしかできない制圧行動も重要になってくる。

 新マップ「採掘所」は大きな高低差のあるマップ。支援型MSが特に重要になるとのこと。また、MS以外で使えるショートカットルートもあるとか。


 「新兵実戦訓練」は、特定階級までのプレーヤーが利用できる練習モード。このモードでは出撃エネルギー消費なし。さらに初心者用ながらもゲーム終了後には報酬までももらえてしまうそうだ。これから始めようと考えている人、操作に慣れたい初心者にはありがたいモードだ。


 「アッガイ」、「ジム・スナイパーII」、「ブルーディスティニー1号機」の参戦が決定。それぞれ特徴的なモビルスーツだ。これの3体は10月上旬までに実装予定。また、シルエットのみではあるが、さらなる追加機体も。連邦には格闘、ジオンには支援機体を、という要望をかなえるべく、追加されるとのこと。

アッガイ。目玉はステルス機能。レーダーに映らないため、レーダーを意識しながらプレイする上級者相手にも活躍できるのではと開発陣は語る。また、夜間、夕方など、暗いマップでは特に有効だそうだ
ジム・スナイパーII。「0080」に登場する連邦機体。ライフルは実弾、盾装備と、汎用に近い、優秀な機体だという
ブルーディスティニー1号機。汎用のイメージもあるが、本作では格闘MS。主兵装に100mmマシンガン、胸部に90mmマシンガンに相当するようなマシンガン、脇によろけが誘発できるロケットランチャー、頭部にはバルカンを備え、収束撃ちできるビームライフルも持てる凶悪な機体。当然、EXAMシステムもある。発動中はアタック・スピード・ディフェンスが上昇。発動条件は耐久度が30%を切ることだそうだ。写真では3分設定だが、もっと短くなるとのこと
今後追加予定の4機体のシルエットが。「ガンダム」ファンであれば、どの系統のMSなのかはすぐにわかるだろう9月27日発売のPSP「SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド」の初回封入特典にはブルーディスティニー1号機が先行入手できるプロダクトコードが

 また、10月下旬以降のアップデートとして、ハンガーとクランシステムが挙げられた。ハンガーは持っているMSの強さを底上げできる、オーバーカスタム的な要素。どの程度強くするのか、コストの変化はあるのかなど、綿密な調整を行なっているとのこと。クランシステムは、よりユーザー間でコミュニケーションが取りやすくなるものだが、大がかりなもので時間はかかるとのこと。

(C)創通・サンライズ

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(2012年 9月 22日)

[Reported by 木原卓]