セガ、PS3「龍が如く5(仮)」「ミス龍が如く5を探せ!」

東京会場オーディションの模様を公開!


2月18日 開催



 株式会社セガは、現在製作中のプレイステーション 3「龍が如く5(仮)」の「ミス龍が如く5を探せ!」オーディションの東京会場の模様を報道陣に公開した。1月20日まで募集した中から、書類選考を通過した女性たちがオーディションに参加した。

 オーディション審査員として、「龍が如く」シリーズ総合監督の名越稔洋氏、チーフプロデューサーの菊池正義氏、プロデューサーの横山昌義氏、プロジェクトマネージャーの植村幸司氏らが参加。

 今回のオーディションでは、今までの「キャバクラ嬢」とは異なり、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の各地区を代表して「龍が如く5(仮)」を応援してくれる女性を募集。合格者はゲーム本編とテレビCMに出演することができるということで、「龍が如く」が好きな人、CMに出られるということで応募してきた人など、応募の動機は様々だった。

 また、シリーズを重ねてきたことによる変化として「龍が如く 見参!」への熱い思いを語る人、郷田龍司の物まねをする人など、本作、本シリーズへのこだわりを語る方が増えたように見えた。

 今後は、3月4日の名古屋まで1次オーディションが続けられ、計200名程度の合格者が面接を受ける。その後、3月中に通過者が発表された後、従来のシリーズ同様、何らかの形でユーザー投票などが行なわれた後、合格者の発表、という流れになると思われる。



■ 名越総合監督にインタビュー!

● オーディションは今回で3回目となりますが、東京会場の面接を終えられてのご感想は?

 ユーザーとともに歩んできたゲームということで、オーディションを毎回開催させていただいているんですけれども、今回もその流れでたくさんのご応募をいただいて、実際、書類審査が終わって、代表の方々にお会いすることができて、大変熱気も伝わってきて。ゲームを作っている最中ですから、その熱気を我々も受け取っていきながら、それがゲームにかえっていけばいいかな、と思っています。

● 札幌、福岡、大阪、名古屋と続いていきますが、オーディションに参加する方々に期待することなどありましたら……

 緊張されると思うんですけれども、思いのたけをたくさん、思ったとおりに出していただければ、ありがたいので。せっかく出会えた以上は、いろんなことを思ったとおりに伝えていただきたいなと思っています。

● 地方色のようなものを期待するところはありますか?

 言葉の魅力もありますから、その地域なりの言葉があって、もちろん本人の魅力と言葉の魅力がかけあったときに魅力のある人の出会えたらうれしいかなと。見た目がどうこうというより、1番は本人のしゃべりと、カラーみたいなもの。郷土を愛している方のほうが、愛情を持って伝えてくれる部分もあると思うので、ありがたいかなと思っています。もちろんCGになる可能性もありますし、CMで本人が目の前で生で出演することもありますから、両方に耐えうるキャラクターを探したいな、というのが今回の目的なので。

● あんまり言っちゃうとこれから皆方言になっちゃうかもしれませんね(笑)

 それはそれでも、似合っているかどうかで判断するので。逆に標準語でかしこまられても判断のしようがなくなっちゃうから、けっこうベタなぐらいでいいと思っていますので。

● 登場する都市ごとにオーディションで受かった方々が登場するということなんでしょうか?

 そういう形で考えています。

● 前回と今回で応募者の傾向の違いのようなものは感じられますか?

 本人たちが生身で、実際Webで連動企画などでも登場する場合もあるんですけれども、もっとメインのプロモーションにも今回立って頂こうと思っているので、「龍が如く」が好き、という前提もありながら、自分というキャラクターにより自信を持った方が集まってきているな、という気がしています。

● 本日面接の中で、1番びっくりされたアピールはなんでしたか?

 毎回いろんな個性の方がいらっしゃるので……。毎回びっくりさせられながら、こういうオーディションに来られる方は、自分が人生を楽しみながら、人に喜んでもらいながら、というところを、いい意味で結構貪欲に考えていらっしゃる方が多いので、本当に感心させられます。今、若い人が元気がないって言いますけれども、女性は元気だな、というところが1番の驚きですね。

● オーディションを突破された方々は、実際ゲームの中にどのような形で登場する予定ですか?

 実際、どのような形で、どういう立ち位置で登場するのか、というのはある程度こちらで用意はしていますけれども、合格した人に合わせてアレンジも変えていこうと思っているんで。今ある意味未定の部分もあるので、どういう形で出てくるのか、それは発表できるときに、逆に楽しみにして待っていていただけたらな、と思います。

● 「龍が如く」シリーズへの愛を語ってくれる参加者も多かったように思いますが?

 「龍が如く」という作品を愛してくれているということは気にはなりますね。もちろん、遊んだことはないけれども気にはなっている、という人もどちらとも……僕は作品のためにということを考えているので、それは決定要素にはならないですけれども、「龍が如く」という作品を楽しんでいただけているという人は、どうしても気にはなります。

● 今回、オーディション参加者の中で、「龍が如く」シリーズの体験者の割合はどんな感じでしょうか?

 そもそも、全ユーザーの中で見ても男性が多いわけですから、そんなに経験があるわけではないですが、女性の場合、彼氏、旦那がプレイしているのを横で見ていて引き込まれた、という方も割と多いので。僕はそういう方も間接的にプレーヤーだと感じているし、そういう人も含めれば相当多いな、という気がします。


(C)SEGA

(2012年 2月 20日)

[Reported by 佐伯憲司]