【特別企画】
気ままに“猫ライフ”を送ろう! 「Little Kitty, Big City」プレイレポート
寝床に戻るため冒険へ。“アチーブニャント”集めが楽しい!
2024年5月10日 15:09
- 【Little Kitty, Big City】
- 5月10日 発売
- 価格 Xbox版:2,900円
- Switch版:3,480円
- Steam版:2,800円
Double Dagger Studioは、Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/Steam(PC)用アドベンチャー「Little Kitty, Big City」を本日5月10日に発売した。価格は2,800円~。
本作は、黒猫が家に帰るために街を探索するオープンワールドアドベンチャーゲーム。主人公が猫のゲームと言えば、2022年夏に発売された「Stray」が思い浮かぶが、あちらはサイバーシティでのダークな世界観が特徴なのに対して、本作は日本のとある町を舞台に、家に帰るため“猫ライフ”を送っていく自由気ままなゲーム性が特徴だ。
そこで本稿では、本日発売されたばかりの「Little Kitty, Big City」プレイレポートをお届け。家に帰るために黒猫が試行錯誤していく様子や思わずスクショを撮ってしまう黒猫の可愛らしい姿を紹介していこう。
自由気ままなゲーム性! “キラリ”を見つけたり昼寝したりする「Little Kitty, Big City」
まずは「Little Kitty, Big City」について軽く紹介したい。本作はアメリカのインディーゲームスタジオ・Double Dagger Studioが手掛けたタイトルで、2023年4月に配信された任天堂の「Indie World」で発表。公式サイトを見てみると、制作陣のプロフィール写真は猫が写っているなど、“猫好きが作った猫好きのための猫ゲー”だ。
本作の主人公は一匹の黒猫。マンション上層階の窓際で寝ていた黒猫だが、伸びをしたところ誤って落ちてしまう。地上に落ちてしまった黒猫がマンション上層階まで戻るため、様々な動物たちと協力しながら、冒険していくのが本作の目標だ。今回プレイしたのはNintendo Switch版となっている。
プレーヤーが操作する黒猫のアクションは、歩く・走る・猫ジャンプのほかに、街中にあるモノを前足ではたく“スワイプ”、小さな穴に入り込める“伏せ”、ゴロンと寝たり座ったりできるエモートなど、猫ならではの動きができる。水や犬が苦手で、水たまりに入ったり犬に吠えられると驚いてしまうので、近づかないようにしよう。
地上に落ちてしまった黒猫はお腹がペコペコ。操作方法を覚えつつ街を歩いていると、一匹のカラスが黒猫に話しかけてくる。カラスは、街中にある「キラリ」と呼ばれるアイテムを25個集めると、サカナ1匹と交換してくれるので、プレーヤーはこの「キラリ」を集める冒険に出るのだ。
街中には様々なところに「キラリ」があり、道端に落ちているだけでなく屋根の上やゴミ箱の中、草むらの中に隠されていたりする。猫アクションを駆使しながら「キラリ」を集めて、カラスに「サカナ」と交換してもらい、マンション最上階に戻るだけの体力を備えて、最終的にマンションに生えているツタをよじ登りながら最上階に辿り着けばゲームクリアだ。
「キラリ」を集めつつマンション最上階を目指すのも面白いのだが、本作の特徴はそれだけではない。街中にいる動物たちと交流し、様々な“アチーブニャント”をクリアしていくのも魅力の一つだ。
例えば、八百屋にいる「シチョー」と呼ばれる猫に話しかけると、店内にあるジャム瓶を落として壊せという指令を受ける。店主に気付かれないようにジャム瓶を破壊して回ると、シチョーから「げっ」という顔ができるエモートをもらえるのだ。
このほかにも「釣りをしている人から釣った魚を奪う」や「はぐれてしまった小ガモを集めて親ガモに届ける」など、様々なアチーブニャントが存在。これらをクリアすると、エモートや被り物をもらうことができる。ただでさえ可愛い黒猫をカスタマイズしてさらに可愛くできるので、被り物を集めるために「キラリ」集めをほったらかしにすることもあった。
シンプルなゲーム性でありながら、被り物に目がくらんでアチーブニャントに走るなど、まるで猫のように自由気ままにゲームを進めていくのが「Little Kitty, Big City」だ。また屋根上や部屋の中にある「キラリ」を集めるために、どこから侵入するか考える場面もあり、自由気ままでありながら適度に頭を使うので、退屈と思うことはない。
また、黒猫の冒険している姿や「キラリ」を集めている様子など、思わずスクリーンショットが進んでしまうシーンが多々ある。筆者が猫好きかと言われるとそうでもないのだが、筆者でも今回のプレイで大分スクショが溜まったので、猫好きの方はストレージ容量に注意しながら撮影していこう。
一方で序盤は「キラリ」の場所がわからず苦戦したり、序盤はマップがないので迷子になったりしたこともあった。本作はステージ自体は狭めだがオープンワールドとなっており、ゲームを進行するとマップを入手できるのだが、方向感覚がつかめず迷子になりやすい人は注意しよう。また一度だけ、ゴミ箱に入ろうとすると猫が操作不能になるバグに遭遇したので、このあたりはアップデートでの改善に期待したい。
自由気ままに猫ライフを送りつつ、気軽にサクサク進めることができる「Little Kitty, Big City」はMicrosoftストア、ニンテンドーeショップ、Steamにて配信中。各プラットフォームによって価格が違うが、リリースから1週間限定で10%オフセールが実施されている。
さらにサブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」対象タイトルのため、加入者の方は追加料金なしでプレイできる。ぜひ黒猫になって、寝床に戻るための冒険とアチーブニャント集めに奔走していただきたい。
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