スクエニ、PS3/Xbox 360「デウスエクス」
ゲームの基本システムと主要キャラクターを紹介


9月8日 発売予定

価格:各7,980円

CEROレーティング:Z(18歳以上のみ対象)


 株式会社スクウェア・エニックスは、プレイステーション 3/Xbox 360用アクションRPG「デウスエクス」の最新情報を公開した。本作は9月8日発売予定で、価格は各7,980円。CEROレーティングはZ(18歳以上のみ対象)。

ソーシャルによるアプローチ。会話によって展開が大きく変わる場合も
戦闘系のオーグメントを強化すれば高い攻撃力を獲得できる

 「デウスエクス」の舞台は現在から飛躍的にテクノロジーが進化した未来。オーグメンテーションという人体拡張技術により、肉体や脳に機械を埋め込み能力を飛躍的にアップさせることができるようになった。プレーヤーである「アダム・ジェンセン」は瀕死の重傷を負うがオーグメンテーションで一命を取り留める。

 アダムが怪我を負ったのはセキュリティーチーフを務める神経オーグメントや人工装具の設計・開発の最大手サリフ・インダストリーへのテロリストの襲撃事件の為だ。アダムはこの事件で恋人だった「ミーガン・リード」も失ってしまった。アダムは襲撃事件の真相を解明するために、改造された体で調査を開始する。

 「デウスエクス」は人間の機械化によって生じる社会の変革を、その技術によって一命をとりとめた1人の男の視点を通して描くアクションRPGだ。自由度の高さが大きなセールスポイントでプレーヤーは提示される目的や目標に対して、「コンバット」、「ステルス」、「ソーシャル」、「ハッキング」の4つの方法を戦略的に組み合わせミッションを遂行していく。

 「コンバット」は立ちふさがる敵を攻撃するアプローチ。移動時などは1人称視点が基本となるが、遮蔽物に隠れる、遮蔽物越しの射撃などのカバーアクションや銃撃以外の攻撃アクションでは3人称視点に切り替わる。武器は豊富に用意されており、それぞれアップグレード可能。「ステルス」は遮蔽物に隠れながら進む。コンバットと組み合わせての暗殺も有効だ。

 「ハッキング」はフィールド上の様々な電子デバイスやコンピュータなどを通じ、監視カメラやドアなどを制御する。ロボットや自動機銃などをコントロールすることも可能だ。ハッキング中は見つからないように注意が必要だ。「ソーシャル」は敵味方問わず、会話でアプローチを行なう。会話を上手く誘導することで、戦闘を避けて進んだり、新たな道が開かれたりすることがある。選択によってアダムを取り巻く状況が変化し、また会話を糸口にサブミッションを依頼されることもある。

 4つの方法は全てオーグメンテーションによるカスタマイズ要素が関わってくる。戦闘なら肉体を強化するコンバット系を、なるべく戦闘を避けたいならステルスに関連するオーグメンテーションを、ハッキングやソーシャルを重視するなら頭脳や精神に関するオーグメンテーションを追加するなど、プレイヤーのスタイルにあわせてカスタマイズが可能だ。


■ 登場キャラクター

・アダム・ジェンセン/Adam Jensen VA(voice actor):安元洋貴

 元警官でSWATに所属していた過去を持つ。SWATでの作戦中に起きたある事件の責任を問われ退職。その後元彼女であり、サリフ・インダストリーに所属する科学者でもあるミーガン・リードの勧めもあり、サリフ・インダストリーのセキュリティーチーフの職に就く。

 サリフ・インダストリーへの襲撃事件が起きた際は、社長のデヴィッド・サリフの密命により極秘ミッションに従事していたが、ミッションの最中何者かの攻撃を受け瀕死の重傷を負い、自らが望むことのないまま人体拡張技術「オーグメンテーション」の処置を施され一命をとりとめる。事件から6カ月後、仕事に復帰した彼は、襲撃事件に関与した人物を追い孤独な戦いを始める。


・ミーガン・リード/Megan Reed VA:園崎未恵

 サリフ・インダストリーに所属する天才科学者。人体拡張技術分野の発展に貢献、著名な神経学者でもある。襲撃事件当日に発表されるはずだったサリフ・インダストリーの社運をかけた研究のリーダーを務めていたが、アダムと同じく襲撃事件に巻き込まれ、その命を落とす。アダムとは過去に結婚まで考える仲だったが、ミーガンが研究に没頭するあまり、すれ違いが原因となり別れることになった。


・デヴィッド・サリフ/David Sarif VA:池田秀一

 アメリカに拠点を置くバイオテクノロジー企業、サリフ・インダストリーの創設者であり、最高経営責任者。オーグメンテーションによって人間はより進化し、それによってこの世界にもたらされる恩恵は計り知れないと考えているオーグメンテーション推進派。彼自身も左腕と脳の一部にオーグメンテーションを施している。

 正義を信じる理想主義者であるが、守るべきもののためには争いも厭わない。いつの日か、世界を変えるテクノロジーを作ってみせるという夢から設立されたサリフ・インダストリーの発展に人生を捧げ、オーグメンテーションの普及に心血を注いでいる。


・エリザ・カッサン/Eliza Cassan VA:釘宮理恵

 グローバルメディア企業“パイカス・コミュニケーション・グループ”の傘下にあるパイカス・ニュースネットワークに所属するニュースキャスター。パイカス・コミュニケーション・グループは広告代理店、広報会社、メディア・エンタテイメント系スタジオ、市場調査会社、衛星通信センター、インターネット・サービス・プロバイダーなど、多数のマーケティング・サービスやメディア企業を傘下に有する組織体。

 その影響力は絶大で、看板ニュース番組“パイカス・ニュース・ネットワーク”のキャスターをつとめるエリザ・カッサンを軸に、世界中に、コピーライターやブロガー、それに有名な映画監督や一流ミュージシャンまで、実に約100万人のスタッフを抱えている。エリザの発言ひとつで世論が大きく変化することも少なくない。



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(2011年 7月 28日)

[Reported by 勝田哲也]