アトラス、PSP「グローランサーIV オーバーリローデッド」
双子の新キャラクターとアニメーションムービーを紹介
株式会社インデックスのゲームブランドであるアトラスは、8月18日に発売を予定しているPSP用ノンストップドラマチックRPG「グローランサーIV オーバーリローデッド」の新情報を公開した。
「グローランサーIV オーバーリローデッド」は、2003年に発売され好評を博した「グローランサーIV Wayfarer of the time」に新要素を追加し、PSP向けにリニューアルしたもの。「グローランサー」シリーズの特徴である、緊張感溢れる戦闘とたたみかけるように展開していくドラマチックなシナリオはそのままに、オリジナル版には存在しなかった新たな物語を楽しむことができる。
第2報となる今回は、キャラクターデザイナーを担当するうるし原智志氏が本作のために描き下ろした双子の新キャラクターをはじめ、新たに追加されたアニメーションとストーリーの情報をお届けする。
■ 新規キャラクター
■ メリーヌ
CV:志村由美
双子の妹。物騒なことを平気で考えてたり、不満をすぐに口に出してしまう。自己中心的な子供であるが、甘えたがりで褒めてほしいと思っており、素直な面も……。
大人の恋ってヤツ~?
■ シンシア
CV:平田宏美
双子の姉。妹のメリーヌとは対照的に常識があり、まじめで、冷静。口数は少ないが、妹がおかしなことをしないよう、しっかりと手綱を握っている。ある願いを叶えてくれるという謎の男ヴェスターの言葉を信じて、忠義を尽くし、任務をこなすのが1番重要であると考えている。
目障りなやつら。
■ 主人公の行動で物語が変わる!? オリジナル版の展開を覆す新たなストーリー
本作にはオリジナル版のストーリーに加え、新たに追加されたストーリーが存在する。追加されたストーリーは、オリジナル版発売後「できれば救いたかった」、「もし、あの時行動を起こせていたら……」など、新たなストーリー展開がプレーヤーの行動・選択によって、変えられることが可能になった。
追加されたシナリオによって、クレヴァニールの運命はどう変わるのだろうか |
■ バトルシステム紹介
■ RMCシステム(リアルタイムミッションクリアシステム)
RMCシステムは「グローランサー」シリーズの特徴となっているバトルシステムで、戦闘はシナリオの一部という考えのもとに考案されたシステム。RMCシステムにより、戦闘ごとに「村人を守れ」、「門を突破されるな」などといった様々なクリア条件が存在し、よりドラマチックな戦闘を体験することができる。
ノンストップで展開される戦闘とイベントにより、他では味わえないドラマチックな物語を体感できる。それがシリーズの代名詞となっているRMCシステムだ |
■ ウォーシチュエーション判定システム
戦闘中に表示される数値カウンターは、困難なミッションほどカウンターの速度がゆっくりとまわり、反対にパーティのレベルが充分な高さで比較的楽なミッションの場合には速くまわっていく。この数値カウンターは、クリア時に数値をより多く残せば残すほど入手できるアイテムが豪華になるというもの。
入手できるアイテムのほかにも得するボーナスが付くこともあるとのこと。最短クリアを目指して戦闘に挑もう |
■ リング=ウェポン
各キャラクターは攻撃性能や得意距離が異なる武器(リング=ウェポン)を扱い戦闘を行なっていく。装備するリングを変えることでステータスが上昇し、リングに魔石を装備することで魔法や特技を習得することができる。
武器へと姿を変えるリング=ウェポンを装備して戦いを繰り広げていく |
■ ノイエヴァールに存在する4つの国家
【イグレジアス王国】
大陸最北部を統治する王国。ほぼ1年中雪が残る寒冷地帯である厳しい環境のため豊かな土地を得るため、デュルクハイム国に攻め込んだ。しかし他国の侵略を退けてきた、戦争意識の高いデュルクハイム国民の反撃に遭い、敗色が濃厚になってきている。
【ヴァルカニア王国】
大陸東部に位置する最大の国力を持つ王国。大陸でもっとも華やかな文化を持つ国と呼ばれている。強力な軍隊を持ち、その中でも国王直属の騎士「ロイヤル・ガード」は国の象徴とされる。遠く大陸外まで名を馳せる「ロイヤル・ガード」は「国の象徴」であり、その実力は一騎当千に値する。現状の大陸内の戦争においては中立の立場をとっている。
【デュルクハイム国】
大陸西部に位置する唯一の民主国家。そのためデュルクハイム国民の戦争に対する意識は高く、国防の名の下に団結している。さらに国民の総意で選ばれる大統領は、外交手段として軍隊を動かせるだけではなく、軍部も自らの行動のために政治家を動かすこともあるため、他国からは「軍事国家」と呼ばれている。
【マーキュレイ王国】
大陸南東部に位置する小国。温暖で過ごしやすい気候が特徴で大陸でも有名な観光地となっている。そのため、過去に何度も他国からの侵略の危機にさらされてきた。現在では隣国「ヴァルカニア王国」と同盟を結ぶことで、平和を保っている。
■ 登場キャラクター紹介
■ ブリュンティール
CV:子安武人
主人公・クレヴァニールが物語中で所属することになる基地の先輩。自己に厳しく他人に優しい性格で、なぜかクレヴァニールには頑なで、冷たい態度で接する。
いずれ命を落とすことになるぞ。
■ ヴェスター
CV:松山鷹志
経歴が一切不明の謎の男。ある目的を果たすために活動しており、各国の間を暗躍している。クレヴァニールたちを指して「ゲームのコマ」と言い放ち意味ありげな言葉を残すなど、すべてにおいて謎に包まれている。
私の大切なコマたち……。
■ ディクセン
CV:家中 宏
クレヴァニールが属しているアルテン・シュバルト傭兵団の団長。剣技・人格共に優れており、傭兵団のメンバーから厚い信頼を寄せられている。
その秘密を握っているのがお前だ!
■ うるし原智志氏が作画監督を務めるハイクオリティアニメーション
本作のために新たに制作されたハイクオリティアニメーション。ストーリーの各所で挿入され、あの名場面が鮮やかに蘇る。ハイクオリティアニメーションは、新規イベントにも挿入されており、美麗で見応えのある出来となっているという。
【ハイクオリティアニメーション】 | ||
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クオリティの高さは画像を見てもらえば一目でわかるだろう。物語の随所で挿入されるハイクオリティアニメーションは、ストーリーをより鮮やかに演出するという。公式サイトでは、その美麗アニメーションやオープニングムービーが見る事ができる |
■ 「グローランサー」シリーズの歴史
3つの国家からなる大陸、三国大陸で“光と闇”をテーマとしてドラマが繰り広げられた前3作品。次から次へと発生するイベントによってプレーヤーを「グローランサー」の世界に引き込み、戦闘はシナリオの一部として考案されたRMCにより、よりドラマチックな展開が止まることなく続いていくことで好評を博した。
「グローランサー」シリーズ第4作目として登場した「グローランサーIV」は、前3作品とは全く違った世界観でありつつも、シリーズの特徴であるノンストップドラマチックRPGの要素を正統に継承しつつ、さらに進化したものになっている。
■ 「グローランサー」
・1999年11月25日発売(プレイステーション用ソフト)
・2009年5月14日発売(PSP用ソフト)
「世を滅ぼす闇となる」、「世を救う光」と相反する2つの暗示を受けた少年が17歳になった時初めて外の世界へと旅に出る。それが、すべての始まりであるということを知らないまま……。
■ 「グローランサーII」
・2001年7月26日発売(プレイステーション 2用ソフト)
「グローランサー」の物語から1年後、騎士になりたての若者ウェイン・クルーズはインペリアル・ナイトになる夢を追っていた。政治の道を選んだ親友に単独任務を依頼されるが、これが彼らの運命をかえる事件となってしまう……。
■ 「グローランサーIII」
・2001年12月6日発売(プレイステーション 2用ソフト)
「グローランサー」から1000年前の物語。世界では太陽が異変を起こし、地上に降り注ぐ陽光が減少していた。そのため、食料が不足し、国同士の戦争まで起こっていた。記憶をなくし、倒れていたところを世話好きな少女に助けられた主人公を中心に、登場人物たちのさまざまな思惑が複雑に絡み合う。
(C)Index Corporation 1999,2011 Published by ATLUS
□インデックスのホームページ
http://indexweb.jp/
□アトラスネットのホームページ
http://www.atlusnet.jp/
□「グローランサーIV オーバーリローデッド」のページ
http://gl4ol.atlusnet.jp/
(2011年 7月 19日)