セガ、欧州子会社で個人情報のべ129万人分漏洩を確認

クレジットカード情報などはなし


6月19日 発表



 株式会社セガは、6月17日、同社の欧州子会社SEGA EUROPE LTD(SEL、本社:ロンドン)が運営する顧客サービス「SEGAPASS」に、外部から不正アクセスがあり、登録されているユーザーの情報(名前、生年月日、Eメールアドレス、暗号化されたパスワード)が、のべ1,290,755名(全会員分)漏洩していたことを確認したと発表した。

 このサービスは登録ユーザーへの新製品情報の告知などを目的とするものであり、クレジットカード情報などの信用情報は保有していないとしている。SELは不正アクセスの事実が判明後、すぐにサービスを停止。応急措置を実施して漏洩の拡大を防止したうえで、漏洩の原因や経路などについて、全力を挙げて全容解明に取り組んでいるという。また、今回の件に関連するユーザー全員に、Eメールにて連絡、謝罪するとともに、注意を促している。

 セガでは、この事態を受け、運営する全ての顧客サービスにおいて、外部からの不正アクセスによる情報流出の有無を検証したが、この件以外の不正アクセスによる顧客情報の流出については、確認されていないとしている。

(2011年 6月 20日)

[Reported by 佐伯憲司]