同接1万人突破の人気オンラインFPS「A.V.A」の地域巡業に密着!
「全国キャラバン」を思わせるネットカフェ巡業イベント“宮崎編”



5月28日開催

会場:サイバック宮崎店


 株式会社ゲームオンは5月27日、現在サービス中のオンラインFPS「Alliance of Valiant Arms(A.V.A)」の同時接続数が1万人を突破したことを発表した。

 一般的に、1回のプレイ時間が短くピーク時間帯もマチマチなオンラインFPSでは、アクティブプレーヤー数に比べて同時接続者数が少なくなる傾向があり、1万人を超える数字のタイトルは数えるほどしかない。昨今のソーシャルゲームの何万、何十万人というような同時接続者数と比較すると少なく感じるかも知れないが、今回の1万人突破は十分に自慢できる数字だ。

 2008年のサービス開始以来、急速にコミュニティを成長させてきた「A.V.A」は、尻上がりに調子を上げ、いまや国内トップレベルのオンラインFPSとなった。その成功の裏にあるのは、「A.V.A」のプロデューサーを務めるゲームオンの井上洋一郎氏や、ゲームオンのネットカフェ戦略を担当する“ネットカフェ太郎”こと荒井淳氏をはじめとした、運営スタッフの地道な取り組みだ。大都市圏はもちろん、地方の小規模なネットカフェにも出向いて無数の現地イベントを開催し、「A.V.A」の面白さを粘り強く伝えてきたのである。

 現在の「A.V.A」運営チームは、東北地方の支援を目的とした地方チャリティーイベントとして、全国の都道府県にてネットカフェイベントを連続的に開催している。その中で今回、宮崎県で行なわれたネットカフェイベントを取材することができたので、イベントの模様とあわせて「A.V.A」運営チームが注力する全国でのネットカフェイベントの内容や狙いをご紹介したい。


チャリティイベントの一環として、ユーザーの声に答えて実施されることになった宮崎でのイベント。宮崎駅から車で10分ほどの位置にある大型のネットカフェで開催された


■ 僕の街に「A.V.A」がやってくる! とプレーヤーが意気込む地方イベント

ゲーム専用コーナーにゲームオンスタッフと来場者が集まる
イベントを進行する“ネットカフェ太郎”こと荒井氏と、プロデューサーの井上氏
ゲームオンスタッフも参加して、5対5のチーム戦を楽しむ

 5月28日土曜日、地方チャリティイベントのひとつとして、宮崎県で「A.V.A」のオフラインイベントが開催された。台風のニアミスを受けて朝から大雨という悪条件の中、宮崎市街地から少し外れたところにあるネットカフェ「サイバック宮崎店」には40名近い現地プレーヤーとギャラリーが集まった。イベント用に確保されたスペースは、わずか10数席ほどのゲーム専用コーナーだったため、始まる前から参加希望者とゲームオンのスタッフでごった返すような状況になった。

 翌日には広島でのイベントを実施するというゲームオンのスタッフは、午前中の早い時間から会場の設営・準備に勤しむ。現地を訪れていたのは「A.V.A」プロデューサーの井上氏、“ネットカフェ太郎”こと荒井氏、そして「A.V.A」運営チームの大浜学士氏の3人だ。ちなみに、ここ宮崎での開催は当初のスケジュールにはなく、土・日に2会場で連続開催するケースは稀。そうなった理由などは、後半のインタビューパートでご紹介するとしよう。

 いつもは公式アドバイザーのKeNNy氏も現地に同行するとのことだが、5月はハードワークが続いていたため、体調を考慮してこの日はお休みとのこと。少数精鋭なので、それぞれ機材の搬入から設定、プレーヤーの受付まで3人で全部をこなす。大変な重労働で、イベントが始まる頃にはもうフラフラという様子である。宮崎名物の「肉巻きおにぎり」を買ったはいいが、食べる暇がないというような状態だ。

 そして午後1時に開場。一般のプレーヤーが続々と会場に入ってくる。地方ではこういったイベントが行なわれることが少ないためか、皆、どことなく緊張した面持ちだ。ゲームオンから「A.V.A」プロデューサーなど、いつもはネットの向こう側の存在だった人物と会えるということも、色々な想像を膨らませてしまうものらしい。中には、ゲームを始めるときに緊張で手が震えてしまう人もいるのだという。

 各地で開催しているネットカフェイベントでは、来場者を5人ずつのチームに分けてのトーナメント戦、Ustream中継を視聴している人から参加者を募っての「会場VS視聴者対決」といった、ネットカフェイベントならではの催しが行なわれる。この日もまずは、現地に集まったプレーヤー同士によるトーナメント戦が行なわれた。筆者も、宮崎出身ということで、こっそり参加させていただいた。

 筆者はおまけ的なシードチームで参戦して初戦敗退と、惨憺たる腕前を披露してしまったが、県内から様々なレベルのプレーヤーが集まるイベントだけあって、5チームによるトーナメントで決勝に勝ち上がった各チームには腕利きのプレーヤーが何人もいた。鋭いエイミング、洗練された立ち回り。強豪クランのエースレベルのプレーヤーたちだ。Ustream中継を見ている遠方のプレーヤーから、名指しで熱い声援を受けるプレーヤーもいた。

 トーナメントの後に行なわれる「視聴者対決」では、店内に集まったプレーヤーによるチームと、Ustream中継を見ている視聴者によるチームで対戦。店舗側が勝利すれば、来場者全員に「リアルガチャ」利用券が配布されるというリワード付きだ。しかし、全国のツワモノが集まる視聴者チームのレベルは高く(第1戦ではKeNNy氏まで参加していた)、店内チームは2戦行なわれた両方で大差の敗北。レベルの違いに悔しさを噛み締める結果となった。

 催しの合間には、Ustream中継中のカメラに、ゲーム内アイテムのシリアルコードが書かれた紙を映して「入力が早かった人がゲットできる」という突発の早打ち競争が行われたりと、全国から視聴するユーザーも楽しめるよう工夫されている。延べ数百人の視聴者が訪れ、その中で「次はウチの地方にも来て欲しい!」と、リクエストを受けることもあるのだ。

 イベント終了後、筆者と言葉を交わしたプレーヤーのひとりは、トーナメントでは悔しい思いをした方だったものの、上気した笑顔で「本当に楽しかった。またこういうイベントをやって欲しいです。もっと練習して参加します!」と語ってくれた。こうして、「A.V.A」に心酔する強固なコア・コミュニティの芽が宮崎にも育ち始めたかもしれないと感じた。

 17時にその日のイベントが終わり、井上氏を始めゲームオンのスタッフは大急ぎで撤収作業。翌日には広島でのイベントを開催するため、即座に博多へ移動、そこで一泊して朝イチの新幹線で広島へ向かうのだという。凄まじいハードスケジュールだが、これが「A.V.A」運営チームが毎週末に取り組んでいる日常だという。

ツワモノが所属するチーム同士の決勝戦は、かなりのハイレベルな戦いに上位入賞チームには、ゲーム内マネーやアイテムなどが授与されていた

リアルガチャ、Ustream中継、視聴者参加型の対戦企画など盛りだくさんの内容で1日が過ぎていく。来場者は刺激的なイベントに大満足だった模様だ


■ 地方を重視する「A.V.A」のネットカフェ戦略。その狙いと効果を聞く

井上洋一郎氏(左)と荒井淳氏(右)
テーブルにマウスパッド、膝元にキーボードという「ロシアンスタイル」でゲームに参加する井上氏。ネットカフェ慣れしたプレイスタイル?

── まず、今回この「サイバック宮崎店」でイベントを開催された理由を教えてください。

ゲームオン マーケティング部 ネットカフェマネージャー “ネットカフェ太郎”こと 荒井淳氏: 以前、全国の各店舗で「A.V.A」の稼働時間や稼働率を競う「全国ネットカフェ対決」という催しをオンラインで行なったことがあるのですが、この店舗がかなり上位に来ていまして。宮崎県全体では「A.V.A」のユーザーさんは少ないのですが、この店舗に常連さんが通って、稼働率を上げてくださったという経緯がありました。

 そのユーザーさんのひとりから、口蹄疫や火山の噴火に見舞われた宮崎を励まして欲しい、“どげんかして欲しい”と言われまして、チャリティイベントの一環として是非やりましょうと。地震の影響で実施が遅れてしまったのですが、なんとか調整して実現しました。

── なるほど。意見を聞いて、その声に答え、スケジュールを調整して実施に、と。地方でのイベントには相当の力を入れて取り組んでいらっしゃるんですね。

ゲームオン「Alliance of Valiant Arms」プロデューサー 井上洋一郎氏: そうですね、せっかく盛り上がっている所を収束させないよう、その芽を育てていこうと考えています。いろいろな地域でコミュニティのスポットを作っていくことで、全国で「A.V.A」を流行らせていきたいと。

── これまで全国の何箇所くらいを回ってきたんですか?

荒井氏: AVAれ祭り、PCゲームフェスタのような大きなイベント以外で、去年はイベントを100回ほどやりました。東京、仙台、北海道、名古屋、大阪といった都市を回って、延べ2,000人くらいの方に集まっていただきまして。今年はもう少し細分化をして、もっといろいろな土地を回れるようにやっています。コアな都市を押えながら、その周りの地域も、ということですね。今回は沖縄にも行きまして、一連のチャリティイベントで12箇所をまわっています。

井上氏: 荒井がフリーで回った場所も含めると、ほとんどの都道府県を回っていますね。まだ行っていないのは、東北地方の一部と、西日本の一部、九州の一部、それから四国くらいですね。

── 行ってない都道府県のほうが少ないくらいなんですね。

荒井氏: そうですね。30くらいは行っていると思います。

── 全国的にプレーヤーの層が厚くなっていくことで、全体的なレベルアップも期待できそうですね。

井上氏: そうですね、昨年には台湾でも「A.V.A」のサービスが始まり、10月には国際大会の実施が予定されています。6月、7月にはオンラインで、8月にはオフラインで日本代表の選抜戦を計画しています。最終的には各都道府県で、甲子園的な地域対抗戦ができたらいいなと考えています。

── 様々な地方でイベントを実施することで、何か大きな変化はありましたか?

荒井氏: やっぱり、東京以外のいろいろな場所で、お客さんとコミュニケーションをとっていると、イベントに来るくらいコアなお客さんたちですので、僕たちの今後の運営の参考にもなりますし、お客さんのモチベーションを高めるという効果も期待できます。コミュニティを作ることで、北海道が特にそうなんですが、お客さん同士で集まって遊んでくれたり、サポートし合うような流れが出来てきていて、すごくいいなと思っています。この流れはキープしなきゃいけないし、いろんな所にもっと広げていきたいと思います。

── 1年に飛行機に乗る回数が凄いことになっているのでは?

井上氏: 今のところ毎週行ってますね。1年のうち、イベントを休んでいるのが3、4カ月くらいで、その他の時期はずっと。1年54週中の、半分以上は飛行機に乗る感じです(笑)

── 現在はチャリティイベントとして連続的に全国を回られていますが、これは震災後からということですよね。


会場の受付に設置された募金箱。この日も多くの来場者が募金に応じていたようだ

荒井氏: はい。元々周る予定ではあったのですが、初回の福岡イベントの直後に震災がありまして。それから全国を周る予定がある中で、なんとかできることはないかと考えたところ、イベントとチャリティを合わせて行なおうと。イベントの参加費は全部チャリティに回して、別途1,500円を募金してくれた方にTシャツをプレゼントしています。集まったお金はすべて赤十字社に募金しています。周り終わるころには100万円くらいは募金できるといいなあと。

── そうすると、被災地が復興したらイベントをやりたい、という気持ちも強いのではないですか?

井上氏: そうですね、その気持は本当に強いです。

荒井氏: チャリティイベントの締めくくりは仙台でやろうと思っています。ユーザーさんからも、「仙台でやってくれ」というご意見が毎週のように来ていますし、全国の皆さんの思いを仙台に持って行って、頑張ってくださいとメッセージを伝えることを是非やりたいと考えています。

── 全国でイベントをされていて、東京のような大都市と、ここ宮崎のような地方都市でのユーザーさんの反応など、受け入れられ方に違いは感じられますか?

荒井氏: そうですね、地方のユーザーさんはイベントをとても喜んでくださると同時に、すごく緊張されて。前の日眠れなかったという方もいらしたりします。そういった点で、僕らとしてもすごく嬉しい反面、もっと頑張らなきゃいけないなと、再認識をする場になっています。

井上氏: オフラインで遊ぶということは、やっぱりFPSならでの部分もあると思うんです。それをいろいろな人に知ってもらって、「A.V.A」を楽しむひとつのやりかたとして広げていければと。その種を付けるところからですね。イベントをやりながらも、またそこでユーザーさんが集まってもらえるようなことをやっていって、継続していきたいと考えています。

── 先日、その努力が実ったといいますか、同時接続数1万人突破というすばらしい数字が出ましたよね。

井上氏: はい、おかげさまで、やっと行きました。

── FPSというジャンルは、ユーザーが増えてもなかなかビジネス的には大きくなりにくいといわれることもありますが、そのあたり「A.V.A」での手ごたえは如何でしょうか?

井上氏: おかげさまで、RPGと遜色ない位の数字も出てきています。「FPSは儲からない」という業界的な習いが「A.V.A」では通じない、というほどに盛り上がってきて、会社としてもようやく見方が変わってきました。以前は様々な投資といいますか、プロモーションのコストもなかなか割り振ってもらえないところがあったのですが、会社の見方が変わって、これからどんどんやっていこうという話になってきています。

荒井氏: ネットカフェの稼動時間だけで言えば、弊社タイトルのうちでは、RPGを抑えて「A.V.A」が一番になっています。

── それは凄い。そうすると今後ますます、地方でのイベント開催といったコストのかかる取り組みも、さらに積極的にやっていけそうですね。

井上氏: そうですね、これまで大規模なイベントは東京でしかできなかったんですが、それを大阪でやったりとか、他の地方でも人が増えてきたらそこに移して実施したりといったことを、やっていきたいと考えています。

荒井氏が訪れた都道府県を赤色で表した地図。まさに日本全国、沖縄から北海道までという感じだ。可能になれば、東北地方でもイベントを開催したいという


■ 次の夏にはリニューアル? そもそもの動機と、これからの展望

各会場で参加者の思いを集めた寄せ書きを手にする

── 他社ではプロゲーマーの擁立といった動きもあるようですが、ゲームオンではどのように受け止められていますか?

井上氏: 「A.V.A」の中では、まだとっかかりが見えない感じですね。今後、「A.V.A」の中で活躍するクランにデバイスメーカーさんのスポンサーが付いたりといった動きは出てくるかと思いますが、まずは各クランの活動にみんなが注目してくれて、しっかり盛り上がって、長く続いていって、といった段階を経てから見えてくるものだと思います。そういう面では、きちんと階段を上っていくようにやりたいなと。

── まずは中身の充実ということですね。そのためにもこういった、地方を重視した取り組みがあると。

井上氏: そうですね。本当に色々な人との付き合いで「A.V.A」は成り立っています。こういったイベントで顔を合わせたお客さんの中にも、いろんな技術を持った方や、いろんな力を持った方がいらしていて、その人達と話をしながら、僕らが協力を頂いたり、逆に僕らが支援するような関係だったりですね。コアなところはそういう形で成り立っています。

荒井氏:今回宮崎ではすぐ移動しなければならないのでできませんでしたが、いつもはイベントの終了後に必ず懇親会をやっています。去年の夏に初めてキャラバンをやったときには、韓国の開発元の方にも来ていただいたんですよ。ユーザーさんと、開発元と、僕たちと3者で飲み会をやったところ、開発元の考え方がすごく変わりましたよね。

井上氏: 開発元の人たちは、韓国のユーザーさんと会うのは怖くて、会えないという話をしていました。ただ、日本のユーザーさんはすごく暖かく迎えてくれて、すごく「A.V.A」のことが大好きだという姿勢で開発者に接してくれるので、大好きになったという話をしてくれました。そして今回、震災があったときに、応援メッセージを社を挙げてやってくれて……。

── いい話ですね。去年の夏から、こういったイベントの開催に力を入れ始めたということですが、そもそもの理由はなんだったのでしょうか?

井上氏: 「バーチャファイター」など格闘ゲームがゲームセンターで流行っていた頃は、地方でもゲームセンターの店舗が大会を開いてくれたり、コミュニケーションノートなどを使いながらユーザー同士の交流が活性化していって、その先に全国大会があったからこそ、盛り上がっていたのかなと思っていました。それと同じことは、最優先事項としてやるべきだろうと、それは「A.V.A」の最初の立ち上げのときから考えていました。

企画から設営、受付業務まで自分たちで行なう、手作り感たっぷりのイベント。かつてゲームセンターで盛り上がった格闘ゲームイベントの記憶が根底にあるという

── あのころのゲームセンターにあった独特の熱さというものが、井上さんの記憶にベースとしてあったんですね。

井上氏: 僕もゲームセンターでその熱さを体験していましたので……。それを「A.V.A」で実現させたいなということが、一番のモチベーションになっています。そして最終目標としては、世界に出て行って、もっと盛り上がればいいなと。

 

── “ネットカフェ太郎”としてそのような展開に深く関わっている荒井さんとしては、どういった思いをお持ちですか?

荒井氏: 「A.V.A」に限らず、マーケティングの一環としてゲームオンのタイトルのネットカフェ展開を統括する立場としては、「A.V.A」の成功事例をほかのタイトルにも広げていこうと考えています。FPS以外では難しいというのが通説かもしれませんが、私はそうとは思っていません。コミュニケーションであればMMORPGであってもできると思いますから、「A.V.A」の事例を適切にアレンジしながら、そのタイトルに合った方法を使って、波及させていきたいと思っています。そういった仕事が今後のメインになっていくと思います。

── ゲームオンさんでは全社的に、「A.V.A」の成長に注目しているんですね。

井上氏: そうですね、最初はほんとに、他のタイトルのプロデューサー達からも「俺達の足を引っ張るな」みたいなことも言われたものですが(笑)。「メールマガジンを出させていただいていいですか?」って聞いたら、「ダメ!」って(笑)。そんなところからスタートしましたけれども。

荒井氏: 最近では結構、気にしてますよね。社内でもイベントの話になったら、「A.V.A」の例を気にしたりしていて。社内での意識が変わってきたといいますか。

── なるほど。

井上氏: 去年、今年と、今までイベントを続けてきて、一番楽しいのはお客さんと直接やれることなんですが、それに数字といいますか、結果もついてきていますので。結果が出てくるこで、また自信が出てくると。このいい流れがどこまで続くのかということが、すごく怖くてですね。次、新しいことをするには、新しいチャンネルを作るにはどうしようかなということを、常に考えています。

荒井氏: ネットカフェイベントは去年の夏から大きく始めましたので、今年の夏で1週年になります。同じことを1年以上続けたくはないと考えていますので、内容的に、今までにない新しい方法に切り替えようと考えています。夏からは新しい形で、競技性を強めるか、コミュニケーションを強めるかはまだはっきりとは決まっていませんけれども、何らかの形で次の段階に進みたいとは考えていますね。

── それは楽しみですね。その前に、現在進行している一連のチャリティイベントのフィナーレは仙台市で行いたいとのことですが、それはいつごろになりそうですか?

荒井氏: そこは仙台の店舗さん次第なんですよね。意図通り進めば、仙台以外の会場は6月中に終わる予定ですので、最後の1発となる仙台イベントは7月中にできたらいいなと思っています。

──ハードスケジュールになりそうですが、是非、ファンの皆さんに楽しさを届けてください。インタビューにお答えいただきありがとうございました。

井上氏&荒井氏: ありがとうございました。

 




(2011年 6月 1日)

[Reported by 佐藤カフジ]