【HANGAME EX 2011】「TERA」日本で7月1日から4日間のCBT開催を発表!
募集人数35,000人。すべての種族とクラスが使用可能


5月13日~14日 開催

会場:韓国・済州島 新羅ホテル


いよいよ自宅で「TERA」を遊べる日が近づいてきた

 「HANGAME EX 2011」2日目に行なわれた日本人プレス向けのQ&Aセッション内で、NHN Japanが今期もっとも力を入れている超大型タイトル「TERA The Exiled Realm of Arborea(以下、TERA)」の日本版クローズβテスト(CBT)の日程が発表された。

 期間や要項は以下の通りで、ハンゲームの会員であれば誰でも応募できる。テスターは応募者の中から抽選で選ばれる。

【クローズドβテスター 応募要項】

CBT期間:2011年7月1日(金)~4日(月)
募集人数:35,000人(予定)
募集開始:6月13日(月)

 「TERA」は韓国Bluehole Studioが開発したWindows用MMORPG。韓国では2011年1月25日から正式サービスが始まっており、日本ではこの夏の正式サービス開始に向けて準備が進められている。韓国では現在レベル50まで開放されているが、CBTでプレイできるのはレベル22までだ。

 韓国ではCBTの段階では種族「エリーン」が使えなかったが、日本では発表されているすべての種族とクラスを試すことができる。開放されるエリアは初期ゾーン「黎明の島」と、巨大都市「ヴェリカ」がある大陸。「TERA」の人気コンテンツであるインスタンスダンジョンも試すことができる。「TERA」最大の特徴である「フリーターゲティング」システムや、パーティープレイ、美しいグラフィックスで描かれた世界など「TERA」が売りにしているものは一通り体験できる。


CBTで遊べるのはレベル22まで。7つの種族、8つのクラスはすべて選択可能だ


韓国Bluehole StudioのCEOキム・カンソク氏
NHN JapanのGE事業本部長、山口剛志氏

 Q&Aセッションには、開発をした韓国Bluehole StudioのCEOキム・カンソク氏と、NHN Japan GE事業本部長の山口剛志氏が出席して、改めて「TERA」の魅力を説明するとともに、日本メディアからの質問に答えた。  韓国では正式サービス直後の盛況が一段落して、現在は「TERA」のゲーム内容に関する様々な要望が出ている段階だ。ゲームバランスに対する批判も少なからずあり、そのままのバージョンが日本でサービスされることに対する不安の声もある。

 キム氏は韓国版における開発の現状について「1つはエンドコンテンツのアップデートが少し遅れていること。韓国のプレーヤーはレベルアップのスピードが早いので、素早いアップデートを望んでいる。もう1つはレベルアップの過程でユーザーが感じる不便な要素があること。継続的なアップデートで改善していくことに努力している最中だ」と語った。キム氏は昨日のメインカンファレンスでゲストに登場した時にも同様のことを話しており、ユーザーからの要望に対する危機感を強く持っているようだ。

 韓国では、パーティープレイ必須のゲームバランスにも関わらず、パーティーをマッチングし辛い部分などの改善が叫ばれている。この部分に関しては、現在アップデートの準備が進められており、日本のCBTはこれらの対策が盛り込まれたバージョンでサービスされる予定だ。「日本から見れば、韓国での宿題が解決された状態でサービスされることになるので、そういう意味ではラッキーだと思います」と山口氏は述べた。後発となる日本で同様の問題が起きないよう、しっかりした対策を望みたいところだ。

 昨日13日に放送された情報発信のストリーミング番組「LIVE SHOW TERA CHANNEL」では、「TERA」のビジネスモデルが定額課金制になることが発表された。他にも日本ローカライズを豪華な声優陣が担当することや、次回のユーザー体験イベント「TERADAY」が大阪で開催されることなどが発表された。少しずつ明らかになってきた日本版の「TERA」。「日本でのCBTから日本市場の動向を調査して、今後も必要な部分はどんどん改善していく」とキム氏は語った。発表以来ユーザーとのコミュニケーションを重視している「TERA」だけに、日本ユーザーの反応がどのようなゲームを作り上げていくかが楽しみだ。


幅の広いカスタマイズによるキャラクター作成など「TERA」の魅力をCBTで存分に味わってほしい


(2011年 5月 14日)

[Reported by 石井聡]