NHN Japan、「TERA」情報番組「LIVE SHOW TERA CHANNEL」をアキバから公開生放送
潮田プロデューサーのミニインタビューで5/13発表に関する情報もキャッチ!


4月30日 開催

会場:ベルサール秋葉原



じゃんけん大会の様子。地下ステージではNHN JapanがサービスしているFPS「スペシャルフォース」の大会も開催されていた

 NHN Japan株式会社は4月30日、現在秋葉原で開催中の「『第3回 秋葉原PCゲームフェスタ』Powered by Galleria」の1階ステージで、「Live Show TERA CHANNEL『号外』~公開ライブ配信~」を行なった。

 このイベントは、今夏のサービス開始が予定されているWindows用新作MMORPG「TERA The Exiled Realm of Arborea(以下、TERA)」の情報を紹介するために、1月からUSTREAMで配信している「LIVE SHOW TERA CHANNEL」の公開ライブ配信。普段はNHN Japan本社から放送されており、観客を前にしての生放送は今回が初めてとなる。

 番組の司会進行を務めている「TERA」総合プロデューサーの潮田太一氏と、MCの長柄ひろみさんがイベントに訪れた人たちに「TERA」の魅力を紹介した。番組終了後には「TERA」のポスターが当たるじゃんけん大会も行なわれた。

 また、イベント終了後に潮田氏にショートインタビューを行なうチャンスを得て、現状のスケジュールや5月13日の「LIVE SHOW TERA CHANNEL」で行なわれると言う重大発表についての情報をつかんできた。



■ 初めての公開生放送で「TERA」の魅力を伝えまくる!

「TERA」総合プロデューサー潮田太一氏(右)とMCの長柄ひろみさん(左)
会場は強風だったが、観客は立ち見がでる盛況ぶり

 会期2日目の4月30日は、青空には恵まれたが、当日は放送機材まで吹っ飛んでいきそうなあいにくの強風。にも関わらず、イベント会場には30分以上前から立ち見が出るほどの数の観客が待ち構えており、「TERA」というタイトルへの期待度の高さを感じさせた。司会進行を務めるのは、“うしP”の愛称でおなじみの潮田氏と、“テラミ”ことMCの長柄さん。長柄さんは少女の姿をしたケモノ耳の種族「エリーン」をイメージしたという白いワンピース姿で登場した。

 「LIVE SHOW TERA CHANNEL」は「TERA」の初心者向けにゲームの特徴であるフリーターゲッティングシステムや世界観、種族やクラスを紹介していく番組で、これまで放送した5回の内容は「TERA」公式ホームページのアーカイブスから見ることができる。

 今回はこれまで放送した内容も含めて、「TERA」を全く知らない人に向けて改めてその魅力を紹介するという内容になった。最初にプロモーションムービーでゲームの紹介が行なわれ、潮田氏が「ぜひパーティープレイを体験して欲しい。戦略を練って戦うのもいいですが、いい意味でお祭りのようにみんなでわーっと戦うことができるのもいい」と5人で戦うパーティープレイについて解説した。

 潮田氏と長柄さんがキャラクターメイキングを競うコーナーでは、長柄さんの作ったエリーンと、潮田氏の作ったアーマンのスクリーンショットをもとに、放送中にTwitterで投票が行なわれた。結果は潮田氏のアーマンがまさかのダブルスコアを付けて勝利。敗れた長柄さんには、次回放送時に罰ゲームが用意されるらしい。


【長柄さん作成のキャラクター】
大きな目と半開きのアヒル口がポイント。ベストのポーズを狙うために何度も撮り直した力作だ
【潮田氏作成のキャラクター】
2本角にこだわったアーマンのバーサーカー。桜の下にいるスクリーンショットは花見帰りのほろ酔いアーマンというイメージなのだそうだ

 長柄さんが「TERA」にまつわる問題に答えるクイズのコーナーでは、「TERA」に使われているUnreal 3 Engineのことを答えるなど長柄さんが意外な博識さを披露して、「TERA」について個人的に勉強している「TERAノート」の存在を明かした。

 普段は「TERA」のディープな情報をチラ出しする「もっと教えて!うしP!!」のコーナーでは、潮田氏が、普段から提唱している顔の見える運営について改めに観客に語りかけた。その中で、可能な限りユーザーの質問に答えていきたいが、社外秘に関する事項などどうしても答えられない部分が存在すること、正式サービス後には今ほど顔を出すことができなくなるであろうこと、運営はあくまでも裏方で安定した楽しい世界を届けるのが大事であることを語った。

 潮田氏自らマイクを握って、近くの観客に「TERA」に期待することを聞いて回る一幕もあった。3人の観客に聞いたところ、2人は「運営に期待します」と答えて潮田氏にプレッシャーをかけていた。

 最後に潮田氏は、「『TERA』は我々ハンゲームが今までにない裏方の体制を構築して皆様にお届けできるようがんばっています。今はまだ意気込みしか感じられないかもしれませんが、まずは意気込みを感じてください。その上でTERAをぜひ楽しみにしてください」と締めくくった。


【イベントの様子】
クイズコーナーでは、長柄さんがホワイトボードで解答。ヒントをもらいまくりでかろうじて全問正解に運営について真剣な顔でメッセージを語った後、道行く人に「TERA」の4文字をアピール
潮田氏自らマイクを持って、来場者から「TERA」へ期待することを聞いた白いワンピースは、大人のエリーンをイメージしたチョイス



■ 5月13日の放送では複数の重大発表を予定!

イベント終了後、休む暇もなくインタビューに答えてくれた潮田氏。ありがとうございました
公式ページに気になる告知が行なわれている

 イベント終了後に、短い時間ではあるが潮田氏にインタビューをすることができた。イベントでは聞くことができなかった「TERA」ファンが気になる質問をぶつけてきた。特にホームページに掲載されている5月13日の「LIVE SHOW TERA CHANNEL」で重大発表? という部分は突っ込んで聞いてきた。

編: 初めての公開ライブですが、イベントの手ごたえはいかがでしたか?

潮田太一氏: 予想以上にお客様に来ていただいて、中には福島とか遠くから来ていただいたお客様もいて、月並みな表現ですが素直にありがたいです。まだリリースされていないタイトルのためにここまで集まっていただいて、そういったタイトルをやらせてもらっているんだといういい意味でのプレッシャーや責任感を実感しますね。

編: リリースへ向けてのスケジュールは順調ですか?

潮田氏: 震災で穴が開いたのは事実なのですが、スケジュールの遅れは今のところそれほどありません。

編: 当初の予定されたロードマップから大幅な変更はないのですか?

潮田氏: 大きな問題が見つかってしまうとわかりませんが、そうならないように今厳しくチェックしている段階です。それさえなければ、今は夏に向けて動いていますとお伝えできます。

編: 次の「TERA DAY」はいつごろになるのですか?

潮田氏: 準備は順調に進んでいます。近いうちに詳細もお伝えできると思います。「LIVE SHOW TERA CHANNEL」の番組内でもお知らせしましたが、2回目は募集をかけた後で地震のためにキャンセルになってしまったので、改めて3回目として募集をしたいと思います。そうしないと第2回として募集した方が混乱してしまいますから。こちらも番組でもお伝えしましたが、第3回の会場は東京ではありません。「TERA LEADER」の方限定ではなく、どなたでも応募していただけるものになります。当然抽選になりますが、詳しくは近日中に発表できると思います。

編: 5月13日の重大発表では何が発表されるのですか?

潮田氏: そこは推測していただければ。たぶん皆さんが知りたがっている情報になるのではないかと思います。

編: サービススケジュールに関してですか?

潮田氏: 秘密です。

編: せめてヒントをいただけませんか?

潮田氏: そうですね、発表することは1つではありません。

編: 複数の発表があるということですか?

潮田氏: そうです。

編: 「TERA」のローカライズは順調ですか? 日本語に直すという声の収録は?

潮田氏: すでに収録は終わっています。

編: 声優の選定には潮田さんの意思が反映されているのですか?

潮田氏: 反映されています。

編: どういった部分を重視されましたか?

潮田氏: 実力を重視しています。それほど有名ではない方でも、主役級の実力を持った声の方を集めています。

編: というと、かなり豪華なラインナップになるのですか?

潮田氏: 僕としては豪華なのですが(笑)。例えばその豪華が声優ファンの肩を満足させるものなのかは分かりませんが、「TERA」のクオリティを上げると言う意味ではとても豪華だと思います。

編: 韓国でも今後の大きなロードマップが発表されていますが、日本でも導入されるのですか?

潮田氏: 基本的に韓国で導入されるものは日本でも導入されます。ただ時期はまだ発表できる段階にはありません。オープンベータテストのクライアントがどういう状態になるのか、皆さん知りたいと思いますが、そこはまだ発表できる時期ではないのです。

編: 韓国で発表された仕様はすでに把握されていますか?

潮田氏: 細かい部分についてはまだですが、企画レベルでは以前から話をしていました。中には日本から要求した内容も含まれています。韓国のお客様の声や、開発元である韓国Bluehole Studioがやりたかったけれど実装できていないこと、日本の声、アメリカの声が盛り込まれています。僕らの声がすぐに向こうに反映されるわけではないのですが、声はきちんと向こうに届いていますし、それを話し合いながら進めています。

編: 日本でのサービスではどういった部分を重視していますか?

潮田氏: やはり極論で言うと運営ということになるのではないでしょうか。ゲームの内容については、向こうを信頼してお互いに情報を交換しながら作ってもらっています。運営にもやることはたくさんあります。安定したプラットフォーム作り、お客様への安定したサポート体制、プロモーションもそうですね。もし「TERA」に人が集まらなかったら、今いるファンをがっかりさせることになります。だからプロモーションにも手を抜くわけにはいかないのです。そういったことを含めて運営だと思っています。

編: イベントでも運営に期待するという声がありましたね。プレッシャーになりますか?

潮田氏: 重いですね、いい意味で(笑)。自分が1ユーザーの視点に立ってみると、当たり前の声だと思いますから。僕の言っていることは、お客様から見たら当たり前だと思うようなことばかりだと思います。運営会社が運営を頑張るのは当然じゃないですか。そこは頑張っていきたいと思います。

編: 最後にファンへのメッセージをお願いします

潮田氏: 今日秋葉原まで見に来てくださったお客様もツィートしてくださるお客さまも、基本的には「TERA」への不満を言ってくれている方でそれはすべて「TERA」に期待しているからだと思っています。傲慢な言い方になりますが、「TERA」は今までのハンゲームとはまったく別格で、他のゲームと比べてもトップクラスだと思っています。だからこそ今までと同じことをしていてはいけないと、スタッフ一堂が自覚して頑張っています。楽しみに待ってくださっている皆様の期待を裏切らないよう頑張っていきますので、リリースを心待ちにしておいてください。

編: ありがとうございました。

TERA and“TERA : The Exiled Realm of Arborea” is a trademark of Bluehole Studio Inc.
Copyright(c)2007-2010 Bluehole Studio Inc. All rights reserved.
Published by NHN Japan Corporation.

(2011年 4月 30日)

[Reported by 石井聡]