バンダイナムコ、PS3/Xbox 360「ガンダム無双3」
新要素「誘爆システム」とオリジナルストーリーを楽しむ「ストーリーモード」を紹介


12月16日 発売予定

価格:各7,800円

CEROレーティング:A(全年齢対象)


 株式会社バンダイナムコゲームスは、12月16日に発売を予定しているプレイステーション 3/Xbox 360用タクティカルアクション「ガンダム無双3」(開発:コーエーテクモゲームス)の新情報を公開した。

 「ガンダム無双3」は、従来作よりビジュアル表現を一新し、多数の新要素を追加することで、より原作に忠実なバトルシーンを楽しむことができるようになったガンダム無双シリーズ最新作。登場作品は、ファーストガンダムから最新作「機動戦士ガンダムUC」まで、シリーズ最多のモビルスーツ(MS)が登場する。今回は戦闘システムの新要素の1つ「誘爆システム」と、「ストーリーモード」の情報を紹介する。

■ 戦闘システム

 本作の戦闘システムは、「戦力ゲージ」と「フィールド施設」の2種類の要素を採用している。これまでの「ガンダム無双」シリーズもフィールド制を採用していたが、本作では新たに「施設」と呼ばれる新要素を追加。フィールドの中には、特殊な効果を持つ施設があり、そうした施設のあるフィールドを制圧することで様々な恩恵を得ることができる。これにより近い場所のフィールドから制圧していくという攻略スタイルから、どのフィールドを優先的に制圧すべきかという戦略性が向上したという。

 基本的なミッションクリア条件は、「敵戦力ゲージをゼロの状態で敵ボスを撃破」(勝利条件)と「味方戦力ゲージがゼロの状態で自機が撃墜」(敗北条件)となっている。前作まではプレーヤー機の撃墜=ゲームオーバーであったが、本作では戦力ゲージがゼロにならない限り、プレーヤー機は何度でも復活してミッションを継続することができるようになった。

【戦闘システム】
ミッションスタート。画面右上にある両軍の戦力ゲージをチェックしつつ、フィールドを制圧し敵戦力ゲージのゼロを目指す。戦力ゲージは、敵フィールドの制圧と敵エース(頭上に名前のあるMS)の撃墜などにより減少するという。エース機を撃墜するとスローモーションを利用した演出も!
長い時間を費やしフィールドを制圧したが、激戦の末に敵エース機に撃墜されてしまい、また最初からということはシリーズ経験者なら誰もが1度は経験するだろう。こんな場合でも本作では、戦力ゲージがゼロでなければ復活することができる。戦力ゲージをゼロにしないように注意しよう


■ 誘爆システム

 誘爆システムは、本作で追加された新要素の1つで、チャージ攻撃かSP攻撃を使って敵にトドメを刺すと、撃破時にピンク色の爆発が発生し、周りの敵を巻き込んでダメージを与えることができるというもの。ポイントとなるのは、トドメを刺した敵から誘爆が始まることで、誘爆を発生させ周りの敵にダメージを与えると同時に、その誘爆で巻き込まれた敵にトドメを刺した場合、また新たな誘爆が発生するということ。この特性を活かすことで、連続して爆発を発生させることができ、戦闘を有利に展開することができるという。

【誘爆システム】
誘爆を発生させるには、フィールド制圧時にチャージ攻撃を使用すると発生しやすいようだ。大量の敵を一気に撃墜することも可能で、爽快感を得ることもできるだろう。※開発中のバージョンにつき、発売までに仕様が変更する可能性もあります


■ ストーリーモード

 ストーリーモードは、異世界に集められたパイロット達が大きな戦いに向かう流れを、いくつかの勢力の視点から楽しむことができるストーリーミッションが用意されている。パイロット達は、異世界で出会ったパイロット達と協力して元の世界へ戻ろうとするが、それを妨害する勢力が登場し対立することになる。収録されているミッションは、作品枠を超え、キャラクターがクロスオーバーするものをはじめ、原作アニメーションの名シーンを再現したものや、バラエティに富んだMSが敵として登場するものなどがあり、様々なタイプのミッションを楽しむことができる。

 今回は、序盤からプレイ可能な3つのストーリー(チャプター)を紹介していく。

チャプター:わかり合う者たち

■ 主な登場キャラクター
アムロ・レイ、刹那・F・セイエイ、コウ・ウラキ、キラ・ヤマト、ティファ・アディールなど

■ ストーリー導入部
 アムロ・レイと合流したコウ・ウラキは自分たちが未知の土地で孤立していることを認識した。仲間の元へ帰るため協力することを決めた彼らは、戦いに巻き込まれる過程で刹那・F・セイエイやティファ・アディール、キラ・ヤマトなどと出会い、その勢力を拡大していく。情報を収集した彼らは「謎の信号を発する施設を停止・破壊していく必要がある」という結論に至り、作戦を開始する。

 しかし、なぜか施設を防衛・保護しようとする勢力が彼らの活動を妨害する。防衛を行なう敵勢力と敵対し、激しい戦闘になりながらも、その理由を問い、わかり合おうとすることで、世界の謎を解いていくストーリーが展開する。


チャプター:疑う者たち

■ 主な登場キャラクター
バナージ・リンクス、シャア・アズナブル、リボンズ・アルマークなど

■ ストーリー導入部
 異世界で孤立していたバナージ・リンクスはネオ・ジオンと思われる勢力に包囲される。そのネオ・ジオンは彼の知る「袖付き」ではなく、「赤い彗星」シャア・アズナブルを総帥とするネオ・ジオンだった。

 捕獲されたバナージは本物の「赤い彗星」を前に萎縮するが、そこに得体の知れない人物、リボンズ・アルマークが現われ、この未知の世界で何をすべきなのか、それを見極めるために自分たちに力を貸してほしいと語る。捕虜という状況からして協力せざるを得ないバナージは、得体の知れない相手を警戒しつつも、この異世界に対して感じるズレに向き合っていく。人を疑うことで起きるトラブルを中心にストーリーは展開する。


チャプター:すれ違う者たち

■ 主な登場キャラクター
オードリー・バーン、ハマーン・カーン、ガロード・ラン、パプテマス・シロッコなど

■ ストーリー導入部
 異世界で目覚めたオードリー・バーン(ミネバ・ザビ)はガロード・ランに保護され、彼らが拠点としている施設に迎えられる。しかし、その勢力のリーダーはオードリーとは敵対関係に当たるティターンズのパプテマス・シロッコだった。

 彼に素性を悟られぬようオードリーの偽名を使い、つつがなくその組織に迎え入れられるオードリー、そこに彼女の摂政であるハマーン・カーンが現われる。ハマーンとオードリーの意見のすれ違い、シロッコとハマーンの対立などを交えつつストーリーは展開する。


【イベントシーン】
原作では見ることができない「IF」の世界を楽しむことができる。それも本作の魅力の1つである


■ オンラインモード

 オンラインモードでは1人プレイでクリアすることが難しいミッションを、オンラインモード独自のルール「パートナーサポート」を使い、最大4人のプレーヤーが協力してミッションクリアを目指すことができる。オンライン専用のパートナーサポートシステムは、プレーヤー同士で耐久力を回復させることができ、味方機の大破を防ぐことができるという。1人プレイでは味わうことができない、お互いをフォローしながら強力な敵と戦う楽しみを味わうことができる。ビグ・ザムをはじめとする巨大な敵が多数登場するほか、フィールドを順番に攻略していくなどといった、バリエーション豊富なミッションが多数用意されている。



【登場機体】
【ガンダム試作2号機】
パイロット:アナベル・ガトー
登場作品:機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー

【ガンダムデスサイズヘル】
パイロット:デュオ・マックスウェル
登場作品:新機動戦記ガンダムW

【シナンジュ】
パイロット:フル・フロンタル
登場作品:機動戦士ガンダムUC

【ダブルオーライザー】
パイロット:刹那・F・セイエイ
登場作品:機動戦士ガンダムOO

【リボーンズガンダム】
パイロット:リボンズ・アルマーク
登場作品:機動戦士ガンダムOO

【ガンダム】
パイロット:アムロ・レイ
登場作品:機動戦士ガンダム

【シャア専用ザクII】
パイロット:シャア・アズナブル
登場作品:機動戦士ガンダム

【Zガンダム】
パイロット:カミーユ・ビダン
登場作品:機動戦士Zガンダム

【ハンブラビ】
パイロット:ヤザン・ゲーブル
登場作品:機動戦士Zガンダム

【マスターガンダム】
パイロット:東方不敗
登場作品:機動武闘伝Gガンダム

【ガンダムエピオン】
パイロット:ミリアルド・ピースクラフト
登場作品:新機動戦記ガンダムW

【ターンX】
パイロット:ギム・ギンガナム
登場作品:∀ガンダム

【ストライクフリーダムガンダム】
パイロット:キラ・ヤマト
登場作品:機動戦士ガンダム SEED DESTINY

【インフィニットジャスティスガンダム】
パイロット:アスラン・ザラ
登場作品:機動戦士ガンダム SEED DESTINY


(C)創通・サンライズ
(C)創通・サンライズ・毎日放送

(2010年 11月 12日)

[Reported by 志賀康紀]