ゼニマックス、PS3/Xbox 360「Brink」を正式発表
スライディングにジャンプ、アクションが楽しい新感覚FPS
ゼニマックス・アジア株式会社は、PS3/Xbox 360向けFPS「Brink」を2010年秋に発売する。価格やレーティングは未定。本作は軽快なキャラクターのアクションを駆使しつつ、激しい戦いを繰り広げるユニークなアプローチのゲームとなっている。開発は「Enemy Territory: QUAKE Wars」を手掛けた英Splash Damage。
セキュリティとレジスタンスが戦いを繰り広げる。屋根に飛び乗ったり、スライディングで滑り込んだりと、アクションゲームさながらの動きで戦場を駆け回る。新しい感触をもたらすFPSだ |
コンセプトアート。未来的なアークの中心の建物と、難民達が無理矢理作ったコンテナによる浮島の対比が面白い。独得の未来像を感じさせる世界観だ |
「Brink」の舞台は、数平方マイルにも渡る複数の海上都市によって形成される「アーク」。アークは自給自足が可能な、エコ都市として作られた場所だったが、海面上昇により人々は生活の場を失い、アークのみが人類の最後の避難所になってしまう。難民が流入しアークの住人達と争うという社会不安のまま数十年が経過し、ついにアークは戦場となってしまった。
「Brink」では、アークの法と秩序を守ろうとする「セキュリティ」と、公平な分配を求める難民からなる抵抗勢力「レジスタンス」が生存を賭けて戦う。セキュリティはハイテク装備とボディーアーマーで身を固め、対するレジスタンスは盗品や借り物、ジャンクパーツで作られた武器を使う。プレーヤーはセキュリティーかレジスタンスを選び、戦っていくこととなる。シングルプレイだけでなく、マルチプレイも充実するゲームデザインとなっている。プレーヤーはゲームを進めていくことで自分のキャラクターをカスタマイズできる。そのキャラクターでシングルプレイだけでなく、マルチプレイにも参加できるという。
このキャラクターカスタマイズは本作の大きな魅力だ。顔の形や衣装、ボディペインティングはもちろん、体型も変化させていくことができる。がっしりした体型を選べば重火器などを持ち運ぶことができ、やせ型ならば素早い動きができる。スタイルによって戦闘での有効な武器も変わってくる。どう戦うか、自分の中で考え、スタイルを確立し、それを極めていく楽しさを持っている。
キャラクターにはクラスがあり、「エンジニア」を選ぶと砲台などが設置できる。クレーンなどマップ上のオブジェクトを修理し、使用することも可能だ。「ソルジャー」は武器の扱いにたけ、グレネードなども使うことができる。重火器の使用も可能で、前戦でバリバリ戦えるクラスだ。「オペレーティブ」はステルス能力が高く、敵の後ろをとったり、素早い移動ができる。移動優先のため、重火器などは使えない。キャラクターデザインとクラスを組み合わせて自分のプレイスタイルを極めていくのだ。
ゲームでは戦況に合わせて目標や、ミッション、などが変化していく。ゲームに参加しているプレーヤーには様々な目的が提示され、それをこなしていく。発生のトリガーとなるのはプレーヤーの役割、コンディション、位置、仲間やプレイモードなど様々だ。状況に合わせて提示される目標をこなしていくことで、ただの撃ち合いだけでない、ミッションをこなして戦場に変化を与える楽しさを体験できるという。
もう1つの大きな特徴が「SMARTシステム」だ。障害物をスライディングでくぐったり、高い場所に飛び乗ったり、人間の身体能力の限界に挑戦するような華麗なアクションを本作はボタン1つでできる。操作方法は視点を動かしたい場所に向け、SMARTボタンを押すだけ。敵に狙われたときSMARTボタンで華麗に回避し、障害物に隠れていたり離れたところから攻撃してくる敵をSMARTボタンで一気に距離を詰め倒す。爽快感のある戦いを実現させてくれるシステムだ。マルチプレイでは、敵も味方も素早く豪快なアクションでマップを走り回り、はね回る。自らも負けずにアクションを磨き、相手を驚かせよう。
「Brink」は近未来の荒廃した都市を舞台とした独得の世界観、役割を強く意識させられるゲームデザイン、アクションを駆使する戦場の感触と、様々な意欲的なアプローチが行なわれているFPSだ。激しく、スタイリッシュな戦いを目指して、戦場に飛び出そう。
Brink(TM) (C) 2010 ZeniMax Media Inc. Brink, Bethesda Softworks, ZeniMax and related logos Are registered trademarks or trademarks of ZeniMaxMedia Inc. in the U.S. and/or other countries.Developed in association with Splash Damage Ltd. Splash Damage and the Splash Damage logo areregistered trademarks or trademarks of SplashDamage Ltd. All Rights Reserved.
(2010年 4月 22日)