株式会社コーエーは、プレイステーション 3/Windows用オンライン海洋冒険RPG「大航海時代 Online」において、12月15日よりサービス開始予定の拡張パック「El Oriente（エル オリエンテ）」のChapter1「Zipang（ジパング）」の最新情報を公開した。

　「El Oriente」のChapter1「Zipang」情報第4弾となる今回は、新たな戦闘システム「甲板戦」と、これに伴って完全リニューアルされる「陸上戦」など、戦闘に関する情報を紹介する。

■ 敵味方の船長たちが一同に相対する戦い「甲板戦」

　新型大砲の開発や砲兵技術の進歩によって、洋上戦は砲撃戦にシフトしつつあるものの、船同士が接舷すると、船員同士による白兵戦に発展することもある。さらに白兵戦が佳境に入ると、戦闘に参加する航海者たちも甲板上に一同に相見え、直接雌雄を決する「甲板戦」へと突入する。

　「甲板戦」は対人戦のみで発生する戦闘システム。旗艦同士による白兵戦で、一定の条件を満たした状態で「突入」の号令を出すと、「甲板戦」に移行できる。甲板戦では敵味方双方の生き残っている艦隊メンバー全てが甲板に移動し、戦いが始まる。

甲板戦へは、船員たちが戦う白兵戦から突入する

■ 陸上戦システムを完全リニューアル

陸上戦のシステムも完全リニューアル

　「甲板戦」の実装に伴い、陸上戦が完全リニューアルされる。これまでは固定された配置で敵と相対してきたが、リニューアル後は自由に移動しながら多彩な技を繰り出して戦う形態へと変化する。その流れは次のようになる。

【戦い方】
・攻撃したい敵を選ぶと自動的に武器を振って攻撃する。敵も移動するため、自分の武器の有効範囲を考えることが重要になる。
・さまざまな戦闘用の技能を使って攻撃。テクニックゲージが溜まるとより高ランクのテクニックが使用可能になる。
・最強クラスのテクニックである「奥義」を習得していると、テクニックゲージを最大まで溜めたときに発動できる。

■ 甲板戦/陸上戦のカギを握る「テクニック」

ジパングの侍が使う剣技も登場

　「テクニック」は、古の達人たちが遺した戦闘技能。一定の条件を満たすと、敵の使用したテクニックを習得して、戦闘中に使用できるようになる。テクニックには、「武器攻撃の威力が増加する戦闘系テクニック」や「罠で広範囲を攻撃する冒険系テクニック」、「アイテム効果を強化する交易系テクニック」などのタイプが存在する。テクニックの習得は、職業を問わずどのテクニックでも可能だが、中には一定ランク以上のスキルを必要とするものもある。

　戦闘系テクニックには、「パワー」、「クイック」、「フェイント」の3つの属性が存在する。これらは互いに3すくみの関係にあり、コンボやカウンターなどの発生に影響する。

　さまざまなテクニックを習得し、経験を積んでいくと、強力なテクニック「奥義」が習得できるようになる。奥義の中にはジパングの侍に伝えられている“究極の剣技”などもあるかもしれないという。

■ 甲板戦の勝利条件

　甲板戦の勝利条件は「敵の全滅」のみ。甲板戦では船の性能ではなく、艦隊メンバー1人1人の陸上戦の強さが大きく影響するため、砲撃戦で劣勢に立たされた艦隊も一発逆転を狙うチャンスとなる。なお、旗艦は「撤退」も選択可能で、双方の旗艦が「撤退」を選ぶと戦闘終了となる。また、一定時間内に勝敗が決まらない場合は引き分けとなる。

　甲板戦で勝利した場合、白兵戦と同様に敵の物資や所持品を奪える確率がアップする。

甲板戦では「敵の全滅」のみが勝利条件。一定時間内に勝敗が決まらない場合は引き分け