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room6と密輸水産がSteam用オムニバスADV「ショートショートフィクションズ」発表

「BitSummit the 13th」にプレイアブル出展も決定

【ショートショートフィクションズ】
2026年 発売予定
価格:未定
プレイ人数:1人

 room6および密輸水産は、Steam用オムニバス・アドベンチャー「ショートショートフィクションズ」を2026年に発売する。価格は未定。

 「ショートショートフィクションズ」は、3つの短編ゲームを1つの物語で繋ぐ、ショートショートのミックステープ。「DON’T SAY YES」、「TO:NORTH」の完全移植版に加え、書き下ろしの新作ショートゲーム「IMMEMORIAL」が収録されている。さらに、ゲーム同士を繋ぐパートもポイント・アンド・クリック形式の新作アドベンチャーゲームとして遊ぶことができる。収録されているタイトルはどれも1プレイ30分程度でクリアできる、短く心に残るストーリーとなっている。

 舞台となる魔法の浜辺では、ストーリー進行によって天候や時間が移り変わっていく。新しくて懐かしい架空のゲーム機「ニューウェーブ」で遊びながら、雨や波の音に耳を澄ませば、本物のレトロハードでプレイしているような没入感を味わえる。対応言語は日本語/英語/中国語(簡体字)/中国語(繁体字)。

 また、本作は7月18日から20日まで京都で開催されるインディーゲームイベント「BitSummit the 13th」にプレイアブル出展される。

【ショートショートフィクションズ 公式トレイラー】

「ショートショートフィクションズ」

収録タイトル

 収録作品はどれも1プレイ30分以内でクリアできる短編。「~できない」をテーマに、レトロな雰囲気で短くも心に残る物語を楽しめる。

YESと言ってはいけないゲーム「DON’T SAY YES」

 シンプルなルールと濃厚な体験でitch.ioユーザーから高い評価を得た、5分で終わるテキストアドベンチャー。

【ストーリー】
ルナ歴22XX年、一隻の宇宙船が月へ墜落した。
生命の危機にあるパイロットに、何者かが取引を持ち掛けてくる……?

どうしても南に行けないアドベンチャー「TO:NORTH」

 コンセプトと密接に噛み合ったストーリーが楽しめる、見下ろし視点のオーソドックスなアドベンチャー。日本語以外の言語へ初ローカライズされる。

【ストーリー】
きみはAIだ。主人公を操作して、目的地へ連れていこう。
ただし、決して南には進めない。

XXXXできないXXXXのゲーム「IMMEMORIAL」(書き下ろし)

 本作のために書き下ろされた秘密の新作短編。

【ストーリー】
わたしは気づいてしまった。だから、わたしがやらなければならない。
でも、何に気づいたんだっけ?

物語のための物語「LOST AND FOUND」(書き下ろし)

 ポイント・アンド・クリック形式のアドベンチャーゲームとしても楽しめる、ゲーム同士を繋ぐ橋渡しのパート。

【ストーリー】
自称・魔法のゲーム機「ニューウィー」には、どんな願いでも叶える力がある。

主人公「佐々木」はニューウィーの魔法で1日だけの有給休暇を得たが、その対価として不思議な浜辺に閉じ込められてしまった。浜辺を出るには、ニューウィーのためにゲームのカセットを見つけなければならない。

しかし、ふたりは奇妙な戦闘機「千夜一夜号」と出会う。自分の夢を叶えてくれれば脱出を手伝うという千夜一夜号だが、その途方もない願いとは……?

「BitSummit the 13th」で初プレイアブル出展!

開催期間:7月18日(金)~7月20日(日)
会場:みやこめっせ(京都市勧業館)

 「BitSummit the 13th」のroom6ブースにて「ショートショートフィクションズ」をいち早く体験することができる。試遊範囲は「LOST AND FOUND」冒頭と「DON’T SAY YES」全編を予定。試遊するとノベルティがもらえる。

□BitSummit公式サイト

密輸水産について

 インディーゲーム開発者・紅狐(realkey)氏の個人サークル。「つらく・しんどく・美しく」をモットーに、ワンアイデアと物語を密接に噛み合わせたショートゲームを制作。悪人の頭の中をお花畑にするゲーム「MINDHACK」の開発チーム「VODKAdemo?」にも所属し、メインシナリオ・開発・映像面などを担当している。

□紅狐(realkey)氏X

room6について

 創業以来スマートフォンやNintendo Switch、Steam向けのゲーム開発、移植、パブリッシュ事業を行なっており、第24回文化庁メディア芸術祭の新人賞を受賞した「アンリアルライフ」をはじめとした、世界観に浸れるゲームを集めたレーベル「ヨカゼ」の運営も行なっている。自社開発タイトル「ローグウィズデッド」配信中。