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大型DLCで狩人の秘話に触れる「Bloodborne The Old Hunters」

PS4版で大画面&滑らかに“落ちる”「GRAVITY DAZE」試遊レポート

9月17日~20日 開催(17、18日 ビジネスデー)

会場:幕張メッセ

入場料:当日 1,200円(税込)

 東京ゲームショウ 2015のソニー・コンピュータエンタテインメントのブースにて試遊が可能なタイトルのなかから、「Bloodborne」の大型拡張DLC「The Old Hunters」と、PS4版の発売が決定した「GRAVITY DAZE」の試遊レポートをお届けしよう。

「Bloodborne The Old Hunters」

 11月24日配信開始となる「Bloodborne」の大型エキスパンションDLC「The Old Hunters」。SCEブースでは15分間の試遊が可能だ。

 プレーヤーキャラのデータは3種類が用意されていて、それぞれに新しい武器や魔法アイテム所持という特徴がある。

 ひとつめの「Charred Hunter」というデータでは、重量感たっぷりの石の棍棒のような武器を所持。ぶんぶんと振って敵をなぎ倒すのだが、変形させると石の継ぎ目が伸びて鞭のように振り回す攻撃になる。

 ふたつめは刀身がS字に曲がっている剣で、こちらは刀のように斬りつけて攻撃する。だが、変形させるとなんと弓に。通常攻撃で矢を放ち、強攻撃だと溜め撃ちもできる。ただし、矢は弾丸を消費するので、乱発は禁物だ。

 3つ目のキャラは、武器は本編にも登場した仕込み杖を持っているのだが、特徴は所持しているアイテム。「夜空の瞳」というアイテムは使用すると小さな隕石を手に召喚し、それを前方へと発射する。本編にもあった魔法的な効果を持つアイテム同様、使用には弾丸が消費される。

 この3キャラクターからもわかるように「The Old Hunters」では、新しい武器、そして本編では少し種類が寂しかった魔法系アイテムが多く登場するところがポイントのひとつとなるようだ。

石の棍棒のような武器だが変形させると伸びて鞭のように振り回せるようになる
通常は曲刀だが、変形すると弓矢に
魔法のような効果を持つアイテムも増えている

 試遊プレイの舞台は、どこかの王都の下層のような場所から始まる。血の池のような場所に、大量の骸が横たわっている。かろうじて生きているものでも亡者と化しているような状態で、周囲の岩も人の苦悶の表情のよう。地獄のような場所だ。見上げると夕日に照らされている立派な王宮のような場所が見えるが、本編で登場した場所かもしくは近くなのか、またはまったく異なる場所なのかはわからない。

 進む先には、眼が不気味に光り輝き徘徊する狩人の姿が。彼らは周囲にいる魔物を片っ端から攻撃している。本編にもそうした存在がいたが、魔物狩りの果てに正気を失ってしまった狩人達のようだ。もちろんこちらにも襲いかかってくる。

 彼らをなんとか倒して進むと、共鳴の鐘を鳴らせる場所が。鳴らしてみるとNPCキャラの「古狩人 流浪のヤマムラ」が現われる。帽子を被りつつも衣服は和風で、武器には刀を持っている。そうした異国の狩人も古い存在にはいたのだろうか。

 ヤマムラと協力して奥へと進むとボスの「醜い獣、ルドウィーク」が出現! ルドウィークというと、本編では武器に「ルドウィークの聖剣」が登場しており、その武器説明には「教会の最初の狩人」とあったのだが……彼のなれの果てがこの姿なのだろうか。手足が何本もあり、体のバランスも崩れ、獣とすらも言えないような異形の魔物となってしまっている。

協力者となってくれる和風な狩人「ヤマムラ」
試遊のラストに待ち受けるボス「ルドウィーク」。その背中には大剣らしきものも見える

 試遊できる内容はこのようになっているが、タイトル名の示すとおり、古き伝説の狩人たちが囚われた悪夢の世界を冒険し、その一方で協力者となってくれる新しい狩人との出逢いもある。また、新たな武器、新たなアイテムによって戦いの幅も広げてくれる。

ブースにはハンターの1/6スケールスタチューやDLC発売日を掲げる使者たちも

PS4版「GRAVITY DAZE」

 PS Vita発売から間もない頃の2012年2月に発売され、好評を博した「GRAVITY DAZE」のPS4版。12月10日発売予定のこちらもプレイステーションブースで試遊が可能だ。

 プレイできるのは15分間で、4つのセーブデータからプレイを開始し、イベントバトルのシーンや、空間を飛び回るのに適したシーンなど、本作のポイントを体験するのに適した場面を楽しめる。

 HD版となる本作だが、グラフィックスの質感はクオリティが高く、解像度もPS VITAベースなのを感じさせない。なかでもフレームレートが60fpsになっていることで、空間を自由に動き回る魅力が、より滑らかに楽しめるのが大きな魅力だ。

 操作周りでは、カメラ操作が右アナログスティックだけでなくDUALSHOCK4に内蔵されているモーションセンサーも使用可能。PS Vita同様の操作でも楽しめるようになっている。またタッチパッドをフリック操作することで回避アクションも可能になっている。

 2016年に発売予定のシリーズ最新作「GRAVITY DAZE 2」に向けてという意味でも、この冬にまずはこのPS4版に触れてみてはいかがだろうか。

初めてプレイする人向けにチュートリアル的なものから、プレイ経験のある人向けなバトルイベントのデータも用意されている。また、ブースにはコレクターズエディションのフィギュアも展示されていた

(山村智美)